神戸ボードゲームの会へようこそ!

平日昼休み 放課後 見学自由
毎月第4日曜に定例会やってます

異世界の土を踏んで  Byむっくどりる

2007年11月30日 19時13分49秒 | TRPG関連
 いつもどおり,昼休みには顔を出せないのでその報告はありません。代わりに放課後の活動報告を。当日は2卓立ち片方は私やテーシオ氏、ミドリ君、GHETTA君の行ったSRSキャンペーン(マスターみたいな作業をしてくれたのはGHETTA君)。もう片方は私は把握していません。記憶が確かなら東京君がマスターを行っていたと思われますが・・・。

■概要
 此度からキャンペーンはシナリオクラフトを用いたお手軽なものに移行していきました。お話は「基地防衛(自分たちの拠点であるぼろい建物が政府の戦闘部隊に襲われるお話)」。又、新規のキャラクターも参戦し既存のキャラクターは成長しております。

■プレイレポート
 物語としては新しい世界に来てどうしようかと言った所に刺客が現れて、返り討ちにした上に洗脳して仲間に加えてみた。そうするとその者の仲間が取り返しに来てどんぱちやらかすお話。

 兎に角敵がひっきりなしに攻めて来て戦闘が多かった(チャートを振った結果なのですが。)ので、拠点が常に膨大な敵に囲まれている状況。途中配下の人が「楽園と信じて付いて来たのに、こんなのいやだから投降する。」的な事をのたまって敵に降伏しに行ったり・・・まぁ、末路はご想像にお任せします。

 そんな中プレイヤーたちは誠実な少年が魔道書の手を離れて組織に染まっていったり(中野)、戦闘による弾薬消費の経済損失を嘆きつつ戦ったり(ラーズグリース)、災厄を持ち込んだ新人をいびりつつお酒を飲んでやさぐれ感満天だったり(毘藍婆)、エアー○○をしていたり(新人)。

 結末として奈落化して恐ろしい目をしている敵司令官を皆で撃退。ラーズグリースの攻撃力がやっぱり光ってました。又、毘藍婆も攻撃力の低さをニョルドで補っているのが上手いキャラ作成だと思う。実は恐るべき軍師を取得していた中野は処理が大変そうでした、まさかコレをとるとは。

新人、ベロニカ(アーティスト7/機人1)
 敵組織の刺客として送り込まれたが、返り討ちにあって洗脳された人。パーソナルクエストで没落貴族を引いているので売られて改造されたのでは?という想像が・・・。攻撃方法は音で楽器や兵器を作り出し、それで攻撃(まぁ、ぱっと聞いただけでは良くわからないなら参加者の方に聞いてくれ。)。データ的にはパーティに前線が足りなかったのでそのために作られた補助も出来る壁。ミューズ3連発はやりすぎたと反省していることだろう、多分。

 収支
資金>ぷらまい0
人材>+6(ベロニカ含む)
 お金がないのに人材だけが増えた(汗。大丈夫なんだろうか?


■〆
 最後に参加者の皆さんお疲れ様でした。今後もよろしく。又、もう人卓の参加された皆さんやマスターの方お疲れ様でした。

寝起きにはろくな事を思いつかないものだ by mono

2007年11月30日 05時12分12秒 | TRPG関連
ふと思いついてしまった事。夢から覚めた後に
夢の事を思いつくなんて因果なものである。


時は太照二十年(1932年)
帝都中坂に異変が起こる! 走れ!救国の帝国過激団!


某ゲームファンの方怒らないでね(笑

デモンパラサイト 小坂市リーズ第百三話(中坂シリーズ第四弾)「走れ救国の士」

今回は珍しい個別導入ですよ?(笑


久しぶりの帝都、中坂はそれはそれは静かなものだった。異変など全く感じる事は出来ない。だが、「彼女」は何かを感じ取っていた。

それに応えるように、部屋のドアがノックされた。

楓茶霖チャック・プリン(モリオン・ヴァンブレイス/安綱)
大陸、漫州(まんしゅう)帰りの帝国政府の間諜(スパイ)二十一の顔を持つと言われる凄腕の諜報員。普段は渋い中年男性の姿が多いのだが、その実態は幼女らしいですよ?

入って来たのは軍服に身を包んだ長身の女性。

NPC 神咲 真(かみさき まこと)少佐
どこからともなく現れる陸軍の諜報機関関係者。小坂とかいう世界でも同じような事をやってるとかやってないとか。プリンの正体を知っている数少ない人物。

プリン「ここが盗聴されてるなんて事はないだろうね」
神咲「そもそもここは貴女のセーフハウスでしょう?それとも私がヘマをやるとでも?」

プリン「(仮面をとって)ふーっ」

・・・何も言うまい(笑

神咲「貴女も春に起こった事件の事は知っているわね?」
プリン「軍の一部将校が起こしたクーデター事件のこと?」

我々の世界で言う五・一五事件である(1932/5/15)

神咲「失敗したものの、それに喚起されている連中がいるようでね」

神咲曰く、陸軍の神童(かみどう)大佐配下の士官達がクーデターを企てているのではないかという。が、残念ながら決定的な証拠がなく、処分ができずにいる。そこで、内地に戻って早々ではあるが、情報収集を依頼する。


???「若!若!起きてくだせぇ!」
???「ぅーん…」

枕元の時計は8時だった。だが、すんなりと起きれたのはなぜだろう?


猿渡 次朗(ヴォージェ・ドラグーン/ミドリ)
財政に余裕があり、大々的に活動している猿渡組の次男。父親の正次(まさつぐ)は意気軒昂、まだまだ現役なのだが…趣味に問題ありか?わりと組の者に頼りにされている良識家らしい(礼儀仁義初級持ち)でも、かちこm…「祭り」は大好きみたいですよ?

次朗「何があったんだ?まs・・・政」

NPC 政(まs…ではなく「せい」)
次朗のお目付け役のナイスミドルなヤクザ(意味不明)この中坂では慌てふためくのが仕事らしいです

政「ほら、若も御存知でしょう?おぺら…とかいうはいからな出し物をしている帝国過激団を」
次朗「(コロコロ)…おぅ、あれか」

巷でも割と有名だったらしい過激団。

政「組長が、それを見に早く出かけるぞって言ってますよ」
次朗「…何でそんなものを、面倒だなぁ」
太郎(長男)「大変だ!次朗!急いでくれ、親父が刀振り回してる!」
次朗「…しょうがないなぁ」

が、公演は翌日。徹夜で並ぶんだそうな。ご機嫌な組長を見てげっそりする猿渡兄弟であった。


この世界には不思議な力を持つ人々が居る。多くの人々はそんなものは迷信だと信じている。だが、そうではないと考える者も、少なくはなかったのである。

キャサリン=バネット(ファランクス/K)
「力」を研究する女性。その源は「霊力」であると信じて疑わない。霊力研究者としては一流だが、その空気の読め無さは超一流。が、刃物を持つと冷徹そのもの。研究者達をたきつけて戦いにまで行っちゃいましたよ?

???「キャサリンくぅーん!僕だよ!」

研究室のドアを叩く音。キャサリンはその男の声に聞き覚えがある。

NPC 佐藤 優次(さとう ゆうじ)
海外留学していた彼はキャサリンの同期生。「力」の正体を一種の寄生虫によるものだと信じて疑わない純粋真っ直ぐ君。が、一般には「霊力」さえ胡散臭く思われているこの世界。彼の研究は戯言と片付けられがちなのである。ちなみに娘の名前は唯で、過激団の正団員らしい。

佐藤「ぉーい聞いてくれよう」

キャサリン、超無視。…そのままフェードアウトさせたろかと思わなくもなかったです(GM本音 情報要らんのか、君は(笑

無視された佐藤は置き書きだけしてトボトボと去る。
置き書き曰く「神童大佐という研究予算を出してくれるパトロンができた。君の研究にも興味があるらしいから君も参加しないか?」

キャサリン「研究予算には興味アリマース!」

哀れな佐藤君はさめざめと泣くのでした。



朝起きると5時。枕元には海軍の制服と大尉の階級章。そうだ、自分は帝国海軍の大尉なのだ。あの大提督とは遠縁でもある…

東郷 征斗(ドラグーン/東 京)
帝国海軍大尉。あの日本海海戦の英雄の縁者(分家か何かだろう、多分)その身体能力は超人的。が、オツムは一般人と変わらないらしい。士官としては微妙だけど、その英雄には期待されているらしいですよ?

