トベラとメジロ 2010-01-16 06:38:45 | 近所 トベラ(トベラ科) 高さ4~5mぐらいの木に赤いものが目立つ。 トベラの丸く黄色い実がはじけて中から赤い種子が顔を出しているのだった。 実はふつう三裂し、種子は表面が少しネバネバしている。 トベラは雌雄異株だそうで、これは2006年5月に撮ったトベラの雌花。 海岸に多いこともあって、まだ雄花をとるチャンスがなかった。 この赤い種を狙ってメジロがやってきた。 大きさもちょうどメジロ向きなのだろう。 望遠レンズを持っていなかったので、トリミングで拡大してみた。
寒い日に 2010-01-15 06:00:24 | 近所 ムクロジの実 ここ数日、寒い日が続いている。空が青く雲は白い。 ドウダンツツジに何かのミノムシがついて、暖かくなるのを冬芽と一緒に待っている。 ネコヤナギの冬芽もそろそろコートを脱ぎ始めた。 偵察に出てきたミツマタの花は、まだ寒いと報告するのだろうか。 先日の記事で「ジュズダマの硬い実と見えているものは苞葉の鞘だそうで、 本当の果実はその中にあるという。」と書いた。 そこで中を調べてみた。 鞘が思った以上に固くて中身を見るのに苦労した。 鞘の中には右端のような果実のほかに、稔らなかった雌小穂の枯れたものが入っていた。
トビとメジロ 2010-01-14 08:31:37 | 近所 江の島など湘南海岸にはトビがたくさん飛んでいる。 トビはカモメなどと違って生きた魚を捕まえることはできないが、 人がたくさんいると必ず食べものがあることを知っている。 油断していると人が食べているものをさらっていくこともある。 人がいるすぐ傍に平気で止まって、ピーヒョロロなどと鳴きながら様子をうかがっている。 トビに比べるとあまりにも小さなメジロは草食系。 花の中に顔をうずめて夢中で蜜を吸っているようだが、ちょこまかと場所を変えて忙しい鳥だ。
片瀬西浜 2010-01-13 08:28:56 | 近所 片瀬西浜はサーフィンを楽しむ人が多い。 そう深くない場所で波が来るのを待っている。 小さな波でも乗ってみる。 大きな波に出会いたいのだけれど・・ ・ 棒かオールみたないなものを持って、何をしているのだろう。 浜にいる人の数も多い。 突堤で海面を見つめる人たち。 波打ち際ではしゃぐ子供たち。 海よりもおしゃべりを楽しむお母さんたち。 頭上をモーターパラグライダーが飛んだことに気づく人は少ない。
引地川の出来ごと 2010-01-12 08:08:50 | 近所 小田急を善行で降りて親水公園のあたりから引地川沿いを河口まで歩いた。 ウオーキングやジョギングをする人が多かったが、カヌーを楽しむ人もいて驚いた。 引地川親水公園には水鳥がたくさんいるかと思ったが、 マガモのつがいがのんびりしているだけだった。 カワウのペアが川を上り下りをしているのをコサギの目が追っている。 何かが感じられて成り行きを見守った。 カワウは潜水して餌を探しながら場所を変えていく。 するとコサギは歩いたり飛んだりしながら、その傍へ行く。 せっかく近づいたと思ったらカワウは潜る。 こんなことを何度も繰り返している。 囲碁のことを烏鷺ともいう。碁石の黒白にちなんだ言葉だ。 烏はカラスのことだが鵜のカワウに置き換えると、交互に動いて囲碁を打っている様子だった。 囲碁では相手が置いた石に追随して傍に打ってばかりでは大局観がないとされる。 ウロウロしないで沈思黙考してみることも必要だろう。 河口に近づくとユリカモメの姿も見られるようになった。
小鳥たち 2010-01-11 07:21:41 | 近所 家のガラス窓の向こうにヒヨドリがやってきた。 何か大きなものを咥えている。 向かいの家のソシンロウバイの花あたりであろうか。 大きすぎるのか、何度トライしても呑み込めず、一度は落としたのを空中であわててキャッチ。 5分ぐらいかかって、ようやくお腹に入った。 散歩していると、さーっと小鳥が飛び電線に止まった。モズのようだ。 よく見るとトカゲを咥えている。尻尾切りしても捕まったらしい。 首尾よく呑み込めるかどうか心配な大きさだ。 林の中でキュロロンというような鳴き声が聞こえた方向を見るとアカハラがいた。 しばらくすると近くの木の枝に止まったが、胸の白いところは見せてくれなかった。
