読書日和

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終わりの始まり

2011-02-18 23:59:08 | ウェブ日記
菅総理が危機的状況を迎えています。
昨日、民主党の衆議院議員16名が党内会派からの離脱を表明し、会見を開きました。
離党はしないものの、予算関連法案への反対を示唆していることから、菅政権は足元からグラつくことになりました。
とうとう身内からの反乱が始まりましたね…
この16人はいずれも2009年の衆議院選挙に比例代表単独で立候補して、名簿の下位でありながら当選を果たした方々とのことです。
当時は民主党の勢いが最盛期を迎えていて、追い風が吹いていました。
もう一つ共通しているのは、小沢氏に近い議員であるということ。
一応16名は、「自分達の意思で行動した」としています。
この16人、実のところ顔も名前もほとんど知らなかったりします^^;
それだけ目立たない存在ということですね。

菅総理にとって最大の問題は、目立たない存在であろうと何であろうと、大事な一票を持っている存在には変わりないということ。
最近ニュースでよく菅総理が公明党や社民党に擦り寄っている場面を見かけます。
今のままでは予算関連法案が成立できないので、菅総理はこれらの党へ協力を求めています。
で、公明党には相手にされず突っぱねられ、次に擦り寄ったのが社民党。
あれは「衆議院全体における2/3議席確保」を狙ってのもので、公明党が相手にしてくれない以上参議院で法案を通すのは不可能なので、衆議院での再可決(衆議院の優越)で法案を通そうという狙いです。
何だかこの動き自体、協力してくれればどの党でも良いのかという感じがして、節操がないなと思いますが。。。
衆議院の優越についても、民主党が野党だった頃に自民党が使ったときは「最低だ」くらいのことを言っていたはずですが、結局自分たちも使うのかよ…という感じです
それでも予算関連法案は国民生活に大きく関わる法案ですし、何とかして成立させたいという努力は理解できます。
ところが、肝心の自分たちの党から16名も造反が出ては、この目論見は水の泡となります。
予算関連法案は、成立できません。
造反は、菅総理の求心力が大幅に低下していることを表していて、予算関連法案に賛成するか反対するかは別としても、世間の菅内閣を見る目は一層呆れ気味になるのは避けられません。
菅総理にとってはまさに崖っぷち状態で、もう万事休すのような気もします。
最後は「もはやこれまで…衆議院解散だ」もしくは、「もはやこれまで…内閣総辞職か」のどちらかの道を選ぶしかないのでは。
民主党的には衆議院は絶対解散したくないでしょうし(選挙になったら惨敗必至の為)、となると内閣総辞職になるのかなと思います。
何はともあれ、予算関連法案だけは何とかしてもらわないと、大変なことになります。
もう民主党内のゴタゴタにはうんざりですし、「国民の生活が第一」を掲げているのなら、総辞職でも解散でも何でもして、どうにかして予算関連法案の目処をつけてほしいと思います。
コメント
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