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世田谷線の宮の坂駅から5分も歩くと豪徳寺がある。小田急線だと豪徳寺駅が最寄りだ。
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曹洞宗 大溪山豪徳寺は文明12年(1480)に世田谷城主が建立した弘徳院を前身とし、
寛永10年(1633)彦根藩世田谷領の成立後、井伊家に取り立てられ豪徳寺と改称した。
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境内には上の仏殿のほか本堂、観音堂があり、三重塔が平成18年に落慶した。
塔の四周、一層目の蟇股に十二支が彫りこまれている。
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丑 子 亥
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辰 卯 寅
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未 午 巳
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戌 酉 申
望遠レンズを持っていなかったので、トリミングで拡大してみる。
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子 寅
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卯 辰
子のところにはネズミのほかに猫が大きく鎮座している。
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実は豪徳寺は猫寺とも呼ばれ招き猫伝説がある、。
井伊掃部頭直孝が鷹狩りの折、貧乏寺の門前で猫が手招きをするので立ち寄り、
和尚が渋茶の接待をしていると大変な雷雨になって、濡れずに済んだ直孝はこれぞ福を呼ぶ猫と喜んだ。
それ以来、井伊家が豪徳寺を取り立て再建し菩提寺にしたそうである。
この観音堂は招猫殿と呼ばれ招猫観音が祀られている。
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社務所では招福猫児(まねきねこ)を求めることができ、
役目を終えた招き猫たちが観音堂横にたくさん奉納されていた。
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なかなか可愛い表情をしている。
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滋賀県の清凉寺・永源寺とともに豪徳寺は井伊家代々の墓所になっている。
大老・井伊直弼の墓もここにあるが、前方に見える緑色の工事用フェンスに囲まれ近づけない。
最近この墓を改修することになり現状確認のため地下2mまで掘ったが棺桶が見つからず、
世田谷区教育委員会では地中レーダー探査を行うことにしたという。
井伊直弼の死後、幕府はこれを2か月ほど公表しなかったそうで、埋葬状況に謎が残っている。