東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

羊の原毛,紡ぎ,染色,そして織り 21/29 (筬,綜絖通し 4/4)

2020年08月16日 | 綿栽培,糸つむぎ,織り,染色

 羊の毛刈りから延々と続けてきて、ようやく経糸120本の張り終わりまで来ました。以前使った経糸は市販の糸でしたので、経糸の数が多いだけでそれほど苦労はなかったように思います。今回は、自分で羊毛を紡いだ糸を経糸にしたので、固有の大変さがいろいろありました。
 一つ目の問題は、紡いだ糸の太さがまちまちで、筬や綜絖に詰まって通らないことがあることでした。太さを自分なりに検査して、糸の太さを調整したつもりでした。しかし、染色したり巻いたりしているうちに、どうしても撚りがほどけるのです。

     ようやく経糸を張り終わり、今後は織りの工程に入る


 二つ目の問題は、整経台を使って同じ長さにしたはずなのに、やはり染色したり巻いたりしているうちに微妙に長さが違ってくることでした。そのため、すべての経糸が同じテンションになるように経糸の端を縛り変えるなどしました。まったくアナログな作業ばかりです。経糸を張り終わると、経糸を片側(織り終わり側)に巻き取りました。互いの糸が干渉しないように、紙を挟み込んでおきました。

経糸のテンション調整   縛り変えてテンション調整  経糸を片側に巻き取る
   

 経糸を張る最終段階で、織前布ムカデ付きと呼ばれる巻き取り布を使おうと思いました。しかし、糸が太くて使えないことが分かりました。そのため、この織機に元々付いていた細い横棒に経糸を6本ごとに分けて縛りました。縛り終えてテンション調整をして、さらに経糸を片側(織り終わり側)に巻き取り終わると、ほっとしました。
 次回からようやく織りに入ることができます。心配していた綜絖や筬の動きですが、きついものの上下前後になんとか動作するので安心しました。ただ、今後どのように織るか1週間ほど考えようと思います。チェック模様なら容易ですが、何らかの模様を入れるとなると手間がかかります。悩ましいところです。

  織り終わり側に経糸を巻き取る      左側から織り始める
 

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猛暑の中、麦の種を撒く畑の草刈り

2020年08月15日 | 草刈り,整地

 相変わらずの猛暑です。この猛暑と先週の雨で、ますます雑草は元気に伸びています。今回は、夕方前の涼しい時間帯に草刈りをしました。草刈りした畑は、秋に麦の種を撒きます。去年と同じように、小学校の放課後学習で子供達に種まきしてもらう予定にしています。収穫した麦は同じく放課後学習で製粉しホットケーキなどにして食べます
 このまま畑を放置しておいても良いのですが、草が伸び切ってしまいます。そうなると、草刈りした長い草が耕運機のロータリーに絡まってしまいます。当然、耕運がはかどりません。草刈りの原則は、背が低い時に刈り取りとることです。

         秋に麦の種を撒く予定の畑、綺麗に刈り取り


 草刈りするにあたって、誰でもそうでしょうが蚊対策をします。一つ目の対策は腰に蚊取り線香をぶら下げます。たくさん煙が出るように線香の先端と終端の二ヶ所に火をつけます。心なしか蚊が寄ってきません。二つ目の対策は薄いサラサラの長袖シャツを着ることです。半袖の方が涼しいのですが、日焼けや蚊避けの対策になりません。長袖は汗だくになるので着替えが頻繁です。来年は風を取り込むファン付きの長袖を買ってみようと思っています。

  蚊避けの蚊取り線香    草苅り前の畑      草刈り後の畑
  

 今回の草刈りは大雑把でしたので、次回は丁寧に雑草を散らすように草刈りします。そうすれば、すぐにでも耕運機かトラクターで耕すことができます。一年のうち、7月と8月は草刈りが最も大変な季節です。7月は梅雨でなかなか草刈りできませんし、雨で雑草がどんどん伸びます。8月は猛暑でさらに雑草が元気になります。しかし、この時期に草刈りしておかないと、そのむくいが9月にやってきます。秋冬野菜の種まきをしたいのに、伸び切った草の刈り取り、耕運、整地などで時間が過ぎてしまいます。
 畑が広いと、真夏は特に精魂尽きてしまいそうになります。今後の体力を考えると、いつかは諦めなければならない時期が来るのだと思います。倒れる前に。

