東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

9月開催、子供達の工作指導用サンプル巣箱の制作(3/3)

2020年08月21日 | 子供の育成関連

 9月から再開される少年少女発明クラブ、開講式をしてから工作に入る予定です。毎年この月は木工作をしています。去年は一生使えるような蓋つき小箱を制作しました。今年は巣箱作りをします。高学年生用には切妻屋根の巣箱を、低学年生には陸屋根の巣箱を作ってもらいます。切妻屋根の巣箱サンプルはすでに作ったため、今回は陸屋根の巣箱サンプルを作りました。高学年用と低学年用とに分けましたが、子供達はどれを選んでもかまいません。板を一枚渡した後、子供達は製図,切り出し,組み立て,釘打ち,塗装をすべて自分でこなします。困った時は指導員がアドバイスします。ちゃんと巣箱を作ることができるでしょうか。多少不格好な巣箱になってもかまいません。自分の力で一生懸命作った体験が一番大切だと思っています。

        低学年生用の陸屋根巣箱サンプル


 切妻屋根巣箱サンプルを作ったのと同じ板を使いました。最初、簡単に製図した後に板に線を引きました。そして、その線に沿って電動ノコギリで板を切り出しました。陸屋根巣箱は、すべて長方形ですので捨てる木片はありません。最も無駄のない巣箱でしょうか。また、最も作りやすい巣箱ではないかと思います。全ての板を切り出すと、小鳥が出入りする径3cmの丸穴を開けました。なお、子供たちはノコギリで切り出します。

   板片を切り出す    径3cmの丸穴を開ける     巣箱の底板 
  

 続いて、屋根部分の板を塗装しました。塗装の目的は、雨が降っても巣箱内にしみ込まないようにするためです。続いて各木片を接着剤で固定して、巣箱の形にしていきました。なお、子供達は釘を打って固定します。また、切妻屋根の巣箱サンプルもそうですが、陸屋根の巣箱サンプルも屋根は固定しませんでした。子供たちが屋根を外して、巣箱内部を自由に見るためです。子供達が作った巣箱、来春小鳥が営巣してくれるでしょうか。ちなみに3年前、巣箱製作後の春にスズメとシジュウカラが営巣したとの報告がありました。

   各木片を組み立てて巣箱に        屋根を載せて完成
 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする