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昨日の活動 byてーしお

2006年07月19日 08時31分18秒 | 今日の活動報告(昼/放課後/その他)
 すみません。寝て書きそびれました。たぶん今学期初書きのてーしおです。
 今回はちょうど六人いたのでダイスで決めたんですが…、ホント運って恐ろしいですね。あのあと鞄はずぶ濡れになるし、三国志大戦では兵法ボタンと計略ボタンを押し間違えたし…多分これらは運じゃねーな!
 今回の内容は最初は合宿の計画を話し合って…、あとは二時半あたりまでぐだって話してたって感じです。
 それでは。

「死が二人を別つまで」ミドル7-2 By朱雀

2006年07月19日 01時31分07秒 | TRPGリプレイ
 パソコンの画面に次々と現れる情報。
 その多くはUGNを名乗る少年や、隣町の開業医の話と同じものだ。
 そう思った矢先、キーボードを叩く指がふと止まる。
 ――これは……何だ?


Middle7-2 発露   シーンプレイヤー:石動 周     3月12日 p.m 18:40


修治 あ、ちなみに私はまだ2人の前には現れません。もうちょっと出るタイミングを見る。まあ事前にこっちの情報だけは渡してありますんで、念のため。
GM む、了解。
周  ではこっちは叡輝が診察してる間に<情報:噂話>で情報収集しておく――コネと巡回ソフトと侵蝕値ボーナスでダイスが8個振れる(ころころ)達成値24!
GM 高っ!では君には叡輝が持ってる警察の捜査情報と内容的に同じものをあげよう。
周  (渡された資料を読みつつ)ふむ……じゃあついでに今のうちにお互いの情報を交換し合ったということで。
修治 しかしよくよく考えると、私の持ってる情報は雨音に関することばっかだからな、ぶっちゃけ情報交換する意味があるかどうか。この辺の情報で兄が知らないことなんて――あ、赤血球云々の話はひょっとしたら知らないのかな。
周  多分、詳しい話は知らないと思う。単なる病気だと思ってたから、血液検査の結果とか聞かされることがあっても「そういう病気なんだ」くらいにしか考えてなかったろうし。
修治 ではその辺についても教えといたということで。
叡輝 ――ん、そういえば、私が深山に仕事依頼されたのって、何日だっけ?
GM 9日ですな。
叡輝 おっと、もう既に約束の3日目じゃないか!今日中に解決できるのか、私?
GM さあ(笑)
叡輝 (何かを吹っ切ったように)……まあいい。これからはロスタイムってやつだ。
GM いつ時計が止まったんだか……きっとこれも深山にとってはいつものことなんだろうなぁ(笑)
周  ――ちなみにGM、他に新たに出てきそうな情報とかない?
GM そうだなぁ、では<機械操作>で振ってみ。
周  (ころころ)12。
GM あ、じゃあ判るな。君が修治の携帯端末から転送してもらったUGNの情報の中に、1つ隠しファイルが見つかった。
周  UGNからの情報てーと、雨音に関することで?一応修治に確認を取るけど。
修治 ふむ?そんなものがあったのか。知らなかった。
GM ちなみに今の段階ではパスワードがかかった状態のファイルが見つかっただけなんで、こいつの中身を見るためにはもう1度<機械操作>で判定してくれ。
周  <精神>は7あるからなんとかなるはず(ころころ)――うおっ!回ってない?達成値は9止まり。
修治 一応私も試みてみよう。情報を受け取った張本人だしな。隠しファイルがあることがわかれば、パスワード解読も可能なはず(ころころ)お、クリティカルで19。
叡輝 おお!それならかなりの確率で開けるはず!
GM うん。その達成値だと――うん、こんな情報が出てきた。
修治 どれどれ…………ほぅ、これは……また面白いものが出てきたものだな。周に電話で教えておこう。「――もしもし。実は、例の隠しファイルを開いてみたところ、こんな情報が出てきてな……」

 支部長から送られてきた石動 雨音に関する資料に紛れ込んでいた1つの隠しファイル。
 そこには、以下のようなことが記されていた。


                                    Last update:2006/03/08
 彼女がオーヴァードである可能性は極めて高い。

 彼女が幼少の頃に起こった誘拐事件の顛末も、彼女が覚醒し力を振るったのだと考えれば納得できる点は多い。

 しかしまだ彼女には未知数の部分が多く、現段階で扱いには慎重を要する。

 彼女の能力は殺害したオーヴァードの能力の一部を自分のものとして取り込むといったもの。

 藤 晴菜殺害直後の彼女の姿から見ても、それは間違いないだろう。

 その効果が半永久的なものなのか、それとも一時的で時間経過とともに失われるものなのかはわからない。

 が、いずれにせよ、極めて興味深いものであることに変わりはない。

 ひとまず彼女を“深紅の種”と命名し、当面は要観察対象としておくことにする。



叡輝 『他人の能力を自分のものにする能力』……か。でもそんな描写あったかな?
GM 本当ならミドル3でそういう演出をするはずだったんだが、ぶっちゃけそんなことしてる精神的余裕すらなかったこともあってすっかり忘れてました(笑)
叡輝 はは、あの時はまあ、仕方ないやね(笑)
GM でもまあ、わかりにくいけど、こっちの資料でも『第3の被害者の傷口が凍傷を起こしていた』てな感じに軽く匂わせてはいたんだけどね。

 ミドル1参照である。

修治 その前に殺された藤のシンドロームは……オルクス/サラマンダーの氷使い……か。なるほど。そのサラマンダーの力を奪って使用したから、凍傷ができたわけか。
GM そういうこと。
周  「そんな……雨音が……」とか呟きつつ、ここまでの情報を整理しよう……えーと、メタレベルで考えると――これがあれで、こっちがこうなって……(資料のメモになにやら書き込み始める)
GM うむ、ではそうこうしているうちに、叡輝の方の診察も終わったことにしよう。
叡輝 お、で、何か判った?
GM まあ、正式な検査をしたわけではないので詳しいことまでは判らないけど、一般的な心臓病とかの症状とは、やっぱりどこか違う感じだね。一般に心臓が弱い原因として考えられるものがいくつかあるわけだけど、そのどれも雨音には当て嵌まらないように感じる。
叡輝 うーん、それはつまり、心臓の筋肉が弱ってるとか、そんな感じなの?
GM いや、機能自体は五体満足にあるはずなんだが、なぜかその活動が阻害されてるような雰囲気だね。心臓の機能自体は万全なのに、それを何らかの力が無理やり押さえつけているかのようだ。
叡輝 てことは、別に心臓が一部欠損してるとか、そういう話ではないわけか。
GM そういうことはない。さすがにそんな症状だと一般の医師でも気づくからね。まあメタな話をすると、雨音の体内のレネゲイドウィルスがまだ肉体に馴染んでなくて、逆に彼女の心肺機能を阻害してるとでも思ってくれればいい。
周  (資料にひととおり目を通して)……うーん、とりあえず今の時点で推測するに、この第1の被害者の傍に落ちてた包丁ってのは、多分それ以前に起こってた通り魔事件と何か関係がある。
叡輝 だろうな。あと気になるのは、こっちの資料に『第3の被害者には抵抗した形跡がない』ってあるんだけど、これはどういうことだろう?それ以前の被害者には抵抗した形跡があったんだろうけど、さて?
一同 う~~~~ん。
GM (ちゃんとみんな考えてくれてるよ。嬉しいなあ)
叡輝 ……ちなみにGM、ここまでの事件現場のそれぞれの位置関係は?
GM 地図で書くと大体――(かきかき)――こんな感じかな。
叡輝 ふむふむ。後の事件になるほど、だんだん犯行現場が石動宅に近づいてきてるな。
周  それも事件自体と関係があるのか……どうだろう? 
叡輝 (しばらく考えて)……ひょっとして、この第1の被害者が例の通り魔事件の犯人なんじゃないのかな?
一同 ほう?
叡輝 まず、雨音が犯人だと仮定してみるだろ。この通り魔ってのは幼女ばっかりを狙っていたわけで……
周  なんか『幼女』って言うと、途端に危険な匂いが(笑)
叡輝 まあ、あながち間違ってはいないわけで。実際に狙われてたのは女子高生くらいの年齢みたいだけど。
周  とすると、第1の被害者が実は通り魔で、この時の被害者が雨音ってこと?
叡輝 じゃないかな。
周  ――つまり、覚醒がこの時点で起こったとすると、包丁についてた『被害者のものでない血痕』は雨音のものってことになって、つまり、雨音が通り魔に襲われてオーヴァードに覚醒、その場で通り魔を殺害したってことになるのか。
叡輝  被害者と加害者の逆転――か。
GM (うんうん)……それで?
周  ということは、第3の被害者に抵抗した様子がなかったってのは、1つには被害者が抵抗するような人間でなかった、もう1つは被害者が抵抗できる状況になかった。で、そう考えると、オーヴァードには《ワーディング》という便利な代物があるわけで。
一同 なるほど!
周  逆に言うと、『抵抗した』ってことは、抵抗できる状況にあったと考えられる。2人目はUGチルドレンだから戦闘になったんだろうし、1人目の場合は覚醒したてでうまく《ワーディング》を扱えなかったのかも。深山や4人目の高校生が襲われた時の状況とかはある?
GM 深山に関しては叡輝が聞かされたとおり。4人目については、3人目と概要はほとんど変わらないと思ってくれ。
叡輝 この血痕についての鑑識からの報告は?
GM 現在分析中とのことで。もうすぐ調査結果をまとめた報告ができそうだけど、それは次のシーンで。
叡輝 む、了解した。


 互いの情報が組み合わさり、見えてきた1つの推論。
 その中にいる妹は、決して“周辺”の存在ではなかった。
 犠牲者で、生存者で、能力者で、監視対象で、
 そしてなにより、加害者だった……

                                            (Middle7-3に続く)

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