起床後、着替えていると訪問者。

NPC 東郷平九郎(とうごうへいくろう)退役元帥
日本海海戦で大国の強大な艦隊を破った世界三大四提督(ぇ)と呼ばれる偉大な海軍指揮官の一人。まさに生きる伝説、この時代の海軍軍人にとっては神の如き御方。ちなみに余命はあと二年という啓示を受け取ったとか。

東郷「と、東郷提督っ(敬礼)」
平九郎「まぁそうしゃちほこぶるな、君は私の身内なのだからね」
東郷「はぁ…」

そして平九郎は朝早くからの訪問の意図を語る。

クーデター事件を受けて陸海両軍に微妙な対立関係生じていた。そしてクーデターを企んでいる集団があるという噂もある。元帥の情報網からは陸軍の神童大佐、大河原技術少佐が怪しいという。大河原技術少佐は、蒸気機関全盛のこの世界で「油で動く機械」を作り、脚光を浴びている男だという。が、一方で海軍内部の反乱を疑う陸軍将校も多いらしく、陸軍に釘を刺す為にもなんとか彼らの計画を調べ、できれば未然にクーデターを防いでほしいという。

尊敬する元帥の頼みに東郷は一も二もなく首を縦に振り、敬礼するのだった。



朝早く起きるのは別に珍しい事ではない。が、起きた部屋には違和感があった。枕元には軍服と刀。後者には見覚えがあるのだが…

文楽座 瑪瑙(ファランクス・カラドボルグ/GHETTA)
帝国陸軍の新米少尉。名家の出身。家は姉に任せられ、本人は「花嫁修業の為」に軍に入れられたらしい。放蕩息子を軍に放り込むという話はよくあるのだが…。士官としては問題ありな気がする人二号。でもそこがイイ!と部下には愛されてるらしいですよ?

軍曹「少尉!少尉!起きて下さいよ!」
瑪瑙「少尉?」
兵士「文楽座少尉!そろそろ起きないと!」
軍曹「また大尉殿に怒られちゃいますよ!」

なんとなく首を傾げつつ、服を着て部下達に連れられて兵舎の前庭に。朝っぱらから「ありがたいお話」をしてくださる上官の大尉。遅刻ぎりぎりで到着した瑪瑙に彼からのお咎めはなかったが、大尉は瑪瑙に連隊長が呼んでいると告げる。

多分遠目にしか見た事のない5階級も上の方(大佐)からの呼び出し。覚悟を決め、瑪瑙は連隊長の部屋をノックするのだった。

瑪瑙「ぶ、文楽座瑪瑙少尉、入ります!」
??「ぉ~入っていいぞ」

NPC 小林 芭蕉(こばやし ばしょう)大佐
どこかの課長っぽい仕草が気になる瑪瑙の所属する部隊の連隊長。どうやら娘をよろしくと頼まれている模様。ある意味、部下の扱いには困っているようだ。

大佐「(指を鳴らして煙草に火を点けようとして)…おっと、禁煙だったか…」
瑪瑙「…?」

クーデター事件を受けて陸海両軍に微妙な対立関係生じていた。そしてクーデターを企んでいる集団があるという噂もある。大佐の情報網からは陸軍の神童大佐、大河原技術少佐が怪しいという。大河原技術少佐は、蒸気機関全盛のこの世界で「油で動く機械」を作り、脚光を浴びている男だという。が、一方で陸軍内部の反乱を疑う海軍将校も多いらしく、海軍に隙を見せない為にもなんとか彼らの計画を調べ、できれば未然にクーデターを防いでほしいという(どこかで見た文章とか言うな!(笑

瑪瑙「はぁ…つまり、成敗すればいいんですね!?」
大佐「いやだから穏便に済ましたいんだが…」

何となく不安になりつつも大佐は瑪瑙を送り出したのだった。ちなみに、大佐の部屋から出ようとしたら、脱兎の如く離れていく足音や、ドアを開いた後に瑪瑙の部下の一人が転んで取り残されていたり。部下には愛されているようである。


神童大佐やその部下の動きを調べる軍関係者の面々。どうやら彼らは「おぺら」を見に行くらしい。各々劇場に向かう。ちなみに帝国過激団は神童大佐が出資しているらしいという事も判明。キャサリンは研究所に案内され、神童大佐、大河原技術少佐とともに「おぺら」を見に行く事に。次朗、引き続き並んでいる。勿論先頭(笑

帝国過激団の舞台への観客入場が始まる。忙しくもぎりを切っているのはジョーさん。会場は満席。神童大佐は最前列、キャサリンもその横。その後ろに海軍制服のままの東郷。瑪瑙は舞台裏に回る。プリンもそれらしい格好で会場へ。次朗はやる気なく観客席中ほどへ。今度は観客整理と警備を始めるジョーさん。

舞台が始まると『「おぺら」を明らかに勘違いしたアクションショー』が始まる。

帝国過激団華組
ジョーさん
白石さん
紅麗美
佐藤唯
文楽座瑠璃…と思しき仮面の女
Dr.某
逆鬼 妖九

…ごめんなさい(笑

車を投げたり、霧になって消えてみたり、銃撃戦が始まったりとか、投げた人形が爆発したりとか、登場人物の怪我が一瞬で治ったりとか、何か叫びながら天井から降ってきたりとか、客席と舞台の間に氷の壁が一瞬出現して破片を留めたりとか(以下混沌

で、その最前列で飛んできた銃弾を華麗に避けながら密談をする神童と大河原。その横で寝てるキャサリン。聞き耳立てようとして護衛に気付かれるどこかの海軍大尉。乗り気でなかった割には「ひゃっほぅっ!祭りだぁ!おもしれぇ!」と組の者全員と熱狂する次朗。そんなの関係なく舞台裏でスタッフの苦労話を聞かされる瑪瑙。どうやら、過激団の運営に回されている予算の割には給料が少ないらしい。プリンは東郷が気付かれたせいでろくな情報を得られず、神童大佐の車の運転手と入れ替わる事にする。

閉幕後、神童と大河原はキャサリンを連れて車で移動。プリンとキャサリンは二人の密談に聞き耳を立てるも神童のよく分からない台詞しか聞きとれず。

瑪瑙はどうしたものかと考えるが、大佐が車で現れる。

大佐「瑪瑙君、コレを使いたまえ」

大佐が出したのは自転車。瑪瑙は自転車で蒸気車を追跡。神童、大河原、キャサリンはそれに気付けなかった。気付いたプリンはこれを無視する事にする。

東郷は平九郎の配下がよこした車で移動。私服に着替える。

大満足で家に帰る次朗。でも兄の顔は曇っていたり…


神童の車は研究所に到着。キャサリンは自分に用意された研究室に行き、研究に没頭。プリンは衝動第一段階で変身系を振るも、慌ててトイレに駆け込んで難を逃れ、彼らの入って行った部屋の天井裏に隠れる。厳重な警備体制が敷かれており、瑪瑙しばし呆然するも、透明化して侵入。東郷は警備体制の隙を突いて彼らが見える窓際に走り寄る。

神童と大河原の密談に聞き耳を立てる男女三名。外から聞き耳を立てる二人は声を聞き取れなかった。天井裏のプリンは二人の会話を聞き取るが、抽象的な内容でよく意味が分からない。が、その後に銃声。警備兵が走り回り、駆け付けた警察が入口で兵士と押し問答を繰り広げる混乱になり、その隙に三人は撤収する。

一方、猿渡組。政に呼ばれた次朗。部屋の隅で「の」の字を書く正次と兄。どうやら正次は過激団に入れ込むあまり、組の金を使い込んでいたらしい。が、組員の多くも過激団の「おぺら」にぞっこん。軽いお咎めで済んだとか。


そしてその日の夜、帝都に爆発音が鳴り響く!

