甍の上で

株式会社創瓦 社長 笹原真二のブログです。

11月のマンスリー 怒りを手放せば楽になります。前向きに良い人生が送れます。

2016-11-28 08:38:31 | Weblog
怒りを手放せば楽になれます。前向きに良い人生が送れます。
 ロナルドはジェニファーへの、暴行容疑で有罪となり終身刑を言い渡された。それは、ロナルドにとって、いくつもの悲運の偶然が重なっての冤罪だった。
 才色兼備の大学生のジェニファーは深夜、見知らぬ男が部屋に侵入、ナイフで脅され暴行された。男は顔を隠してはいなかった。男にウイスキーを勧め、隙をみて隣家に助けを求めた。
 警察でモンタージュを作成、ロナルド・コットン22歳が容疑者と浮かび上がり、面通しの結果、ジェニファーはロナウドが犯人だと確信した。
彼は16歳の時、暴行目的で女性の部屋に侵入したとして18ヶ月少年院にいた過去があった。(友人の妹をビックリさせようと布団に潜り込んだところ、彼女が叫び声を上げたため、母親が警察に通報。裁判には勝てないと弁護士にいわれるまま司法取引に応じ、暴行の意思があったことを認めてしまう。)
ジェニファーへの暴行容疑、司法取引で求刑3年を持ちかけられたが、今回は応じなかった。やってもいない罪を認めるわけにはいかなかった。事件の夜は家のソファーで寝ていた。
 ロナルドはノースカロライナ州の中央刑務所に収監された。そんなある日、ボビー・プールがやって来た。ボビーはロナウドと同じ調理場担当になると奇妙な現象が起こった。たびたび、ボビーに間違われるのだ。「俺たちはそんなに似ているのか、だとしたら、あの女も見間違えた可能性がある」
 ある日のこと、同じ調理場で働くケニーがこんなことを言ってきた。「ボビーの奴、お前の事件は、本当は自分がやったと言っている。」ロナルドはボビーに殺意を抱いた。そんな時、父が面会に訪れた。「その男の命を奪えば、もう決して家には戻って来れなくなる。家族はみんな、お前を信じている」
 刑務所に入って2年、裁判のやり直しが決定した。ケニーの証言は決定的と思えたが、検察は、犯罪者の証言は信用できないと一蹴、そして再び、ジェファニーはロナルドが犯人だと指さした。
 事件から10年、裁判でDNA鑑定が行われるというニュースが流れた。それは元アメリカンフットボール選手のOJシンプソンが、妻とその交際相手を殺害したと容疑をかけられた事件だった。
ロナルドはDNA鑑定を申請、再び裁判をすることを決意。1995年6月30日「訴えは却下されました。あなたはもう自由です」事件から11年、ロナルドは最後の賭けに勝った。観念したボビーはジェファニーの犯行を認めた。
 この世紀の逆転裁判は全米を駆け巡り大きな話題となる。しかしジェニファーは茫然自失の状態でこのニュースを見ていた。思い違いにより無実の男性を11年もの間、刑務所に閉じ込めていたことを知ったのだ。
あの事件から11年、ジェファニーは結婚。3人の子供にも恵まれ幸せな生活を取り戻していた。当時のことをジェニファーは「混乱と同時に恐怖に怯えていました。誤って有罪になった男性が11年後釈放された時、それを考えると夜も眠れませんでした」罪悪感と恐怖の両方を抱えながら日々を過ごしていた。
ロナルドが釈放されて1年あまり、ジェニファーに転機が訪れる。目撃者はなぜ過ちをおかしてしまうのかを検証する、ドキュメンタリー番組への出演依頼が来たのだ。事件から遠ざかりたいという思いから、最初は断っていたのだが、なぜ、自分は間違えたのか、真摯に向きあう必要がある、「私は正しいことをしよう」と思って、出演を決意した。
事件から13年、ジェニファーとロナルド、2人の再開は当時の捜査官の立ち合いで、ジェニファーが通っていた大学の中にある教会で行われた
そして・・・「ロナルドさん、私がどれほど申し訳なく思っているかを、これからの人生すべてをかけてお話しても、それでも私の思いを伝えきれません・・・」
「僕はみんなが幸せに暮らし続けることだけを望んでいます。あなたを憎んだこともあった。でも今は違う。あなたを許します。あなたの残りの人生を、俺が追ってくるとか、家族に危害を加えるとか、ビクビクしながら送ってほしくないんです。」
 当時の思いを2人はこう話している。
ジェファニー「長い間壊れていた心や魂が、まるで氷が解けるように癒されていくのを感じました。体の中で壊れた部分がもう一度元に戻ろうとしているようでした・・・」
ロナルド「怒りを持ち続けるより許したいと思いました。許せば解放されるけど、怒りを持ち続ければ、どこに行ってもそれを握りしめて苦しむことになります。怒りを手放せば楽になります。楽観的に考え始めれば前向きに良い人生が送れます・・・負の魂を抱え込むより、人を許す方が遥かに気持ちいいでしょう!」         11月17日放送 アンビリバボーより
 17日の夜、たまたま見ただけだった。見ているうちに引き込まれ、この番組を見ることが出来なかった人に伝えたいなと感じた。改めて、人間ってすごいなと感じている。再放送があったら是非見てください!
               2016年11月26日    笹原真二
追伸  現在、ジェファニーは、自らも冤罪被害者である女性とともに、被害者を救うための団体を立ち上げ、活動している。釈放された冤罪被害者の話に耳を傾け、その後の生活のための保証問題の解決などに力を注いでいるという。


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やはり降りました。

2016-11-15 07:15:19 | ツーリング
 昨日は、いつものように天気予報が外れてほしいと願っていましたが、やはり降りました。10時くらいから降り出して、降っている間に一服。やはりこのまま降るのかなと思っていたら、30分過ぎには上がってまた仕事を始めましたが、11時頃からまた、これで完全にダメだと、引き上げました。すると、お昼前からまた上がって、西の空を見ると上がる雰囲気があったのに、また1時過ぎから雨が落ちだしました。私は午後から福山、笠岡と回ったのですが、雨は降らなかったところが井原まで帰ってみると道路は濡れていました。やはり午前中同様、降ったり止んだりだったのでしょう。
 6日の日曜日、岡山県の高校駅伝予選会が開かれました。ものすごい強風の中、男子は倉敷高校が大会新記録で優勝。きっちり調整ができれば、暮れの都大路で優勝すると思います。それくらい強かったですね。1区の畝選手、昨年転倒しながら都大路10位で中継、今年は5番以内で渡すでしょうね。ちなみに彼のお父さんは6年くらい前の中国銀行芳井支店の支店長さんでした。時々、うちに来ては息子さんの話をしていましたが、本当に強い選手になりました。女子は興譲館が優勝しましたが、例年になく小粒という感は否めませんが、このメンバーで面白い駅伝が出来たら、来年がものすごく楽しみになります。
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