    草刈りする前の茂った草       やっと草刈りした畑
 

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9月開催、子供達の工作指導用サンプル巣箱の制作(1/3)

2020年08月14日 | 子供の育成関連

 コロナのため4月からずっと休会していた少年少女発明クラブ、9月から再開される予定です。毎年4月から発明工夫展示会用のアイデア工作を子供達は制作していました。しかし、5ヵ月もの休みのため今年は中止となりました。さらに、去年県代表として全国大会に参加したチャレンジ創造コンテストも中止となりました。多くの子供たちがチャレンジしたかっただろうに残念でした。クラブは、今年度は9月からの開催です。9~10月は木工作品の巣箱を作ってもらうことにしました。そのため、子供達に見せるサンプルを作り始めました。

        子供たちに見せる巣箱見本を制作中


 子供達にはノコギリ,金槌,差し金,釘,ペンチ,物差しなどアナログな道具を使って工作してもらいます。私はサンプルを早く作るため、電動ノコギリや電動ドリルを使いました。描いた図面を元に差し金などで板に線を引いたのち、電動ノコギリで板を切りました。ノコ屑が部屋内に飛ばないように、野外でサンプルを制作しました。さすがに日射が強く、手短に板を切り出しました。

  最初に図面を書く     差し金で板に線     使った電動ノコギリ
  

 コロナ対策のため、子供と子供の距離を長くとります。また、入室時のマスク,体温測定,消毒なども徹底することにします。例年のようには密に作業できないため、子供達も指導員もやりにくいのではないかと思います。しかし、約半年間も工作できなかったため、子供達は張り切って工作してくれるものと思います。また、指導員達も子供達の指導を心待ちにしているのではないかと思います。

    板の線に合わせて切断       次々にできる巣箱の板部品
 

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秋冬野菜の種まき準備

2020年08月13日 | 草刈り,整地

 暑い日が続いていますが、2週間もすれば9月です。9月になると次から次へと秋冬野菜の種まきが始まります。猛暑の夏ではありますが、その準備を怠るわけにはいきません。少しずつ畑を除草したり耕したりして秋冬野菜の準備をしています。今回は、不要になった黒マルチを片付けたり、その跡を耕運機で耕したりしました。暑いので手短に作業しました。じっとしていると蚊に襲われます。長袖を着たり、腰に下げる蚊取り線香を付けたりして作業しました。

          使い終わった黒マルチを片付ける


 最初、黒マルチを片付けようとしましたが、雑草の根が生えているため簡単には剥がれません。剥がしやすいように、黒マルチの端に生える草を取りました。そして、三本クワで寄せるようにして黒マルチを剥がしました。そして、両手で持って、引っ張るようにして剥がしました。剥がした黒マルチは思ったほど傷んでいなかったため、秋に再利用して良いかも知れません。

  周りの草を取る     三本クワで剥がす    引っ張るように回収
  

 黒マルチを綺麗に剥がすと、その場所を耕運機を使って丁寧に耕しました。雑草は根ごと掘り起こすように耕します。数日後、今度は中和剤を薄くまいて耕そうと思います。9月までに数回耕して、黒マルチを再利用してネギ類を植え付けようかと考えています。猛暑で大変な季節ですが、秋に備える大切な季節です。さぼっている訳にはいきません。草刈り、耕運などと野良仕事は限りなくあります。

 雑草の根を掘り起こすように耕運      今後数回、種まきまで耕運
 

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綿の花が咲き始める、葉巻虫の退治

2020年08月12日 | 綿栽培,糸つむぎ,織り,染色

 今年は綿栽培にかける時間が少なくて、あまり元気に育っていません。雑草だらけです。その綿畑を見回ると、ピンク色の花が一輪だけ咲いていました。綿の花色について、和綿は黄色のようで洋綿はピンク色のようです。ただ、品種によって色や色の付きが微妙に違います。去年は茶,白,緑,灰の綿を栽培しました。白は和綿と洋綿に2品種を栽培しました。しかし、無精者の私には多くの品種管理は無理なことが分かりました。そのため、今年は茶,緑,白(バルバゼンセ)だけにして残りは処分しました。来年は白(バルバゼンセ)だけにしようかと思います。

