今回のタイトルは漫画「ONE PIECE」の第573話「この時代の名を”白ひげ”と呼ぶ」をモデルにしています。
読書日和ではたまに政治の話題を書いていますが、最近の政治はゴタゴタ続きな感があります。
鳩山首相の政治とカネの問題に始まり、同じく小沢幹事長の政治とカネの問題、郵政民営化の見直し、高速道路料金が無料になるはずがまさかの実質値上げ→その後白紙に戻る、そして米軍の普天間基地移設問題。
特に普天間基地移設問題が深刻で、総理自身が昨年の衆議院選挙のときに「最低でも県外」と言っていたことから、どうにもならない事態となっています。
さらに最近はこの問題を巡って社民党との意見の隔たりが鮮明になり、「連立離脱」などという言葉が出るようになってきました。
もはや政府与党として絶体絶命な感があるのですが、ほかに期待できる政党がないのもまた事実。
こんなとき、総理がリーダーシップを発揮出来ればもう少しまとまるのでしょうが、残念ながら鳩山総理はそれを発揮出来ていません。
そのせいか、みんなバラバラのことを言っていてまとまりがないんですよね。。。
そんなわけで、昨年の政権交代時に抱いた期待と比べると、大分落差を感じています。
この時代の名…何と呼べば良いのでしょうか。
混乱?混沌?とにかく先が見えない感じがします。
こんなとき、小泉純一郎氏ならどうしただろうかと思います。
色々批判もありましたが、決断することにおいてはすごい人でした。
閣僚人事における「派閥均衡型」をぶっ壊し、北朝鮮に行って拉致被害者を連れて帰り、道路公団を民営化し、誰が何と言おうと靖国神社への参拝を続け、郵政民営化を巡る戦いでは衆議院の解散に打って出て、結果大勝利に導く、そんな人でした。
鳩山総理に小泉氏並の実行力があればもう少しリーダーシップを発揮出来ていたのでしょうが、こればかりはどうしようもありませんね。
少なくとももうしばらくは、今の混乱した状態が続くことになりそうです。
かつての大不況時代が後に「失われた10年」と呼ばれたように、この1年も後に「混乱した1年」のような呼び名が付いたりするのでしょうか。
10年後くらいに「あのときたくさん議論したおかげで今がある」と言えるような状況になっていることを願います