甍の上で

株式会社創瓦 社長 笹原真二のブログです。

一周忌、悲しみの中 やまゆりの 写真はみんな、笑顔溢れる

2017-07-28 17:18:23 | ツーリング
  笑っている顔、どこのイケメンや俳優よりも、かわいい。
 25日、26日と二夜連続で、1年前、神奈川県相模原市で起きた津久井やまゆり園障害者殺傷事件(亡くなった方19名、重軽傷者27名)について、ヘイトクライム(人種、民族、宗教、性的指向等に対する偏見や差別からくる暴力・犯罪)新たな衝撃と題してNHKのクローズアップ現代で放送された。
 中学生のころには、やまゆり園の行事にも参加して、学生時代には「障害のある子供たちを支援したいと教師を志していた植松聖被告は、なぜあんな事件を起こしたのか?「障害者は不幸をつくる」という偏見からあの犯行に至ったという。番組では様々な角度から植松聖に迫ろうとしていたが、彼が連行されていく映像からは、生暖かいような?異様な狂気しか感じられなかった。
偏見はあった。大学1年生の時、クロスカントリーコースを走っていると、知的障害者の施設・愛光学園の生徒たちが先生と共に散歩をしていた。初めて見る大勢の知的障害者の集団が異様に思えたことを今でも憶えている。
ある時、バスに乗り遅れヒッチハイク。すると愛光学園のマイクロバスが止まってくれた。半分シマッタかなと思いながら乗り込むと、生徒達が笑顔で迎えてくれた。「違いは無いんだ」と感じたことも憶えている。
青年会議所に在籍していた時、西備養護学校や特別支援学級を支援した「なかよし運動会」という行事があった。ある年、中等部の体格のいい男子生徒がお漏らしをして、胸を両手でたたきながら興奮していた。先生方が懸命に下の世話をされている姿を頭が下がる思いで見ていた。
そんなことを思い出しながら、自分の中にもヘイトクライムの種はあるんだ?と思いながら2日間のクローズアップ現代を見た。
亡くなった女性の父親
「やっぱり、うちの娘は可愛いんですよ。こんなこと言うと親バカと思われるかもしれないけど・・・最後にあった時に、抱っこしてあげられなかったことが、ずっと心残りです。「意思疎通が出来ない障害者は生きていても仕方ない」(植松)と言っていたけど、言葉は単語しか並ばないかもしれないけど、意思疎通は出来るんです。」
 亡くなった女性の母親
「とにかくついてきて、トイレの中にもついてきて。二重顎になっているけれど、親バカかもしれないけど、とにかくかわいい。夫の病気、親の介護があるから、施設に預けたけど、どんな命でも大切な命、ゆるせない。」
垂水京子さんは、重い知的障害がある息子、亮太君をやまゆり園に通わせていた。事件後、衆議院議長にあてた「保護者の疲れ切った表情、居ても立っても居られずに、本日行動した」という植松被告の言葉にハッとさせられたと言う。「疲れ切った保護者の顔というのは、ショートステイに行った時の私の顔かもしれないと、今でも思っています。不自由は不幸につながらないけど、限りなく不幸につながるのではないかというのは、ずっとあって、消極的な意味でいないほうがいいと思ったことはあった。だけどそこだけを見るんじゃなくて、それの周りもすべて見てほしかった。」
「五体満足でよかったねとか言っちゃうでしょ。それは当然でしょう、いいんですよ。だけど、障害があったら、それはそれでよし、としないと。」
「心の底から、かわいいと。何もできないけれども、笑っている顔、どこのイケメンや俳優よりも、私はかわいい。役に立たなくてもいいし、ちゃんと存在しているだけで幸せだと思う。役に立たなくて悪い?」
 事件後、垂水さんは、障害のある人が、地域でどのように生きているのか、多くの人に知ってもらいたいという思いから、亮太君と積極的に外に出歩くことを大切にしているという。         クローズアップ現代から
     2017年7月28日               笹原真二
追伸Ⅰ 
「今の日本の社会の根底には生産能力のない者を社会の敵と見なす冷めきった風潮がある。この事件はその根底がボコッと表面に現れたもの。」インターネットの関連記事に載っていたコメントを読みながら思い出したのは、13年前?上海で仕事をしていた時のこと、一緒に仕事をしていた安徽省から出稼ぎに来ていた農民工の仲間の中に、しゃべることの出来ない一人の聾啞者がいた。建設現場で危ないと思っていると、一緒に来ていた仲間たちがみんなで、身振り手振りで常に目配りしていた。仲間だなと感心しながら見ていたことを思い出した。
追伸Ⅱ
「障害があるから不幸」は間違った因果。障害があるからを入れ替えてみてください。貧しいから、学歴が無いから、と。ずっと身近になると思います。
                          中国新聞から

