甍の上で

株式会社創瓦 社長 笹原真二のブログです。

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2020-12-27 23:29:44 | Weblog
田舎の天才啓典さん

妹尾啓典さんは、2年先輩で子供のころから顔見知りではあったが、そんなに交流があるわけでも無く、会えば頭を下げ挨拶をするくらいの関係だった。

趣味が広く、絵が上手で油絵を描いたり、オーディオセットを自分で作るという音楽マニアで、地元では、かなりの数のオーディオセットを頼まれて作っているということは、結構知られている存在だった。

昨年、大阪から越してきた清水紹音さん(おーらいレコード代表)が、「10月、谷川賢作&アバウトタイム+大塚ひろ子のコンサートを開くから手伝って欲しい」と言って来た時、最適な協力者として浮かんだのが啓典さんだった。

以前、陶芸家の茂谷郁夫さんの家でのギャラリーコンサートに、大塚ひろ子が来て以来、彼女のファンということを知っていたから、その日のうちに紹音さんを連れて訪ねて行った。それが、啓典さんとの付き合いの始まりだった。

啓典さんの家には、オーディオルームがあり、ここで聴く音楽はライブ会場にいるような音がする。プロのミュージシャンも、感激するような部屋なのだ。毎日、オーディオの研究をしているという。「今までにつぎ込んだお金は1000万円以上。オーディオ仲間で、3億以上使っている人もいるけど、その人はお金持ちだから、割合から言えば、俺の方がたくさん使っている。」という開いた口が塞がらないような変な友達?を持っている人だ。

啓典さんの天才ぶりは、音楽ばかりではない。作るお米が美味しいことに驚いた。紹音さんの家で、ご飯をご馳走になった時、「この米、美味しい!」と言うと、「俺が作っとるんよ!米は、田んぼの水の管理が大切なんじゃ!」

日曜大工も、お手の物だ。紹音さんの家のゲストルーム?も、啓典さんが改装。時々、ミニライブをするキッチンの照明も、もちろんオーディオセットも。 そして今、木小屋を牡蠣小屋にするため腕を振るっている。道具も、材料もほとんど啓典さん持ちだ。ただ、紹音さんのところには、地域通貨ならぬ、紹音通貨というものがあって、紹音さんが今までにリリースした160枚のCDの在庫で決済がなされている。何人かは紹音通貨で決済してもらっている。

啓典さん曰く、「おーらいレコード」のCDは、素晴らしく良いという「録音技術者の春日さんが凄い!日本のヴァン・ゲルダ―(アメリカの世界的な録音技術者)じゃ!最近はおーらいレコードのCDしか聞けないようになった。そのくらい良い!」CDにそんな差があるかは、分からないが、確かに春日さんが録音したCDは素直に良いと感じられる。「二人でお茶を」なんか最高に良い。

啓典さんのCDコレクションは、クラシックが一番多いという。ベルリンフィルなどのクラシックも聴きに行くという。JAZZも、歌謡曲も、演歌も、童謡も、民謡も、良いものは良い!と言う。この1年でとても魅力的な素敵な人と友達になることが出来た。

     2020年12月28日            笹原 真二
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