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シノビガミ「楽園」byシゲヨシ

2018年04月08日 06時48分49秒 | 17年TRPG報告

春合宿で行ったTRPG「シノビガミ」セッションの報告ブログです。
使用したシナリオは、公式シナリオ集「忍秘伝・改」より、「楽園」です。
シナリオの根幹に関わるネタバレが多分に含まれるため、閲覧の際はご注意ください。


 

PC紹介
PC1(トクPさん) 無窮なる黒雷(訳:山田風香)
中二病の男の子。シノビガミでは、便宜上PC1などの区別があっても特に主人公的な立ち位置とは限らないのですが、今回は明確に主人公でしたね。
戦闘では【怪段】で相手のファンブルを狙う。GMにこうかはばつぐんだ!

 

PC2(ナケミンさん)物部真理亜
廃仏毀釈をモットーとする第二の人格を持つ女の子。【闇神楽】で情報戦に強い。おこぼれに預かろうと感情を結んできた相手を【操り人形】で操る構成。
プロット5の判定を素で成功するのは絶許。

 

PC3(赤)霧切響子
探偵の女の子。ダンガンロンパからの使者。いち早くシナリオ構成に感づきプライズを手にした。
やたらめったら愛情を取得する。デレデレである。こらそこ、オタサーの姫とか言わない。
いつもは謎解き(解く方)担当、今回は謎解き(作る方)担当

 

PC4(ぐれそ)オルガ・イツカ
団長!?何やってんだよ!?団長!!シノビガミにおいてサイコロを振るのは弱行動だと教えてくれる常時完全成功構成。
今回は秘密配布はダイスで決めたのですが、非常に似合っていた。後述。

 


 

本編

 

シーン???

とある建物の一室。暗闇に蠢く5つの影。そう、それは忍と呼ばれる者たちである。何もここが戦国時代の武将の城という訳ではない。
忍というものは、歴史の表舞台を陰から左右するというその在り方を指す。そういった営みは、文明の生まれた頃から常に人の世の傍らにあった。
故に、忍装束でなくとも、得物が苦無や手裏剣でなくとも、表の世界の者には見えぬ動きと異能の力で世を操る彼らは、まごうことなき現代の忍なのであった。
前に立つ1人、4人のボスらしき男が、おもむろに口を開く。

???「よいか。心して聞け。……我らに伝わる究極の忍法の秘伝書『時檻』が盗み出された。
相手は『月読』の名で知られる忍。我らの護衛、手練れ数十名を倒し未だ雲隠れしておる。
……お前たち、わかっていような?如何なる手段を持っても、必ずや『時檻』の秘伝書を取り戻すのだ……!
相手は上忍ときておる。ゆめ油断するでないぞ。」

男の話が終わると、影たちは音もなく散ってゆく。暗闇には静寂のみが残された。

 


 


シーン0

ここは清陵学園。PCたちの通う高校である。県内一の進学校に属する学校であり、生徒たちは日夜厳しい勉学に励んでいる。
そんな生徒たちも、今朝は幾分リラックスしたムードであり、学友たちとの会話も弾んでいるようだ。
というのも、明日、10月1日は清陵学園が毎年大々的に行っている文化祭……「清陵祭」の開催日なのだ。
その前日である9月30日、つまり今日は全ての授業が休みとなり、生徒たちは準備に専念するのである。
今日は朝早くから校内のあちこちで、模造紙、段ボール、絵の具などが飛び交い、あるいはギターだのクラリネットだのが鳴り響き、てんやわんやの賑わいを見せている。
もちろん、PCたちの部活でも、この清陵祭にあたって催し物を行うこととなった。
……そう。あなたたちはこの高校で同じ部活に所属する仲間である。

登校したあなたたちは、真っ先に部室へと向かう。ドアを開けると、青い髪の女の子がPCたちを迎え入れる。

水波カオル「みんな、おはよ!
昨日はよく眠れた?……えへへ、私ね、今日が楽しみで楽しみで、全然眠れなかったんだ~。
へ?大丈夫大丈夫。こんな年に一度のお祭りに休むなんて、ありえないって!」

ポニーテールを揺らしながら朗らかに話すカオルに続いて部室にはいると、茶髪の眠そうな男の子と目が合った。

諸星真琴「……面倒くさい。帰りたい。」

彼もこの部活のメンバーである。尤も、彼はこの文化祭というものを煩わしく思っているようではあるが。

 


 

 ということで、今回は特殊シナリオでした。まず、PCたちは所属する部活動を協議します。
今回は順当にボードゲームサークルに所属する6人ということになりました。
その後、PCたちには秘密の書かれたハンドアウトと、空欄の記してあるハンドアウトが配られます。
これが特殊要素、ペルソナ【告白】です。PCたちはこの6人の中から意中の人を選び、記入することとなります。
ペルソナに記した人と両思いになると、ボーナスとしてプライズ【文化祭の思い出】が手に入るというルールです。
また、NPCであるカオル、真琴にもそれぞれ手番があるほか、彼らも【告白】を持っています。
したがって、PC、NPCの秘密が6つ、ペルソナが6つと、文化祭の思い出で初期の時点でも計13の情報があるというシナリオです。


 

サイクル1
シーン1は真琴。

真琴「あーもー、準備なんて嫌になるよな。退屈だし大変だし。
そーだ、物部。お前、好きな人がいるんだって?暇つぶしに恋話でもしよーぜ」

などと供述しつつ情報判定、物部真理亜のペルソナが判明。
意中の人は無窮なる黒雷であった。ペルソナは拡散情報であるため、物部の片思いは即座に部員へと知れ渡ることとなった。

 

続いて、霧切響子と無窮なる黒雷が、次々にトイレにいるオルガ・イツカへと襲い掛かる。
オルガ「そこは止まれよ……」
それぞれ、ファブリーズを撒く≪香術≫、中二的ワードの羅列を意味の通ったやり取りに変換する≪暗号術≫といった忍法を駆使し、
オルガと感情を結び合った。これぞ現代の忍術である。
余談であるが、このような秘密が多くてサイクルも多そうなシナリオでは、感情を初期に結んでおくのはいい判断である。
というのも、感情を結んでいる相手が手にした情報は、自分も確認できるからである。なお今回のサイクル数は非公開。

 

シーン4はカオルの行動。今回はNPCの行動順は最初と真ん中で固定されている。
屋上から校庭を眺めるカオルと無窮なる黒雷。

カオル「いやー、文化祭って感じだねー。
……あのね。私、今とっても幸せなんだ。皆と一緒に何かを作って、今しかできないことをして。
こういうの、昔から憧れてたんだ。
なんて、ね。
さあ、午後からもうひと頑張りだよーっ!」

カオルが思いを語りつつ無窮なる黒雷と感情を結ぶ。

 

シーン5、オルガ・イツカの行動
校庭に弟のミカを呼びつけたオルガ。彼を暗躍させ、無窮なる黒雷の秘密を狙う。

オルガ「奥義【完全成功】!『止まるんじゃねぇぞ……』」

このオルガは全ての判定において完全成功を用いることができる構成である。
ドラマシーンでは抜群の安定感を誇る。当然、ミカは難なく任務を果たした。
【無窮なる黒雷 秘密】
実はあなたは水波カオルの幼馴染だ。幼い頃、ふざけて結婚の約束をしており、『ずっといっしょだよ』と言ってプロポーズして欲しいと言われた。


最後は物部真理亜の行動。
オルガ・イツカを体育館に呼び出し、バスケを挑む物部。
準備はいいのかまあボドサーの準備やし別にええやろ。なお他の体育館の出し物。
スポーツで親交を深めつつ、時折見せる女性らしい仕草でオルガのハートを狙う感情判定。
これで、オルガは1サイクル目にして全てのPCからの感情を得た。

 


 

 


シーン7
夕暮れに染まる校舎。ふとあたりを見ると、他の部活やクラスも、そろそろ引き上げの時間である。
そんな折、校庭の隅に二人の影が映る。真琴とカオルのようだ。
真琴はいつになく真剣なトーンで切り出す。はたから見ても、はっきりと苛立ちを感じる。

真琴「なあ、カオル。こんなことは終わりにしないか。俺を『帰して』くれよ。」


一方、カオルは困惑した表情を浮かべる。

カオル「……真琴くん?どうしたの?私、全然わかんなくて……」

真琴「そうか、ならもういい。」

苛立ちは、殺気へと変化していた。


突如、真琴はナイフを取り出し、構える。

「待て!!!」


様子を窺っていた無窮なる黒雷が高速機動で飛び出す。
一方真琴も、常人には見えぬ速さでカオルへと突っ込む。

 