帝都を進むのは霊力で動く人型蒸気機関兵器!そしてその後に続くファンたち。勿論その中には猿渡組組長とかも混ざっていたとか。駆け付けた次朗、これが兄の誕生日の為の「祭り」だったのだと聞かされ、「準備してねぇよ!」と絶叫。だが、構成員たちが屋台などを出し始め、兄と自分だけが蚊帳の外だった事に気付く。が、「祭り」ができるならいいやとファンと共に組員全員で過激団に続く。

研究所からはそれをクーデターだとして大河原技術少佐指揮の下、かなりの数の戦車や兵士を乗せたトラックが出発する。東郷、プリンは混乱に乗じ、研究所に潜入。東郷は避難するキャサリンに怪しまれ、殴りかかるもかわされ、大河原を怪しんでいたキャサリンの協力もあり、大河原の部屋を二人で捜索する事に。が、大河原は巧妙に計画を隠匿していたらしく(隠密の判定でクリティカル)空振り。プリンは過激団の帳簿を洗い(資金提供元のかなり上位に猿渡組があったらしい)かなりの額が研究所に流れている事を確信し、証拠として確保する。

過激団は研究所からの「鎮圧部隊」によって蹴散らされる。各々ギャグキャラ的に吹っ飛んでお星様になったりしたので生きてるはず。が、「鎮圧部隊」はそのままの勢いで帝都の各方面へと散っていった。そう!彼らこそがクーデター部隊だったんだよっ!「よくも過激団を!」「仇とったらぁ!」「俺達の祭りを邪魔しやがって!」とクーデター部隊を猛追する猿渡組。ちなみに先頭は刀を抜いて爆走する正次(笑

キャサリンは東郷と別れ、兵士の誘導で避難するも、刃物を持って性格が豹変。近くの研究者たちを焚きつけて大河原への復讐の為、首相官邸に向かう部隊に大河原がいるとの情報の下、彼らとともに首相官邸へ。

東郷は何としても首相を守らねばと官邸へ急行するも、現地の警備は腰を抜かしていて首相の居場所すらつかめていない有様。

プリン、神咲の指示で首相官邸に向かう部隊を足止めする為に急行。

瑪瑙、戦車部隊の前に立ち塞がり、指揮官らしき大尉(GMは意識してなかったんだけど、連隊長からの呼び出しを伝えた瑪瑙の上官も大尉だったね)と要領を得ない問答。「力」で戦車を止めるが、大尉とその部下の二輌には効果なし。

大尉「馬鹿め!そんなモノが効くと思ってか!」
部下「これを見ろ!霊力除けのお札だ!」
大尉「そうだ!だからそんなモノは効か~ん!!!」

…皆さん、プラシーボ効果って知ってます?信じる者は救われるという事らしいですよ?

動かなくなった車両から降りてきた40名の兵士(5名一組のエネミー扱い)と戦車二両は「偶然」居合わせた彼らを駆逐せんとする。残りの兵士は首相官邸に突入したり、正次率いる猿渡組構成員と大乱戦を繰り広げる。


戦闘です。戦車側は1ターン目は相手を甘く見てダブルムーブを使用せず「今度は本気でいくぞ」と2ターン目からダブルムーブを使用。

使える者は使うべきとプリンは全員を援護。

瑪瑙は範囲攻撃で兵士をほぼ一掃、更に4回攻撃するも装甲の厚い戦車相手に苦戦。しかも大尉は「見える!その太刀筋は見切った!」とか言って3回目の攻撃を常にクリティカルで回避(謎)

東郷の攻撃にはさすがの戦車もこたえたのか、配置の悪さもあってキャサリンともども二両が使う射撃・特殊の範囲攻撃の最優先目標となり、巨大化も祟って回避できず、戦線離脱。

祭りを邪魔された怒りの次郎、東郷戦線離脱後の標的となるも、無属性攻撃は彼には通用せず。

大尉「ば、馬鹿なっ!直撃のはずだっ!」(達成値31)

続いて彼の攻撃に対しカウンターチャージするも

大尉「馬鹿なぁっ!?轢いてもかすり傷一つないだとぅ!?」

そしてプリンの挑発に乗り、大尉はプリンを次の射撃目標に。

大尉「馬鹿め!消し炭にしてくれるわ!」(クリティカル)
プリン「馬鹿は貴方です」

最終能力で跳ね返され、戦車大破。※ちなみにここでGMがミス。大尉は40m離れて射撃したので本当は返せてません。でも流れ的におもしろいからいいよね(笑

大尉「そんな馬鹿な~~~~~っ!!!」

絶叫とともに戦車は爆発。まぁ、先に法則とか無視してたのあんただしねぇ(笑


で、各地での騒ぎも下火となり、帝都を救った彼らは別々の方向へと去っていく。


次朗、尚も兵士を追い回す正次を組員と一緒になだめ、サイレンを聞いてずらかる。この一件での浪費が猿渡組の後の縮小に繋がったかは定かではない。そして今日の「祭り」に満足しつつ寝床につく。……起きたらなんか楽しい夢だったなぁってだけで全部忘れてるよね~(ぁ


全てが終わった後、全裸の東郷。海軍の車が止まる。なんとその中には平九郎。全裸で敬礼。苦笑しつつ車内に東郷を招き入れた彼は預かっていた制服を渡し、海軍省に向かっていたクーデター部隊が鎮圧された事を伝える。ちなみに、首相は暖炉の中に隠れていて、真っ黒になっていた為、クーデター部隊もまさかこんな酷い恰好の男が首相とは思わなかった為に助かったらしい。尊敬する提督からの労いの言葉を胸に寝床につく。……起きたら暇つぶしの種として家系図を洗い出すんじゃなかろうか?


大河原がいなかったので落胆する研究員たち。そこに現れたのは佐藤。佐藤曰く、大河原は陸軍省に向かっていたらしいが、その部隊も鎮圧されたらしい。どうやら、自分の戦車を大規模に採用するのを渋ったのが気に入らなかったらしい。もっとも、彼の持論は強大な軍事力を持っていれば、今、政治的に微妙な立場にある日本を守る事も出来るのではないかというもので、そこからクーデターに走ってしまったのだろう。が、例によって冷たくあしらわれる佐藤。密かに、金輪際もう会わない事にしようと誓うのだった。……起きたらいつの間にか寝ている間に手に持っていた刃物を落として我に返るんじゃなかろうか。


正規部隊が来る前に現場を後にするプリン。が、そこに近付く気配。少し硝煙の残り香がある神咲少佐だった。資料を受け取り、働きを労う。

プリン「どうしたんですか?その格好」

神咲「あぁ、ちょっと大河原をね(首を掻き切る仕草)」

プリン「ご苦労様です。ところで、次の仕事があるんじゃ?」

神咲「……ふぅ。本当は、少し休暇をあげたいんだけどね。今の情勢じゃそれもかなわないかしらね」

神咲は連絡方法を伝えて去って行った。そしてプリンは自分のセーフハウスへと帰っていく。また、過酷な任務に違いない。だから、今夜くらいは休息したいものだ。……起きたら「ふむ。最近少し疲れているのかもしれませんね」の一言で済まされるそうですよ?