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突然の、風の襲来、黒い雲、遠雷走る、大粒の雨。

2017-07-25 20:42:51 | Weblog
 今日、お昼を食べて一息していると、少し暗くなったかなと思っていたら、突然の雨音、大粒の雨が・・・外に干していたシートはせっかく乾いていたのに、水浸し、手も足も出ない状況に、昼食前に片づけていたらと・・・30分くらいで雨は止みました。井原に出てみると雨が降った形跡はなく、幸いなことに現場の有る東荏原の方は降っていなかったみたいですが2時過ぎから、にわかに風が吹き出したかと思ったら、空は北西の方角から暗くなって黒い雲が、遠雷と共にやはり突然の大粒の雨が降り出しました。今度は30分じゃなく1時間以上降ったでしょうか?大きな夕立でしたね。ここ数年夕立がずいぶん少なくなったと感じていたのですが、今年は多いように感じます。
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お盆まで、指折り数え、日々過ごす、辛苦の汗は、明日の希望。

2017-07-15 06:25:50 | Weblog
、梅雨明け宣言は、まだ出ていませんが、梅雨も明けたような天気予報のような気がします。昨日は、土葺きの屋根の瓦を撤去する仕事に応援を含めて全員で入りました。私は現場に入っていませんが、朝、出る時に「多分今年の仕事で、今日、明日が、一番きつい仕事になるだろうから、早めの休憩、早めの水分補給で、やってほしい」と言って現場に出てもらいました。本当に暑かったですね。昼過ぎに現場に覘いてみましたが、土葺きの土の量はいっぱいで、クレーン作業で撤去しているからまだ良いようなもので、これでクレーンが入らなかったらと思うと少しぞっとします。本当にこの暑い中、現場で仕事に当たっている皆には頭が下がります。
 昨日、瓦は全部降りて、葺き土降ろしに入ったようですが、今日、どこまで仕事が運ぶか分かりませんが、熱中症にならないようにやはり、早めの休憩、早めの水分補給で気を付けてやるしか方法はありません。
 今朝は5時頃目が覚めて、涼しくて気持ちの良いこと、天国のような気分でしたが、今7時前、だんだんと熱くなってきています。日中、どこまで気温が上がって暑くなるか・・・毎年この季節になると毎日が疲労困憊です。一日一日が勝負というか、「ああ、今日も終わった、今日も終わった」と思いながら大量の汗をかいています。大量の汗の出始めは気持ち悪いのですが、どんどん汗が出だしたときは、けっこう気持ち良いんですね。そして夕方、仕事を終えた時は結構充実感がありました。
 お盆休みを指折り数えながら日々を過ごします。
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過疎の町、ツキノワグマが、遂に出た、過疎のお山も、餌は無いのか?

2017-07-12 07:13:02 | Weblog
昨夜、井原市の情報を知らせてくれる「お知らせ君」から突然、「芳井町下鴫地内で、ツキノワグマの目撃情報が寄せられました。なるべく山には入らないようにしてください。入る場合はラジオ等音の出るものを持参してください」と。遂にここまで熊もやってきたか?吉備中央町であるとか高梁市での目撃情報はテレビでニュースにもなりましたが、怖いですね。猿とかイノシシは普通に見てましたが・・・
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雲低く、稲妻走る、雷も、雨を伴い、空駆け回る

2017-07-09 11:42:02 | Weblog
 9時頃は、雨が降るような空ではなかったのですが、1時間くらい前から、蒸し暑さが酷くなり、少しずつ、雲が低く垂れこんできて、だんだんとうす暗くなってきたかなと思っていたら、15分くらい前から今結構強い雨が降っています。たぶん夕立の類ではないかと思いますが・・・蒸し暑さはさっきよりずいぶん解消されてきています。
 今、本当に凄い雨が降っています。
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気まぐれに、梅雨の大雨、雲早く、朝は嵐も、午後から上がる。

2017-07-06 08:57:01 | Weblog
6月の末から天気が安定しません。もっともこの時期は、梅雨の大雨シーズンだから当たり前ではありますが・・・6月ン30日の未明は、短歌で歌えば・・・ 
 「稲光、雷様を、従えて、雨の嵐が、未明をかける」   
 「稲光、雷様は、露払い、横綱の名は 大雨嵐」
 本当に怖いくらいの地響きのような雷と、暗闇で蛍光灯を付けたかのような明るさの稲光でした。当日の朝は大雨警報も出て午前中は大雨、午後からも60~70%の降水確率でしたが、午後からはきれいな青空が、ビックリポンでした。昨日も大きな雨音で目が覚める。予報を見るとやはり先月の30日と同じように大雨警報。石州瓦の産地島根県の江津市浜田市には大雨特別警報が出ていました。30日同様に、午前午後共に降水確率は高かったのですが、午前中は大雨が降りましたが、午後から雨は上がりました。もっとも昨日は午後からずっと曇っていました。
 今日はどうにか雨は落ちないのではないかと思いますが、明日からまた月曜日まで、傘のマークが並んでいます。気まぐれな梅雨の天気が続きます。
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