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平日昼休み 放課後 見学自由
毎月第4日曜に定例会やってます

ロベルトの野望 風雲編   by急須屋

2006年07月28日 02時05分54秒 | 今日の活動報告(昼/放課後/その他)

今日は(実は昨日だったりするけど)テスト期間中にもかかわらず結構な人数の人が来ていました。まあテスト勉強が忙しくてゲームはできないけれど。
そして昼になるとロベルトさんがやってきて今年の六甲祭に模擬店を出展するらしくかなり意気込んでいました。 今年は二店舗出すんでしょうか・・・? 以下、ロベルトの野望飛翔編に続く!(らしいです)
それじゃ久々のゲーム紹介でも。
 MOTHER3
かって前作のMOTHER2が出てから約11年、64で開発が中止されたりと紆余曲折を経てようやく発売された知る人ぞ知る名作ゲームの最後の作品(みたいです)。 今回は奇妙でおもしろく、そしてせつないこのゲームの印象に残った、とある場面を紹介します。
主人公が犬を連れて温泉(回復ポイント)に入ろうとするとそこにはオカマが。
そして温泉に入れられる主人公(ここで画面フェードアウト)
オカマ「ほら、うごかないで!」 
    「もうちょっと 
もうちょっと」 
    「はーい、オッケー。」
(画面元に戻り、オカマの前でぐったりしている主人公)
ナレーション「主人公はなにかにめざめた!」
以上、主人公がPSI(超能力)に目覚めるシーンでした。


夏のTRPG会 第2回参加募集  BYむっくん

2006年07月27日 23時38分03秒 | TRPG会の連絡・報告
そろそろテスト期間も終わった方がゾロゾロと現れる頃でしょうか?いやはや私にとってはうらやましい限りであります。私もサングラス掛けて、黄金色の何かにのって「まだ、終わらんよ!(池田さんボイス)」と叫びたい。

◆場所と時間は三宮青少年会館(サークル室2)、8月10日の朝9時集合です。遅刻する場合や道に迷った場合はその日のGMさんに連絡するように。

◆参加予定のお方はコメントのほうに参加表示をよろしくお願いします。
(人数により卓や、GMの予定の調整があるのでお願いいたします。)
◆募集期限は8月3日(木曜日)までです。

現在のGM予定者はごんた氏のアリアンロッド、むっく氏のアルシャードフォルテッシモ以上2卓です。しかし、人数の都合上どうなるかは不明です。

第一回2006summer TRPG party 予定

2006年07月27日 21時01分38秒 | TRPG会の連絡・報告
◆日にちと場所と時間は8月3日(木曜日)、三宮青少年会館(サークル室3)、朝9時集合です。場所は神戸ボードゲームの会で登録しておりますので、部屋をお探しの際にはそちらでお探しください。遅刻する場合や道に迷った場合はその日のGMさん(GMさんのアドレスを知らなければ参加者で知ってる人でもOK)に連絡すること。
 分からないことがあれば私に訪ねるか、近くにいる優しい先輩に尋ねましょう。おそらく、親切に答えてくれるでしょう。
 携帯のアドレスが分からないのであれば、この記事のコメント欄に書いて下さい。

●参加予定者
えび、朱雀、むっくん、ゴンタ、安綱、急須屋、てーしお、みどり、ゲッタ
そして、あおバリさんと見学に来てくださる京野さんを含めた総勢11人となりました。