そして…衝動表で「定着」を振った瑪瑙。変身状態のまま。陸軍省へのクーデター部隊を鎮圧した後大急ぎで駆け付けた大佐は何となく出てこれずに遠目に見守る。そう、家を守っているはずの姉とその妹の会話を。その夜、戻ってこない上官を心配する部下達が兵舎から抜け出して憲兵に説教を受けたかどうかは定かではない。……起きたら姉と妹の微妙な沈黙が文楽座家の朝の食卓を支配したかもしれませんよ?


………長っ

シナリオノート一頁分のはずのモノがここまで大きくなるなんて。やはり、起きた後に見る夢なんて碌なものではないですよ、ホント。

ちなみに、神童(かみどう)大佐は身代りらしき射殺体が彼の制服を着用していたのが見つかっただけで、本人は行方不明。彼が口走っていた「計画」というのは「帝国過激団が偽のクーデター部隊を鎮圧する」という宣伝の事だったんだよっ!大河原はそれを利用した、というわけ。

分かっているとは思うけど念のため
一佐→小林芭蕉大佐
マスター・アイアン→大河原鉄郎技術少佐

今回の目的はこれで半ば達した。そう、彼らの本名を晒す事(笑

もう一つ?それは、NPC説明をよく読むことだね

人込みは消えました byGHETTA

2007年11月26日 23時37分24秒 | TRPG関連
恒例御馴染みのデモンパラサイトです。

デモンパラサイト小坂シリーズ第百一話
『夜道に要注意』

夢にうなされる瑠璃。
それは、かつて、東都にて、何者かに襲撃を受けたときの記憶。
パン、という音と共に爆ぜる四肢。撃たれた、と気付いたときには、もう遅く……
倒れ伏しても攻撃は続き、そして……

参加された方々です。

文楽座 瑠璃(ウォーコイト・ドラグーン/ゴンタ)
悪夢にうなされ、夜の散歩に出掛ける文楽座家長女。
最近次女の方が危険な事が判明しつつあり、頭を悩ませ始めている……

日森 篤(クレイモア・バルディッシュ/朱雀)
今日も元気に現人神、統率、まとめの宥め役。
此の人が居ないと絶対文楽座家は危険な事をしていたと思われます。

日林 進(ファランクス・ウォーコイト/急須屋)
予言書の言うとおり、独自の理論に基づいて推理解明を行う原作作家。
というか、何でも分かり過ぎるのは危険という代表。

猿渡 次郎(ヴォージェ・ドラグーン/ミドリ)
頭がアレな猿渡組八代目代表。殴るのは好き。
最近はあまり殴れてないような気がするけれども、気にしないように。

キャサリン=バネット(ファランクス/K)
色々と行動がマイペース過ぎる横堀学園英語教師。
己のみを削っての攻撃が得意。御自愛ください。

東郷 征斗(ドラグーン/東 京)
いつもいつでもギャングリーダーな筈の御人。でも暇人?
やっぱり堅いなぁ、ドラグーンは、と思わせてくれる人。


小坂某所(埠頭)にて、屠山と話している青年、清攻。
清攻「で、次の僕達の仕事は何ですか?」
屠山「今のところ無いな」
清攻「はぁ……じゃあ、どうしときましょうか?雨毒がそろそろ我慢できないと思うんですけど」
屠山「辻斬りでもしていろ」

一方、悪夢にうなされて夜の散歩に出掛ける瑠璃。
その向こうから、小さな女の子が歩いてくる。脅かしてやろうと柱の陰に隠れ、女の子が目の前に来たときに飛び出すものの……
女の子、雨毒「貴方、人じゃないなら斬っても良い?」
突然斬られる瑠璃。女の子はそのまま何処かへ消えて行く。

翌朝、どうやら通り魔殺人事件が起きたらしい。
思うことが有り、昨夜の少女の事をジョーさんに連絡する瑠璃。

一同、セラフィムに集まり調査。
調べるに、昨夜事件があった場所は、瑠璃が少女に斬られた場所とそう遠く離れておらず、昨夜少女を事件現場近くで見たという人もあり、少女に疑惑を深めるPCら。
一方、日林はネットで事件の調査を行ったところ、奇妙な掲示板を見つける。
「通り魔します。希望される方が居られましたら場所を特定してください」
いぶかしみ、適当な通りの名前を打ち込む。

其の晩、日林の調査で出て来た掲示板に書き込んだ通りに待機してみる。
と、何故か偶然其の通りを通っていた釣二(《トランスフォーム》で一般人に変装しているのだが)が、『パン』という音と共に足を負傷して倒れる。
其の音に聞き憶えのある瑠璃が通りの向こうを向くと、其処には嘗て瑠璃を負傷させ、Dr.某(それがし)の元へと運んだ青年、清攻の姿が。
追いかけるも、清攻は逃げてしまう。
瑠璃を気遣い、一旦セラフィムへ。

翌日、行方不明者が三名。どれもあの通りを利用する者だという。
先日取り逃がした事が仇となった事を悔やみ、日林に再び例の掲示板を探してもらい、再び其処に通りの名前を書き込む。

一方、何処かのモヒカン。どうやら瑠璃に恨みがある模様。
例の掲示板を見つけ出し、其処に瑠璃の名前を書くのであった、まる。

其の夜、再び襲撃に備える一同。
其の時、少々手違いで、瑪瑙に、「この通り魔事件の犯人が嘗て瑠璃を痛めつけた犯人」という事が伝わってしまう。
家から出て行く瑪瑙。其の手にはいつもの日本刀が……

再び清攻と雨毒の二人と合間見える一同。
距離をとり、《双頭+1》二個と《衝撃波》、《アガテュルソス》で射程を45メートルほど引き伸ばし、《全力攻撃》からの《悪魔投げ》で多大なダメージを出してくる清攻と、《三連刃》で三回攻撃したり、《剣身変形》で全体攻撃する雨毒。
瑠璃を倒すため、逃げる事無く戦う二人は、しかし、単体を倒すのには特化していても数を相手にする事を得手としないため、PCらに倒される。

瑠璃が二人に何かをしようとした時、其処に現れる瑪瑙。瑠璃に日本刀を差し出し、これを使えばいいと進言。
瑪瑙が本気で言っている事に気が付き、熱が冷める瑠璃。
二人は《魔種吸引》して施設の中へ運ばれました。
なお、清攻は人生の後半の記憶を失い、雨毒にいたっては口、耳、目の感覚が無くなったそうです。
瑠璃の怒りは何処かにはける事は無かったようですね。


……かなり遅れて書いていますが、気にしないで下さいな。良くある事なので。

参加していただいた方々、有り難う御座いました。

誰だ、こんなやつら出そうって言ったのは! byえび

2007年11月24日 02時58分21秒 | TRPG関連

前回のあらすじ



 100000点クラスの魔結晶と言われている「龍結晶(ドラゴクリスタル)」を求め世界中を旅していた是空が、小坂に再びやってきた。間西国際空港に降り立った是空は、その背に大きなリュックを背負っていた。
 そしてセラフィム小坂支部、久々に来た是空に、ジョーさんはいきなりDBの招待状を渡すのであった。

 DBバトルが終わりPC一同もそろったセラフィム事務所にて。
ジョーさん 「ところで、なんで日本にやってきたんだ?」
是空 「実は、7つの龍結晶のうち6つまでを見つけることができました」
一同 「な、なんだってー!」(打ち切りか?)
是空 (かばんに手を入れて)「そこで、残り1つがここ小坂にあることを知って、皆さんに手伝っていただこうと……あれ?」
ジョーさん 「どうしたんだ?」
是空 (ごそごそ)「確かここに入れたはず……あ」

 ずいぶんと薄っぺらいリュックサックを広げてみせる是空。リュックには底にサッカーボール大の穴が開いていた。

是空 「どうやら空港からここにくる途中に落としてしまったようです。みなさん、探すのを手伝っていただけませんか?」
PL一同 「な、なんだってー!

