湘南ライナー日記 SHONAN LINER NOTES

会社帰りの湘南ライナーの中で書いていた日記を継続中

鎌倉ダイアリー

2011-08-12 23:10:09 | ぶらかま


聞くことさえ恥ずかしかった。
でも、少女コミックがズラリと並ぶエリアにおっさんが立っている状況こそがマズイと思い、勇気を振り絞って聞いたのだ。
もちろん、いかにも誰かに頼まれてやってきたかのような顔をして。

「え~っと、何だったかなぁ、う・み・ま・ち?ダイヤ…」

「あっ、『海街ダイアリー』の4巻ですね、今日発売の」
若い女性の店員さんが僕の先を歩き出した。
後ろを着いていくと、おやまっ、ほんのいま歩いてきたコーナー入口付近にドドーンと平積みになっていたのだ(笑)。

「こちらですね」
その中の一冊を僕に手渡してくれる。
「あっ、あぁ~、そうかな? うんうん、あぁこれだ、これだ。ありがとうございます」

うわっ、レジの女性店員も僕の顔をチラリと見たぞ。

どうしてそこまでして…って。
まあ別に発売日に買わなくたっていいんだけどね。
ただ、4巻もまた鎌倉市内の各地が登場している。

それにしても、初めてこのマンガを読んだ時は、その舞台となっている鎌倉でまさか自分が働くことになろうとは思ってもいなかったのだ。

暑さ忘れる

2011-08-11 20:00:29 | 自分四季報


「来週、暑気払いですから」
そう言われて、一瞬考えてしまった。
だって、本当に久しぶりに耳にした言葉だったからね。

わかりますか、みなさん(笑)

ちゃんとした意味とは別に、暑さをブッ飛ばす飲み会のことをこう言ってましたよね、昭和の頃は。いや、昭和でも高度成長期かな(笑)。
ホント、懐かしい響きだ。こんな言葉を毎年普通に使い続けているなんて、さすが息の長い会社は違うなぁと、改めて実感した。
ただ会場に着いてみると、そこは片瀬江ノ島駅に近い川っぺりに建つおしゃれなお店。暑気払いという古い言葉とのギャップが激しかった。
2階のテラス席で盛り上がっていると、川面を渡ってくる風が思いのほか涼しくて驚く。体に溜まっていた熱さが見事に払われたことだけは確かだった。


なごむしるこ店

2011-08-10 21:54:06 | B食の道


鎌倉市民に夏の思い出を問うと、よく出てくるのが『納言志るこ店』で食べた「かき氷」だ。
小町通りから若宮大路に抜ける狭い路地にある。
なかなかタイミングが合わずにスルーしていたが、あまりの暑さに昨日飛び込んだ。

なるほど昔ながらの甘味処といった風情。初めてなのに懐かしい。扇風機が回っているだけなのに、やけに涼しい。ときどき音を立てる風鈴が、さらに温度を下げてくれて、ようやく落ち着いた。
頼んだのは、その「かき氷」ではなくなぜか「クリームあんみつ」(600円)。大きめの器に、昔ながらのビジュアルが嬉しい。缶詰の真っ赤なサクランボが美しい王道のそれである。
味に特徴などない。それが大切。変に媚びたり、過度に盛ったり、今風にアレンジなどする必要はないのだ。やはり、こういうお店のこういうメニューは昔のままであってほしいと願うばかり。

11時半ごろに入ったとき先客は一人だったが、食べている間に次々と席が埋まっていった。
あぁ、これならだいじょうぶ、これからも変わらないなと安心したのである。

変わらないことがいいと主張しておきながら、一方でおいしいコーヒーなんかあっても素敵だななんて勝手に想像もしてみるのだ。


暑いザンショ

2011-08-08 20:56:18 | 自分四季報


仕事を終えて表へ出ると、このところ明らかに薄暗くなっている。
スナックの看板にも、すでに灯が入る。
それでも鳴き足りない蝉時雨が降り注ぐ中、自転車で帰路を急ぐ。
守山乳業では今日は紅茶のいい香りが漂う。
公園では虫取り網を手にしたおじいちゃんは孫のために蝉を探して上を見上げていたが、暗くてよく見えない。蝉は命拾い。それをいいことにさらにボリュームを上げたような気がして、僕は額から流れる汗をぬぐった。
気がつけば、立秋。
日が短くなっていることに納得するが、今日からの残暑こそが実は暑いのだ。

