「今日、ベルマーレ、勝ちましたかー?」
夕暮れの道を家に向かって自転車を飛ばしていると、すれ違った中学生の集団に質問された。
サッカー部の試合帰りのようだった。
「また勝った!」
と答えると、遠ざかっていく列から
「ウォー、やったぁ」「スゲッ」
という歓声がわき上がった。ペダルをこぐ足が、ますます軽くなる。
そうだよね、5連勝なんて記憶にないものね。
今日も苦しい展開。それでも、決定的なピンチがないのは、それだけ守備がよかったからか。いや、守備陣だけではない。ピンチになると3トップのうちの二人が最終ライン近くまで下がっていて、どちらかがクリアするシーンも多かった。そこから攻撃に転じるのだから、今日も彼らの運動量はかなりのものだっただろう。全員が、仙台の選手より必死で半歩分、足を伸ばしていたような印象だ。
この頑張りが、いい結果につながっているのかもしれない。
5連勝すべてが1点差。
ギリギリで、ドキドキ。でも、だからこそ、応援しがいがあるというものだ。スカッと勝つよりも、価値があるものに思えてくるから不思議だ。
確かに、まだまだ始まったばかりだけど、この先ゼッタイ苦しいときもやってくるのだから、取れるときに取っておくことは大事ですね。
「♪田原ゴ~ル」
いつものようにジャーン選手の馬乗りシーン。この後、かけつけたメンバーがひっぺがす(笑)