東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

思いがけず、楮(こうぞ)の実を収穫

2021年06月05日 | 樹木,果樹

 一昨年のこと、放課後学習で子供達に紙漉き体験をしてもらおうと思いました。そのため、楮の苗を一本購入して畑に植えました。ところが、コロナ惨禍で放課後学習が少なくなりました。そして、私も紙漉き体験をすっかり忘れていました。その後、楮の苗は大きく成長して私の背を追い越すほどに成長しました。遠くから見ると、その楮の枝のところどころに野イチゴに似た橙色の実があるではありません。調べてみると、実を食べることができるとのこと。楮の樹に食べられる実がなることを初めて知りました。

        少しトゲトゲがあるものの、微かに甘い楮の実


 枝のあちこちに実る楮の実を手で摘まんで収穫しました。そして、食べてみました。アロエを噛んでいるような弾力性と、わずかな甘みがありました。先日収穫したユスラウメの実は酸っぱさがありましたが、楮の実には酸っぱさはありません。

   野イチゴに似た楮の実         枝のあちこちに実る
 

 この実の欠点は、実の表面のトゲトゲが舌ざわりを邪魔をすることでしょうか。グミの実は積極的に食べたい気を起こしますが、楮の実はそれがありません。さて、実がなるほどに成長した楮の樹、この冬にハガキ大の紙を漉いてみようか考えています。

             ほとんどの枝に実が

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする