なんでも内科診療日誌

とりあえず何でも診ている内科の診療記録

脳塞栓

2019年08月08日 | Weblog

 85歳男性が、先月末から循環器科に慢性心不全の急性増悪で入院していた。サムスカ追加などで心不全は軽快して、今日は心カテーテル検査の予定だった。

 朝までは変わりなかったようだ。午前10時に担当看護師さんが訪室した時に、意識障害に気づいた。循環器科医が診察して、右片麻痺と失語を認めた。心房細動があり、抗凝固薬は使用しているが、心原性脳塞栓を来したと判断された。

 今日は神経内科外来(大学病院から)があり、コンサルトされた。発症3時間以内ということで、血管内治療もできる専門病院へ救急搬送となった。

 画像を確認してみた。頭部CTでは左中大動脈領域に低濃度域が出始めている?、様な気がする。積極的な治療ができる可能性があるので、頭部MRIを行うよりは搬送優先だろう。

 

 

 やはりこの時期は熱中症の受診、救急搬入が多い。高齢者の一人暮らしだと、電話で家族(息子・娘)に連絡するが、遠方にいて仕事ですぐには来れないと、近くの親族に依頼して、その方が連れて来ることもある。今日もその形で入院した。連日1~3人の高齢者が熱中症で入院になる。

 

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