GM 「次回 デモンパラサイト第100話 【憑きつきマシン猛レース】
あらため【ドラゴン・ボール・ラン】に続く!」


――この後是空と私(是空のプレイヤー=今回のGM)はみんなからフルボッコにされたのですがそれはおいといて。

でもんぱ小坂シリーズ第100話 憑きつきマシン猛レース



今回予告


 江戸時代、小坂は飛脚の交代場としても栄えていた。
江戸からの便りを京はもちろんのこと北陸や山陰山陽、紀伊や大和へ効率的に送るには、その中心に位置する小坂は格好の連絡地だったのである。
 ある時一人の商人が飛脚を、それも小坂で名だたる俊足自慢を小坂港に集めてこう言い放った。
「いまから渡す荷物を、最も早く小坂城まで届けたものに“小坂最速”の称号を与え、以後わが商家での贔屓とする」
 その競争がどういった展開になったかは書物には記されていない。一説には血で血を洗う凄惨な戦いになったとも言われているし、また一説には飛脚としての心のある、今風に言うならばスポーツマンシップ溢れる健全な競争になったとも言われている。

 そして時代は進み戦後、復興の一環としてこの競争を再現した者がいる。四菱財閥の傍系にあたる田尻智久だ。彼の復興した祭りは以降小坂の名物の一つとして毎年催されるようになり、名前の定まっていなかった祭りはいつしか彼の名前を取って「田尻祭り」と呼ばれるようになった。

 現代の田尻祭りは、自治会や企業、大学のサークルなどさまざまな分野から広く参加者を集めるにぎやかなものになり、単純に飛脚の足の速さを競うものから、チーム制による仮装車両レースと姿を変えた。
 しかしそこに確かに“小坂最強”の称号への渇望と、純粋なスピードへの憧憬が今もなお存在していることは、この本の読者には言うまでも無いことだろう――

 「田尻祭り~現代に受け継がれる“最速”の称号~」
    岸和田観光(きしわだみみつ)/明民出版  まえがきより



 田尻祭りを直前に控え色めきたつ小坂の街。ところがセラフィム小坂支部ではそれどころではなくなっていた。
瑠璃 「で、龍結晶は探さなくていいの?」
ジョーさん 「それもあるんだが、別の依頼を請けていてだねえ」

 聞くと、田尻祭りに際し不正を働いている輩がいるという情報を得た田尻祭り実行委員長岸和田観光は、その情報をごくごく側近にのみ公開し、秘密裏に動くことを決意。外部であるセラフィムに、選手として潜入しての調査を依頼することにしたのだとか。

 そんなわけで呼び出されたのはこいつらだ!


文楽座 瑠璃 (ウォーコイト/ドラグーン)
今回は御者として参加。《重力操作》で御者を浮かせて大活躍。ただエナジーをチブクロアタックで回復できず、かなり苦労した模様。
あとはマシン「アリス疾走(オーヴァードライブ)」号の制作をしたり。

東郷 征斗 (ドラグーン)
今回は牽き手として参加。《移動適応》と運動技能で大活躍。ってか6ゾロ振りまくり。あのツキっぷりは異常だった。
あとは広い顔を活かしてマシンの材料費を値切ったり。

犬次郎 (バルディッシュ/クレイモア)
今回は牽き手として参加。《限定強化》と《熱射跳躍》で大活躍。後半は《熱射跳躍》を使いまくり、ゴールしたときにはエナジーはなんと1まで減っていたとか。

朝峰 燈馬 (アルバレスト)
今回は御者として参加。[運転]中級と[知覚]で大活躍。振りなおしを重ねた結果衝動が限界までたまってしまっていました。


 短い準備期間で「マシン製作」「大会の情報収集」「龍結晶探し」とおおわらわなPC一同。ともかく高い[操作]を持つ瑠璃と燈馬がマシン製作、[探索]の高い犬次郎は龍結晶に、東郷はそれぞれのサポートといった感じで動きました。


 大会までにはマシンを自分で制作しなければいけない。なけなしの現金、東郷の[交渉]、瑠璃の[操作]によって生み出されたのは、なんと規格内最高クラスのマシン「アリス疾走(オーヴァードライブ)」号だった。

 アリス疾走号は、かつてイギリス貴族の乗った馬車を髣髴とさせる豪奢なフレームに、四隅にアリスを模した人形が浮き彫りになっているものだった。上條の手による奇抜なカラーリングとあいまって、独特の、異常とも呼べる雰囲気をかもし出している。
しかしその中には構造力学に基づいた頑丈なフレームと極限まで軽量化されたボディが採用され、空力すら洗練されているものであった。


 瑠璃がネットで調べたことによって判明した、有力チームはこいつらだ!

 和田岬岸市青年団(わだみさきしし せいねんだん) オッズ:1.5
地元の青年団。昨年優勝で、今年も優勝候補の筆頭。
豊富な資金力と地元補正、高い練度からの信頼は揺らぎない。

 チーム3/12(じゅうにぶんのさん) オッズ:3.0
小柴、雛代、中土井、そして千呪印という何をトチ狂ったのかわからないメンバー。
誰だ、こんなやつら出そうって言ったのは!(注:私です)

 猿渡組 オッズ:2.5
次郎率いる猿渡組若手軍団。体力と蛮勇ではどこにも引けをとらない。
あとはオツムがついてくるかだが、御者の政がどこまで操りきれるか。

 シヴァの園 オッズ:5.0
車を牽けばいいところを、あえて「神輿を担いで出場する」その心意気にあこがれる。
老若男女の混成部隊はどれほどの実力を発揮できるのか。
なお、御者の現人神日森篤は「なんでこんなことをしているんだろう」という目をしていたとか、
ちょっと遠くのほうにある3/12に「お前らなんでこんなとこにおんねん」という電波を送っていたとか。

 チーム麗(うらら) オッズ:3.0
大学のサークルが元々の母体……という触れ込みだが、実際はセミプロやプロ級の運動選手をかき集めて作られたドリームチームらしい。
後ろで糸を引くものがいるらしいが、実力は未知数――

 特攻伝説(ぶっこみれじぇんど) オッズ:3.5
もともとは東北を中心に活動する暴走族集団。今回はバイクを戦車に乗り換え出場する。
体力・蛮勇は猿渡組にも引けを取らないだろう。

 イケメン芸能人チーム オッズ:3.5
叢雲、ケイン大杉、照啓のイケメン芸能人トリオ+御者は坂口憲三。
運動能力は芸能人としてはかなりのものだが……?