 

 

 

一瞬の交錯。

 

 

 

 

 

 

 

そして。少女は常人であった。

 


カオル「え…………?」

 

 



彼女の胸が真紅に染まる。

カオルは力なくバタリとその場に倒れた。

 

 


時が止まったかのような校庭に、突如轟音が響く。
……下校のチャイムだ。


どこか不気味なその音と同時に、あなたたちの脳裏に鋭い痛みが走る。
やがてあなたたちは、意識を失った。

 


 


シーン0

 

 

 

 

 

ここは清陵学園。PCたちの通う高校である。県内一の進学校に属する学校であり、生徒たちは日夜厳しい勉学に励んでいる。
そんな生徒たちも、今朝は幾分リラックスしたムードであり、学友たちとの会話も弾んでいるようだ。
というのも、明日、10月1日は清陵学園が毎年大々的に行っている文化祭……「清陵祭」の開催日なのだ。
その前日である9月30日、つまり今日は全ての授業が休みとなり、生徒たちは準備に専念するのである。
今日は朝早くから校内のあちこちで、模造紙、段ボール、絵の具などが飛び交い、あるいはギターだのクラリネットだのが鳴り響き、てんやわんやの賑わいを見せている。
もちろん、PCたちの部活でも、この清陵祭にあたって催し物を行うこととなった。


……そう、何かがおかしい。「今日」はもう終わったはずだ。しかし、世界はまた「今日」を迎えた。
登校してみると、カオルはいつも通りの笑顔で待ち構えていた。……真琴は、頭を抱えているようだ。普段に増して機嫌が悪そうに見えるのは、気のせいだろうか?

 

※エニグマ【清陵学園】【文化祭の小道具】が出現した。※

 


 


サイクル2

シーン1
ここも真琴の行動から。オルガを呼び出す真琴。

真琴「おう、オルガ。お前も3年かー。最後の文化祭、悔いのないようにしろよな。……何のことかって?とぼけるなって。」

どこか青ざめた顔で、普段と変わらぬ風を装って情報収集。
オルガは物部真理亜に片思いしていることが判明。

シーン2
怪しげな動きを見せた真琴に当たりをつけたオルガ。
ここも奥義【止まるんじゃねぇぞ……!】を用いるが、さしもの完全成功もペルソナか秘密のランダム獲得は左右できず。
真琴の好きな人は水波カオルであることがわかって終わる。

間髪を入れず物部のシーンも真琴の調査を行う。
実は廃仏毀釈を信条とする過激派人格を隠し持っていた物部!前世からの呪いの力を借りて真琴の秘密を獲得する。
【諸星真琴 秘密】
あなたの本当の名前は「契兎」である。あなたは、水波カオルが「月読」だと知っている。
ここからが比良坂の本領発揮。闇神楽で2回目の情報判定、カオルの思い人が無窮なる黒雷だと突き止めた。

シーン4は水波カオル。
理科室に忍び込んだカオルと霧切。

霧切「私、薬品の扱いには自信あるの。……あっ」

突如爆発を起こす薬品。……辛うじて二人とも無事であったようだ。

カオル「あはは!霧切ちゃんって面白い子だね。今まで全然知らなかったよ。」

イタズラを通して絆を深めた二人は感情を獲得した。

続いて霧切のシーン。
エニグマ【清陵学園】を調査。ボスがファンブルした時、逆凪を無効にするものと判明。
GMはシゲヨシ。一同の解除モチベーションが自然と上がる。
ちなみにこのエニグマは計画判定というタイプに属し、解除にも手番が必要なのだ。

最後は無窮なる黒雷。
自分に思いを寄せる水波カオルの秘密を調査する。
【水波カオル 秘密】
実はあなたはラノベや漫画が大好きであり、その幸せそうな主人公たちに憧れている。
自分でもそんな楽しい時間を過ごそうと思い、仲間を集め同好会を作った。

 


 

シーン7

夕暮れの校庭。カオルは真琴に呼び出される。

カオル「真琴くん……?」

真琴「いい加減にしろよ……!お前、何をした!?」

真琴がナイフを構える。

「待った!」

カオルと感情を持つ無窮なる黒雷、そして霧切が戦闘に乱入する。

しかし……

真琴「邪魔を……するな!!」

無窮なる黒雷らの攻撃には目もくれず、真琴はカオルに突進する。

 

 

 

そして

 

 

 

カオルは無窮なる黒雷らの目の前で倒れた。

 

 

 

 

「再び」チャイムの音が頭に鳴り響く。

 

 

PCたちは鈍い痛みと共に意識を手放した。

 

 


 

(この間戦闘の処理によって、霧切のペルソナ、オルガ・イツカへの片思いが判明。
また、これによって【告白】が成立したため、霧切響子は【文化祭の思い出】を獲得しました。)

【文化祭の思い出 秘密】
現在、君たちは忍法『時檻』によって閉じた時間の中に封じ込められ、「楽しい学校生活を送る学生たち」という偽の記憶を刷り込まれている。時間を先に進めるには『時檻』を解除しなければならない。4サイクル目が終了するまでに、術者の設定した『合言葉』を術者に向かって伝えると、『時檻』に綻びが生まれる。(クライマックスフェイズになる。)ただし、5サイクル目になってしまうと、『時檻』は解除できなくなる。最終的に、このプライズの持ち主になった者は、『時檻』を解除することができ、一つだけ自分の望みを叶えることができる。

霧切「これは……誰かに伝えなければ。」


シーン0

ここは清陵学園。PCたちの通う高校である。県内一の進学校に属する学校であり、生徒たちは日夜厳しい勉学に励んでいる。
そんな生徒たちも、今朝は幾分リラックスしたムードであり、学友たちとの会話も弾んでいるようだ。
というのも、明日、10月1日は清陵学園が毎年大々的に行っている文化祭……「清陵祭」の開催日なのだ。
その前日である9月30日、つまり今日は全ての授業が休みとなり、生徒たちは準備に専念するのである。
今日は朝早くから校内のあちこちで、模造紙、段ボール、絵の具などが飛び交い、あるいはギターだのクラリネットだのが鳴り響き、てんやわんやの賑わいを見せている。
もちろん、PCたちの部活でも、この清陵祭にあたって催し物を行うこととなった。

……再び、「今日」は繰り返される。永遠の時の檻の中で。


サイクル3

シーン1。密かに無窮なる黒雷の秘密を探る真琴。

真琴「…………チッ」


シーン2。霧切が動く。謎解きゲーム作りつつ。

霧切「こんなところに文化祭の小道具のアグリコラが……?」

エニグマ【文化祭の小道具】を調査
ボスへの攻撃後にカウンター攻撃が発生するエニグマ。こちらも解除は計画判定。

霧切「そうそう、無窮なる黒雷君。これを渡しておくわ。後はわかるわね?」

ついでにプライズ【文化祭の思い出】を無窮なる黒雷に手渡した。

 

続いてオルガ。もはやお馴染み『止まるんじゃねぇぞ……』
で物部真理亜の秘密を獲得する。
【物部真理亜 秘密】
実はあなたは忍者である。とある忍務を受け、3人の忍者と共にこの学園にやって来た。あなたたちの忍務とは「月読」「契兎」という二人の忍者を倒すことであり、あなたの本当の仲間は共にやって来た3人である。

 

カオルのシーン。オルガと感情を結ぶ。

カオル「オルガ君、今年で卒業なんだよね。寂しくなるなあ。ずっと一緒に居られたらいいのにね。」

 

物部のシーン。
今日も今日とてトイレに籠るオルガ。そんなオルガに物部から無窮なる黒雷の秘密の差し入れが。こいつらいっつも男子トイレ入って来るな。
そして、霧切の弱点を刺激する≪火術≫で秘密を獲得
【霧切響子 秘密】
あなたはよく夢を見る。それは「月読」と呼ばれる人物の夢だ。夢の中のあなたは「月読」への殺意に溢れている。あなたの本当の使命は「月読」を倒すことである。