◆卓情報;リンクはゲームのホームページにとんでいます。参考程度に目を通しておくと、より楽しくゲームを楽しむことができるでしょう。

●えび卓:ゲヘナ~アナスタシス~
PL人数は4名
●安綱卓:ナイトウィザード
PL人数は4名

ゲヘナ~アナスタシス~紹介


 ということでえびです。ゲヘナとは「地獄」という意味です。ジャンルはアラビアン・ダーク・ファンタジー。PCたちは地獄で享受者という超人となって、地獄の妖霊(ジン)や邪霊(シャイターン)と戦います。以下軽く世界説明。
 かつて地上にあった帝国は、一人の吟遊詩人の呪いに答えた邪霊の力で、地獄に落とされてしまいました。しかし人々は生き残りました。砂塵の舞う異世界「ジャハンナム」で、たくましく生き続けていたのです。
 そのなかでも特に強い心と身体を持つものが、猛毒である頽廃の果実種(ザクム・エキス)を飲むことで超人享受者へと生まれ変わるのです。
 享受者は互助組織紫杯連(しはいれん)に所属します。享受者は紫杯連で、享受者にしか扱えない超絶能力《術技》を学ぶのです。
 特徴的なのは豪快な戦闘ルール。攻撃が当たる限り殴り続けられる「連撃システム:格ゲーのコンボを想像してください」、一発逆転「カウンター:通常の2倍以上のダメージを与えられるぞ!」など、戦闘での興奮度と戦略性はかなり高め。

 今回は自作シナリオ【楽園へ至る道】をプレイする予定。9ランクスタートの途中1回成長があるので、かなり高レベル気味。気を抜くと死ぬと言っておきましょう。あと変則的なシーン制とハンドアウトを使用します。

今回予告


     かつてゲヘナを統べていた天使たち、マーリクと19体のザバニーヤ。
     彼らの身はイブリスに焼かれたが、その遺跡はいまだジャハンナム
     各地に眠っているのだという。何らかのために残したのか、それとも
     邪霊の身では手が出せなかったのかはわからないが、その遺跡の
     最奥には、無限の宝があるとも、地上への道があるとも言われている。
     4枚の羽を持つ純白の天使、ロクサーナー。光の名を持つ天使は
     己の異形と己の偉業でもって、地上への道を開こうとしている。
     地獄の底で見るものは、楽園へ至る道か、それとも離れられぬ運命か。
     ゲヘナ~アナスタシス~ 「楽園へ至る道」

          君は地上に出ることを望むか?


みたいな感じです。以下、ハンドアウト。

PC1 推奨信条:地上/肯定
 きみは凌渦という紫杯連に所属する享受者だ。凌渦の基本的な活動理念はは地上への道を見つけることだが、きみ自身もまた、地上へ信奉と憧憬を抱いている。
そんな中、支部で「天使の遺跡」を研究していた享受者からの連絡が途絶えているという話を聞いた。
もしかしたら、地上への手がかりがつかめるかもしれない。

PC2
 4枚の羽を持つ天使ロクサーナー。幼いきみが出会った彼女は、ひたすらに地上への道を思い描いていた。
天使は神の手によって光から作られたのだと聞かされた。ゲヘナの天使が地上へ至ることが出来ないのは、その身を成す光が地獄の瘴気で弱くなってしまったからだと。
ほんの少しの間だったが、彼女と過ごした日々はその後のきみの人生を大きく変えることとなる。享受者となった理由の一つに彼女がいることを、きみは自覚していた。
この街のはずれで、4枚羽の天使を見たという噂を聞いたとき、きみの体は期待にうち震える。

PC3
 凌渦は地上を目指す享受者の集まりだが、同時に4大紫杯連のうち最大の武闘派勢力でもある。きみが凌渦に所属するのは武闘派としての凌渦に惚れ込んだからだ。
かつて自分の大切なものを奪った邪霊、その邪霊を倒す力を得るには、享受者に、それも凌渦の享受者になるのが一番近いからだ。
そしていま、紫杯連から命令が下った。今度の任務で、俺はさらに強くなることが出来るのだろうか?

