なんでも内科診療日誌

とりあえず何でも診ている内科の診療記録

「総合診療」2019年1月号教えて検索!

2019年01月26日 | Weblog

 「総合診療」2019年1月号教えて検索!、を購入してみた。若手のできる先生方の情報収集術が書かれていて、到底真似できないが、優秀な方たちはどんなことをしているのかという興味で買った。

 そのうち「CME編 生涯学習の重要性と習慣化」は洛和会丸太町病院の先生が書かれている。「CME」とはcontinuous medical educationで、「医師生涯教育」。

 勉強の方法には「just in time learning」と「just in case lerning」があり、前者は「今困っている問題」について勉強すること、後者は「いつか困るかもしれない問題」について勉強することだそうだ。

 「jusut in case lerning」の習慣化ということで、 1)ACP Journal Club、2)EvidenceAlerts、3)ブログやSNS、4)各種勉強会への参加、5)New England Journal of Medicine、6)文献、医薬ニュース(大日本住友製薬)、7)ジャーナル四天王(CareNet)、8)「総合診療」購読、とある。

 年齢的には英語文献を読むより、それを読み込んでいる先生方の出された本を購入して読む方が効率がいい。総合内科なら徳田安春先生・山中克郎先生(最近は一発診断の宮田靖志先生、不明熱の國松淳和先生も)、救急なら寺沢秀一先生・林寛之先生、感染症なら岩田健太郎先生などなど。呼吸器・循環器・リウマチ膠原病・血液なども、この先生の本を購入すると決めている。

 医学雑誌は商業誌のみで、テーマが興味深い時しか購入していない。「Hospitalist」は年4回出ていて、全部購入した方がいいのだろうが、内容はけっこう難しい。あとはCareNeTVと契約しているくらい。内科学会の「セルフトレーニング問題」は毎年出していて、書籍も一応購入している。学会は年3回くらい行っているが、発表することはないので聴くだけ。昨年1回だけ参加した21世紀適々斎塾は、大阪開催なので行くのが大変だが、年に1回くらい行ってみたい(趣味?)。

 地域の講演会には割に行っている方で、全県的な講演会も時々は行っている。講演会でよく会う、というかよく顔を見る先生がいて、お話したこともないが、お互いにまた来ているなと確認しあうような感じになるのは面白い。地域の会だけでなく、全国的な学会でもそういう先生がいる。

 まあ総じて大した勉強はしていないが、年の割に研修医向けの本に詳しいので、初期研修医には(医学書購入の)いいアドバイスはできるかもしれない。齋藤孝先生が喫茶店活用術の本を出していて、当方も医学書を喫茶店で読むのを趣味にしているが、これは結構はかどっていい感じだ。

 

 

  

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