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除湿機、扇風機などの電源コードの事故に注意!

2023-09-19 11:31:45 | 日記
NITE(ナイト)[独立行政法人製品評価技術基盤機構]製品安全センター
              
PSマガジン(製品安全情報メールマガジン)
2023.8.22  VOL. 435より

 秋雨や台風の影響で洗濯物の部屋干しが多くなるこの時期、
 活躍するのが、洗濯物の乾燥を早めるために使用される除湿機や扇風機、サーキュレーターです。
 これら可搬型の電化製品は、使用の都度、設置場所を動かしたり部屋を移動させたりするために、
 電源コードに負担が掛かります。

 取り扱いにご注意いただくことを御紹介します。

除湿機、扇風機などの電源コードの事故

【事例1】除湿機の事故
 除湿機を使用していたところ、背面から異音と発煙が生じ、
 確認したところ、電源コードが焼け切れており床面が焦げていました。

 ⇒電源コードが除湿機本体のコードプロテクター部分(本体から電源コードが出てコードを保護している部分)の直近
  で内部の電線が溶断しており、溶断部近傍の電線には繰り返しの外力が加わった痕跡が認められました。
  このことから使用時の力が加わって内部の芯線が断線し、スパーク(火花)が発生し発煙したものと推測されました。

【事例2】サーキュレーターの事故
 リビングで洗濯物を乾燥させるためにサーキュレーターを作動させたところ、
 電源コードの本体側で、「ボン」という音とともに炎が立ち上がり、電源コードや床などを焼損しました。

 ⇒電源コードの焼損部は、片側の極が完全に断線しており、もう片側の極は半断線している状態で、
  それぞれの断線箇所に溶融痕が認められました。
  事故発生時の詳細な状況は不明ですが、電源コードに過度な力が加わったため、
  電源コードの芯線が断線し、局所的に異常発熱して焼損に至ったものと推測されました。

【事例1及び2の注意事項】
 事例1と2の事例は、除湿機及びサーキュレーター本体を移動するなどで動かした際などに、
 電源コードが本体から出ている部分に無理な引っ張りや曲げ応力が加わり、
 電源コードの芯線が断線又は半断線していたものと推測されます。

 製品の取扱説明書には、電源コードの取り扱いに関する注意事項が
 「電源コードを傷つけたり、無理に曲げたり、引っ張ったり、ねじったり、たばねたり、重いものをのせたり、
  挟み込んだり、加工したりしない。電源コードが破損し、火災・感電の原因になります。」
と記載されています。
 取扱説明書にしたがって「やさしく、丁寧に」扱ってください。

こちらの注意喚起動画(再現実験映像)もご覧ください。
◇電源コード「2.無理に力を加えたコードの発火」
https://www.nite.go.jp/jiko/chuikanki/poster/kaden/01330102.html


【事例3】扇風機の事故
 使用中の扇風機から出火し、台座から上部の樹脂部分が焼損した。

 電源コードは、電源プラグから離れた位置で断線し、内部の電線に溶けた痕が認められたが、
 通常の使用において外力が加わらない位置でした。
 ⇒この電源コードの断線部分が壁とテーブルの脚に挟まれた位置にあったことから、
  繰り返し外力が加わったために電源電線が断線し、スパーク(火花)が発生し火災に至ったと推測されました。

【事例3の注意事項】
電気製品の電源コードを屈曲させる、踏みつける、強く引っ張るといった外部から無理な力が加わる使い方をすると、
電源コード内部の電線が断線して、異常発熱や発火の原因となるおそれがあります。

下記の注意事項を参考に事故を未然に防止しましょう。

<注意事項>
□ 電源コードを机やドアなどに挟み込まないように、設置場所に配慮する。
□ キャスターなどが通過する場所は電源コードにカバーを付けるなどすることで、保護しておく。
□ 電源コードを傷付けるおそれがあるため、ステープルや釘、針金などで固定しない。
□ 電源コードを束ねた状態では使用しない。
□ 電源プラグをコンセントから抜くときは、電源コードを引っ張らないように、電源プラグを持ってまっすぐ抜く。


また、電源コードをペットがかじったために断線しスパーク(火花)が発生した事故もありました。
電源コードは、生活の導線上やペットの通り道にも注意して取り回してください。

こちらの注意喚起動画(再現実験映像)もご覧ください。
◇電源コード「8.半断線で発火」
https://www.nite.go.jp/jiko/chuikanki/poster/kaden/1511.html



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冷暖房効率を上げるためにも扇風機、サーキュレーターは必需品です。
これから季節、湿気の多い北陸では除湿機が活躍する機会も多いですよね。

今回の事故について、
改めて多く場所やコードの扱い方について

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高齢者における電動車いす・介護ベッドの事故!

2023-09-19 10:51:56 | 日記
NITE(ナイト)[独立行政法人製品評価技術基盤機構]製品安全センター
PSマガジン(製品安全情報メールマガジン)
2023.9.12  VOL. 436より

 高齢者の生活をサポートする製品として、電動車いすや介護ベッドがあります。
 身体活動を補助し、日々の生活を豊かにする製品ですが、不注意や誤った使い方で大きな事故につながるおそれがあります。
 実際に、これら2製品は高齢者における重大製品事故の発生件数が多く、重傷・死亡発生率も高くなっています。
 来週9/18は敬老の日です。高齢者の事故を防ぐために共通していえることは、
 使用者本人のみが気を付けるだけでなく、家族や周りの方々が気を配ることも大切です。
 高齢者はご自身の身を守るために、周りの方々は高齢者を見守るためにも気を付けるポイントを確認し、事故を未然に防ぎましょう。

高齢者における電動車いす・介護ベッドの事故

【事例1】電動車いすの事故(1)
 80歳代以上の男性が電動車いすで走行中、林道から転落して重傷を負いました。

 ⇒ 使用者が操作を誤ったことで、林道から転落したものと推定されます。

【事例2】電動車いすの事故(2)
 80歳代以上の女性が電動車いすで走行中、踏切内で停止し、電動車いすが列車と接触しました。

 ⇒ 使用者が踏切を渡ろうとした際に踏切入口付近の段差で前輪を脱輪させて動けなくなり
  緊急停止しきれなかった列車が接触したものと推定されます。
  なお、警報機が鳴り始めたため、電動車いすを残して使用者は退避していたので怪我はありませんでした。


【電動車いすの気を付けるポイント】
○事前に十分な練習を行い、利用する道路状況を介助者とともにあらかじめ確認する。
 運転操作の不慣れが事故につながるおそれがあるため、以下の点に気を付けてください。
・事前に広く安全な場所で練習を行い、操作や速度に十分に慣れる。
・取扱説明書をしっかり確認し、疑問点があれば事業者に質問する。
・事業者や警察、自治体などが開催する運転講習会があれば積極的に参加する。
・初めて道路に出るときは家族などに同行してもらい、利用する道路状況を確認する。
 特に、踏切や転落のおそれがある側溝、急な坂道などの危険な箇所を確認し、それらの箇所の通行をなるべく避ける。


○踏切の通行はできるだけ避ける。
 重大な事故につながるおそれがあるため、踏切の横断はできるだけ避けましょう。
 踏切を避けるための迂回路を探し、そちらを通行するようにしましょう。
 やむを得ず、踏切を渡る必要がある場合は以下の点に気を付けてください。
・介助者とともに通行し、踏切の手前では一時停止及び左右の確認をする。
・脱輪や線路の溝にタイヤが挟まることを避けるため、ハンドルをしっかりと握り、線路に対して直角に渡る。
・脱輪しないように、踏切の端を通行することは避ける。
 (端を通行しないよう路面標示がある踏切もあります。)
・万が一踏切で立ち往生してしまったら、周囲の人に大声で助けを求め、
   電動車いすを放置してでも脱出することを最優先にする。


<ご通行中の方へのお願い>
 電動車いすで踏切を渡ろうとする人を見かけたら、できるだけ渡りきるまで見守ってくださるようお願いします。
 また、電動車いすの方が歩行者や自転車を避けてハンドルを切ってしまうと、
 線路の溝や踏切の端に落ちてしまうおそれがあります。
 電動車いすの使用者が安全に通行できるように道を譲ってくださいますようご協力をお願いします。
 もしも踏切内で動けなくなっている人がいたら、すぐに踏切の非常ボタンを押してください。


◇電動車いす「10.踏切事故(ジョイスティック型)」
 https://www.nite.go.jp/jiko/chuikanki/poster/sonota/2018122002.html



【事例3】介護ベッドの事故(1)
 介護ベッドと介護ベッド用手すりの間にけい部が挟まった状態の80歳代以上の女性が施設で発見され、
 病院に搬送後、死亡が確認されました。

 ⇒ 使用していた介護ベッドは、隙間に頭等を挟む事故の未然防止のために日本産業規格(JIS)が改正される前の製品で、
  対策部品の取付け等を行わないまま使われていました。
  事故は、使用者の頭部が当該製品の隙間に入った際、
  誤って手元スイッチで背ボトム(背上げ部)を上げたことで事故に至ったものと推定されます。


