もう何年になるだろうか、会社のデスクの引出しに常備している飴がある。
時々、勝手にヒトの引出しを開ける輩がいて、しかも“切らして”いようものなら「ちゃんと補充しといてもらわないと困るんです」と文句まで言われる始末。
そのくらい僕の定番となっている飴が、ＵＨＡ味覚糖の『特濃ミルク８.２』だ。
キャンディーは、いくつも食べていると大抵は飽きてくる。いや、飽きる前に口の中が痛くなってくることもある。特に、ビタミンＣ系のものなら、上アゴが必ず痛くなるのだ。
ところが、この『特濃ミルク８.２』は、まったく飽きが来ない。止まらなくなって食べ続けても、口の中が傷むことはない。
だから、喉がイガイガする時なども、のど飴なんかよりよっぽど重宝する。なんか喉を牛乳の膜がふんわり優しく覆ってくれるような気がする（あくまでも個人的な感想です）。
まあ、それより何より、この飴は単においしいから好きなんだけどね。ほどよい甘さとミルクフレーバーが絶妙なのだ。イガイガしてなくても、つい食べてしまう。もしかしたら、常習性を煽る成分が混入されているのかもしれない（あくまでも個人的な妄想です）。
こんな症状は僕だけだと思っていたが、いつのまにかこの『特濃ミルク８.２』はセブンイレブンでも定番になり、今ではほとんどの量販店の棚にも並んでいる。ということは、実はけっこう売れているのだ。
某コンビニのパート情報でも（笑）、おじさんがよく買っていくという。特段、郷愁を誘うテイストでもなし、何が中年にウケるのか。お年寄りが好む黒飴の中年版といったところだろうか。
先ほど味覚糖のホームページを見たら「１億袋突破」と書いてあった。隠れたヒット商品じゃないですか！今年のヒット商品30にノミネートされていてもよかったんじゃないかな（笑）。
さて、先日袋を破ろうとしたら、写真にある不思議な包装が紛れ込んでいた。まあ、だからどうだってことはないんだけどね。それより、ミルキーみたいに大玉が入っていたら、相当うれしい。売り上げアップ間違いなしだ。ほっぺを膨らませて幸せそうな顔のおじさんが増殖するに違いない。