        開花し始めた緑綿の花、可憐な薄ピンク色


 ところで、綿の害虫である葉巻虫はアメリカフヨウにも付いています。綿と同じフヨウ類だからでしょう。アメリカフヨウも綿と同様に、巻いた葉を開くようにして害虫を退治しました。私の畑は広くないため、なんとか私一人で虫を退治できます。広い畑では応援者がいないと、この猛暑の中での退治は大変な作業だと思います。

 まだまだ長中の茶綿     巻いた茶綿の葉    出てきた葉巻虫
  

 私は三種の綿を栽培していますが、どういう訳か洋綿(バルバゼンセ)だけは被害がありません。土地が痩せていて、しかも雑草が一面に茂っているからでしょうか。経験的に、雑草に覆われていると害虫が少ないことがよくあります。害虫は植物の微かな匂いを頼りに、餌となる植物を探索しているそうです。雑草が多いといろいろな匂いが混ざって探索しにくいのかも知れません。コンパニオンプランツと一緒に栽培すると害虫が少ないそうです。綿のコンパニオンプランツを探してみようと思います。例えば、ハーブ類と一緒に栽培すると良いかも知れません。

 雑草に囲まれた洋綿(バルバゼンセ)    洋綿(バルバゼンセ)のつぼみ 
 

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羊の原毛,紡ぎ,染色,そして織り 20/29 (筬,綜絖通し 3/4)

2020年08月11日 | 綿栽培,糸つむぎ,織り,染色

 紡いだ糸を織って布を作ることはそれなりに楽しいのですが、個人的には1番面倒なのは経糸を張ることです。私が紡いだ経糸はたこ糸のように双糸になっていません。染色したりしているうちに撚りが緩くなってしまいました。そのため、筬や綜絖の穴を通しにくくて困りました。今回やっとの思いで120本の経糸を筬や綜絖を通しました。しかし、筬や綜絖が軽やかに動いてくれません。とても織りにくいのではないかと思います。

         やっとの思いで筬と綜絖を通した120本の経糸


 ところで、経糸の長さに思ったより余裕がありません。そのため、経糸の端をなるべく無駄がないように止め直しました。最初、24本の経糸を一括りしていましたが、6本ごとに括りました。布を織る場合、経糸を余裕を余裕を持たせておく必要があります。布を何度も織ったことがないため、そのことに気が付きませんでした。

 経糸の端を6本ごとに    6本ごとに括り直す   薄赤の経糸を加える
  

 そんなこんなで、苦労しながら120本の経糸を筬や綜絖に通しました。今後は、織り始めの端を縛って固定する作業があります。整経台で同じ長さで経糸を取ったはずでしたが、染色などしているうちに微妙に長さが違ってきました。120本の経糸が同じ張力で張られるように固定しなければなりません。そして、織り終わりの方に経糸を巻き締めます。それが終わって、ようやく横糸を張ることができます。ちゃんと織れるでしょうか。

  72本の経糸を筬と綜絖に通す      120本の経糸を通し終える
 

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田布施コットンクラブ、再度の紅花染め

2020年08月10日 | 綿栽培,糸つむぎ,織り,染色

 2週間ぶりのコットンクラブでした。前回、私のミスで思うように紅花で染めることができませんでした。今回、ちゃんと染色できるように慎重に作業しました。その結果、まあまあの出来でした。仕事で染色している方ならば手順を忘れることはないでしょう。しかし、1年に1度しか染色しないので、細かな手順をうっかり抜かしてしまうことがあります。今回は、絞り染めが黄色にも朱色にも染まってよかったです。この秋、去年と同じように小学校の放課後学習で子供達に染色を体験してもらおうと思っています。

   黄色,朱色共に私の絞り染め、左下はSさんが綿を紡いだ糸


 最初に黄色の染色をしました。紅花を水に浸けると、花弁からさーっと黄色の染料が溶けてきます。強制的に溶かすためミキサーで混ぜました。そして、溶けた染料水だけをフィルターで抽出しました。そして、鍋に入れて煮える直前の水温にしました。水温が上がりきるまでの間、染めたい布を縛りました。今回は、小石を入れて縛りました。豆やビー玉でも良いでしょう。水温が上がりきったことを確認して、縛った布を浸しました。5分位浸した後、冷まして水で洗いました。その後、縛った紐をリッパーで切りました。広げると、黄色に染まった絞り染めの出来上がりです。

