甍の上で

株式会社創瓦 社長 笹原真二のブログです。

六十路坂 幼なじみの 思い出は 温泉津のお湯と 大蛇の神楽 

2024-02-29 21:23:42 | Weblog
   幼なじみの思い出は
 
 芳井小学校、中学校の男の同級生と、年に一度、兵庫県の香住に蟹を食べに行ったり、温泉に行ったりという一泊旅行をするようになって10年以上になる。数年前から、女性も誘っても良いんじゃないかという話が出ていた。
 
 昨年6月には、高野山金剛峯寺での金澤翔子の席上揮毫が見たくて女の人も誘ってみたら、片岡一代さんと、倉橋千恵子さんの二人が参加してくれて7名で高野山の宿坊に泊まる一泊旅行をすることが出来た。
 
 9月、中学校の同窓会をした時、「年が明けたら、蟹か、温泉かは分らないけど、計画したら誘うから。」と言うと、多くの人が「連絡して!」と。

 11月の中旬、山成医院に行くと、「2月24、25日の土日なら、行けそう」と。今回も医者付きの旅行が出来る。我々はなんと贅沢な旅が出来ることか。
 
 初めて参加する人もいるから、会費は抑えたかった。独断で蟹ではなく、島根県の温泉津温泉の、のがわや旅館を予約した。みんなに電話やラインで「素敵な旅館です。楽しみにして!」と案内を送った。「2月の予定はまだ分らないから・・・」等の返信もあったが、12月末で、女3名、男15名が参加する予定になった。

 過去最多記録の12名を大きく上回り18名。レンタル料はかかるがマイクロバスを借りる事にした。ところが、1月に入ってから、山成先生が、「ごめん!医療研修会が入った・・・」森政監督からは「福岡クロカンに引率して行かないと・・・」三宅美洋は「家の事情ができて・・・」大杉寛は「年末に手術した肩の具合が・・・」締めは前日、池田寛子さんが「うちのお母さんがコロナになった・・・」計5名が行けなくなり、参加者は13名となる。

 24日午前9時、うちの事務所をマイクロバスで出発。運転手は多賀浩二。妹尾和弘は「子供みたいに、嬉しゅうて3時に目が覚めて寝れんかった。」大阪から駆けつけた高橋忠弘は、「朝3時に起きてきた!寝不足や!」みんなおじさんやおばさんなのに、表情は子供。

 お昼はノドグロ炙り丼を食べる予定が・・・江津のお店に到着したのが12時30分、なんと待ち時間が2時間近くかかりそうなので諦める。やっと見つけた道の駅で、結果、チャンポン、カレー等。ノドグロを食べようと皆を喜ばせていただけに少し心が痛かった。

 温泉津温泉の宿、のがわや旅館へ着いたのが14時過ぎだったが、チェックインまで少し時間があったので、ご主人に勧められた「焼き物の里」に見学に行く。巨大な登り窯とギャラリーを見学。

 15時過ぎにチェックイン、部屋に入ったあとは、1時間ほど、温泉街を散策。古い木造の家屋が建ち並ぶノスタルジックな温泉街、昔は湯治場だったという。10年ほど前、初めて来た時の感動を思い出させてくれた。今まで行った温泉の中で、何処が好きと問われたなら迷わず「温泉津温泉!」と答える。

 5時前にお風呂を頂く。まだ日が沈まぬうちのお風呂に幸せを感じる。18時から夕食。出される料理の全てが美味しかった。お刺身も天ぷらも、特に美味しかったのは、お昼食べることが出来なかったノドグロの煮付け。みんな美味しい顔で、山陰の海の幸、山の幸に舌鼓。お酒も進む。三宅孝一のお酒を飲む時の幸せいっぱいの顔。蟹好きの小野弥生さん、片岡一代さんは、「蟹が無い!」と少し不満気だったが、蟹が無くとも「美味しい!」と言って食べている。

 8時から、近くの龍御前神社の石見神楽を見に行く。古いお寺や、神社が好きな今井達也には、「石見神楽を見に行こう!」と言って誘った。ビート効いたリズムで八岐大蛇がダイナミックに舞う。「写真はOKだけど動画は撮らないでください」と言われていたが、ラインでみんなに見てもらいたかったから、心で謝りながら少しだけ撮らせてもらった。お囃子のかわいい子供達が一所懸命叩くチャッパ(シンバルを小さくした様な楽器)が、神楽を一層魅力的なものにしてくれている。勿論、お花も包んだ。

 25日、朝風呂の後、昨日撮った写真や動画をラインに上げる。7時半から朝食。いつもの事ながら旅館の朝ご飯の美味しい事この上ない。8時半、出発の用意をしていると、旅館の前で若い女の子が3人、女将さんに写真を撮ってもらっている。聞けば首都圏の大学院に通う学生さん。首都圏の若い人がこんな地方の温泉に来ていることが嬉しかった。我々も学生時代に戻って女将さんに写真や動画を撮ってもらった。

 9時20分頃、太田の和田珍味に到着。開店は10時と書いてあったが、同着した社員さんが慌てて店に入りオープンさせてくれた。「お店に入っても良い?バスだから、開けてくれたんですか?」笑顔で「ハイ、大丈夫です!」

 出雲大社にお参りして、お昼は駐車場に近くの出雲そば。美味!

 その後、三次まで帰って、もののけミュージアムと、辻村寿三郎記念館へ。南総里見八犬伝の人形師、ここは昨秋、お袋と来たが、また来たくなるところ。春には展示の入れ替えも、この記念館の建物が古く趣が良いのだ。第三日曜日には二代目辻村寿三郎さんが人形舞を見せてくれるという。

 帰路は、東京から参加した小田徹を福山駅まで送るため尾道道を南下。ここでもハプニングが、緊急路側帯に停車して難を逃れた。文字通り珍道中の旅だった。
 
女33000円、男35000円の会費だったが、3000円の追加徴収。「笹原のぼったくりツアーじゃ!」と言いながら、みんな快く出してくれた。結果、全ての支払いを終え7446円が残金。これが二日間、安全運転で旅の重要な役割を担ってくれた多賀浩二へのお礼となった。また一つ幼なじみの思い出が増えた。
     
                   令和6年2月28日             笹原 真二

※参加者  片岡一代 小野弥生 小田徹 高橋忠弘 今井達也 松井元司
河合昭二 柳本益弘 三宅孝一 榊原俊英 妹尾和弘 多賀浩二 笹原真二
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