 そのほか食軍輸送部隊やチーム5馬力(選手5人全員が馬のマスクをかぶっていて、御者はデジカメを構えている)なんかが出ていたとかどーとか。


 「龍結晶は互いに共鳴する」という情報を知り、とにかく1つめを捜そうとする犬次郎ほか2名。振りなおしを駆使して1つ目(一)を入手、その後2つ目(三)も見つけるが、3つめ(五)はすでに持ち去られ、残り3つ(二、四、六)は田尻祭り終了まで立ち入れないコース内にあることが分かっただけであった。


 無理してマシン制作・龍結晶集めに取り組んだため、衝動的にかなり疲弊したPC。おのおのの家でなんとか休んでいるところで、支部に泊り込んでいたDr.某(なにがし)から連絡が入る。
 「どうも龍結晶を狙って敵が支部に迫っているようだ、共鳴で分かった。頼む、支部まで戻ってきてくれ!」
一同 「ゲゲェ!」

 そこに現れたのは特攻服に身を包んだ3人の男。瑠璃は特攻伝説の3人であることに気づきました。――1人が持っていた龍結晶(五)を頭に乗せて叫びます。
特攻A 「“龍結晶(たま)”を “寄越(わた)”してもらおうか」(!?)
瑠璃 「お断りだわ!」
特攻A 「それなら“殲滅(ツブ)”してから頂くぜ」
 そして変身する3体のブラジオンとPC。瑠璃が気づいたのはその3体どれもがかなりの実力を持ち、しかもパーティ内でコンボを搭載していたことだ。
瑠璃 「ミスト、クルセイダー、マッドデモン……って、本気ですかGM!?」
GM 「ぬふふ」
東郷 「何がマズい?」
瑠璃 「こんな市街地で無差別範囲攻撃、しかもクルセイダーはそれで回復する!」
一同 「ゲゲェ!」
GM 「衝動管理、がんばってくださいね!」(にっこり)
一同 「ゲゲェ!」


 まあ戦闘自体はPCが高レベルだったのと、最初から本気で行ったので先にあげたコンボはおろか範囲攻撃すら撃たせることなく、2ターンで瞬殺されたのですが。マッドデモンに至っては射程が伸びないことをいいことに、《巨牙捕縛》からの長射程攻撃で封殺。ちくしょー、最終能力くらい使わせる算段だったのに……


 そして《魔種吸引》してから尋問タイムでございます。寝そびれた瑠璃の機嫌は最低でございましたとさ。ぺらぺら喋ったところによりますと、下調べのため小坂じゅうを走り回っていたところ龍結晶を見つけ、それに触れると悪魔憑きになったのだとか。確かに10万点の魔結晶ともなれば触れただけで感染もしますわな。そして龍結晶を持っていると、ほかの龍結晶を手に入れたくなり、共鳴を利用してセラフィム小坂支部まで来たのだとか。
とりあえずレース中に(一般人として)手伝わせることを約束して開放します。


 そして翌日土曜日は予選、午前中寝まくってなんとか体力を回復した一行はガチで予選に臨みます。
結果は《重力操作》を駆使して余裕で通過。スタートダッシュに失敗した和田岬岸市青年団を、最初の2ターンだけなら上回るスピードでした。



 そして日曜日、決勝に残ったのは「和田岬岸市青年団」「チーム麗」「アリス疾走」「チーム3/12」「イケメン芸能人チーム」……何やってんだROP!
そして各車そろって一斉にスタートしました!

 ちなみにそのほかのチームの予選落ち理由。
「シヴァの園」は神輿の為スピードが出ず予選落ち。
「猿渡組」は次郎がテンション上げすぎてカーブを曲がりきれずクラッシュ。
「特攻伝説」は単純に実力不足。
あとはイタチ屋台はスタート時には(エントリーしていないのに)堂々と一緒にスタートラインに並んでいましたが、開始と同時に砂煙と「キュゴォォォ!」というジェット音を残してお星様になりました。


 ルール
1.PCは「御者」と「ランナー」に分かれる。
2.車体サイズ(大きいと遅い)、御者人数(多いと遅い)、ランナーの速度(人間で1。特殊能力などで増える)から基本速度が導かれる。
3.ランナーは毎ターン(複数回ある場合は最後の)攻撃行動を消費することで車体を引っ張ることができる。
4.御者はマス目に応じて[運転]ほかさまざまな判定を要求される。
5.マシンの移動はターン終了時。処理はトップから順。
6.移動距離は【基本速度】+「そのターン車体を引っ張ったキャラクターの[運動]の達成値のうちもっとも低いもの」÷5 だいたい3~5程度。
7.止まったマスのうちいくつかにはイベントがある。
8.誰かが通過したマスのイベントは見られる。


・落とし穴、まきびし、丸太ミサイルと常軌を逸したトラップに悶絶するPCほか各チーム。
・どんどん衝動を使わされる一同。
・バリケード通過で事故る和田岬岸市青年団。
実況 「いやー、今年は特にひどいですねー」
解説 「今年は実行委員長の岸和田さんがはりきりましてねー」
一同 「実行委員長マジ自重しろ」
・機敏の変わる犬次郎は《限定強化》使いまくり。これほど役に立ったのはきっと最初で最後だろう。
・早々に脱落したイケメン芸能人チーム。原因は叢雲のファンブル。
・なんかROPチームに磁力の力で龍結晶を奪われてたり。
・人目につかない森に入ってとうとう本当の力を見せるとき。
・……と思ったら目の前には崖。剛力20で引っ張りあげるらしい。
・手前のジャンプ台([運転]30に成功すると崖を超えられる)に挑むか悩む一行。
・犬次郎の《熱射跳躍》で目標値を20まで下げ、燈馬が振り直しを重ねてなんとか成功。
東郷 「飛んだーっ!?」(爆笑)
・いよいよ本気の戦い。《悪魔の咆哮》で角の後ろの和田岬岸市青年団を無力化していよいよ戦闘開始。
・敵はトリブルス・チャリオットとブラジオン・カノン×2。
・カノンの特殊攻撃でマシンと乗り手を分かれさせる作戦なのだ。かなり凶悪。
・ところがチャリオット、調子にのってROPチームまで攻撃してしまう。
・雛代を攻撃され、完全にキレた中土井&小柴。
・中土井、《武器耐性》を使いつつチャリオットのマシンに飛び乗りフルボッコ。
・《猛獣投殺》で御者席に引きずり込む。アッー!
・そして「アリス疾走」と「チーム3/12」の一騎打ちに。再び白日の下でのレース。
・小柴、一人になってもがんばる。空気読まずに爆走。
・雛代、下り坂で半泣きになりながら[運転]判定。
・雛代、振りなおして衝動表。「本能:衝動に駆られ、瞬時に変身」
GM+一同 「ああああああっ!」(爆笑)
日森 《思考感知》で“何考えてんだお前らーっ!?”
・余裕こいてた千呪印、さすがにあわててマシンの中に押し込む。
千呪印 「今のは何でもないんですよー」(《後光》しながら)
・そしていよいよ最終ターン、全員本気です。

東郷 「《移動適応》+[運動]中級! これで決める!」
瑠璃 「《重力操作》はさっき使ったから、《巨牙捕縛》で相手の速度を落とす!」
犬次郎 「《限定強化》+《熱射跳躍》! これで残りエナジーが本当に1!」
燈馬 「食事したから衝動もOK、振りなおす!」

千呪印 (ひそひそ)「いま注目を浴びるとまずいです、空気読みましょう」
小柴 (ころころ)「あ、クリティカル。達成値33」

優勝 「チーム3/12」


――空気読めよお前ら!

 ということで記者やらアナウンサーやらの(主に雛代に関する)質問攻めを《後光》しながら必死で交わす千呪印を横目で見ながら、ボロボロのPCたちは会場を後にするのでありました。

 後日ゴール時にメンバーがかけていたことやら、林の中での暴力沙汰が明らかになり、チーム3/12の優勝は取り消され、今年の田尻祭りは黒歴史になるのだが……それはまた、別の話。

 中土井にフルボッコにされたチャリオットとカノン×2は《魔種吸引》されることなくROPに迎え入れられるのだが……それもまた、別の話。誰か倒しておいてください。



 はい、ということで大惨事でした。うん、いろんなものを詰め込みすぎたのが失敗だったね。



 ところで、ROPに奪われた龍結晶(四、六)はどうなるんだろう?

