なんでも内科診療日誌

とりあえず何でも診ている内科の診療記録

検査してみた

2019年08月05日 | Weblog

 先週の金曜日から咽頭痛・鼻汁があり、倦怠感も続いていた。咳も出るようになって、それでも土曜日は医師会の講演会に出席したりしていた(最近話題の感染症、食道癌治療)。

 土曜日から鼻汁が黄色になって、後鼻漏もあった。鼻汁・咽頭痛(嚥下)・咳なので、非特異的上気道炎にはなる。ただし、もともとアレルギー性鼻炎があり、上気道炎の時に膿性鼻汁と上顎洞の違和感が出現して(発熱も)、副鼻腔炎併発で長引いて、ひどい時は抗菌薬を使用したりしていた。

 日曜日に黄色の痰が大量に出た。熱はないような気がしていたが、37℃台の微熱はあった。その後、咳・黄色痰が続いている。気管支炎症状が長引くことはこれまでほとんどなかった。

 今日は病院で検査を受けることにした。まず喀痰培養だが、朝は黄色痰が何度も出ていたのに、採取しようとすると案外出ない。それでも黄色というより黄土色の痰が出て、さらに出そうとしたがなかなか出ないので、そのまま提出した。

 血液検査では、白血球9600(ふだんは7000)・CRP1.9と思ったよりは低かったが上昇していた。CRPは再検するともっと上がるのかもしれない。

 胸部X線では明らかな肺炎像はなかったが、痰の出方から末梢病変から出ているように思われた。胸部CTで確認すれば、部分的は粒状影の散在くらいあるのかもしれないが、やり過ぎのような気がしてやめた。

 単なるウイルスではなく、細菌感染症と判断されて、今日は抗菌薬を使う気でいた。抗菌薬をオグサワにしようか、キノロンにしようかちょっと迷ったが、服薬回数の少ないキノロンにした(レボフロキサシン)。とりあえず3日内服して、その後は症状をみて決めることにした。一応慢性呼吸器疾患として気管支喘息があって、吸入ステロイドを使用しているので、ここは抗菌薬を使用してもいいかと思う。

 喀痰培養の結果が楽しみ?。

 

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