続いて闇神楽で二度目の判定。Twitterでオルガの情報を探る、青い鳥を操る≪鳥獣術≫で秘密を獲得。
【オルガ・イツカ 秘密】
実はあなたは死んでいる。今あなたは生きているが、死ぬ前のことがあまり記憶に残っていない。ただ、「月読」と呼ばれる人物に殺されたことだけは覚えている。あなたの本当の使命は「月読」が誰かを捜すことである。

 

最後は無窮なる黒雷の行動。エニグマ【清陵学園】を解除する。

無窮なる黒雷「我が左腕に封印されし龍の力、見せてやる!」

かくしてボスのファンブルは有効となった。そんな中、日は傾きだす。

 


シーン7

校庭に夕暮れが訪れる。校庭の隅には真琴とカオル。
真琴は話を切り出す。

真琴「お前、どういうつもりだ…… 無理にでも聞かせてもらおうか。」

カオル「わ、私何か悪いことしちゃった?」

真琴「ほざけ!」

真琴がナイフを構える

 

それを知っていたかのように、無窮なる黒雷たちが現れ、立ちふさがる。

 

 

しかし、届かない。

 

 

 

 

……やはりカオルは、忍の速度には追いつけない。 

カオルに突き立てられた刃をみて、そう感じる。

この惨劇にすら、もう慣れてしまったのだろうか。

 

 

 

そしてまた、世界は廻りだす。


 

シーン0

ここは清陵学園。PCたちの通う高校である。県内一の進学校に属する学校であり、生徒たちは日夜厳しい勉学に励んでいる。
そんな生徒たちも、今朝は幾分リラックスしたムードであり、学友たちとの会話も弾んでいるようだ。
というのも、明日、10月1日は清陵学園が毎年大々的に行っている文化祭……「清陵祭」の開催日なのだ。
その前日である9月30日、つまり今日は全ての授業が休みとなり、生徒たちは準備に専念するのである。
今日は朝早くから校内のあちこちで、模造紙、段ボール、絵の具などが飛び交い、あるいはギターだのクラリネットだのが鳴り響き、てんやわんやの賑わいを見せている。
もちろん、PCたちの部活でも、この清陵祭にあたって催し物を行うこととなった。

 

いつもの文化祭。いつもの光景。いつもの準備。

けれどその日、もしもこの日々を観測できた人がいたなら、彼の顔つきは、いつもとは違って見えたのかもしれない。

 


サイクル4(ここからメモ残ってないので記憶と憶測です。)

シーン1。例によって真琴。

霧切の秘密を探る。

真琴「……めんどくせー」

 

シーン2。無窮なる黒雷。

無窮なる黒雷「我が左腕に封印されし(ry」

もう一個のペルソナも破壊。これでボスと対等に戦える状況は整った。

 

続いてシーン3。霧切の行動。

物部とカップラーメンを食べる女子会などをして感情判定。
結果はまたしても愛情。愛多き女(ひと)である。

 

シーン4はカオル。いつもの枠その2。

物部と一緒に学食に行く。……行ったっけ?いや、行ったな(確信)

感情判定。何故か布教(とアンチ仏教)されつつ狂信の感情を抱いた。やはりプロパガンダは強い。

 

シーン5、6でオルガ、物部の行動。

この二人、PCへの感情は埋まっており、実はもうそんなにやることがない。
(物部の【闇神楽】のおかげでだいぶ手番に余裕があるのだ。)
最後の決戦に備え、真琴にマイナスの感情を結びに来る。
真琴もマイナスの感情を取得するが、結局は数で上回るPC側が有利になるという寸法だ。

 


 

 

 シーン7

真っ赤な西日が、清陵学園の校舎を染める。

下校の時刻も近づき、校門の辺りは四方山話に興じながら帰途に就く集団がもうポツポツと現れ始めている。

そんな中、水波カオルは諸星真琴に呼び出された。

人気も疎らになった校庭に、2人が残っていた。

真琴「おい、どうなってるか説明してくれるんだろうな?」

カオル「えぇ?ゴメン、何の話か説明してもらっても……」

真琴「うるさい!」

真琴がポケットに忍ばせたナイフを構えようとした、その時。

無窮なる黒雷「待て!」

真琴「ああ、お前か。今更出てきて、何の用だ?」

彼はそれには答えず、カオルの方に向き直る。

無窮なる黒雷「水波……」

カオル「な、何?」

無窮なる黒雷「……『ずっといっしょだよ』。」

 

瞬間、視界にヒビが入る。

 

校舎が、学校が、壊れ、粉々になり、光の粒と化していく。

 

まばゆい閃光の中、あなたたちの意識は薄れていった。

 


クライマックス

 

ふと気が付くと、あなたたちは深い森の中にいた。

目の前には水波カオル、いや、「月読」が立っていた。

月読「あーあ。無窮なる黒雷くんにバレちゃったぁ……
苦労して秘伝書まで盗んだのになぁ……

ねぇ、みんな。もうこんなこと、たくさんだと思わない?
私たち忍者は、敵を殺して、心を殺して、使命と戦いに一生をささげるのよ。

ならばいっそ。

永久の時の中で、幸せな夢に包まれて生きる方が、幸福ってもんじゃないかな?」

 

霧切「それは違うわ!希望は前に進むのよ!」

 

オルガ・イツカ「俺たちが立ち止まらない限り、その先に道は続く。だからよ……止まるんじゃねぇぞ……!」

 

月読「……残念、だよ。

契兎!不甲斐ない姿を見せて悪かったわ。さあ、今度こそこれで終わりにしましょう。……永遠に。

 

 

戦闘開始


第一ラウンド。月読、物部はプロット5.他はプロット4に集まる。

月読は流星群を放つ……ファンブル!

ここでエニグマ潰しが功を奏し、絶好の状態で手番はプロット4。

月読が多少ボコられるものの、まだ生命力には4の余裕を残して契兎の行動へ。

契兎は自らの生命力を削るものの、プロット値と同値のダメージを与える忍法「天狗」を持つ。

 

……その時、事件は起こった。

物部「操り人形使います」

説明しよう!操り人形とは!自らが感情を結んでいる敵の行動を操れる忍法である!

物部「天狗を月読に!……*1

このボス戦は、月読への攻撃を契兎が【絶対防御】でかばうという構成になっている。
故に、月読はノーガードで攻撃に専念できる。
しかし、今は当の契兎が攻撃を仕掛けているのである……
そして月読はと言えば、ファンブルによって一切の回避行動が封じられている状態にあった。

契兎「……神通丸使います。」

契兎に残された手段は、もはや成功した自分の攻撃のダイスを振り直し、36分の6の確率で失敗することを祈るのみであった。

がっ・・・ダメっ・・・!

 

GM「………………………月読倒れました。

 

この後のことは多くは語るまい。ただ、プレイヤー同士で功績点狙いの争いが始まったと書けば、契兎の行く末は想像に難くはないであろう。

 

*1:長時間セッションで、GM含め皆疲れていたのであろうが、天狗の間合いは0である。プロット5の月読には本来届かない。が、指摘すべきGMは、回避方法が全く存在しないというインパクトから、間合いのことなど完っ全に頭から外れていたのである。合宿最終日ゆえの悲劇であった。

 


 

 

トクPさん(無窮なる黒雷)「これって、(カオルの)秘密は事実ってこと?」

シゲヨシ(GM)「はい。カオルは、忍者としても、そういう忍者でした。
つまり、漫画やラノベの幸せな生活に憧れる忍者であったということです。

 

無窮なる黒雷「よし。俺の願いはーーーー」

 

 

 

 


シーン8

ここは清陵学園。県内一の進学校に属する学校であり、生徒たちは日夜厳しい勉学に励んでいる。
そんな学園も、今日ばかりは学生のみならず多くの人々で賑わっている。
というのも、今日、10月1日は清陵学園が毎年大々的に行っている文化祭……「清陵祭」の開催日なのだ。

ソースの香りが立ち込め、あちらこちらでモクモクと煙が立ち昇る校庭。

元気で溌剌とした売り子の声や、吹奏楽の楽器の音が学園中に木霊する。

窓には横断幕、廊下には段ボールのカンバンと、校内はどこを歩いても模擬店の宣伝が目に飛び込んでくる。

 

 

