東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

綿の花が咲き始める、葉巻虫の退治

2020年08月12日 | 綿栽培,糸つむぎ,織り,染色

 今年は綿栽培にかける時間が少なくて、あまり元気に育っていません。雑草だらけです。その綿畑を見回ると、ピンク色の花が一輪だけ咲いていました。綿の花色について、和綿は黄色のようで洋綿はピンク色のようです。ただ、品種によって色や色の付きが微妙に違います。去年は茶,白,緑,灰の綿を栽培しました。白は和綿と洋綿に2品種を栽培しました。しかし、無精者の私には多くの品種管理は無理なことが分かりました。そのため、今年は茶,緑,白(バルバゼンセ)だけにして残りは処分しました。来年は白(バルバゼンセ)だけにしようかと思います。

        開花し始めた緑綿の花、可憐な薄ピンク色


 ところで、綿の害虫である葉巻虫はアメリカフヨウにも付いています。綿と同じフヨウ類だからでしょう。アメリカフヨウも綿と同様に、巻いた葉を開くようにして害虫を退治しました。私の畑は広くないため、なんとか私一人で虫を退治できます。広い畑では応援者がいないと、この猛暑の中での退治は大変な作業だと思います。

 まだまだ長中の茶綿     巻いた茶綿の葉    出てきた葉巻虫
  

 私は三種の綿を栽培していますが、どういう訳か洋綿(バルバゼンセ)だけは被害がありません。土地が痩せていて、しかも雑草が一面に茂っているからでしょうか。経験的に、雑草に覆われていると害虫が少ないことがよくあります。害虫は植物の微かな匂いを頼りに、餌となる植物を探索しているそうです。雑草が多いといろいろな匂いが混ざって探索しにくいのかも知れません。コンパニオンプランツと一緒に栽培すると害虫が少ないそうです。綿のコンパニオンプランツを探してみようと思います。例えば、ハーブ類と一緒に栽培すると良いかも知れません。

 雑草に囲まれた洋綿(バルバゼンセ)    洋綿(バルバゼンセ)のつぼみ 
 

コメント
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