中坂と牡丹、あと北斗 by急須屋

2007年11月22日 00時00分05秒 | TRPG関連
深夜の小坂似て。 朱泉、バイトの帰りにシヴァの園の近くを通りかかるとモヒたちと遭遇。 どうやらモヒたちは日森を不意打ちで倒そうとしているらしい(無理なのに)。 
朱泉、こっそり覗いていると気づかれて戦闘になるもお互い決定力のなさに膠着状態に。
そこで騒ぎを聞きつけた日森が現れて倒す。 そして朱泉を家に送り届ける日森。

位相がずれまして次の日。

「おーい、牡丹ー。 朝だぞー。」と父親らしき人物の声を聞いて目覚める。
そこは自分の部屋ではなかった。
家具などは間違いなく自分のものだが、部屋の間取りなどが明らかに違う。 そしてそういえばどこかで見たことあるような気もする部屋。 そして机の上に目を向けると一冊のノートがおいていた。 そしてその名前には日森 牡丹と言う名前が書かれていた。 ちなみに外から見える町の名前は中坂です。
デモンパラサイト 小坂市リーズ第97話
(中坂シリーズ第3弾・北斗シリーズ第4弾・釣二受難シリーズ第2弾)
「夢の朱泉の物語」

以下、参加者(というか被害者)です。
日森 牡丹(クレイモア・バルディッシュ/GHETTA)
中坂で現人神をやっている女子高生。 この世界の異常さに途中で気づいて慌てふためく。 そして今回夢の100点越えのダメージをたたき出す。 そして慌てふためく。

朱泉 篤(ブリガンダイン・ウォーコイト/朱雀)
朝起きたらバイトに借り出されたちょっと家庭が複雑な男子高校生。 ただバイトは現人神に比べて楽な仕事である模様。 がんばって氷壁をこまごま撃ってました。

猿渡 瑠璃(ヴォージェ・ドラグーン/ゴンタ)
いつもどおり知力がアレな猿渡組のお嬢。 この世界の異常さには気づき、あせりはするものの肝心の知力が追いつかず「おうち帰りたい」発言を。

文楽座 征斗(ウォーコイト・ドラグーン/東 京)
なぜかここを夢の世界だと認識していたためにこの世界に非常に適応していた元引きこもり。 そして夢ならばととてもアグレッシブに。
・・・ただ、夢ならばはっちゃけてもいいやと思うのはどうかと思うぞ。

東郷 次郎(ドラグーン/ミドリ)
知力は1だけあるのになぜかアレな感じになっていた不良集団のボス。 北国さんを困らせたりヒロシ達相手に麻雀をやっても役を忘れていたりと何かおかしいことに。

このメンバーって実は誰もかばん持っていないんだよね。 しかも女性陣がみな服全損系だし。

みな一同に朝起きてみると何かとても違和感が。 猿渡組では瑠璃がパソコンをいじったあとをみて政さん一同驚愕。 次郎、北国に「飯はまだかー!!」 文楽座家、征斗が普通におきて仕事しているのを見てみなガクブル。
そして一同セラフィム支部長、某さんに呼ばれる。 ちなみにセラフィム支部のメンバーは他には助手のジョーさん、お茶汲みの芥、あと屋上の白石さん(ポピー)。
セラフィムに着くと東郷が某さんのおやつをねだり、猿渡がソファでごろごろしたりする。 次郎、瑠璃に教えられて「アタイってさいきょー!!」とか連呼しだす。 そんなことをしながら某さんの話を聞くにはどうやら最近街中で人が倒れる事件が頻発しているらしい。 倒れた人たちは衰弱して意識を失い、いまは病院で治療中だが原因が良くわからないとの事。
瑠璃が意気揚々とパソコンでしらべようとするものの、いかんせん知力1では何もわからず、ただマウスとキーボードの存在を確認したのみ。 何かいつもと勝手の違う状況に瑠璃がっくり。
次郎はごろごろしていて征斗が病院から話を聞いて被害のあった場所を聞き、そのうちの一つに牡丹と篤が向かう。 そして聞き込みをしたところ倒れた人たちは犬にかまれたあとこうなった場合が多いとの事。
そこで征斗がこのあたりを縄張りにしている野良犬、ゴン次郎に話を聞いてみる。
ゴン次郎「ああ、それなら最近俺の縄張りに見かけない犬がうろつき始めたな。」
とその犬がたむろっている場所を教えてもらう。
その空き地に向かってみると、「今こそこの中坂をわれらの手におさめるのだ!!」とかほえてる犬たちを見かける。 そして話を聞こうとして戦闘に。
牡丹が悪魔化すると何か冷たくなくてむしろ熱い。 篤は逆になんか寒いよ。
瑠璃、いつものように悪魔化すると今日は毛むくじゃらの姿に。 そして手にはバナナ(ガルムハンマー)が。 とりあえず呆然と立ち尽くす。
次郎はあんま変わらないので気にしないー。 しかし戦闘ではカツアゲができずにしょんぼり。
瑠璃はしばらく呆然としていたものの獣王撃とドレイン(肉弾攻撃の方だけど)があったので何とか調子を取り戻す。
しかし戦闘が終わった後はいつもと違う感じでまた大騒ぎ。 瑠璃、政さんに服を持ってきてもらう。 次郎はやっぱり気にしない~。
尋問は瑠璃がいつもの調子で行ったところ、この犬たちはPOR(ピープル オブ ロイヤルティー)の犬たちで今回は新しく開発されたカルトロップをばら撒いていたのがが原因だったようだ。
このカルトロップをばら撒いた張本人はわからないものの、ひとまず原因は突き止めたので今日のところは帰る一同。 そのあたりで牡丹と篤はようやくこの世界の異常さに気づく。

それはそれとして深夜、牡丹は現人神のお勤めが。 そばに篤も付き添ってお手伝い。(要するにテレパシーで助言する)
ようやく終わったところに牡丹の携帯に電話が。 相手はあの現人最高医師(ザ・リビングドゲスト)千呪印医師だった。
千呪印「やあ日森さん、また大変なことになっているようですねぇ。 今回の事件の犯人、教えて差し上げてもよろしいんですがねぇ。」
牡丹「わかりました、お願いします。」
千呪印「・・・どうしたんですか? 何か日森さんらしくないですね。 まぁいいでしょう、教えてあげますよ。」
と、千呪印から聞いたところによると今回の事件の首謀者はPOR五大四天王の一人、スカイエンペラー(天帝)ことジャロウという犬が引き起こした事件であるとの事。
ちなみに他の五大四天王は
殺・快・喰軍従軍僧侶 神童
霧崎 某
毒田 殺鬼
だとか。 (あと気づいたんだがこれってドクターが二人もいるよ。 大佐がどっかいっちゃってたね。)
そしてジャロウがばら撒いているカルトロップはカルトロップ・空気とか言うもので寄生されると幸とか生命力とか存在感が儚くなる代物で、作ったはいいが役に立たない代物らしい。 しかし処分するのもなぜかかわいそうな気がしたので保管していたものだとか。(要するにカルトロップ・モヒと釣二が入れ替わりました。)
千呪印「そして、ジャロウは恐らく北中坂に塔を作って住んでいると思いますよ。」
牡丹「はぁ、わかりました。 ありがとうございます。」
千呪印「本当にどうしたんですか日森さん・・・? と、とりあえず私としても彼を野放しにしておくのはなんというか・・・かわいそう過ぎる気がするんですよ。 じゃあ後は頼みましたよ」

と言うわけで翌日、北中坂に向かうことになるが一応牡丹と篤はみんなにこの世界の異常を知らせる。 しかし、瑠璃は知力が追いつかず次郎は中身が追いつかない。 征斗はあっさりスルー。
北中坂に行ってみると高い塔が立っている。 そこでは中坂中から集められてきた犬を働かせて発電機を動かし、ライトであたりを照らしまくっていた。
そして向かう途中でファルコン部隊の隊長、ファルコン(義足をつけた犬)がいた。
「わが名は元斗皇犬ファルコン。 お前達、本当はここを通した方がいいような気がするが、使命のため通すわけにはいかん!!」と部下と共に襲ってくる。
ここでなぜかGMの出目が良く、みんないい感じにぼろぼろに。 まあ<螺旋撃>は普通に強いよねって事で。
何とか倒したあと、いよいよジャロウの元へ。

