湘南ライナー日記 SHONAN LINER NOTES

会社帰りの湘南ライナーの中で書いていた日記を継続中

湊食堂にて

2009-12-09 23:19:11 | B食の道


タイムトンネルならぬタイムトレインで那珂湊駅に到着。懐かしい木造の駅舎をでると、もうそこは完全に昭和だった。
海に向かってペダルをこぐと、いい具合に枯れた商店がポツリポツリと現れる。自転車のスピードでは速すぎて、素敵なシーンを見逃してしまいそうだ。
そして、現れたのが『チェリー食堂』。
2時を回っていたせいか、他にお客はいない。お母さんが、慌ててテレビをつけてくれた。もちろん、液晶ではないよ(笑)。店内はあんがい広くて、座席の雰囲気も古くなったファミレスのよう。表通りに面したところは、お座敷になっている。
困ったのは、メニューが豊富なこと。駅でもらったパンフレットには、那珂湊は焼きそばの町として売り出し中と書いてあり、この店も参加しているのでここは押さえておきたいところだ。
ところが、メニューを見渡すと和洋中なんでもござれだが、店名といい店内といい、もともとは洋食屋さんではないかと思われる。そこで、さんざん「ポークソテー」と迷った挙げ句、やっぱり「しょうが焼き定食」を頼んでしまった(笑)。


リーズナブルな価格が並ぶ中、洋食系は高めの設定で990円だった。
しかし、値段だけのことはあるシッカリとしたお肉が三枚で登場。思わず1枚目をくるりとやって一口でパクリとやったら、もういきなり昇天しそうになった。
いけない、いけない、これでは身がもたない。いや、ご飯がもったいない。濃い目の味付けだから、ご飯を楽しまなければ何のためのしょうが焼きだかわからないではないか。
二口目からは、お箸と時々指も使いながら切り分けて口に運ぶことに(笑)。指先についたタレが、これまたウマイ。
それにしても、洋食屋さんのようなのに、ご飯はお皿ではなく御ひつのような容器。場末の和風レストランかドライブインのようで、いいのか悪いのか。でも、味は確かに洋食屋さんそのものだった。


「セルフサービスですけど、コーヒーあるからね」と勧めてくれたので、ゆっくりさせてもらう。そばの本棚に、水戸のミニコミ紙を数冊見つけてパラパラ。「昭和レトロ」の特集号に、なんとこの店が出ていた。おすすめは「2日間かけて煮込むデミ」のオムライスとあるではないか!
そうだったのか~、そういうことは先に言ってくれよ~。でも、まあそれなりにしょうが焼きもうまかったからいいか。
その本によれば大正3年創業だそうで、現在3代目が切り盛りしているという。そこには書かれていなかったので、店名の由来を聞いてみた。一番上の写真の通り2代目は答えてくれないようなので、お母さんに。
「初代がつけたことは確かなんだけど~、よくわからないんですよ~」とのこと。
大正時代に『チェリー食堂』ですよ。モダンのもっとずっと先をいっちゃってるような気はしませんか。しかも、茨城の~片田舎だっぺ~(失礼)。いやいや、この名前にひかれて飛び込んだんだから、僕も創業者にしてやられたというわけだ。




夕暮れに、もう一度通ってみました。

12/9(水)の湘南ライナー

2009-12-09 20:33:17 | 今晩の湘南ライナー車内
8時半です。
乗車率は98%位。
車内の表示温度は21.9℃でした。

尾崎・草野チーム解散ですか。着実に力をつけてきたのに残念です。
ただ、渡辺コーチつながりということで、期待しましょう。
それにしても、ヤフーのニュースだったか、『ビーチボール』と表記されていました(笑)。