モヤモヤサマーゲーム

2011-08-07 22:09:05 | 湘南ベルマーレ


よくわからない、モヤモヤしたゲームだったなぁ。
まあ、難しくしちゃったのは自分たちだったんだけどね(笑)。
開始直後からボランチが狙われていたのは素人目にも明らかだったのに…。
ん~残念。早々の失点がなければ、今日は徐々に流れを引き寄せてポンポンとイケる力関係だったように思えたけど。
さらに、後半は課題の(笑)セカンドボールも拾える(いや奪える)ようになって、完全に流れが来ていたのにもかかわらず、それに乗ることができない。後手後手を踏んだ印象だ。
あぁモヤモヤする。実に、もったいない!
アウエーの仮をしっかり返せたはずだった。またまた「後半はよくなった」のコメントで済ませちゃ前進はない。「はじめから」よくなきゃ、きっとまた同じことを繰り返すぞ。
あと半分だ。もういくらなんでも厳しくいかないと!

それにしても、上から見てると湘南(ホームユニ)VS湘南(七夕ユニ)に見えた(笑)。

子供が消えた夏休み

2011-08-06 18:32:34 | 自分四季報


ここにきて蝉は大合唱を始めているが、小学校から子供たちの声が聞こえてこなくて寂しい。
夏休みだからというわけではない。実は、校庭全面の土を掘り起こし砂を撒く作業が続いているのだ。周囲にシートを高く張り巡らせているから、本格的な工事のようだ。
といっても、どんな工事なのかは全くよくわからないんだけどね(笑)。
子供たちのサッカーも野球も、夏休みに入ってからずっとジプシー生活らしい。

「小学校のそばだとウルサイでしょ」
と言われることもあるが、僕は子供たちの元気な声は嫌いではない。ついでにチャイムや校内放送の響きも、どちらかというと好きなほうだ(笑)。
だから今は工事終了が待ち遠しい。

プチ社会人

2011-08-05 21:50:50 | あんな話こんな話家族編


昨日の昼休みに、喫茶スペース越しに駅ビルのインフォメーションのカウンターを見ると、ちょこんと娘が座っていた。
僕の姿を認めると、わかるように左右に首を振る。それは、近づくな、即刻退去せよというサインだった(笑)。

高校2年生になる娘は今日までの3日間、駅ビルでインターンシップ(職業体験)だったのである。
「みんな不二家の工場やスーパーとか保育園で楽しそうなのに、なんで一人だけここなの!」と文句を言ったが、他の人にはできない体験じゃないかと送り出した。
ま、送り出しただけでは無責任なので、一応様子を見にいっちゃったんだけどね(笑)。

今日はウエルカムデッキで、子供向けの夏まつりイベントにもスタッフの一員として参加したそうだ。写真はその準備中の様子。また見に行ったのかって? だって職場の近くだからさ(笑)。

残念ながら、その駅ビルは高卒の採用はないらしいので就職には結びつかない。でも、インフォメーションや事務作業、イベント、朝礼、社食など3日間の社会人体験はこれからにきっと役立つはず。

帰宅した娘にちゃんとお礼の挨拶をしてきたかと問うと「トーゼンでしょ」となんだか余裕の答えが返ってきたのだった。

忘れない

2011-08-04 20:47:46 | あんな人こんな人


テレビを見ては妻が涙する。
元気な人だからこそショックが大きい。
2002年のワールドカップ日本代表の素顔を撮り続けた映像では、中田英寿選手に対してどこか遠慮がちなメンバーの中にあって彼だけが対等に渡り合い、しまいにはプールへ突き落としてしまったように記憶している。これでまた代表の結束が強まったのだ。
「六月の勝利の歌を忘れない」
ご冥福をお祈りします。

写真は昨年のナビスコカップ@三ツ沢球技場
あぁ、サッカーミュージアムに円陣組みに行かなくちゃ!