PC4
 天使はその羽に詰まった光の力で闇を反発して空に浮き、堕天使はその羽に詰まった闇の力で風を捉まえ空を駆ける。
しかしどちらも地獄を覆う偽りの空を突き抜け地上へ出ることは能わぬ存在。天使の光は今では地上へ届くにはあまりに弱く、堕天使はその闇に引きずられ空から堕ちる。
ああこの地獄に落ちた我々は、所詮イカロスでしかないというのか。

――なお、シナリオは7/27現在3割程度。


その テスト間のひとときに  Byむっくん

2006年07月26日 15時13分38秒 | 今日の活動報告(昼/放課後/その他)
 本日と昨日のブログ書きをきめてなかったのですが、この時期は気が向いてなおかつ顔を出している人がかく物でしょう。暇ではないのですよ。ちょっとしたついでに。
 顔を出しているメンバーは大概テストがある人たちばかりなので大体5人ぐらいでしょうか?ゲームにはちょうどいい人数なのですが、いかんせんテスト勉強をしている人がその中に含まれているのでそんな気分の人は少なかったのでしょう。皆さん必死です。しかし、自分は3もしくは4限に落としそうなテストがあってもSF研の輪の中にいるとそれも忘れてしまってなんだか、非常に落ち着くことができます。ごんた氏や急須屋氏の癒し効果絶大ですね。

たとえ単位のためであれ努力した人は素敵です。皆さん最後のテストまでがんばりましょう。

Hot Hot Hot!!!!!!!! byロベルト=北沢

2006年07月24日 22時09分49秒 | 今日の活動報告(昼/放課後/その他)
先週の金曜に書くとか言って書いてないので、
反省の意も込めて今日の記事を書く。

今日はとーますさん(93式)と共にB408を襲撃。
しかし教室を見ると、知らない人たちが!!
他の教室にいるのかと思い散策すると、隣に発見。
テスト期間中なので人はいないと思ったら、意外といる人々。
さらにSF研の最レアキャラのI沼まで現れる始末。
珍しいこともあるものである。
せっかく人がいるのでゲームを始めるが、I沼は授業のため戦線離脱。
そのあとを継いで、ゲームをするがやつの戦法を真似られるわけもなく、
ずるずると落ち込み撃沈。勝者は朱雀となる。
その後、ラッツィアという競り系のゲームをするが、巡り合わせが悪く、
ろくになにも競り落とすこともできず、ずるずると最下位。
最後に漁夫の利で、大漁に競り落としに成功したむっくんが大差で勝つ。
悔しいので今度どこかでリベンジだ!!覚えておけむっくんそしてエパ。


電車でデッドヒート byえび

2006年07月20日 22時20分22秒 | 今日の活動報告(昼/放課後/その他)
 発端はチケット・トゥ・ライド(以下T2R)日本語版を私が購入したことにあります。
前日に届いて、早速箱をオープン。
・ボード、駒、カードすべてひとまわり小さい
・ロンゲストのルールはどうやら間違っていた
・カード、ボードに日本語が付いて読み違いが少なくなった(はず)
Rのほうの都合上7月定例会にも出られなかった身の上、どうしても「ゲームしたい欲」がむくむくと頭をもたげてきました。こうなってはテスト勉強も手につきません。哲学のテストをさっくり終わらせて、408で敵を待つ!
――そんなこんなで集まったのがむっく(なんと初プレイ!)、朱雀、そして私。
テスト勉強に勤しむ急須屋を横目に、いざ勝負!