【事例4】介護ベッドの事故(2)
 80歳代以上の男性が介護ベッドのサイドレールとフットボードの間に腕を挟み、軽傷を負いました。

 ⇒ 使用者が腕を入り込ませた隙間は、JISの基準値(頭部及び体の閉じ込め回避)を満足する設計でした。
  原因の特定には至りませんでしたが、使用者がバランスを崩した際に、
  偶発的にサイドレールとフットボード間の隙間に前腕が入り込み、動けなくなったものと考えられます。



【介護ベッドの気を付けるポイント】
○安全基準を満たした製品を使用する。
 介護ベッドにおけるサイドレールやベッド用手すりの隙間に頭や首、手足を挟み込むことによる窒息、骨折事故を防ぐために、
 「JIS T 9254 在宅用電動介護用ベッド」が2009年に改正・公示され、対応国際規格に合わせた隙間の規定の見直しが行われました。
 さらに対応国際規格の改定に合わせ、2015年にも規定の見直しが行われています。
 隙間や空間を狭くした2009年以降のJISが求める寸法を満たす製品では、挟み込みによる死亡事故は大きく減少しています。
 しかし、2009年以前に製造され、最新の安全基準を満たしていない製品もまだ使用されている可能性があります。
 そのような製品に対しては、隙間への挟み込み防止措置を施すようにしてください。
 また、新たに介護ベッドを導入する際の目印としては、JISマーク付きの製品であれば安全基準を満たしています。


○クッションや保護カバー等で、挟まるおそれがある隙間をできるだけなくす。
 前述のような安全基準を満たしている場合でも、隙間からベッドの外にある物を取ろうとする、
 意図せず体勢を崩してしまうなどして、隙間に挟まってしまうおそれがあります。
 また、手足などが隙間に入った状態で、誤って介護ベッドのリクライニング操作をしてしまうことで挟まれてしまう可能性があります。
 使用者の身体能力や体格に応じて、あらかじめクッションや保護カバー、
 スペーサーで隙間をなくしておくことで、より安全に使用できます。


<介助者へのお願い>
 介護ベッドの事故は、主にベッド周りの隙間に頭や首、手足を挟み込むことで起こっています。
 使用者だけでなく、周りの家族や介護をされる方も介護ベッドの隙間に細心の注意を払い、
 必要に応じて保護カバーなどで隙間をなくすなどの対策を行ってください。

 また、取扱説明書を確認することで、危ない箇所や誤った使い方に気付くことができます。


【注目!新作動画】
○介護ベッド「4.隙間に挟まる」
 https://youtu.be/PPerCZnGDB0

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昨日は敬老の日でした。
高齢者のかずは3627万人で過去最高。
高齢化率は29.1%
約3人に一人が高齢者(65歳以上)となりました。
電動車いすや介護ベッドの需要はますます増えていくことでしょう。

まずは規格にあった商品を購入すること。
つぎに正しい使い方をすることが重要です。

本人のみならず、周囲のみなさんで見守って事故をなくしたいものです。
高齢者の消費者トラブルに関しても
誰でもだまされる可能性があるということに理解をしめし、
だまされた人を責めず、気軽に相談できる雰囲気にすることが大切です👍

人は毎年歳をとります。
いずれは高齢者になるわけです。
高齢になっても生き生きと暮らせる地域社会にするためには、
地域の人々の意識と協力が必要です!
日頃の近所づきあいは大切ですね👍
まずはあいさつを交わすことから始めてみませんか。

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秋の全国交通安全運動が始まります!

2023-09-19 10:15:41 | 日記
秋の全国交通安全運動
令和5年9月21日(木)~9月30日(土)
9月30日(土)は「交通事故死ゼロを目指す日」


運動の重点
・こどもと高齢者をはじめとする歩行者の安全の確保
・夕暮れ時と夜間の交通事故防止及び飲酒運転などの根絶
・自転車などのヘルメット着用と交通ルール遵守の徹底





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秋の全国交通安全運動が始まります!
まだまだ暑い日が続いていますが、
今週はいよいよ秋めいてくるようです。

日没が早くなりました。
早めのライトアップをお願いします。
歩行者のみなさんは反射材などで
自分がいることが運転手にわかるようにしてください。

誰もが被害者や加害者にならないように
交通ルールを遵守し交通事故を防ぎたいものです👍

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