最近出勤時間が変わって、ちょうどいいタイミングの湘南ライナーがなく、朝だけは普通電車に乗っている。
今朝も、たまたま入ってきた電車のシートがあいていたので、飛び乗って着席した。なんだか空いているよなと思いつつ、いつものように新聞を読み始める。
ずっと紙面に集中していたのでそれまでは気付かなかったのだが、大船あたりだったろうか、突然僕の耳に聞きなれないアナウンスが飛び込んできた。
「この電車は、湘南新宿ライン高崎行きです」
ヒョイと乗り込んだ電車は、なんと『湘南新宿ライン』だったのだ（もちろん車両は普通電車と同じ）。
つまり、横浜を出ると次の停車駅は、大崎。その次は、恵比寿、渋谷、新宿…と、いくら乗っていても、僕が目指す東京駅には着かない電車だったのだ（笑）。
とはいえ、いつものように早めに出ているので慌てる必要などない。新宿駅で総武・中央線に乗り換えて水道橋駅に向かえばいいだけのことだ。ちょうど眠くなってきた、そろそろおやすみなさい…。
おぉ～っと危ない！この電車は、高崎行きだ。東海道線なら東京駅が終着だから寝過ごす心配はないが、新宿駅では誰も起こしてはくれないぞ。そうか、そのリスクがあるから混んでいないんだな（そうではないと思う）。
というわけで、今朝はもう眠れないやと思っていたら、やっぱりいつの間にか寝てしまっていた。しかも、車内放送が久しぶりに入る大崎駅の手前でちゃんと目が覚めたしね。
時間にすれば、10～15分ほどの遠回りである。ただ、総武・中央線各駅停車はガラガラ。よく晴れた外濠沿いの風景を、のんびりと眺めながらの出勤も悪くないなと思った。
写真は、市ヶ谷駅に停車中の車窓から。よくテレビでも見かける釣り堀だ。