東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

今年もインド藍の種を蒔く

2021年06月06日 | 綿栽培,糸つむぎ,織り,染色

 今年もインド藍の種を蒔きました。インド藍は日本の気候に合わないのか、種ができにくいようです。一昨年はなんとか種ができましたが、去年はダメでした。鞘はできるのに種が未熟のまま秋になりそのまま枯れてしまいました。たまたま去年、私が差し上げた種を蒔いた方の畑では無事種ができました。その種をいただきました。出戻りの種です。私が思うには、一日中太陽光が当たってしかも暑い畑が良いようです。熱帯に近い気候が良いのでしょう。今年は、太陽光がよく当たる畑に種まきしました。

       太陽光がよく当たる畝にインド藍の種をまく


 鞘はよくできるのですが、種がちゃんと熟しているかどうか判定する方法があります。茶色になった鞘を手で持って軽く振るのです。熟していると種が鞘に当たるようで、カサカサする音が出ます。カサカサする鞘を選んで棒で強く押し付けます。すると鞘が割れて種が出てきます。その種を集めて畑に蒔きます。試してはいませんが、鞘のまま種まきしても発芽するのではないかと思います。

  種が未熟な鞘ばかり     完熟した鞘      完熟鞘を棒で押し付け
  

 ところで、インド藍の種を蒔くのはもちろん藍染めするためです。インド藍は日本のタデ藍と違ってマメ科です。藍の成分が違うのでしょうか、インド藍を使って藍染めする方法かよく分かりません。去年、郷土館で藍染め体験をしました。その時、インド藍の葉を使った叩き初めはよく染まりました。しかし、布全体を染める方法が分かりません。還元剤などの使い方がタデ藍と違うようです。この夏、私なりにいろいろな方法を試してみようと思っています。

    小粒なインド藍の種         種まき前にレーキで畝を整地
 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする