湘南ライナー日記 SHONAN LINER NOTES

会社帰りの湘南ライナーの中で書いていた日記を継続中

どんぶり飯をお皿で

2014-10-08 20:47:04 | B食の道
永遠の15歩だと思っていた。
案外、あっという間の12歩だった。最後はスキップで(笑)。

そう、横浜市役所第二合同庁舎の『喫茶室』ではなく『食堂』(きゃら亭)の方をちらっとのぞくつもりが、とある見本に吸い寄せられてしまったのだ。

それがこれ。






日替わりの丼「ビーフカツライス野菜のトマトソース」(500円)である。
丼となっているが、丼には入っていない。でも、なかなか素敵なビジュアルだ。かえって丼じゃないから魅力的に見えるような気もする。

ただ、ひとつ迷った。
セルフなので、お箸、フォーク、スプーンなども、自分で選択しなければならないのだ。なんで食べたらいいんだろ。
ここは、ソースを盛っている女性の「私だったらお箸ですね」という言葉に従うことにした。

これが、正解。
丼に入っていないけど、やっぱりこれ、丼ものだ。トマトソースがかかったカツと一緒に、その下に敷かれたキャベツとご飯をお箸で持ち上げる。これは丼スタイルそのもの。ただし、丼のフチに頼らず作業するのでちょっと難しい。難しいけど、楽しい。
ちゃんとやろうとすると、お箸を正しく使わなければならず、そうするといつの間にか背筋がピンと伸びている。
うまくいくと嬉しい。カツを転がしてしまい、白いお皿を赤く汚したときには悔しくて仕方がなかった(笑)。

味もなかなか。ビーフカツはお箸でも簡単に切れる成型肉だけど、個人的には好きなので問題ない。トマトソースにも、ズッキーニをはじめ野菜がたっぷり。小鉢や味噌汁も普通においしい。大きな職員食堂だからアツアツでないのは残念だけど、これでワンコインはかなりお得だ。

永遠の15歩は、いま魅惑の15歩になりつつある。