そんな校舎の一角に、ひっそりと佇む教室があった。

手作りの看板には「ボードゲームサークル」と書かれており、中からは時折楽しげな声が漏れ聞こえてくる。

「いらっしゃいませ!ウチはゲームの体験会をやってるの。楽しんでいってね。」

薄紫色の髪の少女が教室へ入ると、青い髪の学生が迎え入れる。

「ゲームは色々あるんだけど、どんなものに興味があるかなぁ。」

「そうね。ならこの謎解きをやってみようかしら。」

「あぁ。それは難しいよ?ウチの部員の自信作でさ。えっと…………」

「……?」

「あれ、おかしいな……?なんか、誰が作ったのか、思い出せなくて。

すっごく楽しい子だったってのは覚えてるんだけど……」

「……そう。」

少女は、まるで答えが見えているかのようにスラスラと謎を解いていく。

「できた。」

「えっ。もう!?」

「とても素晴らしかったわ。」

「あ、えーと、うん。ありがと。」

そう答えた学生は、何か考え事をしている風であったが、少女の様子を眺めながら切り出す。

「……あのさ、君、一年生?」

「そうだけれど?」

少し躊躇いながら。しかし、意を決すると、笑顔で語り始めた。

「ふふふ。なら、期待してるといいよ。
高校ってのは、楽しくて、人生で一度の特別なもの。
皆と一緒に何かを作って、今しかできないことをして。

そういうの、昔から憧れてたんだ。
だから、君にもきっと、今までで一番幸せで、素敵な生活が待ってるよ
私だってそうだったから。

……なんでかな。この言葉を、誰かに伝えたくって。

 

秋の穏やかな風が吹く清陵学園。

 その屋上に、一つの人影があった。

「…………これで良かったんだよな。カオル。」

 

呟いたその男は、幼馴染の姿をいつまでも見守っていた。

 

 

 

楽園、完。

 


 

感想
 
公式シナリオとだけあって、非常に面白かったです。
最初読んだ時から、めっちゃ楽しいだろうというのはわかっていたので、これを回しに合宿行ったみたいな部分もないことはないです。
このシナリオのいいところは、シナリオ集に載っていながら、ストーリー展開の上でかなりの部分をPCの演出や選択に委ねている点でして、違う人と遊ぶことで、流れは共通でも全く違ったストーリーになるお話だと思いました。
そういう点から考えると、GMの反省点としてはもうちょい演出を詰めてくればよかったなあと。どうせ1ラウンド2回NPC行動があるのはわかっていたのだし。とまあそんな感じなので、この記事の演出も捏造入れつつ見栄えする感じにフォトショしてあります。
 
 
そして、PCの皆様には大いにセッションを盛り上げて頂きました。
この場を借りてお礼を申し上げます。ありがとうございました。
楽しんで頂けたなら幸いでございます。
あと、オルガはどの世界でも死ぬ運命なんやなって。まあ使命達成したからセーフでしょ。
 
平素よりハイペースでシノビガミの開催される弊サークルですが、合宿ということもあり、変則的なシナリオに挑戦してみました。
他にも変則シノビガミはいくつか開催されていたので、楽しく参加させて頂きました。
また何か企画される方がいれば、参加させてください。
ついでに私が卓立てることがあれば、よかったら参加してもらえると嬉しいです。
 
それでは、また他のセッションで。
 最後になりましたが、こんなに長い記事を読んでいただいてありがとうございました。おつかれさまでした。

 

 


LOST「塩と胡椒」 byシゲヨシ

2018年01月14日 22時13分55秒 | 17年TRPG報告

こんにちは。シゲヨシです。
今回は久しぶりのTRPG報告記事です。
1月13日の定例会で行ったTRPG「LOST」の報告です。いやー、楽しかったー!


LOSTはネット上で公開されているTRPGです。報告記事ということで、LOSTのサイトのURLも載せておきます。
LOST~廃墟の森の子供たち~
サイトはサンプルシナリオのとこ見ればネタバレですのでご注意を。本記事には一応ネタバレはないです。


 

あらすじ


(一部当セッションに合わせた記述にしてあります。ご了承ください。)

5年前の大災害――当時の20歳以上の人間が全て死滅した――から生き残った子どもたちは、各地の学校や公民館に「キャンプ」と呼ばれる避難所を作り、そこで生活を送っていました。

ここ、「暗黒美術館」もそんなキャンプの1つです。
この地域の子どもたちは美術館に集まり、必要な物資を集めながら生活しておりました。

大災害以降、廃墟となった街の各地に「フィールド」と呼ばれる地帯が出現するようになりました。
フィールドには、木や蔓が生い茂り、さらには災害の影響で生まれた「角ウサギ」「ナガムカデ」などの世にも恐ろしい生物が闊歩しています。
このフィールドのおかげで、子どもたちの生活圏は限定され、最低限の物資を集めることもままなりません。

そして、「暗黒美術館」もまた、物資の不足に喘ぐこととなりました。
ある日の夕食で、コータローは調味料が枯渇しつつあることを切り出します。
フィールドの向こうのレストランには、おそらく調味料が眠っているであろうことも。

フィールドに生息する生物の中には「ヌシ」という一際強力なものがいます。
ヌシを倒すことでフィールドは消滅し、通行の安全が確保されるのです。
しかし、ヌシの力は強大です。先日も、ヌシに挑戦した佐藤サトルという少年がやられてしまいました。
沈黙に包まれる食堂。そんな中、3人の勇気ある冒険者が立ち上がりました。
彼らは、キャンプに希望を与えることができるのでしょうか?

 

LOST~廃墟の森の子供たち~
サンプルシナリオ「塩と胡椒」


 

PC紹介


キリヤマ トオル(おかゆさん)
好奇心旺盛な16歳男子。クラスはビッグ/センシの腕っぷしの強いメイン火力。
強力「薙ぎ払い」で一挙3体撃破を狙うも常にダイスは敵であった。まあ……よくあるよね!
角ウサギ7匹はこの人がいないと詰んでた。角ウサギ3匹はこの人がいたけど詰んでた。

 

長渕 イマキ(ナケミンさん)
キャンプのリーダーを務める18歳女子。クラスはスカウト/ママの支援型。
探索フェイズでは「マルチワーク」「ごちそう」「激励」で強力な気力基盤を構築した。
「気力使う人いないし余ってしまうなあ(フラグ)」 使い切ったので結果オーライ。

 

赤木 花道(赤さん)
自称天才の13歳男子。クラスはスカウト/ハカセの頭脳派。
戦闘では「戦術」「先手必勝」のスタP材として活躍を見せる。なお火力。
最後は武器の「棍棒」すら失い満身創痍ながらも見事生還した。ダイス次第で普通に死んでた。

 

 


 


感想


LOSTをやれる喜び。楽しかったです。
子どもしかいない世界……やさしい世界だと考えていた時期が私にもありました。
PC(personal computer)に楽しそうなBGMを搭載して、適宜流したいなーとか思っていたり、子どもRPも微笑ましいだろうなーと思ってみたり。

そんな幻想は開始数分後の雑魚敵戦で見事にぶち殺されました。
模擬戦はボス戦だけやって大丈夫そうと想定しておりましたが、他の敵も兎に角()強い。
赤「LOSTはキャラロストのLOST!」

パーティーが全体としては支援よりだったのもありますが、サバイバルとは難しいもののようです。

今回のセッションでキャラが成長したハズなので、次回はもう少し楽になる……かも?
シナリオ作成もそれほど難しくはなさそうな印象で、色々やってみたい感。ボス作成?知らんな。

また機会があれば回していきたいですね。
それでは、お疲れさまでした。


アマデウス「カブトムシ」 byナケミン

2017年12月20日 14時38分21秒 | 17年TRPG報告
こんにちは、ナケミンです

アマデウスは神々の子となって、神話災害を止めるために頑張るtrpgです。
12/3(月)放課後に回ったオリジナルシナリオ、「カブトムシ」のプレイ報告です。
今更!



奈良県の田舎の方、飛鳥町に暮らす女子高生農家の芽吹 マテルは、最近妙な夢を見る。
相貌が不明瞭な青年が、「君を救う」と言って手を差し伸べる夢だ。
もしかしてこれって運命の人⁉︎などとほざいていたところに現れる先輩の神子(アマデウス)、藍染 惣右介とサイス・バー!
さらに謎の青年、氷水 瑞樹も登場!
全員の思惑が複雑に絡み、神話災害ドラマが始まる!


