甍の上で

株式会社創瓦 社長 笹原真二のブログです。

先見えぬ 思考停止で 一休み ジタバタするな なるようになる  

2020-03-28 18:33:00 | Weblog
    続 対岸の火事

 24日の朝刊の見出しは「五輪、延期の公算大」。その日の夜、安倍総理と国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長との電話会談で、「2020東京オリンピック」は1年程度延期する方針で一致し、会談後、IOC理事会で延期が正式に承認されたというニュースが一斉に流れた。

 直前まで、大会組織委員会の森会長も、小池東京都知事も、IOCのバッハ会長も「予定通り開催する」と建前だけの発言をしていたが、正式に延期が発表されるまでのプロセスをどんな思いで過ごしていたか?気の毒にさえ思えた。

 翌25日、小池都知事は、東京で41人もの感染者が確認されてことを明らかにし「オーバーシュート感染爆発を防ぐ重大局面」にあるとして、「週末の不要不急の外出自粛要請・職種によっては在宅勤務要請」の記者会見を開いた。結果、7月にオリンピック開催どころではない状況になっていたのが現状だった。
 
 その少し前には、小学校、中学校、高校の臨時休校は一定の効果もあったのだろう。政府の要請は解かれ、パンデミックは回避できているのか?という希望的観測もあったが小池都知事の会見は、政府の臨時休校の要請より何倍も重大要請だった。そして今日、近隣の里庄町から感染者が出た。目の前の火事がリアルに現実のものとなった。

 スポーツ、文化イベントは自粛、外食の自粛、世界に張り巡らされたサプライチェーンは寸断。働くことさえできなくなる。それどころか人の往来も無くなる。当然経済環境の悪化は避けることが出来ない。そのために、「やれ補助金だ。いや一時金だ。」と様々な言い分に応えようと来年度の予算は過去最高額の102兆円。月が替われば新たにコロナ対策を含む補正予算の審議に入るという。財源は我々の税金。来年度の税収は大幅に減るだろうが・・・
 
 一月前、感染状況を「昨年末の対岸の火事は目の前にある。地球規模の大火になるのか?」と書いた。その時点では、中国、韓国、日本と東アジアが感染地帯の中心だった。それがあっという間に欧州に広がりイタリア、スペインでは医療崩壊を起こし、今ではアメリカが中国に次ぐ感染者を出している。新型コロナウイルスは、世界中を戦争無き戦争状態へと化している。

 誰もが予想すらしなかった新型コロナウイルスの世界中を巻き込んだ大流行。1年で終息する目途など立っていない。しかし、日本なら1年後のオリンピック開催に漕ぎつけることが出来る底力があるような気がする・・・世界中の人々から2020年のオリンピックは東京で良かった。日本で良かった。と称賛される未来があるような気がする・・・これっぽっちも根拠などはないが、日本は、明治維新という無血革命を実現し、あの敗戦の焼け野原から這い上がり、阪神淡路大震災、東日本大震災を凌いできた。日本には、そんな強さがあるのではないかと感じる。   

                                      令和2年3月28日    笹原 真二
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春の前 突然の雪 忘れてた 季節外れの 冬の風景 

2020-03-16 07:28:50 | Weblog
 14日の土曜日、午前中は雨が降ったり止んだり、午後からは雨も上がる予報だったので、備中町の平川と言う、芳井から北に30kmくらいに位置し標高400mくらいの所の現場に行ったのですが、暖冬とは言え雨上がりで結構寒かったですね。

 暖冬だったから、驚くことも無かったのですが、今年初めてのツバメを見ました。うちのあたりに来るのが例年3月25日くらいからだと思うのですが、芳井でなく、備中町の平川で今年初めてのツバメを見たことに少し驚きました。

 昨日の天気も明け方、雨が降ったみたいですが、腫れたかと思ったら、霰交じりのような雨がザーッと降ってみたかと思うと、その後空晴れてみたり・・・

 そして、今は、1分ほど前は雨だったのに雪が降っています。この冬、雪が降るのは初めてです。今年の雪は、気が付けば舞っていたなということはありましたが、ここに来て雪、落ちては溶ける雪、歌の「なごり雪」のような雪ではありませんが、もう霙のようになってきました。そして西の方はうっすらと水色の空が、少しずつ明るくなってきています。
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