  ミキサーで混ぜる    染色液の水温を上げる    リッパーで糸を切る
  

 続いて、布を朱色に染めました。最初、水溶性の黄色の染料をどんどん洗い流しました。黄色が出なくなった頃、朱色の染料が溶けるアルカリ水に紅花の花弁を混ぜました。そして、朱色の染料が溶けた頃に水溶液を中和するため酸を入れました。さかんに泡が出ます。割りばしで混ぜながら、泡が出なくなるまで酸を入れます。中和されると液が血のように赤くなります。泡が出なくなると、染めたい布を入れます。5分位すると布を取り出して水で洗います。そして、糸をリッパーで切ります。布を広げると、朱色に染まった絞り染めの完成です。同じようにして、紡いだ糸などを染めました。

   小石を入れて布を糸で縛る       赤い染色液に布や糸を投入
 

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曇り空の中、郷土館周りの草刈り・溝さらい

2020年08月09日 | ふるさと

 猛暑の8月、郷土館周辺で草刈りする地区はありません。しかし、郷土館は毎年8月に草刈り作業をしています。年3回(5月8月11月)、建物周辺の駐車場,入口門と裏門,そして庭木下などを草刈りします。今回、8時半から作業を始めました。早朝とはいえ、真夏のため汗だくの草刈り作業となりました。過酷な作業でしたが、参加していただいた方々のご協力により周辺は綺麗になりました。

        草刈りを終えた駐車場から見た郷土館


 作業は大きく三つに分担しました。①草刈り,②集草,そして③溝さらいです。私は①の作業をしました。自宅から持ってきた草刈機を使って、生えた雑草をどんどん刈り取りました。②の作業する方は、刈られた雑草を熊手で集めます。そして、後でトラックに積み込みやすいように山にしました。③の作業は、郷土館に並行して流れる溝を綺麗にさらいました。溝に溜まった土をクワでさらい、一輪車に積み込み捨てます。

    草刈り中の防火用水傍         草刈り後の防火用水傍
 

 広い駐車場はハンマーナイフモアで草刈りする予定でした。しかし、使えないことが分かり草刈機3台で草刈りしました。熱中症にならないように、各自水分を補給しながら、また休憩を入れながら作業しました。そして、昼前までにすべての雑草を刈り取り、溝もさらって綺麗になりました。次の草刈りは10月です。その後は、来年の5月まで草刈りはありません。

   集草している方々    草刈りした駐車場    草刈りした防火用水傍
  

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ヘナを植木鉢へ移植、そして枝を挿し木

2020年08月08日 | 綿栽培,糸つむぎ,織り,染色

 種から育てているヘナですが、7月になってからぐんぐん育っています。インドなどの南国でよく育つヘナ、日本の真夏の暑さでようやく本来の元気が出るようになったようです。ちなみに、沖縄でも栽培されているようです。私の予想では、野外に置いておくと冬は枯死してしまうと思います。そのため、冬直前に屋内に退避できるように、庭で栽培しているヘナを植木鉢に移植しました。そして、日本の気候では種はできないと思いますので、挿し木で増やせないか試してみることにしました。

         庭で栽培していたヘナを植木鉢に移植


 屋内に容易に退避しやすいように、取っ手が二つある植木鉢に移植しました。底に小石を敷いて水はけをよくしました。そして、その上に野菜栽培用の培養土を詰めました。次に、畑からスコップで掘ってきたヘナを移植しました。根付くまで一週間程度木陰に置くことにしました。今後も無事に育ってくれるよう、水やりなどの管理しようと思います。

  植木鉢の底に小石    培養土を入れる      庭で育ったヘナ
  

 種から育てたヘナは二つあり、もう一つは最初から植木鉢で栽培しています。このヘナも元気に育っています。このヘナの枝を一本、ハサミで切り取りました。そして、別途に用意した植木鉢に挿し木しました。ヘナが挿し木で増えるのか知りません。挿し木が成功すれば、種を入手して育てる手間が省けます。木陰に置いて、ヘナが根付くかどうか見守ろうと思います。

   大きめの枝をハサミで切り取る    別に用意した植木鉢に挿し木
 

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アサガオとニガウリを網に這わす

2020年08月07日 | 花,野草

 毎年の事ですが、婆様が寝起きする窓の外に網を張りました。これは、この網にアサガオとニガウリを這わしてサンシェードにするためです。また、体を思うように動かせない婆様の楽しみを作るためです。ニガウリが網を這いあがったり、実が大きくなるを、毎日眺めるのが楽しみとのこと。今年は見ることができそうですが、あと何年見ることができるでしょうか。

