なんでも内科診療日誌

とりあえず何でも診ている内科の診療記録

血液疾患の勉強

2014年09月26日 | Weblog

 「誰も教えてくれなかった血算の読み方・考え方」をまた読んでいる。2011年に出て、3回感激して読んだが、その後通読はしていなかったので4回目の通読になる。「レジデントのための血液診療の鉄則」を購入したのと、久しぶりでマルクをしたのがきっかけになる。

 幸いに急性白血病で救急搬送というのは最近ないので助かっている。自分で診断するというよりも、末梢血検査(自動計測)で異常が出ると、、血液専門の技師さん(かつていた血液専門医といっしょに鏡検していた人)が目視で確認して、「芽球が出ています」と報告が出て判明する。

 著者の聖路加国際病院血液内科・岡田定先生は、研修医必読の医学書を多数出されていて、岡田先生の本が出れば全部「買い」だと思う。万年研修医のつもりで勉強していこう。

 今日は外来がないので、午前中に病棟を診た。昨日病棟看護師さんから、もう末梢からの点滴は無理と言われていた膵癌終末期の患者さんにCVラインを入れた。昨日は誤嚥性肺炎の90歳女性と気管支喘息発作の68歳女性が入院した。肺炎の患者さん(認知症でグループホーム入所中)は解熱して、穏やかな顔で会話できた。喘息の患者さんは心房細動・心不全で循環器内科に通院しているが、検査の結果心不全の悪化はなく、以前からあった喘息症状の悪化と判断された。デカドロンの点滴静注で、まだ喘鳴は入るが、昨日よりは軽減していた。前々日からの発作なので、喘鳴が消失するまで3-4日から1週間はかかりそうだ。

 今日は今のところ新規入院の依頼はない。今日と明日は内科の当番だが、さて何人入院があるか。昨日は慢性便秘薬アミティーザの講演会に行ってきた。あまり使っていなかったが、すでに発売2年経っていて長期投与できる。安価な酸化マグネシウムに比べてどうなのかとも思うが、ある程度は使用して感触をつかんでおきたい。

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