アマデウスではpcやnpcに「予言」という形でハンドアウトが渡されます。
「予言」には表と裏があり、裏は非公開情報の「真実」になっているため、「予言」を調査をすることで「真実」が明らかになり、シナリオが進行していくのです。
また「真実」には「トリガー」という公開条件も設定されています。
公開できなければpc達にデメリットのある「真実」も存在するため、「トリガー」を満たすための行動も必要になってきます。


自分がギリシャ神群の豊穣神、デメテルの神子だと理解したマテルは、上手いこと自分の「真実」を公開。飛鳥町がカブトムシまみれになる未来を回避した。
一方、サイス・バーも「未来に行ければ災害防げるんちゃう?」という「真実」を公開すると、藍染惣右介の「真実」と連鎖的に公開!
「銀の鍵」を使って、未来への門を作り出し、神子たちは時空移動を行います。


アマデウスの行動は、プレイヤー一人一人に主要な行動を行うための「シーン」が与えられ、全員が「シーン」を終えたら「サイクル」が終了という流れで進んでいきます。
この「サイクル」を規定数行うとシナリオの最後、「決戦フェイズ」に移りますので、あまり余裕はありません!



未来の飛鳥町は、すでにカブトムシの群れに襲われ人の消えた、危険な世界でした。
神子たちは調査によって、すでにこのカブトムシが神話生物、「イ=スの偉大なる種族」だと知っています。
カブトムシを警戒しつつ、真相を探る神子たちの前に、デメテルの隠している真相の「予言」が公開されますが……

芽吹マテル「予言を調査します!」

GM「目標値は、絶望の闇の修正が入って5ですね。マテルちゃんは「頭脳」がCなので、ダイス一つ降って5以上で成功ですよ」

芽吹マテル「きつくない⁉︎」

サイス・バー「もう手番無いんで、ここ失敗したら決戦フェイズですよ!」

芽吹マテル「(コロコロ)…ダメでした!」

GM「では、辺りのカブトムシが一斉にあなたたちに飛びかかり、以上に発達した顎で襲い掛かります…決戦フェイズです!」


アマデウスには「運命の輪」という、判定に使用したダイスの出目によって、シナリオ中に溜まっていくリソースがあります。(五色の「インガ」という小物で表されます)
たくさん溜まっていないと使えないギフト(スキル。【】で囲まれてるやつです)もあるので、自分がほしいインガを貯めていけると良いですね。
また黒のインガを貯めてしまうと、「絶望の闇」という、あらゆる判定へのマイナス修正が発生します。怖いですね。



芽吹マテル「う、ウワーッ!まさか謎の美青年、氷水くんは実は未来人で、私の恋人だったなんてーッ!」

藍染惣右介「しかもこの未来では芽吹さんは死んでしまっているだとッ!氷水くんは芽吹さんを生き返らせようと過去改変……私たちにとっての現在を操作しようとしていたのか!」

サイス・バー「そのために時空を超える能力を持つイ=スの偉大なる種族と融合していたなんて、何という執念ッ!カブトムシに私たちを襲わせていたのもあなただったのね!」

GM「フフフ…カブトムシの生命力は50!アンブッシュを受けて体力を減らした君たちに勝ち目はないのさーッ!」

芽吹マテル「【星乙女】(3d6ダメージ)!」
GM「まだまだ!」

藍染惣右介「【雄詰】(3d6ダメージ)!」
GM「イケる!」

サイス・バー「【火球】(5d6ダメージ)!」
GM「あっあっあっ」

マテル「【星乙女】!効果でpc一人を回復!」
GM「あっあー」

サイス・バー「【火球】(赤のインガが10個溜まったことでダメージが1d6増加)!」
GM「おあー(^q^)」

GM(氷水くん)「グアアッ!くそ、そんな、僕は……マテル、君を、救いたいんだ…!愛しているのに…!」

藍染惣右介「驕りがすぎるぞ!最初から誰も天に立ってなどいない、君も僕も神すらも、だがその耐え難い天の座の空白も終わる、これからは…」


GM「えっと、皆さんは見事、飛鳥町の未来を守りました。
シナリオ終了です。お疲れ様でしたー」



アマデウスはかなり多種類の神の中から親神を選べるので、いろんな型のpcを作って楽しめる楽しいtrpgです。
調査行動によってシナリオが展開していくことが多いので、サイクル中も頭を使ってプレイでき、戦闘だけではないシナリオ構成ができるのもオススメです。
プレイ、しよう!
それでは皆様、ご参加ありがとうございました。

ダブルクロス3rd「Bad Apple!!」byシルバ side:シゲヨシ

2017年11月06日 22時46分28秒 | 17年TRPG報告

こんにちは。ブログ担当シゲヨシです。

11月6日放課後活動のダブルクロスセッションのご報告です。

今回はダブルクロス・18時開始ということで安定のラーニングコモンズ延長戦。

お疲れ様でございました。


トレイラー

夢を見ているか、ですか? なにも見ていませんよ。だって無駄なことですもの。
悲しむなんて疲れるだけ。ですから何も感じず、笑顔を浮かべて過ごせばいいと思うのです。
ですが、もし私から動くのならば。もしすべてを変えるのなら。全てを私は壊してしまうでしょう

ダブルクロス The 3rd Edition 『Bad Apple!!』

私のことを言葉で表すならば、それはきっと「ろくでなし」


PC紹介。

GM:シルバさん

いきなりハンドアウトが大筋を残して改変攻撃を受けたりした方。社会人サークルに出入りする程度の能力。今週ロクに寝てないとか。苦労人。やっぱりGMって大変なんだなあと。ありがとうございました。

PC1 美神 梨花 (麻木さん)

ブラックドッグ・モルフェウスのクロスブリード射撃型。アホの子可愛い。
――激務の生徒会長・善知鳥梓に対して
梨花「梓ちゃん、うちのこと頼ってね。何でも手伝ってあげるからね!・・・あれ、何やったらいい?」
梓(優しい微笑み)
――梓の持つ怪しげな数珠に対して
梨花「お洒落な数珠だね~。どこで買ったの?」
――昼休み、梓が不審な欠席の連絡をよこしたシーン
梨花「うち、梓ちゃんの家(車で1時間ほど)まで全力移動で走って見て来るね!」

PC2 日暮 蝉丸 (ナケミンさん)

蝉に変身するキュマイラのピュアブリード白兵型。
全身が碌に動かなくなる奇病にかかるも、それはレネゲイドウィルスの力によるものだった!
感染から7年、突如として身体の自由を手にした彼は、従妹である善知鳥梓を救うための7日間を過ごすことになる。
梓から色々と教えてもらっていたため、生け花や花言葉に詳しい。クライマックス戦闘では、得意の白兵を用いて梓を救出。
PLはナケミンさん。他にも看護婦のΣさんとかt市UGNの特殊部隊「ネームレス」とか生徒会の田辺とか色々生やしてはRPしてらした。

PC3 黒崎 誠 (シゲヨシ)

ソラリス・オルクスのクロスブリード支援型。
コードネーム「ラッキー・ストライク (まぐれあたり)」。
RPの中でぐらい幸運になりたいというPLの歪んだ欲望が具現化したPC。
オルクスのなんやかんやで運命を調整し、幸運を引き寄せる。
おじさんはね、ラッキーを操ることができるんだ。」 なおダイス運は平常運転。
戦闘はダイスを振らなくて済むエフェクトで固めるという荒業で乗り切った。

 


善知鳥梓はt市に存在するとある高校の生徒会長だ。華道の名家の出身で、教師や友人など周囲からの信頼も厚い完璧超人である。厳しい華道の稽古や、生徒会の重責を背負いながらも、彼女の顔は笑みを絶やすことはなかった。

そんなある日、梓の親友である梨花は、梓が柄にもなく怒鳴り散らすところを目撃する。そんな梓の手からは、微かにレネゲイドの気配が。

一方、7年間の入院生活から解放された蝉丸も、公園でうずくまる梓を目撃する。心配して声をかけようと近寄るも、梓が放った黒く濁る泥の中に彼女を見失ってしまう。

時を同じくして、UGNのt市部長である黒崎は正体不明のオーヴァード「善知鳥詩依」とt市で多発するオーヴァード暴走事件の情報を入手する。

かくして梨花、蝉丸、黒崎の3人は、7日間の事件に巻き込まれていくこととなる。


クライマックス

梨花・黒崎のアシストもあり、見事梓を救出した蝉丸。しかし彼は羽化して1週間の蝉。最早その命も尽きようとしていた。蝉としての本能からか寿命を察し、梓を梨花へと託す。

