湘南ライナー日記 SHONAN LINER NOTES

会社帰りの湘南ライナーの中で書いていた日記を継続中

どうしょうもなく王将ラブ

2012-05-16 22:55:03 | B食の道


朝イチのアポの前に、古い商店街をうろつく(笑)。
横道を行った先に、店名も表示されていない小さな食堂を発見した。「ランチ」「定食」のノボリと共に「カレーライス400円」の貼り紙が見える。こりゃあいいぞと、スキップしながらまずは訪問先に向かう(笑)。

ところがだ、アポを済ませ11時にそのお店に行くと、なんとさっきはなかった「準備中」の札が。それでも強引に引き戸を開けて「まだですか?」と声をかける。
「11時半なのよ、ごめんね」と、おばちゃんが顔を出した。
次もあるのでさすがに待てず、すっかり気落ちして僕はトボトボと駅に向かったのである。

田舎の駅前を思わせる風景の中、僕を勇気づけるように今度は「餃子」のノボリがひらひらと手招きをしていた。
そう、駅前といえば『餃子の王将』だぁ!吸い込まれてしまったぞ。
日替わりの丼ものと餃子のセットなどというお得なメニューもあったのだが、ここに来たら僕に選択の余地はニンニクの欠片もないのである。

「餃子定食!」

思いのほかデッカい声が出て、自分でも驚く。
餃子、白飯、スープ、たくあんで650円。ただし、餃子は2人前(12個)!ですよ、お客さん。通販で、今なら同じ商品をもう一つお付けしてお値段変わらず9800円というのがホントにお得なのかどうかはよくわからないけど、とにかく餃子の2人前はすごく嬉しいことは間違いないのだ。
大きさもまずまずの、とってもおいしい餃子がですよ、食っても食ってもなっかなか終わらないんですね。いつものように、白いご飯のうまさをより引き立ててくれるし。

残念ながら手元は見えないんだけど、カウンターの向こうのお兄さんの真剣な顔を見ていれば、今まさに餡を皮に包んでいる手際まで手に取るようにわかるのである。
店を出る頃には、持て余すくらい元気になっちゃって(笑)、僕は大股で午後の仕事に向かうのだった。