湘南ライナー日記 SHONAN LINER NOTES

会社帰りの湘南ライナーの中で書いていた日記を継続中

半世紀後の横浜で

2011-08-14 20:38:19 | ぶらぶらミュージアム散歩


用事で横浜に出たついでに、横浜開港資料館で開催中の『横浜ノスタルジア 特別編 昭和30年頃の街角』(広瀬始親写真展)に足をのばした。
ちょうど横浜を舞台にしたアニメの公開に合わせたようで、「『コクリコ坂から』の時代を見る」というサブタイトルも付いている。半世紀前あたりの横浜の様子をモノクロ写真で追うことができて楽しい。米兵やアメ車が写っているものは、外国にしか見えずカッコよすぎる。一転、子供たちの風俗は田舎にしか見えない。そのギャップこそが、当時の横浜を物語っているのかもしれない。
中には、記憶がある風景も出てきて(一応僕も“浜っ子”の端くれ!)、思わず「懐かしーっ」とつぶやいてしまった(笑)。
わりと小規模な写真展ではあるが、会場自体がすでにノスタルジックな建物(昭和6年築の旧英国領事館)なので思いのほか楽しめる。
帰りに寄った玄関脇にある小さなカフェ『オ・ジャルダン・ドゥ・ペリー』は、たぶん使用人の住まいだったのではないか。そんな空間でコーヒーを飲めば、気分はますますタイムスリップしていくのである。