ふゆみずたんぼ 2010-01-10 07:50:35 | 近所 稲刈りが終わって冬になっても田んぼは生きているよ~ とカカシが言っている。 冬になっても水が残っている田んぼ。 「ふゆみずたんぼ」の一種だ。 ふゆみずたんぼ とは ふゆみずたんぼでは魚をはじめ小さな生き物たちが冬を越し、 たんぼのまわりに豊かな自然をもたらす。 もっとも、近くの田んぼのほとんどは冬に水を入れていない。 それでもむかし湿地だった名残かジュズダマがたくさん生えている。 ジュズダマの硬い実と見えているものは苞葉の鞘だそうで、 本当の果実はその中にあるという。 その近くにたくさんの実がついた小枝が落ちていた。 少し前に小鳥たちが集まっていたカラスザンショウの実が食べ残されたものだろう。
白いものたち 2010-01-09 07:32:35 | 近所 今の時期は花が少なく、赤く熟した実も小鳥たちが食べてしまったようだ。 枯れ葉も落ちたクワの木に白いものが付いている。 クワゴの繭のようだ。 葉っぱなどをうまく利用している。 クワゴを改良して絹糸をたくさんとれるようにしたのが蚕だ。 大きな木にとりついたテイカカズラの長細い莢がはじけて綿毛の実が顔を出している。 莢と同じように種子も細長い。 さらに長い白髪がなびいているようだ。 畑の近くに出ると、足元のあちこちに枯れ色のナズナの実が見える。 ときたま花が咲いているのが見つかると、なんとなく嬉しい。
豪徳寺 2010-01-08 07:13:03 | 近所 世田谷線の宮の坂駅から5分も歩くと豪徳寺がある。小田急線だと豪徳寺駅が最寄りだ。 曹洞宗 大溪山豪徳寺は文明12年(1480)に世田谷城主が建立した弘徳院を前身とし、 寛永10年(1633)彦根藩世田谷領の成立後、井伊家に取り立てられ豪徳寺と改称した。 境内には上の仏殿のほか本堂、観音堂があり、三重塔が平成18年に落慶した。 塔の四周、一層目の蟇股に十二支が彫りこまれている。 丑 子 亥 辰 卯 寅 未 午 巳 戌 酉 申 望遠レンズを持っていなかったので、トリミングで拡大してみる。 子 寅 卯 辰 子のところにはネズミのほかに猫が大きく鎮座している。 実は豪徳寺は猫寺とも呼ばれ招き猫伝説がある、。 井伊掃部頭直孝が鷹狩りの折、貧乏寺の門前で猫が手招きをするので立ち寄り、 和尚が渋茶の接待をしていると大変な雷雨になって、濡れずに済んだ直孝はこれぞ福を呼ぶ猫と喜んだ。 それ以来、井伊家が豪徳寺を取り立て再建し菩提寺にしたそうである。 この観音堂は招猫殿と呼ばれ招猫観音が祀られている。 社務所では招福猫児(まねきねこ)を求めることができ、 役目を終えた招き猫たちが観音堂横にたくさん奉納されていた。 なかなか可愛い表情をしている。 滋賀県の清凉寺・永源寺とともに豪徳寺は井伊家代々の墓所になっている。 大老・井伊直弼の墓もここにあるが、前方に見える緑色の工事用フェンスに囲まれ近づけない。 最近この墓を改修することになり現状確認のため地下2mまで掘ったが棺桶が見つからず、 世田谷区教育委員会では地中レーダー探査を行うことにしたという。 井伊直弼の死後、幕府はこれを2か月ほど公表しなかったそうで、埋葬状況に謎が残っている。
