甍の上で

株式会社創瓦 社長 笹原真二のブログです。

怖くなる 未来の地球 一度見て 異常気象の 世界の画像

2020-01-28 12:52:31 | Weblog
異常気象・暖冬もここまで来れば

21日の天気予報は向こう1週間、連日傘マークが出た。晴天産業に従事して39年になるが、1月にこんな予報が出た記憶はない。1週間傘マークが出るのは、梅雨末期の6月末から7月の中旬くらいまで、あと台風シーズンの9月から10月の中旬くらいまで。ところがこの冬は、先日から連日の傘マーク、24,25、26日と、日中、雨は落ちなかったものの、霜が降りることも無く1月とは思えない3月中旬のような暖かな日が続いている。

晴天産業にとって、瓦工事業者にとって、暖かいと葺き土が凍てることも無いから、毛布、シート等の養生をする手間が省けて仕事もやりやすいから良いのだが、暖冬もここまで来ればやはりおかしい。
身近なところでは、県北にあるスキー場も雪不足で営業できない状況。釣り好きも、釣れる魚が釣れなくなってきているという。山の色もやはり違う。例年なら山の木々ももっと閑散としているのが、すでに木の芽が膨らんでいるようで山全体のフォルムが大きく感じられるのだ。すでに蕗の薹も出ている。

 白銀に映える合掌集落の雪景色が人気の岐阜の白川郷に雪が無く、札幌の雪まつりの雪も不足しているようだ。北海道の十勝地方の中川郡清水町の分家の笹原さんも、昨年の春、「80数年ここに住んでいるが、こんなに雪が降らなかったのは初めてのことだ」と話していた。この冬も雪は少ないようだ

 地球規模でいうとテレビニュースでは、昨年から続いているオーストラリアの大規模な森林火災はすでに日本の面積の半分を焼失し、その煙は12000km離れた南米まで達しているという。また首都のキャンベラでは20日、ゴルフボール大のヒョウが降り車をボコボコに壊していた。

 異常気象という言葉が数年前から使われるようになったが、もはやこの異常気象が異常な状態ではなくなってきている。毎年のように起こる豪雨災害。災害とは無縁と思っていた岡山県。しかし一昨年の7月6日は一晩だけだったが、まさかの避難生活を余儀なくされた。近隣の倉敷市真備町は、小田川の堤防が決壊して多くの家が水没した。

 昨年の9月23日、国連の「気候行動サミット」においてスウェーデンの16歳の少女グレタ・トゥンベリさんは世界の指導者に向けて「人々は苦しみ、死にかけ、生態系全体が崩壊しかけている、私たちは絶滅しかかっているのに、あなたたちが話すのは金のこと、永遠の経済成長というおとぎ話だけ・・・すべての未来世代の目はあなたたちに注がれている・・・」と世界の指導者に向けた16歳の少女の衝撃的なメッセージが世界を駆け巡った。

そしてこの冬の暖冬が、改めて彼女のメッセージを思い起こさせてくれた。インターネットで是非、「異常気象・世界の画像・16000000件」を見て下さい。地球が悲鳴を上げています。    令和2年1月28日  笹原 真二
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