        張った網にアサガオのツルを絡ませる


 去年使った網を再利用しました。二階のベランダの手すりから垂らして、アサガオが生える地面に杭で固定しました。6月に種まきしたアサガオとニガウリですが、ようやくツルが伸びるようになりました。そのアサガオとニガウリのツルを、誘導するように網に絡ませました。日差しが強いので、すぐにツルを這い上がると思います。去年は二階ベランダの手すりまで登りましたが、今年も這い上がるでしょうか。

 二階ベランダの手すり     二階からの網      網を杭で固定
  

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超遅まきのトウモロコシ、収穫できるか?

2020年08月06日 | 野菜:豆類ほか

  7月に硬質トウモロコシの種まきをしました。しかし、梅雨のため水溜りのようになった畑でしたので、種が腐ったのでしょう発芽しませんでした(2粒だけ発芽)。種まき時期として超遅くなるのですが、今回ダメ元で種を撒いてみました。ちゃんと発芽するように、水に1日浸した種を撒きました。発芽はすると思いますが、収穫できるまで成長するか心配です。一種の抑制栽培でしょうか。

         発芽に失敗したトウモロコシ、再度種まき


 これだけ遅い時期にトウモロコシの種まきをしたのは初めてです。今、種を撒けば11月上旬の収穫になると思います。しかし、収穫できるまでに成長するかどうかが問題です。収穫できないか、収穫できても実が小さいのではないかと思います。ちなみに、ソバはこの時期に種まきをします。また、小豆も今の時期に種をまいても、ぎりぎり豆を収穫することができます。猛暑の夏ですが、今はもう秋を意識した畑作りに入っています。

発芽済のトウモロコシ    耕運機で畑作り    水に浸した種
  

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羊の原毛,紡ぎ,染色,そして織り 19/29 (筬,綜絖通し 2/4)

2020年08月05日 | 綿栽培,糸つむぎ,織り,染色

 紡いだ経糸を織機に張っていますが,遅々として進みません。そして、今更なのですが間違いに気が付きました。横幅約40㎝で長さ70cm位の布を織るためには、経糸の長さが1m位あればいいかと思っていたのは間違いでした。経糸の長さに相当余裕を持たせなければならないことに気が付いたのです。長さ約70cmの布を織るため、横糸を通すことができる経糸を極力長くする必要に迫られました。そのため、経糸の端を結び直しました。やれやれ、反省点ばかりです。

       2枚の綜絖を通した後、筬に経糸を通す


 普通の反物は幅が約38cmで長さが約12m位です。反物を織るためには、経糸の長さは+1m位を加えた13m位は必要です。この+1m位の余裕長をすっかり忘れていました。今回少しでも横糸を多く張れるように、一度張った経糸の端を解いて結び直しました。織りの講習会などでは経糸はすでに張ってあることが多く、経糸の長さに気を使う必要はありません。自分で経糸を紡いで張る私は、その勘所である余裕長をうっかり忘れていました。

 最初の経糸端の結び    いったん結びを解く    結び直した経糸端
  

 経糸を結び直した後、筬通しを使って経糸24本全てを筬に通しました。この織機は、経糸を綜絖2枚と筬1枚を通します。つまり3枚を通さなければなりません。リジット織機は、綜絖と筬が一体化して1枚だけです。借りたこのカランコ織機、最近使っている方が少ないようです。やはり、リジット織機と比べて経糸張りに多大な手間がかかるからではないかと思います。さて、残り94本の経糸を通さなければ織りに入れません。先は長いです。

    24本目の経糸を筬に通す      筬1枚と綜絖2枚に経糸を通す 

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修理中、壊れた古い足踏み糸紡ぎ機(2/x)

2020年08月04日 | 綿栽培,糸つむぎ,織り,染色

 引き続いて足踏み糸紡ぎ機を修理しています。今回は、糸巻きボビン回りの機械を分解することにしました。使われなくなって何十年も経過しているためか、機械全面が錆びに覆われています。そして、その錆びのためにあちこちが固着して動かなくなっています。元のようにスムーズに動くようにするための分解・清掃です。表面の錆びは容易に取れますが、ギアやスライド機構内部の錆びは取るのがとても困難です。壊れないように優しく修理することが肝心です。

