甍の上で

株式会社創瓦 社長 笹原真二のブログです。

9月のマンスリー

2014-09-28 17:20:56 | Weblog
 もっと謙虚な気持ちで安全対策
9月9日、妙政寺の唐破風の角度を調べていた時、「克ちゃん(妹尾克弥)が落ちた。骨折しているみたいなので救急車を呼んだ」という電話が入った。現場は勾配も緩く平屋の片方が入母屋、片方が切妻のいわば簡単な屋根、片方の屋根には簡単な落下防止のネットを張っていたが、片方は庭も狭く車も入りにくくなるため、足場を掛けずに仕事に入っていた。
救急の日に救急車、洒落にもならない、気持ちは落ち込みながら、打撲くらいで済んでいてくれればいいのだがという希望的観測は大きく崩れ、骨盤骨折という重傷。最初に運ばれた森本整形外科では対応できず、福山市民病院へ送られた。1週間後の16日、無事手術は終わる。しかし、翌日腸閉塞を起こした。
 本人は大変な目にあったが、今はリハビリにも入り、順調に回復に向かっている。現場に復帰するまでには半年はかかるという。
 どんな落ち方をしたのか?聞いて見ると、桟木の束を肩に担いで、梯子を登り、屋根の上に移動したとき、梯子が横に滑って落下したという。誰もが梯子が滑って「ヒヤリとした」という経験はあると思う。ミーティングなどでもそんな話が出た時など、樋受けなどに梯子を固定しようなど、いくつかの対策も上がった。しかしこれが原因で事故に繋がったことは無かった。これが2階建の現場だったら、足場も組んでいただろうし、梯子も固定していただろう。
平屋を舐めていた。「ヒヤリ、ハットの中に大きな事故に繋がる原因がある」という言葉は安全衛生講習会等で、いつも聴く言葉だが、こんな事故にあって初めて実感する。物を持って、担いでの上り下りはこの仕事の日常だ。今回の事故は、万が一の出来事よりももっと確率が低い。梯子の上り下りの時、梯子が安定しているかは、誰もが大抵無意識の中でも確認している。まさかの坂を転げ落ちたようなものだ。
 考えてみれば、うちが経験した事故はすべてが平屋だ。「まさかこんな所で?」と言いたくなるような現場ばかりだ。平屋など比較的安全に感じる現場では、知らず知らずのうちに気が緩んでいるのではないか?昨年の11月には平井君がジクソー(糸鋸)刃が親指の骨を傷つけた。そしてお盆前には小さな怪我もあった。病院へ行くというのは10年以上無かった、しかし昨年から2度も・・・
そして今回の事故、足場もほとんどの現場で掛けているという自負もあった。ミーティングにおいても危なかったという話題は確実に少なくなっていた。だから余計にショックは大きかった。足場があったなら、仮に事故が起こったとしても違った形になっていただろう、だから悔いが残る。ヒヤリハットを大切にして、もっと謙虚に安全対策は取らねばならない。そして最も大切なことは緊張感を持って仕事に当たるということだ。 
2014年9月27日          笹原 真二
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

あっという間の大夕立

2014-09-06 16:21:19 | Weblog
 今日は、降らないのかなと思っていましたが、予報通り4時前から急に北の空から鉛色の暗い空になっていき、あっという間に大夕立が、バケツをひっくり返したような雨が15分くらい続いたでしょうか?高速ワイパーにしても追いゆかないくらいの雨で前がよく見えないくらいでした。8月は延べで21日降りました。9月に入って毎日、いずれかの時刻で雨が降っています。仕事の方は、どうにか途中中断しながらもやっています。来週は晴れマークばかりですが・・・どんな天気になるのでしょうか?9月は台風の季節です。どうなるのでしょうか?
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする