湘南ライナー日記 SHONAN LINER NOTES

会社帰りの湘南ライナーの中で書いていた日記を継続中

記念切符の価値

2011-08-02 22:03:25 | あんな物こんな物


先週の金曜日のこと。鎌倉在住の写真家の個展があると聞いて、藤沢の小田急百貨店に寄る。
その上の階では、夏休みらしく子供向けに「のりものフェスタ2011」開催中だ。大賑わいの会場を周ると、エスカレーター脇にワゴン(業界用語でL台)2台分がちょっと地味だけど異質な光を放っている。
そこには、過去に出回った鉄道の記念切符が何百と並んでいたのだ。
ビニールに入って重なっている切符を1枚1枚引き上げながら目で追っていく。それは、まるでレコード屋でジャケットを引き上げては戻していく懐かしい連続作業である。
そして見つけたのが、上の写真の切符だ。
平塚市制50年記念の平塚駅入場券で、日付は昭和57年4月1日である。
ということは、まだJRになる以前の「国鉄」時代のもの。迷うことなく購入。だって315円ですよ!
いくら元値が110円だとしても、これは“買い”でしょう。こんなにお安く流通しているんですね。ちょっと驚きだったなぁ。
で、帰って袋を開いて、またビックリ!
110円の入場券が、3枚も入っていたのだ。
330円が315円で手に入ったということ。しかも、こんなに歴史的価値の高い貴重な写真付きで。駅前にMNビルがない。こりゃスゴイぞ!
と感動しきりだったのだが、よく考えたら、切手や古銭と違って切符には有効期限というものがあるので、29年も前にすでに0円になっていたのだった(笑)。


国鉄のマーク、懐かしいー!