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なんでも内科診療日誌

とりあえず何でも診ている内科の診療記録

オンライン診療でリベルサス

2025年04月20日 | 糖尿病

 4月16日(水)の外来に20歳代前半の女性が嘔気・嘔吐で受診した。腹痛や下痢はない。ちょっと特殊な例だった。

 痩せる目的でオンラインクリニックからGLP1受容体作動薬のリベルサス(セマグリチド)を取り寄せていた(当然自費診療)。3月下旬から3mg錠を飲み始めた。その10日後から7mg錠を飲み始めると、4~5日して嘔気・嘔吐が出現した。

 翌日からは中止したが、嘔気・嘔吐が続いた。それでも数日後になると嘔吐は軽快して少し食べられた。ところがその翌朝に1回嘔吐した。その後も嘔気が残るのと不安もあってか、受診したのだった。

 東京に住んでいるが、症状が出てから当地の実家に戻って来ていたらしい。親が心配になって連れてきたのかもしれない。受診時には嘔気はないが、食欲がないというので点滴と血液・尿検査を行った。

 尿検査でケトン体(1+)があったが、それ以外の異常はなかった。水分がとれるのを確認して食べられそうだというので、500mL2本の点滴を夕方まで行って帰宅とした。点滴が終わるころにはベット上で暇そうに携帯を見ていた。

 

 東京のキャバクラに出ているが、そこでは体重制限があり、体重が規定より多いと給料を減らされるのだという。本人の痩せたいという願望もあるかもしれないが、それより切実な問題なのだった。

 薬を使って痩せるのには懲りたようだ。そもそも特に太っているわけではない。無理にスリムを要求する仕事自体どうなんだろうか。やるなら緩やかな糖質制限など食事でゆっくり痩せるのを考えては、と伝えたのは余計なことだったか。

 リベルサスは半減期が161時間(7日間)と長い。副作用で辞めても、すぐには軽快せず、何日も副作用が続いてしまう。

 

 

 フジテレビで月9ドラマ「続・続・最後から二番目の恋」が始まった。これまで「最後から二番目の恋」「続・最後から二番目の恋」を観てきて、DVDも購入している。

 中井貴一さんと小泉今日子さんの関係を中心に、中井さんと石田ひかりさん、小泉さんと三浦友和さんがからむことになるようだ。

 石田さんの父親役(亡くなられた織本順吉さんが写真だけの出演)の遺影の写真はにっこり笑っていた。石田さんの「これいつ撮ったの」に、母親役が「キャバクラに行った時。いざ、キャバクラ(鎌倉)って言ってた。」というシーンがあった。

 

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