湘南ライナー日記 SHONAN LINER NOTES

会社帰りの湘南ライナーの中で書いていた日記を継続中

よし寿司いこう

2012-05-17 22:07:42 | B食の道


おっさん二人旅のもう一人のメンバーから聞いていた、ランチ時にいつも行列のできる『芳すし』に案内してもらった。

関内駅にほど近いとあるビルの地下である。細い通路ではあるが、飲食店街が形成されている。
12時前だというのに、既に5~6人が並んでいた。中から女性スタッフが現れ、注文をとると同時に予め代金を回収していく。
ランチは「にぎり」「ちらし」「鉄火丼」と、それぞれの大盛りのみというシンプルな構成になっている。それにしてもこの女性、注文の受け方、金銭授受、親方へのオーダーの通し方、すべてが素晴らしい。極めて事務的にも映るが、まったくイヤな感じがしない。この方の手際がなければ、間違いなく行列は地上まで延び、関内駅に向かっているはず(笑)。

おかげで、待ったのは5~6分だろうか。しかも、ちゃんと二人掛けに案内してくれた。
頼んだのは「にぎり」である。決して高級なネタが載っているわけではない。いや、ウニもイクラも好みではない僕にとっては充分過ぎるほどの嬉しい構成となっている。しかも、ネタも大きいが、口に運ぶとシャリもデッカくて驚く。そのシャリも、あまり酢が効いていないところも僕好みである。

これで、なんと550円!

で、こちらも550円!



これが、行列の最大の理由だ。「ちらし」の大盛りは器が丼となり、具があふれる迫力のビジュアルらしい。注文している人がいなくて目撃できずに、残念。
ちなみに「にぎり」は桶は同じだが、ギッシリ詰まるらしい。食べ始めたときは大盛り(650円)でもよかったかな?と思っていたけど、普通でこのボリュームだから、相当お腹が空いているときでなければ危険かもしれないな。

お腹をさすりながら店をでると、正午を回ったこともあり、行列はこのとおり。



550円といえば、普通の寿司屋なら1貫や2貫、回転寿司屋だって金皿くらいの価格だ。それで、こんなボリュームのしっかりした寿司が食えるのだ。店内を埋め尽くすサラリーマンは、ちゃ~んとそのあたりを使い分けているのだろう。なんだか世の中の経済まで見えてくるようなお寿司屋さんなのだった。