 私の引いた路線は【マイアミ-ロサンゼルス】と【フェニックス-カルガリー】。南アメリカを横断し西海岸をぐるっと北上する超ロングコース。幸い2人ともかち合わず、いつにない鬼のようなドローにも助けられ両方達成。
朱雀は北部の模様、黒・白を大量に集めて「いざ建設」と思ったところに、肝心要のウィニペグ-カルガリーをオールマイティ6枚を引いていたむっくに奪われます。愕然とする(暴挙もいいとこ)私と朱雀。その後も肝心なところをむっくに横取られ怨嗟の声をはき続ける朱雀。南無。
一方のむっくは……どこに向かってるんだろう。大量にカードを持っているのですが、迷彩か単にわかってないだけか、なかなか手が進みません。
私が引いた追加のカードは【ヒューストン-カンザス】。達成は可能そうながら路線が噛み合わないため、ロンゲストを狙うために最悪捨てる覚悟で2回目の目的地ドロー。引いたカードは何と【ヒューストン-ダルース】。これは憑いているのだろうか? カードも使い切り、自分で終われる! と思ったのですが一手足らず、朱雀の手でエンド。
最終結果としては、ロンゲストを得た朱雀から1点差で辛くも逃げ切った私の勝利。朱雀は「あの手(>むっく)さえ無ければ~」と敗者の遠吠えを408に響かせていましたとさ。
……ああ、むっくですか? かれは目的地を間違えてつなげられず、2人にダブルスコアをつけられていましたよ(ヒデエ)。


 むっくは離れて朱雀とタイマンでもう1戦。2人だと路線がかぶらないので、4枚中3枚使用ルールから開始。
――ところがそれでも噛み合わない。ひたすら北周り路線を貫く私に対してマイアミに「入って、出る」という暴挙に出る朱雀。
結局この戦いは「全列車使い切って、なおかつ枝分かれ無しの文句なしロンゲスト」を達成した朱雀が勝利。うーん、勝ったと思ったのになあ。

 このゲーム、相手の邪魔をするのもいいのですが、やはり自分が素直に手をのばさないと勝てません。
……が、タイマンならそうでもないのかも。観想戦ではニューオーリンズ-ヒューストンやナッシュビル-アトランタ、ニューヨーク脱出路の重要性を再確認しました。

 次回はサンディエゴ(ロサンゼルス)-ニューヨークでSBRとしゃれ込みたいですな。そして次こそはロンゲストを……

トンデモ企画の魔窟  byミドリ(当確?)

2006年07月20日 00時33分53秒 | 今日の活動報告(昼/放課後/その他)
本日授業もテストも無いのにB408に出没してみました。
今日も何をするでもなく、だらだらと合宿やら六甲祭、その他しょうもない話をしていたわけでありますが、どうもココ最近トンデモ企画ばかり耳にしている気がします。今日などは、合宿で筋トレを、などという血迷った会話をした記憶があります。合宿の活動内容案をみるに、いつの間にSF研は体育会系のサークルになったのでしょう。まあ、正直なところどの企画もなかなか楽しそうなのは否定できないので、参加できないのが残念ですが…。そういえば六甲祭のほうでも不穏な会話が為されていた気がしますが、あれはきっと幻聴だったに違いありません。
その後はなぜか、政治家や役人の金勘定の話とか、北朝鮮のミサイル問題なんかが話題に上りました。これだけ聞くと何か真面目でかっこよさげですが、そこはやっぱりSf研、それでは終われませんでした。これが、ガンドッグで北朝鮮ネタをなんていう話に派生して行き、最後にはガンドッグでバトルロワイアルをやってみたら面白いのではという話になったなんて、恐ろしくて口が裂けてもいえません。ちなみに、死亡したPLはNPCとして今度はPLをピーして回る素敵なミソボンシステムつきです。個人的には結構を興味をそそられますね。

一応私のH.Nはミドリに確定しました。でも、気分でまだ()がついていたり、当て字になったりするかもしれません。人間遊び心は忘れたくないものです。最後に「俺は男だ。ちゃんはつけるな!」とだけ宣言させてください。

昨日の活動 byてーしお

2006年07月19日 08時31分18秒 | 今日の活動報告(昼/放課後/その他)
 すみません。寝て書きそびれました。たぶん今学期初書きのてーしおです。
 今回はちょうど六人いたのでダイスで決めたんですが…、ホント運って恐ろしいですね。あのあと鞄はずぶ濡れになるし、三国志大戦では兵法ボタンと計略ボタンを押し間違えたし…多分これらは運じゃねーな!
 今回の内容は最初は合宿の計画を話し合って…、あとは二時半あたりまでぐだって話してたって感じです。
 それでは。

「死が二人を別つまで」ミドル7-2 By朱雀

2006年07月19日 01時31分07秒 | TRPGリプレイ
 パソコンの画面に次々と現れる情報。
 その多くはUGNを名乗る少年や、隣町の開業医の話と同じものだ。
 そう思った矢先、キーボードを叩く指がふと止まる。
 ――これは……何だ?


