甍の上で

株式会社創瓦 社長 笹原真二のブログです。

歩数計 二日併せて 3万歩 腰膝身体(こしひざみがら) 疲れるはずだ

2023-06-28 22:17:28 | Weblog
   高野山への林間学校
 
 高野山参与会から、毎月送られてくる小冊子「高野山」5月号に、宗祖弘法大師御誕生1250年記念大法会イベントとして5月27日から7月9日まで、総本山金剛峯寺でダウン症の書家、金澤翔子の個展が開かれる。さらには6月17日土曜日には、席上揮毫をするというお知らせが載っていた。

 金澤翔子の席上揮毫が見たくて、お袋に「行かないか」というと、「今回は行かない」。そんな時、日立を退職、茨城県と、井原を行ったり来たりしながら、妹のブドウ栽培、稲作を手伝うという二重生活をしている、菩提寺が同じの幼馴染の大杉寛に、「高野山へお参りしない?」というと「行きたい」と二つ返事。
 
 さらには、榊原俊英、今井達也と同じ菩提寺の同級生を誘うと二つ返事で「行く、連れにして」都合で行けない人もいたが、結果、松井元司、私と男は5人。女の人も旧姓藤森、片岡一代、旧姓渡辺、倉橋千恵子の計7人でお参りすることになった。
 
 早速、菩提寺の成福寺を通して、普賢院という宿坊を予約してもらった。
 
 17日、早朝5時半に井原を出て、皆を拾いながら、笠岡の松井元司の家で、ワゴン車に乗り換え、更には吉備のサービスエリアで、今井達也と合流。ここで、運転手は今井達也に。車中はみんな同級生、遠足気分で高野山には10時半過ぎに着く。11時、十割蕎麦の「ここね」に入り、皆でお蕎麦をいただいた。
 
 食後、宿坊の普賢院に駐車して12時に金剛峯寺へ、席上揮毫の準備は始まっていた。金澤翔子が書いた「大日如来」の屏風が中央に置かれ、言葉では言い表せない凛とした一文字、一文字の屏風に圧倒されるような・・・
 
 13時前にはギャラリーはいっぱい。金澤翔子が姿を見せると拍手が、息を止めるような気分で彼女の筆遣いを追った。お母さんの泰子さんが、和紙で墨をとりながら「飛 翔」の二文字を。あの小さな体のどこにこんなエネルギーがあるのか?・・・その後、個展の会場に足を運ぶ。大きな畳の部屋に展示された書に、やはり圧倒された。
 
 金剛峯寺で、御朱印をいただき、皆で、壇上伽藍へさらには大門まで、約2kmの道を歩いて往復した。帰路の途中、あまりに暑く疲れもあったので、喫茶店に寄り皆でソフトクリームをいただく。16時過ぎに普賢院に帰り投宿。

 部屋も、お風呂もきれいで快適、18時から精進料理の夕食、一泊二日11000円だから、もう少しグレードアップしておけば良かったとは思ったが、それは別としても美味しくいただいた。

 部屋へ帰った後は、部屋飲み。何もなかったので、7時過ぎくらいだっただろうか?買い出しに行く。近くにあったと思っていたファミリーマートは存外に遠く結果片道1kmくらいを一人で歩くことに、帰りはライトアップされた壇上伽藍を重い買い物袋を下げて散策。先日テレビで紹介されていた高野山のナイトツアーも行われていた。

 帰ってからの部屋飲みも、良いおじさん、おばさんたちの宴は、21時過ぎにはお開きで就寝。せっかく買って来た焼酎はほんの少し空いただけ。

 18日、5時過ぎに目が覚める、6時半から本堂でお勤め。凛とした空気の中、僧侶の皆さんの読経が響く。般若心経も読むのかと思いきや、それは読まれなかった。高野山大学の院生による普賢院の中の案内。仏舎利が祭られている部屋の前で、「お墓、ご先祖様に手を合わせるということによって、生きていく上で、余裕を持つことが出来ると思うんです。」という言葉に納得。その後朝食へ。隣に座っていた今井達也に「高野山、癖になりそう」と言うと、「ほんとじゃのう。わしは、こんな古いお寺や、お宮が好きなんじゃ!」と。
 
 朝食後、8時過ぎ、片道3,5kmはあろうかと思われる奥の院までお参りする。千年の杉の古木が林立する、戦国大名の墓所がいっぱいある中、皆で歩いているのだが、いつのまにか置いてけぼりになったり、お互い見失わないようにしながらお参りした。帰りは、昨日同様に疲れて、昨日同様、お店でソフトクリームと葛餅のパフェをいただく。これが予想以上の美味しさにみんな笑顔。

 11時、高野山を後にして、法隆寺に向かう。着いたのは13時半頃、「お昼はラーメンが食べたい」という大杉寛の声。スマホで「法隆寺美味しいラーメン」で検索すると「みつ葉」というラーメン屋にヒット。おすすめは塩という、スープは泡だて器で泡立てた太麺のラーメン。ものすごく美味しかった。日本の美味しいラーメン100選にはいっているというが、納得。

 いよいよ、法隆寺へ。これがまた広い。駐車場も少し遠め2時間かけて、金堂、五重の塔、夢殿、そして隣の、少し前に上皇様ご夫妻がお参りになった中宮寺へも参拝した。ここでも3kmは歩いたであろうか?改めて法隆寺の広さに驚いた。

       令和5年6月28日            笹原 真二

追伸 
 金澤翔子の席上揮毫が見たくて、皆を誘った。7人の林間学校になった。「蟹食いツアー」では男ばかりだったが、そろそろ女の人たちも誘ったらという話も出ていたところで、今回の旅。「楽しかった!また行きたいね!」という台詞が分かれ際の言葉となった。今回、様々な都合で参加できなかった人もいる。次は、どんな旅になるか楽しみだ。最後に、ドラーバーを引き受けてくれた今井達也に大感謝だ。

 1日目は9222歩。2日目は19223歩、距離にして約4.6km、9,6km二日間で15㎞近く歩いている計算。とても健康的?な二日間だったが、少々疲れ気味だった。
コメント
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