湘南ライナー日記 SHONAN LINER NOTES

会社帰りの湘南ライナーの中で書いていた日記を継続中

一大事の夜

2012-05-18 21:49:57 | あんな話こんな話家族編


「一大事!」のあとに爆弾マークまで付けて、妻からメールが届いたのは昨日の夕方だった。

娘がカレシを連れてきたというのである。

男親にとっては、遂にこの日がやって来たかと愕然としたり、落胆したり、あるいは怒ったりするというイメージがある。ところが、(これは強がりでもなんでもなく)意外に冷静にこの「一大事」を受け容れることができたのだ。
だって考えてもごらんなさい、いくら幼児体型だとはいえ、もう高校3年生だもんね。カレシの一人や二人いたって不思議じゃない(いや、二人はダメか)。しかも、コソコソやってるわけではなく、堂々と連れて来て母親に挨拶させたというのだから、むしろ褒めてやるべきではないか、とさえ思ったくらい。
というか、そういう意味では「まんまと、してやられた」のかもしれないが(笑)。
ただ、さすがに父親に会わせる勇気はないだろうけどね。いやいや、連れて来られても、こっちがあわあわしちゃうワ(笑)。

帰宅したら、舞い上がっていたのは、事前の連絡や根回しもなくいきなり会わされた母親の方だった。
「さわやかに挨拶したよ」「ウチの娘のほうが慌ててたくらい」「けっこうイケメンだった」・・・しゃべりながら、どんどん声が大きくなっていく。
「そんなに大きな声で言わなくても聞こえてるよ」と、途中でたしなめたくらいである(笑)。
そんな興奮と冷静のはざまで、我が家の一大事の夜は更けていくのであった。

おいおい、ところでその娘の姿が見えないけど。
なに? 僕が帰宅する前に「カレシを送って行く」と言って出たっきりだと?
いったいどこまで送っていっちゃったというのだ。
夜道は心配だから、お父さんが迎えにいこうか(笑)。