Middle7-2 発露   シーンプレイヤー:石動 周     3月12日 p.m 18:40


修治 あ、ちなみに私はまだ2人の前には現れません。もうちょっと出るタイミングを見る。まあ事前にこっちの情報だけは渡してありますんで、念のため。
GM む、了解。
周  ではこっちは叡輝が診察してる間に<情報:噂話>で情報収集しておく――コネと巡回ソフトと侵蝕値ボーナスでダイスが8個振れる(ころころ)達成値24!
GM 高っ!では君には叡輝が持ってる警察の捜査情報と内容的に同じものをあげよう。
周  (渡された資料を読みつつ)ふむ……じゃあついでに今のうちにお互いの情報を交換し合ったということで。
修治 しかしよくよく考えると、私の持ってる情報は雨音に関することばっかだからな、ぶっちゃけ情報交換する意味があるかどうか。この辺の情報で兄が知らないことなんて――あ、赤血球云々の話はひょっとしたら知らないのかな。
周  多分、詳しい話は知らないと思う。単なる病気だと思ってたから、血液検査の結果とか聞かされることがあっても「そういう病気なんだ」くらいにしか考えてなかったろうし。
修治 ではその辺についても教えといたということで。
叡輝 ――ん、そういえば、私が深山に仕事依頼されたのって、何日だっけ?
GM 9日ですな。
叡輝 おっと、もう既に約束の3日目じゃないか!今日中に解決できるのか、私?
GM さあ(笑)
叡輝 (何かを吹っ切ったように)……まあいい。これからはロスタイムってやつだ。
GM いつ時計が止まったんだか……きっとこれも深山にとってはいつものことなんだろうなぁ(笑)
周  ――ちなみにGM、他に新たに出てきそうな情報とかない?
GM そうだなぁ、では<機械操作>で振ってみ。
周  (ころころ)12。
GM あ、じゃあ判るな。君が修治の携帯端末から転送してもらったUGNの情報の中に、1つ隠しファイルが見つかった。
周  UGNからの情報てーと、雨音に関することで?一応修治に確認を取るけど。
修治 ふむ?そんなものがあったのか。知らなかった。
GM ちなみに今の段階ではパスワードがかかった状態のファイルが見つかっただけなんで、こいつの中身を見るためにはもう1度<機械操作>で判定してくれ。
周  <精神>は7あるからなんとかなるはず(ころころ)――うおっ!回ってない?達成値は9止まり。
修治 一応私も試みてみよう。情報を受け取った張本人だしな。隠しファイルがあることがわかれば、パスワード解読も可能なはず(ころころ)お、クリティカルで19。
叡輝 おお!それならかなりの確率で開けるはず!
GM うん。その達成値だと――うん、こんな情報が出てきた。
修治 どれどれ…………ほぅ、これは……また面白いものが出てきたものだな。周に電話で教えておこう。「――もしもし。実は、例の隠しファイルを開いてみたところ、こんな情報が出てきてな……」

