なんでも内科診療日誌

とりあえず何でも診ている内科の診療記録

しぶり腹

2019年01月07日 | Weblog

 早朝に下腹部痛があった。起床してから普通便~軟便が出た。腹痛もなく(鈍いのか)、普通に病院まで来た。病院に着いてから便意があり、軟便~水様便が出た。

 外来(内科再来)を診ていたが、また水様便が出た。その後は一度少量の排便(水様便)が出ても、また出きっていないような、肛門~直腸の痛みが続いて、何度か少量の水様便が続いた。

 年末年始の分が入っていて、いつもより多い外来数だった。多少普段と違う症状があっても、様子を見ましょうで流しすようにして何とかこなした(接触を避けた)。昼過ぎから、30分くらいトイレに入りっぱなしになって、少量の下痢便と、いったん出てもすぐに出るような違和感というより痛みがあり、これぞ「しぶり腹」だった。嘔気・嘔吐はなく、腹痛としぶり腹が強いと、高熱も血便もないが、大腸型の感染性腸炎相当になる。

 その後2時間くらいして、症状は軽減してきた。病院の売店でヨーグルト(グリコの朝食リンゴヨーグルト)を買ってきて食べた。医局のラウンジで昼食のお弁当の前で20分くらい様子をみたが、食べられないと判断した(遅い)。医局の先生が「OS-1」を買ってきてくれた。冷たいままだとしょっぱくて飲めないが、今日は電子レンジで温めた。塩分が気にならず、案外飲めるのだった。これは新発見。

 

 今日は地域の基幹病院消化器内科から、自己免疫性肝炎・血小板減少症の90歳女性が転院してきた。その以外の入院患者さんは必要最小限の指示だけ出して終わりにした。そちらの病院からは、今日も脳神経内科・呼吸器内科から転院依頼が来て、下請け業は今年も盛業のようだ。

 

 昨日、アマゾンで購入履歴からお勧めで出ていた「在宅で出会う「何となく変」への対応法」医学書院を注文したが、今日さっそく届いていた。医学書院の雑誌「訪問看護と介護」に連載された記事をまとめたものだった。そういう雑誌があることも初めて知った。

 訪問看護師向けの本だが、内科外来を受診する在宅介護のあるいは施設入所中の高齢者を診る上で、医師にとっても役に立つ内容になっている。

 

 

コメント
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