     今回分解した、ボビンを回転・スライドさせる機械部分


 まずは、糸巻きボビンを取り付ける回転軸を外すことにしました。そのために回転軸が飛び出さないようにしているピンを外しました。このピンも錆びているため、ペンチで少しずつ回しながら引き抜きました。力任せに引っ張ると折れることがあります。ところが、回転軸を左右に動かす部分がこれまた固着して動きません。仕方なく、固定軸を先に取り外すことにしました。固定軸を取り外すと、糸巻きボビンを止めるバネを外しました。これまた錆びていましたので、後日綺麗に錆びを落とす必要があります。

回転軸のピンを引き抜く   固定軸を取り外す    糸巻き止めバネを外す
  

 ようやく回転軸を外すことができました。回転軸は、糸紡ぎ時に滑らかに回る必要があります。紙やすりで何度も金属の地肌が出るように磨きました。すると、滑らかに回るようになりました。糸巻きボビンを取り付けると、糸巻きボビンがくるくるとよく回ります。このままでも、車輪を直して少し細工すれば糸を紡ぐことができるようになります。次は、足踏みで回転させる車輪を直そうと思います。必要な木材を加工する必要があります。熱い夏が続きますが、のんびり修理しようと思います。

  ようやく回転軸を取り外す      回転軸に糸巻きボビンを取り付け
 

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猛暑の中、早朝に元小麦畑の草刈り

2020年08月03日 | 草刈り,整地

 梅雨明け後、猛暑日が続いています。しかし、暑いからと言って部屋に引きこもっている訳にはいきません。あと1ヶ月すれば秋冬野菜などの種まきが待っています。今回は、小豆畑,藍畑,綿畑,そしてだいぶ先の事ですが10月に小麦の種まきをする畑の草刈りをしました。いつもだと草刈機を使うのですが結構疲れます。そのため、今回は久しぶりにハンマーナイフモアを使って草刈りをしました。この機械を使うと、草を細かく裁断してくれる上に耕運機のように移動してくれます。つまり、ハンマーナイフモアに付いていくだけですのであまり疲れません。私のとっては真夏用の草刈機です。

     生い茂る雑草の中、ハンマーナイフモアで草刈り


 梅雨でしばらくの間、藍や小豆畑に行きませんでした。そのため、畑は雑草だらけになっていました。まるで、海のように草が一面に生えていました。草原です。風が吹くと、草の波が風下に動いていきます。最初久しぶりに西洋大鎌(scythe)で刈ろうかと思いましたが、暑さで熱中症になるに違いありません。そのため、ハンマーナイフモアで草刈りしました。ただ、このハンマーナイフモアは刈り幅が40cmしかありません。何度も往復しなければならないのが不便です。

  草原のような雑草     小豆畑傍を除草      除草が進む
  

 疲れが少ないハンマーナイフモアですが、それでも猛暑が襲います。汗が目に入って痛いこと。一度木陰で休憩しました。私の場合、熱中症の前段階として頭が痛くなるようです。頭が痛くならないように2時間位作業して10時半に切り上げました。残りの雑草は、ハンマーナイフモアでは刈り取ることができない土手や木の下などの雑草です。後日、草刈機を使って綺麗に刈り取ろうと思います。

    藍畑傍の雑草を刈り取り       除草して綺麗になった畑
 

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ブラックベリーが収穫期に入る。今年は甘い

2020年08月02日 | 樹木,果樹

 今年もブラックベリーを収穫する季節がやってきました。ブラックベリーの品種によって収穫時が違うようですが、我家は毎年8月初旬が収穫期です。先週頃から実が赤くなってきたため、そろそろ収穫かなと思っていました。黒い成熟果がぽつぽつ現れました。一粒を口に入れると、例年より酸っぱみが少なく甘みが強いようです。今年も我家だけの夏の楽しみ「ブラックベリー・ジュース」を思いきり飲むことができそうです。

        赤い未熟果の間に、一つだけ黒い成熟果


 まだ赤い未熟果が多いですが、油断しているとあっという間に黒い成熟果になります。これから毎日、成熟果を点検する必要があります。小鳥たちも狙っているため、成熟した実はすぐに収穫する必要があります。おそらく一週間後が成熟のピークではないかと思います。たくさん収穫できるようならばジャムにしても良いかも知れません。

  たくさんの赤い未成熟果       黒い成熟果、今年は甘い
 

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