 支部長から送られてきた石動 雨音に関する資料に紛れ込んでいた1つの隠しファイル。
 そこには、以下のようなことが記されていた。


                                    Last update:2006/03/08
 彼女がオーヴァードである可能性は極めて高い。

 彼女が幼少の頃に起こった誘拐事件の顛末も、彼女が覚醒し力を振るったのだと考えれば納得できる点は多い。

 しかしまだ彼女には未知数の部分が多く、現段階で扱いには慎重を要する。

 彼女の能力は殺害したオーヴァードの能力の一部を自分のものとして取り込むといったもの。

 藤 晴菜殺害直後の彼女の姿から見ても、それは間違いないだろう。

 その効果が半永久的なものなのか、それとも一時的で時間経過とともに失われるものなのかはわからない。

 が、いずれにせよ、極めて興味深いものであることに変わりはない。

 ひとまず彼女を“深紅の種”と命名し、当面は要観察対象としておくことにする。



叡輝 『他人の能力を自分のものにする能力』……か。でもそんな描写あったかな?
GM 本当ならミドル3でそういう演出をするはずだったんだが、ぶっちゃけそんなことしてる精神的余裕すらなかったこともあってすっかり忘れてました(笑)
叡輝 はは、あの時はまあ、仕方ないやね(笑)
GM でもまあ、わかりにくいけど、こっちの資料でも『第3の被害者の傷口が凍傷を起こしていた』てな感じに軽く匂わせてはいたんだけどね。

 ミドル1参照である。

修治 その前に殺された藤のシンドロームは……オルクス/サラマンダーの氷使い……か。なるほど。そのサラマンダーの力を奪って使用したから、凍傷ができたわけか。
GM そういうこと。
周  「そんな……雨音が……」とか呟きつつ、ここまでの情報を整理しよう……えーと、メタレベルで考えると――これがあれで、こっちがこうなって……(資料のメモになにやら書き込み始める)
GM うむ、ではそうこうしているうちに、叡輝の方の診察も終わったことにしよう。
叡輝 お、で、何か判った?
GM まあ、正式な検査をしたわけではないので詳しいことまでは判らないけど、一般的な心臓病とかの症状とは、やっぱりどこか違う感じだね。一般に心臓が弱い原因として考えられるものがいくつかあるわけだけど、そのどれも雨音には当て嵌まらないように感じる。
叡輝 うーん、それはつまり、心臓の筋肉が弱ってるとか、そんな感じなの?
GM いや、機能自体は五体満足にあるはずなんだが、なぜかその活動が阻害されてるような雰囲気だね。心臓の機能自体は万全なのに、それを何らかの力が無理やり押さえつけているかのようだ。
叡輝 てことは、別に心臓が一部欠損してるとか、そういう話ではないわけか。
GM そういうことはない。さすがにそんな症状だと一般の医師でも気づくからね。まあメタな話をすると、雨音の体内のレネゲイドウィルスがまだ肉体に馴染んでなくて、逆に彼女の心肺機能を阻害してるとでも思ってくれればいい。
周  (資料にひととおり目を通して)……うーん、とりあえず今の時点で推測するに、この第1の被害者の傍に落ちてた包丁ってのは、多分それ以前に起こってた通り魔事件と何か関係がある。
叡輝 だろうな。あと気になるのは、こっちの資料に『第3の被害者には抵抗した形跡がない』ってあるんだけど、これはどういうことだろう?それ以前の被害者には抵抗した形跡があったんだろうけど、さて?
一同 う~~~~ん。
GM (ちゃんとみんな考えてくれてるよ。嬉しいなあ)
叡輝 ……ちなみにGM、ここまでの事件現場のそれぞれの位置関係は?
GM 地図で書くと大体――(かきかき)――こんな感じかな。
叡輝 ふむふむ。後の事件になるほど、だんだん犯行現場が石動宅に近づいてきてるな。
周  それも事件自体と関係があるのか……どうだろう? 
叡輝 (しばらく考えて)……ひょっとして、この第1の被害者が例の通り魔事件の犯人なんじゃないのかな?
一同 ほう?
叡輝 まず、雨音が犯人だと仮定してみるだろ。この通り魔ってのは幼女ばっかりを狙っていたわけで……
周  なんか『幼女』って言うと、途端に危険な匂いが(笑)
叡輝 まあ、あながち間違ってはいないわけで。実際に狙われてたのは女子高生くらいの年齢みたいだけど。
周  とすると、第1の被害者が実は通り魔で、この時の被害者が雨音ってこと?
叡輝 じゃないかな。
周  ――つまり、覚醒がこの時点で起こったとすると、包丁についてた『被害者のものでない血痕』は雨音のものってことになって、つまり、雨音が通り魔に襲われてオーヴァードに覚醒、その場で通り魔を殺害したってことになるのか。
叡輝  被害者と加害者の逆転――か。
GM (うんうん)……それで?
周  ということは、第3の被害者に抵抗した様子がなかったってのは、1つには被害者が抵抗するような人間でなかった、もう1つは被害者が抵抗できる状況になかった。で、そう考えると、オーヴァードには《ワーディング》という便利な代物があるわけで。
一同 なるほど!
周  逆に言うと、『抵抗した』ってことは、抵抗できる状況にあったと考えられる。2人目はUGチルドレンだから戦闘になったんだろうし、1人目の場合は覚醒したてでうまく《ワーディング》を扱えなかったのかも。深山や4人目の高校生が襲われた時の状況とかはある?
GM 深山に関しては叡輝が聞かされたとおり。4人目については、3人目と概要はほとんど変わらないと思ってくれ。
叡輝 この血痕についての鑑識からの報告は?
GM 現在分析中とのことで。もうすぐ調査結果をまとめた報告ができそうだけど、それは次のシーンで。
叡輝 む、了解した。


 互いの情報が組み合わさり、見えてきた1つの推論。
 その中にいる妹は、決して“周辺”の存在ではなかった。
 犠牲者で、生存者で、能力者で、監視対象で、
 そしてなにより、加害者だった……

                                            (Middle7-3に続く)

悪魔に憑かれて服を脱ぐ byえび

2006年07月15日 00時31分57秒 | TRPG関連
 超常の力と抑えがたい衝動を同時にその身に与える存在――悪魔寄生体(デモンパラサイト)。PCはその悪魔寄生体と共生する人あるいは動物「共生生物(マイト)」となって、本能的衝動を抑えられなくなった「寄生生物(ヴィシャス)」と戦うのである。

 この夏一番の暑さとなるかもしれないこの日、そんな悪魔に取り憑かれた奴らがクーラーのない教室に5人。

日森 篤(ひもり あつし) PL:朱雀
 紅蓮の魔人クレイモアをその身に宿すは現人神の不良高校生
自分の父親がデモンパラサイト教(仮名)の教祖になってしまったせいで両親が離婚、父の野望のために寄生体を植え付けられ、現人神として生きることになってしまった悲運の不良高校生。
ジャージと貫頭衣を持ち歩き、自転車で事件を解決するために東奔西走する。得意技は腕を真っ赤に燃やしての突撃とオフェンシブツッコミ。
不良っぽい描写がないのはGMのせいかPLのせいか。とりあえず直前で振ったライフパスから現人神なシーンを演出するほどの魔技はGMにはありません。

草陰 守(くさかげ まもる) PL:wepa
 「昼は普通の高校生」「夜も普通の高校生」。しかしてその実体は、400年の昔より悪魔寄生体を影から守る忍びの末裔。彼自身も悪夢の人形遣いウォーコイトの力で影に日向に飛び回る。厳格な父の命に従いその力を存分に発揮するが、昼間の優等生的部分もまた彼なのである。
――技能選択のときに「芸術:忍術」と書かれたときには、もういろんなものが吹っ飛びましたよ。あとで見直したら他にも「知識:罠」とか書いてあるし。
TRPG初めてまだ数回でこれだなんて――恐ろしい子!(白目)