蝉丸「支部長、最後に僕にも、オーヴァードとしてのコードネームを付けて貰えませんか?」

黒崎「そうだね。・・・君のコードネームは、『トワイライト』だ。」

――蝉丸は、トワイライトは、その背中に生えた翼を広げ、黄昏へと還っていった。

梨花と黒崎は、その背中をただ見つめていた・・・

彼がただ一つ遺したもの。それは一輪の碧蝉花。花言葉は「変わらぬ想い」。

 


というわけで、ダブルクロスセッション「Bad Apple!!」でございました。普段シノビガミの報告しか書いてないので、報告の形式も自然とそっちよりになってました。ダブルクロスの報告ってどんな形式がいいのでしょうか。難しいですね。

今回は(オフセでは)久しぶりのダブルクロスでした。支援キャラとラッキーおじさんロールができたので楽しかったです。

ちなみに、実際の卓では、蝉丸から黒崎のセリフまでリアルで3分ほどかかりました。あんな振り方があるとは完っ全に想定外でした。
シゲヨシにアドリブを振ってはいけない。

ダブルクロスは異能っぽさが素敵なTRPGですね。今期は色々なTRPGができてシゲヨシは幸せです。

それでは、お疲れさまでした。 また機会があればお会いしましょう。


シノビガミ「妖の花嫁」 byシゲヨシ

2017年10月31日 00時16分48秒 | 17年TRPG報告

10月30日放課後のシノビガミセッションのご報告です。

にしても月曜になんの準備もなく来るだけでシノビガミが立つの本当に恵まれすぎですね。

これはチャンスですよ。1度シノビガミをやってみたかったという方、TRPGに興味があるという方もぜひ。

今回のシナリオは、日本語読めない卓様のシナリオ本より、「妖の花嫁」です。

3人戦、3サイクルの作品です。

これからやってみたいという方はネタバレになるのでご注意くださいね。


トレイラー

洋館の令嬢、ラワンデル・スターチスによって集められたPCたち。館では、近くスターチスと彼女に仕えてきた執事、プミレタ・ワーマインの結婚式が執り行われるという。しかし、館に忍び寄るは不吉な影。使用人たちの噂する妖の存在。

シノビたちは、無事、二人を護り結婚式の日を迎えられるのか?

シノビの背後に迫る気配の正体は?

そして、館に隠された陰謀と真実とは?

シナリオ「妖の花嫁」


 

PC紹介

PC1 ドラコ・マルフォイ(ナケミンさん)

だいたいこの人のせい。館を箒で飛び回ったり、屋敷しもべ妖精を召喚したりと、マグルの世界をハリーポッターで浸食した。今回の秘密は割と取り扱いが難しかったのですが、冷静なプレイングと周囲との協調が功を奏し、見事真のラスボスを出現させることができました。普通にいけばマルフォイがラスボスでしたね。エンディングは涙なしには語れない。

PC2 判公寺 蟻廃(赤さん)

コナンの黒いアレ。今回は舞台が洋館ということで、窓からあたりを窺ったり、屋根の下見をしたりと状況とキャラクターを生かしたロールプレイが光りました。蝶ネクタイの少年とチョビ髭のオッサンの召喚により、精神的に苦しい戦いを強いられましたが、クライマックスでは持ち前の水術を生かしてラスボスの奥義を破り続ける活躍を見せました。許さん。

PC3 秋之 イト(麻木さん)

今回アリバイの変装術によって、最後の希望だった女性にまでトラウマを抱いてしまった少女。自由すぎるPCたちのなかで唯一の良心でした。戦闘に鬼強い鞍馬のキャラクター。今回も安定の火力でラスボスを消し飛ばしていました。もっと難易度上げなきゃ。他二人のPCがぞろぞろガーデンもかくやというロール合戦を繰り広げる中、一人オロオロする姿は必見です。

 


あらすじ

実はワーマインは妖だった。ワーマインはスターチスの実の恋人・マルフォイを妖に改造して罪を擦り付け、さらに人々の記憶を改ざん。スターチスと結婚しようとしていた。

しかし、PCたちの粘り強い調査により、とうとうワーマインの正体は露見。PCたちと対峙するワーマイン。

 

クライマックス

ワーマイン「範囲攻撃!」

蟻廃「その技は知っている!水術!」

ワーマイン「ならば≪修羅≫!」

フォイ「判定妨害!逆凪だフォイ!」

ワーマイン「なに!?動けない!」

イト「食らえ!≪春雷≫などなど!」

ワーマイン「ぐあああああ!」

 

エンディング

スターチス「マルフォイ様!あなたが・・・あなたが私の本当の恋人だったのですね。」

マルフォイ「ああ。ハーマイオニー。」

スターチス「ハーマイオニー・・・?私はラワンデル・スターチスですよ?」

マルフォイ「いいや、あの時のバタービールを思い出してみろ。お前は、ハーマイオニー・グレンジャーだ。」

スターチス(?)「私は・・・私は・・・スター・・・あれ?」

ハーマイオニー(?)「あれ?ああ・・・私は・・・ハーマイオニー・グレンジャー・・・?」

マルフォイ「そうだ。僕と結婚しよう。」

ハーマイオニー「・・・ええ。」

――祝福の声が、二人を包む。

~fin~

 

こうしてマルフォイによって世界は改変されたのであった。

ロン、お許し下さい!


今回のシナリオ、一人一人から見たら対立シナリオにしか見えないのですが、NPCの秘密、そして他のPCの追加の秘密を探っていくと、真実が明らかになるという構成でした。PC1対他のプレイヤーといったルート分岐もあったのですが、流石経験者の皆さん。見事一発でラスボスの出現するルートを見抜かれましたね。ロールプレイも見ていて楽しかったです。あの偶然を必然に持っていくのは凄い。

それでは、お疲れさまでした。ありがとうございました。


シノビガミ「海御前」 byナケミン

2017年10月22日 19時39分45秒 | 17年TRPG報告
こんばんわぁ、ナケミンでぇす
10/20(金)放課後に回ったシノビガミオリジナルシナリオ「海御前」のプレイ報告でぇす
よくまあ回ったなぁって思いまぁす


「海御前」っていうでかいカニ🦀が対馬近海に出たぞ!しかも暴風雨を起こしているから地元が大変だぞ!
しかもそれだけなら何とかなったのに、政府の要人「丑松 若竹」が対馬のどっかに取り残されているらしい!
総理大臣直々の指令で、「海御前」の討伐と丑松の回収を依頼されたシノビたち!
使命を達成せよ!シノビたちよ!

pc1、カンザキ(おかゆさん)
初シノビガミなんですって!素晴らしいですね!それなのに主人公枠を任されてしまいましたね!大変ですね!
北九州出身のシノビで、地元にやって来た「脅威」を倒すために頑張っていました。
比較的シンプルな脳筋キャラで、クライマックスの戦闘では大活躍でした。
ぜひ今後とも色々なシノビをプレイしていってほしいです。

pc2、ヒミカ(シゲヨシくん)
最近哀しみを背負っているPLが繰り出す、銃の扱いに特化したメガミだぜ!
丑松を攫った張本人だったけど、罪悪感から助けに行くつもりだったらしいよ。
比較的シンプルな脳筋キャラでしたが、クライマックスの戦闘では一度も攻撃すら行っていませんでした。
彼が哀しみから解放されるのはいつの日になることでしょう。

pc3、オリオン座(ポルカさん)
いつも新しいTRPGシステムを持ってくる彼に手渡されたのは、人でも神でもねぇ、ただの星座が描かれたキャラシ!
しかも渡して来た張本人は「JKっぽいロールプレイしてください」と抜かしやがる!
協力型のシナリオで火力もサポート能力も無いキャラシを渡された彼の明日はどっちだ!
でもなんやかんやで生き残ってたよ。

pc4、ノア(麻木さん)
本シナリオ最年少、9歳!存在自体がデンジャラスな幼女ニンジャだ!
丑松を助けに行かない可能性もあったけど、最終的に助けることにした良い幼女だったよ。
戦闘では奥義破りで大活躍!協力型では強い!
今回はシナリオが忙しくて設定が出し切れていない感がありましたので、今後のシナリオで語られることでしょう!

