遠坂「素に銀と鉄。礎に石と契約の大公。(略)
抑止の輪より来たれ、天秤の守り手よ―――!」
目の眩むような光の中から現れた、軽装で、レイピアを携えた黒髪の青年は、目の前にいる人物を黒い瞳で捉えると、口を開きます
セイバー「セイバー、フランス国王ルイ13世が銃士ダルタニャンだ。オレを召喚したマスターだな?よろしく頼む」(セイバー:PLおかゆ)
と軽く名乗った後、愛想の良い笑顔を向けます
遠坂「遠坂 慎次だ、よろしく頼むよセイバー。」(遠坂:PLらぎ)
セイバー「これからどう動こうか?できるだけ使いたくはないが、宝具のことも考えると、オレは味方は多ければ多いほど有利に立ち回れる。だから、どこかと同盟でも組みたいところだけど…」
GM「セイバー陣営は事前情報として遠坂の屋敷の場所と間桐の屋敷の場所を獲得しています」
遠坂「同盟を組むのは賛成だ。間桐の屋敷がこの辺りあったな。そちらを目指そうか。」
そして夜の六甲山をセイバー陣営は西へ歩いて移動しました。
【ランサー陣営】
30代白人男性が霊気渦巻く生田神社の中でサーヴァントを召喚しようとしています。この神社という空間を触媒にサーヴァントを召喚しようとしています
??「素に銀と鉄。(中略)抑止の輪より来たれ、天秤の守り手よ―――!」
ランサー「時空の彼方よりこの世界を救うためやってきた、愛と正義の魔法少女ヤノハちゃん、華麗に参☆上!あなたが私のマスターかしら?」(ランサー:PLトクP)
ビンセント「き、君が私のサーヴァントか?私はビンセント。ビンセント・アッシュフィールド。ご覧の通り魔術師だ。」(ビンセント:PLシゲヨシ)
ランサー「よろしく、ビンセントさん♩♪
さて、ちゃんと私の紹介もしなきゃよね
あらためて、私の真名は矢乃波波木。アマテラス様に仕える箒の女神よ。まあ、女神といっても出来ることは基本的に支援魔法だからあまり戦闘には期待しないでね。」
ビンセント「ヤノハハキ……?聞いたことがないな。この国の女神か?
まあ、君が真名を明かしたからには、私も手の内を明かしておこう。私は魔術が使える以外は普通の人間に過ぎない。
だが……」
スッと指を3本立てます。
「3秒。3秒間、敵の3m以内にいることができれば、不可視の攻撃をかけることができる。治癒不可能の呪いだ。」
ランサー「まあ、怖い魔法をつかうのね」
ビンセント「とはいえ、こいつは私が敵前で耐える必要があるし、なにより遅効性だ。今のところ、私が君に支援してもらって戦闘に出るか、同盟相手を探すかが基本的な戦略ではないかな。」
ランサー「そうね、まあ私としては出来るだけ平和にやっていきたいところだけど。
とりあえず今後どうしていくかはビィちゃんに任せるわ。なにか必要なことがあったら言ってちょうだい。よかったら箒に乗せて飛ぶことも出来るわよ?」
ビンセント「(び、ビィちゃん?)ま、まあ、心がけよう。私の魔術は単体用。序盤から暴れて大勢に目をつけられても厄介だからな。
時にランサー君。これは同盟相手を選ぶ参考にさせてもらいたいのだが……
君の聖杯にかける願いは何かな?」
ランサー「そんなの決まってるじゃない!世界平和よ!」
ビンセント「随分と平和主義なのだな?
君を殺さんと襲ってくるサーヴァントやマスターに対しても、か?」
ランサー「ええ、もちろんよ!私はね、弱い者の味方なの。それだけは絶対に変わらないわ。」
ビンセント「……私の呪いは、必勝の呪いかはわからん。だが、必殺の呪いだ。
マトモに受ければ死ぬ。……私の魔術。顔も知らぬまま亡くなった我が母親が唯一私に遺したもの。……≪放射線魔術≫だ。君の望む方法での戦いは難しいかもしれない。
ここは、一旦情報収集や同盟作りに徹したいが、どうかね?」
ランサー「うん、それで構わないわよ。それで、あなたの願いは?」
ビンセント「魔術師の願うことなど、一つしかない。根源への到達だ。なればこそ、聖杯戦争などという危険にも身を曝す。」
ランサー「あなたは魔術師としての生き方が好きなの?」
方針の違いから、ランサーの反応に怯えていたビンセントであったが、ふと顔を上げます。
ビンセント「そういう質問をされたのは初めてだな。
……わかるまいよ。生まれた時からこの生き方しか知らない。
父も、母も、何も教えてはくれなかった。この道を究めれば、私も満たされるのではないかと。そう、思ったのだ。」
ヤノハは一瞬目を見開いた後、ビンセントに明るい笑みを向け、話します。
ランサー「大丈夫よ。きっと、見つかるわ。だって世界は広いのよ!あなは孤独じゃないの!あなたはこの儀式の中でいろんな人に出会うの。そうしたらきっと分かるわ。自信を持ってこれだって言える、あなたの生き方が!
安心して、私はあなたの味方よ。どんなことがあってもね♪」
ビンセント「あ、ああ。」
まだ、その言葉を飲み込みきれない感じで、ゆっくりと消化しながら返事をします。
ビンセント「……ありがとう。」
どこか慣れない様子で、何年振りか、もしかすると心から言うのは初めてかもしれない、感謝の言葉を呟きます。
ビンセント「こっ、今後の方針に戻ろうか。サンノミヤの繁華街で失踪事件が起こっていると聞く。まずはそこを調べないか?
聖杯戦争に関係があるにしても、ないにしても、魔術師が集まってきそうな事件だ。」
ぎこちなく切り出します。
(ランサー陣営は事前情報として三ノ宮の繁華街で失踪事件についての噂を耳にしています。)
GM:その時北の方にサーヴァントの気配を感じました。(移動してきたセイバーの気配です。)
ランサー「マスターどうやら北の方にサーヴァントがいるようだわ。」
「ねぇせっかくだし」
ハノキは無邪気そうな笑顔で誘います
「さっそく会いに行ってみるっていうのはどうかしら?」
ビンセント「ま、待て、ランサー君。ならば一つ、確認しておきたい。敵から攻撃されたら、私は反撃するぞ……それでも構わんな?」
ランサー「...うん、大丈夫よ。ビィちゃんはビィちゃんがやりたいと思ったことをやっていいのよ。でも、ちゃんと相手のことを理解しようとしてあげてね。ちゃんと相手と向き合って、その上で攻撃するのなら、私は止めないわ。
それじゃあ行きましょうか!」
ハノキはビンセントを引っ張って箒に乗せます
ビンセント「なぜだろうな、震えが止まらん。
戦場に向かうことに対してか、それとも初めて得る自由に対してだろうか…?」
箒の上で呟きます。
「...うん、大丈夫よ。ビィちゃんはビィちゃんがやりたいと思ったことをやっていいのよ。」
ランサー「でも、ちゃんと相手のことを理解しようとしてあげてね。ちゃんと相手と向き合って、その上で攻撃するのなら、私は止めないわ。」
ランサー「それじゃあ行きましょうか!」
ヤノハはビンセントを引っ張って箒に乗せます
ビンセント「なぜだろうな、震えが止まらん。
戦場に向かうことに対してか、それとも初めて得る自由に対してだろうか…?」
箒の上で呟きます。
【アーチャー陣営】
六甲アイランドにあるコーヒーの工場で真っ白な肌に赤い瞳の美しい男が触媒のない状態でサーヴァントを召喚しようとしています。
???「素に銀と鉄。天秤の守り手よ―――!」
アーチャー「サーヴァント、アーチャー、源為朝、召喚に応じ参上した。ここが新たな戦場というわけか。マスターとやら。」(PL:ミズノ)
ルーカス「日本のサーバントか、どこの誰だが知らんが話が通じないバーサーカーよりはよっぽどマシだろうな
俺はルーカス・ロードヴィヒ・フォン・アインツベルンだ
活躍しろとは言わんが俺を失望させるようなことはするなよ、アーチャー」(PL:ニノ)
アーチャー「フン、剛毅なマスターのようで何よりだ。たとえそれが口先だけだとしてもな。」
ルーカス「まあくだらない挨拶はこの程度にして早速これからの動きについて話しておくぞ
今のところすぐに動き出すつもりはない、この神戸の土地は貴様にとってはもちろん俺にとっても馴染みのない土地だからな。何も考えずに動くと格好のカモになる
だから明日はまず事前にこの土地に忍び込ませておいた情報屋に会うついでに街の探索を行うつもりだ、もしかしたら何かマスターの痕跡もあるかもしれないしな
とは言え貴様はアーチャーだからな、無理についてこいとは言わん。やりたいことがあるなら好きにしろ、何をしたのか報告ぐらいはしてもらうけどな」
アーチャー「戦において敵情を知ることは生命線、至極妥当な判断だな。いいだろう、今暫くは貴様の提案に沿って動くとしよう。
明日は同行させてもらおう。お互いに力量を把握しておくという意味でもな。
ただ一つ言っておくと、俺は頭の固いやつの指示に付き従う気はさらさらない。生前の経験からな。
貴様がわがマスターとして耐えうる魔術師であることを期待しているぞ。」
ルーカス「なかなか話のわかるやつで安心したぞ
それでは私は明日の準備を整えて床につくことにする。周囲の警戒は任せたぞ]
この時ニノは知る由もなかった。自分以外のマスターが誰も眠らないなどということは!!!