花好き・旅好き80代の北国女性の日記(ブログ開設18年目)

趣味はガーデニングと家庭菜園、外国旅行だったが、新型コロナ禍と膝の不調、円安が重なり外国は見合わせている。

「三回目のインド旅行」(9)

2014年02月27日 | 海外旅行「南アジアⅠ」インド

《エレファンタ石窟寺院》

「ムンバイ」の街を通り抜けて「インド門」でバスを降り、門の下の船着場から小型チャーター船で沖合いに浮かぶ「エレファンタ島」に向かった。
約1時間で島に着き、船着場から桟橋を渡り、山の中腹まで結構な高さがある階段を登った。階段の両側には、テントを張った簡易な土産物屋がぎっしりと並んでいた。
この日は陽射しが強く、気温は31℃あったので、-21℃の日に家を出た私にとっては50℃も温度差がある中での観光だった。

この石窟寺院は、16世紀に上陸したポルトガル人が発見した時、石に彫った多くの象があった事から「エレファンタ石窟寺院」と言われる様になったという。
石窟は6~8世紀に造られた物だというが、最大の見所は、高さ6m、広さ40m×40mの空間を20本程の太い脊柱が支えていて、その一番奥にある「シヴァ神」の三面上半身像だ。
このヒンズー教の石窟寺院は、1987年に世界遺産に登録されている。
他の寺院は、ポルトガルに破壊されてしまったという。









帰りも急な階段を下りて船着場に戻ったが、土産物屋にあった茶色の木彫りの様な小さいマハトマ・ガンジー像に目が止まった。
また、チャーター船に乗って「ムンバイ」に戻った。船から見た大型タンカーが行き会う姿に、アラビア海の交易の盛況ぶりが分かった。

昼食後は空港に行って、15時発の航空機で「ムンバイ」の東方350kmの「デカン高原」にある古くからの商業都市「アウランガバード」に行った。
そこは、標高571mの高原にあって、「アジャンター石窟寺院」「エローラ石窟寺院」を観光するための拠点都市なのだった。

コメント
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