pc5、アリバイ(赤くん)
正式名は犯行時 有倍だったかしら。
全身黒タイツのクールなニンジャだよ。
丑松を助けに行くつもりは無かったけど、なんやかんや最後はみんなで協力してたよ!
やたらと敵から攻撃されるも、華麗に回避する身のこなしが輝いていましたね。
アリバイを作るロールプレイも上手で、キャラクターの描写が細やかでしたよ。



・印象に残ったシーン
ヒミカ「フレーバーでダイス振ったりますわー!余裕ですわー!」

_人人人人人人人人人人_
> 1ゾロファンブル <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄

GM「ファンブル表は何もないよ。よかったね」

オリオン座「シゲヨシくんは本当に哀しみを背負ってますね」

〜十数分後〜
オリオン座「フレーバーで判定します。丑松を回収してやるわー!」

_人人人人人人人人人人_
> 1ゾロファンブル <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄

GM「ファンブル表は忍具一つ失う奴っすね」

ノア「私がさっき与えた忍法の効果で、ダメージ2点も食らってくださいね」

アリバイ「なんでこの人何もしてないのにボコボコになってるんですか?」

ヒミカ「今回は私の役割がポルカさんに行ったのでは?」



協力シナリオだとみんな仲良しで楽しいですねー
個人的にはもっと殺伐としていても楽しいので、そういうシナリオも作ってみようかな、というところです

ご参加ありがとうございました。

ウタカゼ「崩壊の食料庫」 byナケミン

2017年10月18日 15時05分42秒 | 17年TRPG報告
こんにちはナケミンです。
名前の由来がお別れの挨拶だとわかって少し戸惑っています。
今までの自分との別れ!

10/17(水)隙間に回ったウタカゼオリジナルシナリオ「崩壊の食料庫」のプレイ報告です。


pc1、ココ……しいらさん
勇気+戦い特化のパワフルなリーダーでした。部下二人はやたら落とし穴にはまっていたので、途中の戦闘では大活躍でしたね。
初めてのTRPGとのことでしたが、ウタカゼのほのぼのとした雰囲気に応えた良いロールプレイでした。

〜印象的なセリフ〜
「死ねっっ!」(悪意の精霊に取り憑かれたモグラに対して)
「消し飛べ!!」(悪意の精霊(略))


pc2、リュウカ……シゲヨシくん
知恵に特化した、浅黒い肌が特徴的なウタカゼです。
知識が必要な場面が多かったため、色々と活躍していたイメージです。
TRPG経験者なだけあって、知的さを表現するロールプレイが巧みでした。

〜印象的なセリフ〜
「最近見つけた薬物の話をしてあげよう」(お話をせがんだモグラ族の子供に対して)
「なんか、茶色くて、ふわふわして、でかい、あの…動物です」
(探していた動物の正体がわかった時、仲間に説明するロールプレイ)


pc3、ミルメル
世界中の恋人たちを守る、という崇高な理念のもと行動する、愛の伝道師でした。
愛情に技能が特化しており、愛を囁くロールプレイが魅力的でしたね。
その魅力が惹きつけてしまったのか、やたら敵の攻撃の目標にも選ばれていた感じです。
体力がすぐ削れるのに回復では最大値を出す、恋愛の妖怪みたいなウタカゼでした。

〜印象的なセリフ〜
「ヒカリゴケと恋バナをして光らせます」
(ヒカリゴケを明るくしてね、という判定時)
「あなたに本当の愛を教えてあげるわ!」
(ボスモンスターとの戦闘)


モグラ族の食料庫がBREAKしてしまったので、調査することを依頼されたウタカゼたち。
モグラ族の住処、レンコン洞窟を進んでいくと、その食料庫をBREAKしたのは巨大なイノシシだ、という痕跡を得ます。


ついにイノシシを追い詰めたウタカゼたち、イノシシを操っていたのはイタチの姿をした悪意の精霊、マシロでした。
ウタカゼたちは必死にマシロを狙い撃ち、友情を使い捨てながらゾンビのように何度も復活することで、ついにはマシロを打ち倒したのです。


こうしてモグラも、イノシシも元の平和な暮らしを取り戻しました。
ウタカゼたちは新たな冒険に備え、歌風の龍樹への帰り道を辿って行くのでした。

シノビガミ「妻問ひ戦争」 byシゲヨシ

2017年10月17日 21時54分44秒 | 17年TRPG報告

こんにちは。報告記事を書きながら、明日英語の課題があることを思い出したシゲヨシです。何故先に思い出せなかった。

10月17日放課後に行ったシノビガミセッションの報告です。


トレーラー

竹林の中、ボロ屋敷に偽装された邸宅に比良坂機関の上忍によって集められた4人の忍者たち。
曰く、遥か昔に貴族たちをその魅力の虜にした「かぐや姫」が再来したらしい。
このままでは、比良坂の忍たちもかぐや姫に魅了されてしまい、忍務が手につかなくなってしまう。
忍の世界のみならず、”表”の世界すら揺るがしかねない危機的状況が迫っていた。
そこで各流派から選び出されたのが、かぐや姫に浅からぬ因縁を持つ4人の中忍。
彼らに課せられた使命はただ一つ。何としてでもかぐや姫を妻とすることだ。
かぐや姫を妻にして、その魔性の魅了に歯止めを掛け、忍びの世界に平穏をもたらす者は一体誰なのか。

シナリオ「妻問ひ戦争」


PC紹介

PC1 Faden Gresswo(ぐれそさん)

紳士キャラ。本日の哀しみ枠(クライマックス)。メインでは手堅い情報収集と感情判定で活躍。奥義開発によって強力な効果を持たせた「クリティカルヒット」を主軸に、デメリットは「影法師」によってカバーするという構成。・・・のはずが、敵にひたすら奥義をかわされ続けた。GMは忘れていたが、実は疑似的に生命力を増加するプライズを所持していた。

PC2 ケビン(赤さん)

変態紳士キャラ。どうしてこうなった。その性癖は、女性は勿論のこと、男性、さらには菌糸類さえもストライクゾーン。手番の度に人を口説いていた。不純異性交遊の推進を掲げる御斎学園の生徒会。そのフットワークの軽さを生かし、多くのキャラと感情を結んだ。クライマックスではスペシャルで流れを変えるファインプレーを見せる。奥義は「ウィンク」。

PC3 秋之 イト(麻木さん)

前回のセッションで中年男性による催眠療法(ベッドシーン)を受けたことにより、性格が荒んだ少女。しかしその結果、特殊な変調を与える力を身に着けた。(メインフェイズでは)戦闘も情報も安定した強さを見せた。奥義は、自分に対して使用する場合と味方に対して使用する場合とで奥義の名前が変わるという素敵な設定があったりする。

PC4 Florence Nightingale(ナケミンさん)

本日の哀しみ枠(メイン)。ダイスは振るわなかったが、交渉によって全員の居所を入手したり、秘密の取引を迫ったりと比良坂らしいプレイングが光った。メインフェイズでは、情報戦の成果を発揮し2対1の戦闘を仕掛けるも返り討ちに遭う。
ナイチンゲールは、その結末までがナイチンゲールである。どれほど幸せであろうと、結末が変わればそれはナイチンゲールではなくなってしまうのだ。


 

あらすじ

メインフェイズ

ケビン「ああ、竹林に生えているこの茸すら愛おしいなあ!」
グレッソ「怖いので縄で縛っておきます≪縄術≫」
ケビン「縛られた悦びで忠誠を覚えます」
グレッソ「」

イト「かぐや姫・・・あなたのことがもっと知りたいの!」
かぐや姫「本当に?」
イト「ええ!(でも本当は求婚なんてしないわ!)≪詐術≫」

ナイチンゲール「イトに戦闘を仕掛けます」
ケビン「加勢します!」
イト「まずい、グレッソが出られないから1対2だ!」
ケビン「あ、ファンブル出してダメージ食らってしまったので脱落です・・・」
ナイチンゲール、イト「!?」

クライマックス

ケビン「クリティカル!」
イト「絶対防御!」
グレッソ「クリティカル!」
ナイチンゲール「絶対防御!」
僕(なんだこれ・・・)

求婚

ナイチンゲール「かぐや姫。あなた、綺麗な髪をしているのね。≪医術≫」
かぐや姫「嬉しいわ・・・わたし、あなたの妻になります。」
ナイチンゲール「ええ。(でも今回はケビンに救われたから彼とも関係を結ぶわ。)≪詐術≫」

~fin~


 

今回は、求婚という特殊な判定を入れてみました。特に問題なく回ったので良かったです。しかしかぐや姫チョロすぎでは。
ゲームバランス的には反省点が残りましたが、そういった意味では今度は他のシナリオも回してみたいですね。(ぶっちゃけ当日に限って言うならビガミはGMの方が楽な気が・・・
初GMで色々と至らない点もありましたが、お付き合いいただいた皆様、ありがとうございました。


シノビガミシナリオ「Fate/kaleid liner 桜」byポルカ

2017年10月13日 21時10分19秒 | 17年TRPG報告

 2017年10月13日(金)(不吉ですね)の放課後活動で回したシノビガミの報告をさせていただきます。 今回のシナリオはシナリオタイトルの通りFate(プリヤ)オマージュシナリオでした。特殊ルールもいくつか採用し心配していましたが経験豊かなプレイヤーの皆様のおかげで楽しく回すことができました。



シナリオトレーラー

平和なはずの神戸の街に突如として強大な力を持ったシャドーサーヴァント、ライダーが現れた。あなたたちはそれぞれの事情から怪異へ立ち向かうため立ち上がる!



プレイヤー紹介

PC1:朱亜坂 紅(PL:赤)

平安貴族のような赤い装束をまとった主人公。プライズ、忍具を交渉で有利に交換するなどプレイングが光った。

しかし、あまりに上手く行き過ぎた彼に待っていたのはクライマックスフェイズでのスピードワゴンとドリラゴの裏切りであった…。ロールプレイではナケミンくんと一緒にジョジョネタを楽しんでおられました。(Fate空間がJOJOで徐々に浸食されていく)赤さんもロールプレイがナケミンくんと同じタイプで面白かったです!

PC2:スピードワゴン(PL:ナケミン)

言わずとしれたスピードワゴン財団の会長…の若かりし頃。御伽学園で波紋学を学んでいるらしいぞ!今日はPLとしてその力を発揮した結果、手番が余るという事態も発生した。ナケミンくんがサブキーパーの役割も果たしてくださり大変助かりました。風祭とロールプレイが場を盛り上げてくださいました。

PC3:紅 緋弥香(PL:シゲヨシ)

どこかの桜が降る時代からやってきた女神様。秘密の特殊性からメインフェイズは1人だけ苦しそうでしたが、クライマックスフェイズではスピードワゴンとドリラゴの2人に助けられ紅を返り討ちにしました。今回は久しぶりに使命達成なさっておられてとても嬉しそうでした。あの秘密は大変だけどよくぞ達成されました。

PC4:怒利羅豪(PL:くずかご)

なぜに遊戯王からよりにもよってドリラゴをチョイスされたし…。ドリルをうまく使ったロールプレイと交渉で情報をいい感じに引き出しておいででした。途中感情獲得の勘違いもありましたが、NPC撃破プライズ獲得も成し遂げるなど成果を着実にあげておられました。ロールプレイもだんだんと上手くなっておられました。


シナリオ中「これはなんだ!?」という声や「これはうーんどうしましょ」という悩む声がたくさん聞こえていてGMが楽しい心配していましたが、最後はなかなか面白い選択をPLがなさいました。特殊ルールも良い感じに機能していましたのでまたどこかで回したいと思います。

 参加してくださった皆様ありがとうございました。また、定例会でナケミンくんが高難度シナリオを立てるそうなのでそちらも是非ご参加ください。

 


シノビガミ「不幸な強盗たち」 byナケミン

2017年10月12日 11時10分26秒 | 17年TRPG報告
シノビガミは加速するッ!
こんにちは、ナケミンです。
10/11(水)に回したシノビガミオリジナルシナリオ、「不幸な強盗たち」のプレイ報告です。
楽しいぜ…


ナケミン→GM「貴方たちは最高級の宝石💎6個を宝石店から強奪しました…が、なんということでしょう!警察に包囲されています!うまく逃げてください!」

シゲヨシさん→霧裂 刃薇(ハラ)「そんな、信じられないわ…と、死体を切り刻みながら登場します」

くずかごさん→木林 十三(ジェイソン)「真新しい肉塊を抱えながら、ゆっくりと登場します」

草笛さん→卍洞 シンサク(バンドウ)「この人たち怖い…」

GM「あ、NPCとしてあなたたちの仲間であるFlorence Nightingaleがいますよ。看護師ですよ」

ジェイソン「僕が切って、ナイチンゲールの病院に送って…」
ハラ「死んだら私がもらう!」
ジェイソン「完璧なコンボだ!」

バンドウ「この人たち怖いよ!」


GM「…それではハラさんのシーンです」

ハラ「では待合室で死体を切り刻み、バンドウさんと感情を結びます。ついでに「重症」の変調も負わせます…(ころころ)成功!」

ジェイソン「重症って?」

GM「特定の判定をするたびに1ダメージですね。キツイですよ」

バンドウ「うーん、じゃあ回復判定…宝石の輝きを見て、安らぎを感じます(ころころ)…成功」

GM「では重症を治して…何か忍法は使用しますか?」

バンドウ「根を使用します。従者を増やせる忍法なので…宝石の妖精さんを召喚します!…(ころころ)成功!」

一同「妖精さん…?」

バンドウ「あはは!妖精さんや!宝石の国から来たんやろなあ!平和やなぁ!あはは!」

GM「ヤクやってません?」

バンドウ「ヤク中じゃないよ!」


ハラ「拷問室で死体を切り刻んでます」

GM「なんでそんな部屋あるんだよ!」

ジェイソン「真新しい血を被ったジェイソンが、ゆっくりと姿を現します。その右手にはチェーンソーが握られ、左手には人質であったであろう肉塊を抱えています」

バンドウ「拷問器具の妖精…ゾンビ?を呼び出します」

GM「近くの拷問器具に挟まれた、哀れな人質の肉体が、筋繊維を引きちぎる音を立てながらゆっくりと出て来ます」

バンドウ「SANチェックしそう」


GM「ナイチンゲールは屋上にいます」

バンドウ「屋上に行って感情を結びます…幻術で、妖精さんたちをナイチンゲールにも見せます」

GM(ナイチンゲール)「妖精が見える!」

ジェイソン「ヤバい、感染した!僕が正体を見破ってやる!…(ころころ)失敗!妖精が見える!」

バンドウ「平和やなぁ!屋上の妖精を呼び出します!…(ころころ)成功!あはは!」

ハラ「屋上の妖精とは⁉︎」

GM(ナイチンゲール)「屋上の妖精は健康体のようですね…」

ジェイソン「見えるはずのない妖精が見えて動揺しています」

ハラ「1番の常識人だったはずのバンドウさんが1番ヤバいんですが!」


GM「クライマックスです。警察が突入して来たので、5ラウンド以内に終わらせてくださいね」

ハラ「やってやりますよ!…何もしません!ファンブル値がなぜか2上昇してるからなぁ!」

ジェイソン「多分ハラさん殺せばあとは調和なんですよね」

バンドウ「妖精さんと一緒にハラさん殴るよー」

GM「ハラさんは毎回不憫やなあ…」

妖精さん「宝石パンチ!拷問器具チョーク!屋上プレス!」

ハラ「死ぬ!」

ハラ「死んだ!」

GM「ナイチンゲールは自首します」

バンドウ「これで終わりやね」

ジェイソン「いや、実は僕の秘密関連で…ある判定に成功しなきゃ逃げられないんですよ!」

バンドウ「ええ…まあええわ!感情修正!」

ジェイソン「これで目標値6!うおおおお!!(ころころ)…5!いちたりない!」

一同「ああー!」

GM「はい、残念ながらpcたちは全員捕まってしまいました。悪いことはしちゃいけませんね!」

バンドウ「いいオチがついたなあ」

ジェイソン「いや、悪いことって言ったら強盗以上のこと僕たちやってたと思うんですけど…」

GM「殺人鬼、殺人鬼、ヤク中…」

ハラ「これはハッピーエンドなのでは?」

GM「まあ…忍者なんで脱獄も簡単にできそうですけどね。ひとまずはこれにてシナリオ終了です!お疲れ様でした!」

一同「お疲れ様でしたー」



少し特殊なシステムを入れ、色々と楽しめる要素を加えたかったシナリオでした。

実験的なシナリオに参加してくださったPLの皆様に改めて感謝を。
ありがとうございました!

ねこねこファンディスク4

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