東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

田布施町 少年少女発明クラブ (続)小箱作り

2019年10月28日 | 子供の育成関連

 小箱作りの最終日です。前回出席した子供達のほとんどは、ある程度箱を作り上げています。今回は、出来上がったその小箱の蓋に、蝶番を取り付けたり鍵を取り付けることから工作を始めました。前回来れなかった子供は、最初から作るので大変です。長い板に線を引くことから始めます。その線に沿って自分でノコギリを使って切断します。そして、金づちで釘を打って小箱の形になった所で前回来た子供に追いつきます。

          小箱を熱心に制作している子供達


 子供達のそれぞれの性格が工作に現れていると思います。速く作ることができるものの、雑な形に仕上がった小箱、製作が遅いものの綺麗な形にできあがった小箱、私がサンプルに作った小箱に工夫を凝らした小箱などです。早く作って暇を持て余す子供がいれば、なかなか工作が進まない子供もいます。

 板の切断から工作開始    板の長さを確認     釘をトントン打つ
  

 ここ数年、落ち着きのない子供達が増えたように思います。また、自分で工夫したり考えることができない子供が増えました。さらに困るのは、基本的な生活習慣ができていない子供が増えたように思います。挨拶できない、ありがとうを言えない、道具を粗末に、欠席が多い、掃除ができない、自分は悪くない、大人を小ばかにするなど、困ったことです。

指導員に手伝ってもらい蝶番取り付け     蓋と箱本体に鍵を取り付け
 

 困った子供が増えたため、指導員のモチベーションが下がっています。実際、指導員の欠席が増えているように思います。工作指導よりも生活指導に時間を取られることが多くなったこともその原因ではないかと思います。来年は工作の指導員になりたい人が減ることが予想されます。そのため、発明クラブの子供の数を大幅に減らす必要がありそうです。1人の指導員に2人の子供が限度ではないかと思います。来年度の検討課題です。
 さて来月は、田布施中学校に場所を移して科学工作や科学実験などをします。

  小箱に鍵を付ける   完成した小箱に絵を書く   完成した小箱を披露
  

コメント
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