甍の上で

株式会社創瓦 社長 笹原真二のブログです。

 山里の 何もないけど 粋な街、老いも若きも ライブに集う

2020-09-28 19:47:58 | Weblog
  よそ者、馬鹿者、若者

 6月20日、うちの2階Roof-funで、ピアノ谷川賢作、パーカッション宮本香緒理、ボーカル深川和美のライブも、コロナ渦中で、賛否両論はあったものの、来てくれた人達からは、「良かった!次も声を掛けて。」と賛同の声を貰った。

 芳井小学校の校長を務められ退職後は、旧芳井町内で、柚子美人(柚子ジュース)、柚子こんにゃく、柚子みそを、地元の特産にしようと有志の方々と共に活動されている山下先生(72歳)が数日後、事務所にて来られた。

「この前の、ライブは良かった。英語の唄ばかりじゃなく、童謡や、唱歌があったのが良かったなあ。例えば、「深川和美を聴く100人の会」みたいなのを作って、その人たちが5枚チケットを売ってくれたら、3500円のチケット代は2000円にすることが出来る。聴く人が多くなれば、ミュージシャンに、もっと多くの報酬を支払うことが出来る、打ち上げも地元のお店で出来るようになる。そうなればお店も潤う。チケット販売の労力も少なくなる。」という提案を受けた。

 昨年の10月19日、谷川賢作率いるアバウトタイム+ボーカル大塚ひろ子による、地元の芳井生涯学習センターで開いた初めてのライブは500人のキャパに対して約200人。ホールの客席がかなり空いていたのが、勿体無くて仕方無かった。もっと多くの人たちに彼らの音楽を聴いて欲しかった。

 だから、山下先生の提案は、本当に嬉しい提案だった。決して一人がチケットを5枚売れなくても良い、それが3枚でも2枚でも良い。100人が半分50人でも良い。聴きに来てくれる人が多くなれば価格は下げることが出来る。

 山下先生の提案は、形になっていなかったが、21日、再びRoof-funで、ピアノ谷川賢作、パーカッション宮本香緒理、ボーカル大塚ひろ子の、映画音楽をテーマにしたJazzライブを開いた。井原高校の音楽部の生徒も来てくれた。

22日は、地元井原高校で、谷川さん等が同校が昭和3年、1550円で購入した1894年製ドイツのスタインウェイ社のピアノ(昭和3年当時、岡山では500円~1000円で大きな家が建築された。そし平成15年の創立100周年事業でドイツに送って修復)でのCD録音が、井原高校の生徒も3人参加して行われた。

町おこしには「よそ者、馬鹿者、若者」が必要だと言われる。よそ者は清水紹音さん、馬鹿者は、妹尾啓典さん、三宅敏文さんと、陶芸家の茂谷さんと私。今まで若者がいなかったのだが、これを機に井原高校の若者が・・・そればかりか、年寄り?の知恵袋、山下先生もいる。だから、来年の井原でのCD発売記念ライブが楽しみだ。生涯学習センター、もしくはアクティブライフ井原のホールが満席になれば言うことは無い。  令和2年9月28日  笹原 真二

追伸 CD録音には、NHK岡山、山陽放送、テレビ岡山等の取材が入った。当日、夕方のニュースで流れた。驚いたのは後日、NHK鹿児島がこのニュースを流したという。プロと高校生のCD録音は画期的な出来事だったに違いない。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

本当に 暑さ寒さも 彼岸まで? いつまで続く 厳しい残暑

2020-09-03 11:34:52 | Weblog
    キツネノカミソリが早く咲いた

 毎年、8月に入る頃から、キツネノカミソリというオレンジ色の彼岸花に似た花が裏の栗山に咲くのだが、今年は長かった梅雨のせいなのか?植物にも気候変動の影響も出てきて当然なのかもしれない、キツネノカミソリが例年よりも2週間ほど早く7月の中旬くらいから咲き出した。

「お盆を過ぎたら風が変わる」と自分自身に言い聞かせながらお盆前の一番厳しい季節を凌いできた。例年お盆の期間に一度雨が降って、確かにお盆が明けると、吹く風の暑さが少し和らいでいた。しかし今年は逆で、お盆が明けてから連日の猛暑、熱帯夜に悲鳴を上げている。今じゃ、9月に入ったら、あと2週間したら凌ぎやすくなると慰めながら、一日一生の日々を過ごしている。救いは太陽が少し早く落ちるようになったから、その分だけは確かに風は変わってきているのだが、日中は暑い。

 8月12日の突然の雷雨。天気予報通り。それにしても稲光がすごかった。ニュース映像で見るような天を真っ二つに割るんじゃないかと思わせるような稲光と雷鳴。よく考えてみるとあんな稲光と雷鳴を生で見たのは初めてじゃないかと思うくらい凄いものだった。

 お盆過ぎくらいから、ツバメを見なくなった。今年は、3月の末から、本当にたくさんのツバメのファミリーが来てくれた。6月後半に巣が新たに2カ所増えて、計6カ所で子育てをしていた。6月後半から巣を作っての子育てを見たのは初めてのような気がする。

 今年、最初にツバメを見た日は3月16日、初雪が降った日だった。場所は、高梁市備中町平川、標高400mくらいの高原。午前中は現場に行くのを見合わせたが、午後、天気も回復したので行ってみると屋根のブルーシートの上に雪が積もっていた。それ以上に驚いたのは、この寒い平川にツバメが来ていたという事。うちに来たのがそれから10日後だった。

 例年なら、8月の末から、9月の初め、事務所の前の電線にツバメが止まり、4カ月間過ごした我が家の記憶を再確認するかのように、名残惜しそうにしばし時間を過ごし南の空に飛び立っていくのだが、今年はもう見ることが出来ないだろう。こんな状況はうちだけなのだろか?

今年、身近な自然環境が少し早く展開しているような・・・遅かったのは梅雨明けだけ、キツネノカミソリが2週間早く咲き初めた頃から、彼岸花がいつ頃咲くかということが気になっている。どうでもいいようなことかもしれないが・・・
不思議なもので、文字通り彼岸花は彼岸の秋分の日を目指して咲いているような・・・見事なくらい違わないのだ。        
          令和2年8月28日         笹原 真二
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする