甍の上で

株式会社創瓦 社長 笹原真二のブログです。

5月28日のマンスリーです。

2011-06-12 12:04:34 | ツーリング
  鶴瓶の家族に乾杯(石巻前編)
 毎週月曜日の午後8時からNHKで、“ぶっつけ本番”「鶴瓶の家族に乾杯」という番組が放送されている。日本の各地を、笑福亭鶴瓶さんとゲストが突然訪ねて行って、地元の人たちと触れ合い、その地方の生活や文化、そして家族をほのぼのとした雰囲気のなかで紹介している。私の好きな番組のひとつだ。
 23日の放送は、鶴瓶さんが1年半前に訪れた宮城県石巻市。震災で被災した街へ行く。番組の主題歌を歌っている、さだまさしさんと1年半前に出会った人達に会いに行く(5月1日撮影)という内容だった。
 報道番組とは雰囲気が違って、街の人たちは、鶴瓶さんや、さだまさしさんと、出会うと緊張の糸が緩むのか涙する人がいっぱいいた。こんな時だからこそよけいに、この番組を通して身近に感じている鶴瓶さんや、さだまさしさんに会えて嬉しかったのだろう。握手やサインを求める被災者がいっぱいいた。
 車を運転中、津波に流され泳いで家まで帰ってきたというサーファーのおじさんは「車、運転してたら津波がきて、水圧で窓も空かんようになって流されてたら、たまたまがれきがフロントガラスに当って壊れて・・・」「ふぇー、そこから出て泳いで帰ったん?たまたまがれきが?そんなことあんの?」「泳ぎ得意だから、がれき、掻い潜って。そしたら近所の人たちが、2階から「がんばれー!」って応援してくれて家まで帰ってきた。お袋も2階から、誰か泳いでるって見てたらしい」「お袋さんが見てたの?自分、泳いでるとこ。お袋さんもびっくりしたやろなあ。泳いで、ただいまって帰ってくるんやから」サーファーのおじさんは、「車の中で為す術もなく津波に呑まれた人、溺れて流される人がいたけど、どうすることも出来なかった」と。
「家は流されて、お父さんはまだ見つかっていないんです」と60代半ばくらいのお母さんが。鶴瓶さんは「頑張って、はよ、お父さん見つけて・・・」と言ったものの後は言葉が出てこない。しばらくお母さんの手を握ったまま肩を抱いて・・・「写真、撮ってください」とお母さん。携帯電話でカシャ!お母さんの涙の流れた笑顔が印象的だった。
「家や財産、そして家族を失った方々がハッと我に返る時期だから、次の目標を持たなアカン」寿司屋の大将に「店、再開するんやろ?」と鶴瓶さん、最初は「できるわけないやろ」と答えた大将だったが、再度「再開するんやろ」と鶴瓶さんが聞くと「鶴瓶さんが来てくれるんだったら・・・」「ほな、再開する時は電話ちょうだい。絶対食べにくるから」
 1年半前、夜のクラブ活動に頑張っていた漁師さん(家は半壊、船は無事だったが、道具は全部無くなったという)との再会では「クラブ活動どころではないな?」と鶴瓶さん「いや、もう2~3軒やっているって・・・情報は入ってきている」「そら、行かな」「鶴瓶さん、誘ってくれたら・・・(笑)」
 番組の中で、鶴瓶さんが、さだまさしさんに「寿司屋の開店、夜のクラブ活動・・・行かなアカン、約束いっぱいある」と笑うと、さだまさしさんも「石巻に通わなきゃね・・・」と笑っていた。
鶴瓶さんの約束。鶴瓶さんが居てもいなくても、街の人たちのこんな小さな約束が、人を動かし、街の復興の先駆けになっていくのだろう。鶴瓶さんの言葉が、被災者のみなさんへの心の呼び水になっているような。
 番組の最後にお二人は、「こんな大変なことがあって、お笑いや、歌どころではない状況だったけど、しばらく時間が経って、復興へと向かい始めた時、必ず歌やお笑いが必要になってくる。我々の出番が必要になってくる」と。
30日月曜日午後8時、「鶴瓶の家族に乾杯」(石巻後編)是非、見てください。
     2011年5月28日            笹原 真二
 追伸
 番組の中、5日前に通った道が、街が、風景が映し出された。壊滅した街が、がれきの山が。そんな映像を見ながら、江場さんが言っていた言葉が思い出された。
「これは、がれきなんかじゃない。これは生活そのものだ」がれきの中には、茶わんが、写真が、雑誌が、文房具が、おもちゃが、変形した自転車がと。そんな日常の生活が、「がれき」の中にあった。
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梅雨の天気予報に右往左往

2011-06-12 11:39:41 | ツーリング
 梅雨に泣かされていますねえ。昨日は、前日から100%雨の予報が!傘マークに雨粒がいっぱいの予報にもかかわらず、8時頃から雨は上がって夜まで降らなかった。100%雨の予報を信じて、昨日の土曜日を休んで、今日の日曜日を仕事にしたのに、昨日は暑くもなく涼しいくらいの最高の仕事日和、今日は、昨日の時点での天気予報「昼前から雨が降る所もあるでしょう」見事当たって10時頃から振り出す始末、仕事は打ち切って止めて帰りました。
 我々ア、晴天工業に従事している者は、天気予報から、平日の雨の日と日曜日の振替等を判断していますが、今年最大の判断ミスでした。昨日、仕事をしておけばよかった。悔やまれます。あとの祭りですね。
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