なんでも内科診療日誌

とりあえず何でも診ている内科の診療記録

感染管理という仕事

2014年09月28日 | Weblog

 9月から感染管理室長を兼務することになった。感染管理委員会があって、委員長がいるので、名前だけではある。実務は感染管理専門の看護師がやってくれる。決済の書類にハンコを押すだけの仕事だが、問題が発生した時は責任者になる。数年前に感染症の勉強を始めて、今の委員長といっしょに日本化学療法学会に入った。東京で学会が開かれる時だけ行くことにしているので(本来の専門ではないので遠くまで行くのは面倒だから)、秋の東日本の会に毎年出席している。春もホテル日航東京で開催される時は行く。感染症に関心のある二人で室長と委員長という体制になった。

 これまで個人的には感染症の診断と治療の勉強しかしていなかった。ただ、感染管理というのは、また別の分野なので、改めて勉強するしかない。なにしろ看護師さんに、手洗いが雑だといわれているくらいだから。

 呼吸器科医がいるころに細菌検査室が立ち上がって、呼吸器科医はいなくなってしまったが、残った技師さんたちで頑張っている。むしろ医局の方が感染症診療については遅れている。それでも血液培養2セットというのは大分定着した(少なくとも看護師さんたちには)。感染症の治りが悪いとコンサルトされるようにもなった。まあ委員長とふたりで、ぼちぼち頑張っていこう。自分はもう年なので資格をとる気はないが。

 

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