逆瀬川 霧雨(さかせがわ きりさめ) PL:むっく
 かつては夫と小さな店を経営していたが、夫を亡くしてからは遺産を食いつぶしつつ悠々自適な未亡人。ブリガンダインの力で皆を守るのだが――どうにも抜けているのはきっとPLのせいだろう。
「23才、水も滴る未亡人」とかなんだか石でも飛んできそうな経歴のわりに、エロさは微塵もなし。エロいシーンもなし。
いくら特殊能力でボーナスが付くからといって、普通の聞き込みに「魅了を使わせてくださいよ~」はないだろう。

“ビッグ・マウス”ゴン PL:ゴンタ
 週末の大通りを、黒犬が走る。ご自慢の太い尻尾を鉛直に、威風堂々と。稲妻の速さで敵に迫り、自慢の牙ですべてを引き裂く。大きな身体に見合う大きな瞳、そこに宿るは雷鳴の輝きと一帯を統べるドンとしての矜持。
七色の声で敵を欺き、鋭い嗅覚で手がかりを見つける。大きな口でガラクタを銜え投げつけ、そうかと思えば舎弟の前では大きな口を叩く。
そうかと思えば、餌がなくて飢えてみたり、ビーフジャーキーに太い尻尾をぶんぶか振るおちゃめな面もあり。
 ――で、雷撃発射能力は?

GM:えび
 首謀者。GM時のダイスの偏りっぷり(特に悪いほうへの)は特筆に価する。データマンチではあるがダイス力がそれを補っている。(補えていない)

本日のシナリオは自作『食の千年帝国』
――ああっ、原付(射撃ダメージ3d)を投げないで!

 巷で評判のイタリアンレストラン。ところがそこのオーナーシェフの様子がどうやら最近豹変したらしい。
彼の妻(故人)の親友である霧雨、彼の娘のクラスメート、父の命にて失踪事件に取り組む、舎弟が消えたゴン
皆それぞれの目的を持って、ひとつの事件の渦へと飲み込まれていく。

GM 「クレイモア、変身すると衣服全損ね
 「む、かばんからデモンパラサイト教の貫頭衣を出して着よう」
(戦闘終わって……)
GM 「で、クレイモア、変身すると衣服全損ね」
 「貫頭衣を着てるんだが……」
GM 「変身する前に着ても意味なかったんじゃないの?」
 「あ」

(篤とゴンで探索中、戦闘に巻き込まれた)
GM 「クレイモア、変身すると衣服全損ね」
 「……犬で隠そうか?」
霧雨 「お、これは『あててんのよ』ですか?」
ゴン 「当てたらぶっ殺す

(敵を倒して……)
 「服を着ないと……あ! カバン向こうに置いてきたままだ!」
(単独行動していたゴンを助けるため離れていた場所から駆けつけていた)
ゴン 「お、何ぞ言うべきこと、あるんちゃうんか?」(にやにや)
 (ぐぐぐぐ)「と、取ってきてください、お願いします……」

(ラストバトルで)
ゴン 「衝動第4段階突入!(ころころ)『次のターン、目の前の動くものを敵味方関係なく攻撃する』
 「ヒ、ヒイ! このターンで倒さねば!!」(←目の前にいる)
(そして、なんとかこのターン、最後の篤の攻撃で倒した)
GM 「戦闘は終わったが……次のターンになるとゴンは篤を殴るのか?」(笑)
 「ぎゃあああ」
ゴン (ころころ:攻撃方法を決めている)「うん、よかったな、肉弾攻撃。というか齧らせろ」(←まだマシな攻撃)
 「いけない、せめて《磁力障壁》でダメージを減らそう」
 「助かる……(ころころ)っしゃ、回避成功!」(ほっ)
 「これでこっちも衝動第4段階……(ころころ)『次のターン、目の前の動くものを敵味方関係なく攻撃する』
 「ミギャアアアアア!?」(←目の前にいる)

なんだかとっても大惨事風味ですが、本当に楽しんだんですよ。
――脱げるネタに偏ったのは私のせいではありません。ええ、とんでもない。

ねこねこファンディスク4

当サークルはねこねこソフト様を応援しています。