おー散歩 世田谷線 2010-01-07 07:05:03 | 近所 ここは世田谷区三軒茶屋。世田谷通りとキャロットタワーを見る。 「富士フォトギャラリー調布」で行われている「お散歩ネット」の写真展を観に行った。 いつもブログでお世話になっている「きょんち」さんが参加されているからだ。 素晴らしい写真ぞろいで大変勉強になった。 きょんちさんのブログ 会場へは午後に行くことにして、午前中は世田谷線沿線を歩いてみた。 世田谷区は都内でも大きな町だが、「世田谷」駅は三軒茶屋から4つ目の小さな駅だ。 東急世田谷線は三軒茶屋と下高井戸を結ぶ全長5km、駅数10というローカルな電鉄だ。 世田谷線はむかし渋谷から二子玉川まで走っていた玉川電鉄(のちの東急玉川線)の支線の一つで、 玉川線が廃止された後も継続して運行され沿線の人たちの大切な足となっている。 三軒茶屋、西太子堂、若林、松陰神社前、世田谷、上町、宮の坂、山下、松原、下高井戸。 全線が複線だが三軒茶屋駅だけが単線になっているのがおかしい。 全線140円均一だが、320円の散策きっぷを買うと何度でも乗り降りできる。 沿線には史跡や昔ながらの商店街なども多く、途中下車して「おー散歩」をするのにピッタリだ。 豪徳寺などを訪ねようと宮の坂駅を降りると、区民センターとの間にこんな電車があった。 江ノ電601号車で、元々は玉電の木造車両だったのが昭和28年に鋼鉄製台車になり、 玉電廃止後は江ノ電に譲渡され活躍していた。 平成2年に引退して世田谷区に呼び戻されたそうだ。 自由に入れるので、子供連れや女子高生がおしゃべりしたり一休みするのに重宝しているようだ。 ドア開閉装置の表示に時代を感じる。 こちらは現役。車内は明るく親しめる。 2両連結で運転手と車掌さんが乗車していて運賃先払いだ。 上町で降りると近くに代官屋敷がある。 江戸中期以降彦根藩世田谷領の代官を務めた大場家の私宅だが、一部を公開されている。 表門と主屋は国の重要文化財になっている。 白州跡も保存されている。 大きめの石が敷き詰められていて、座ると痛そうだ。 併設の世田谷区郷土資料館には古墳時代以来の多くの歴史資料が保存されている。 天正6(1578)年に始まった楽市を起源とするボロ市が1月15・16日に行われる。 下高井戸には駅前市場がある。見えている線路は京王線だ。 ほかの駅にも駅前商店街があって、ゆっくり歩くと楽しそうだ。
芝桜とプリムラ 2010-01-06 07:41:53 | 近所 この時期でもシバザクラが咲いているのを時おり見かける。 シバザクラはハナシノブ科だそうで、フロックスなどが仲間だ。 白い花も混じっている。 花弁の先端が割れているところなどはシバザクラに似ているが、 プリムラは日本桜草などと同じサクラソウ科の花だ。 色の種類は多い。 訂正:途中でプリムラとフロックスを取り違えていました。 おわびして訂正します。
69プラス1 2010-01-05 07:09:22 | 近所 初詣。寒い中を並んだあと、ちょっと暖をとる。 小さな焚火でも炎は力強い。 沈む夕日が照らす空は大きい。 「シクラメンのかほり」の歌詞には出てこない真紅があざやか。 テレビで70才の内田裕也さんが「69(ロック)プラス1」と言っているのを聞いた。 私もすでに69才。9月にはプラス1になる。 ロックとは何か? 幅が広くて簡単に説明できない。つまりは自由ということか。 70代をロックな気分で行くのもよさそうだ。 蛇足:掛け算の九九で 六九は54 さすれば69(ロック)プラス1=55 元気で ゴーゴー でもある
近所の冬芽 2010-01-04 07:39:45 | 近所 三が日は遠出することもなく近所を歩いていたら、 近くの林の縁で細い茎があちこち延びて他の木にからんだりしているのがあった。 絡むための蔓ヒゲを持っているサルトリイバラだ。 枯れた葉柄の基部に包まれた冬芽が顔を出していた。 マユミは中心の枝に対して左右少し斜めに小枝が張り出し鉾の先のようだ。 そしていずれにも、いくつかの側芽と先端に頂芽がついている。 頂芽は側芽より大きめで、いくつかの芽鱗が集まっている。 そんな小難しい説明はなしにして、カエデの冬芽が二つ並んでいるのが可愛い。
黄色い花で明るく 2010-01-02 06:57:10 | 近所 新春、黄色い菜の花を温かく感じる。 海を見下ろす丘の上にも黄色い花が植えられている。 冬に咲くユリオプスデージーは蕾も銀白色なのが面白い。