ジャロウ「ヒャッヒャッヒャ、よく来たなぁお前達、ここがお前達の墓場となるのだ!! 俺様の部下達よやってしまえぇ!! あいつらを倒したものは総督の地位をやるぞ!!」
ジャロウはカラドボルグ・ブリガンダインでかなりの威力の<氷壁>をつかうもののこいつに仲間を守ろうなんて甲斐性があるはずもなく・・・
攻撃:<光輝放射>で暗闇だ~!! って連続攻撃忘れてた。
防御:牡丹の<全力攻撃>からの<殺戮の輪舞>(もち炎属性)で124点ダメージ。
「ぎゃああぁぁ~!! ちょっと熱いよ~ってちょっとどころじゃねぇよ!!」
とあっさり敗北。 そしてそれと同時に塔も崩れていき、暗転。

そしてようやく目が覚める一同。 しかし今回の夢は非常にアレなものだったのでお互いまた会っても夢のことを話すこともなく、すべては闇に葬られるのであった・・・・・

人間なんてララーララララーラーン byGHETTA

2007年11月19日 23時43分23秒 | TRPG関連
いつものようにデモンパラサイトですよ。

デモンパラサイト小坂シリーズ第九十六話
『人形の家出』

参加なされた方々ですよ。

文楽座 瑠璃(ウォーコイト・ドラグーン/ゴンタ)
爆発も吸血もする人形使い。仕事はしないか修羅場かの二極が多いらしいです。
でも最近人形のアリスとの仲が微妙らしいですよ。

刃字忌(バルディッシュ・バルディッシュ/ミドリ)
いつも瑠璃に弄られる黒猫。御免なさいが口癖ですね。
久々に瑠璃と外への散歩に出掛けたらしいですよ。

犬次郎(バルディッシュ・クレイモア/急須屋)
モヒカンを狩っていないと変な行動をとり始めてしまう北斗神犬。
或る日、街角で、変な物体と出会った……らしいですよ。

鈴木 恵理(ブリガンダイン/mono)
いつもお仕事で忙しい警察官。小坂の平和の為に休む間なんて無いのさ!
或る日、奇妙な電話があったと、セラフィムから話があったそうですよ。

東郷 征斗(ドラグーン/東 京)
今日も今日とてセラフィムに顔を出すギャングリーダー。
暇なようで、実は色々と忙しくなってきているそうですよ。


或る日、セラフィム一つの電話が。
?「よくわからない施設から抜け出してきた。追われているから助けて欲しい」
名前だけを名乗り、其の者は電話を切ってしまう。
名前を調べてみると、かつて、第六回「失われた姿を求めて」にて行方不明になった者の名前だった。
ジョーさんは九課に連絡することに。

一方、犬次郎は街中で、奇妙な動きをする人らしきものを見付ける。
明らかに不審な其の動きに、犬次郎が正体を尋ねると、《人形強化》と《錬体変身》で人間化した人形である事を告白する。何でも、主の為に弁当を買って帰る途中なのだという。
しかし、その後、人形は能力を解除されてしまったのか、消えてしまう。

一方、街中で見かけるグリーンファントム。怪しみ、ビルの隙間に消えてゆく彼を隠密で探ると、何やら大柄な男と話している。
盗み聞きしたところ、グリーンファントム曰く、Dr.某(それがし)の研究室から一人、逃げ出したので其の捜索に狩りだされているのだ、との事。
街中で戦闘するわけにも行かず、結局二人は何処かへ消えていってしまう。

そして文楽座家。
仕事が忙しい瑠璃に対して、何やら色々と気に掛かる行動ばかりするアリス。
以前に少々アリスの機嫌を損ねる事をしてしまい、仲があまり良好とは言えない状況になっているのである。
そこで二人は夜の散歩に出掛ける事に。
しかし、公園を横切ったところで不思議な歌を耳にする。
「人間、なんてララーララララーラーン……」
公園の中にいたのは、まるでドラム缶に四本の細い手足がついただけのような人形。アリスと同じように《自我保有》で独立行動しているらしい。
不審に思った(当然なのだが)瑠璃が人形に話しかけると、どうやら持ち主から離れて行動しているらしい。「家出だ」とは、人形談。
何もかも人形任せの主人の人形使いの荒さに嫌気が差して、少々離れてみている所なのだという。

セラフィムまで連れて行き、ジョーさんに連絡したところ、もしかして其の持ち主は現在Dr.某(それがし)の研究所から逃走中のものではないだろうか、という説が浮上。人形は、主は保護してくれる人を探している、といい、アリスをセラフィムに置いて、瑠璃は主が居るという場所に行く。
が、其処には争いがあった形跡があるばかりで、主らしき人の姿は無かった。
帰ってきた瑠璃を迎える、歌声。
ドラム缶人形&アリス&ジョーさん「人間、なんてララーララララーラーン……」
どうやら昔の曲らしく、ノスタルディーにかられたジョーさん含めて皆で輪唱中。
しかし、主が居なかった事を告げると、何があったのだろうか、と人形は心配して何処かへ行こうとするも、《人形使い》が解除されて消えてしまう。

次の日、セラフィムに一本の電話が。
?「こいつを返して欲しいんなら、此処に来な」
電話の主はマグネタイトと言い、性能テストに協力してくれるなら身柄は保証してやろうと述べる。
一同、集合し、指定された場所へ。

廃棄されたビルの中で現れたのは、例のドラム缶人形の一号と、其れのもう一回り小さい人形である二号の二体。
一号「すまねぇ、全力でいかねぇと主がやられちまう。悪いが、本気でいかせてもらうぜ」

特別特殊能力《代理戦闘》
効果 《人形使い》で作られた人形は、あたかも一人のキャラクターであるかのように通常行動と攻撃行動が出来る。但し、この効果中、能力使用者は通常行動と攻撃行動が行えない。

実はドラグーンメインのウォーコイトサブな為、肉弾攻撃を仕掛けてくる人形二体。《獣王撃》からの《獣撃》や《閃光吐息》による範囲攻撃は強力。
だが、人形のダメージはすべて《人形共感》で本体が受けてしまう為、あっという間に本体の耐力が尽き、倒されてしまう。
こっそりビルの屋上に人形を移動させ、主らしき人を地面に寝転がせ、足蹴にしている人物を発見。立っている方がマグネタイトである。
戦闘が終わり、屋上に現れる一同。マグネタイトは主らしき人から《魔種吸引》しようとしており、一同は其れをさせまいと、膠着状態に。
其処に一本の電話。
グリーンファントム「あ、どうも、こんにちわお早う御座いますこんばんわ、グリーンファントムです」
話すに、マグネタイトは《任意魔種吸引》なる能力を持っているという。どの特殊能力を取り出すか、どのような後遺症を残すか、選べるのだという。
そういう問題ではない、と怒る瑠璃に、しゃあねぇ、《魔種吸引》するならやってくれと、一号。
一号「主が助かるんなら、俺はどうなったってかまわねぇよ」
瑠璃「其れ程までに主が大事?」
一号「ああ、誇れる主だ」
《魔種吸引》される主らしき人物。そしてマグネタイトは空を飛んで消えてしまう。
残された主らしき人物はこれといった後遺症も無かったが、一号は消えてしまう。

最後に、アリスに新しく作った服を送る瑠璃。それは、アリスが好みであろう、動きやすく明るい服装。
アリス「瑠璃、ありがとう」


うん、ゴンタポイントとは恐ろしいものです。うっかりゴンタポイントが溜まってしまった為に瑠璃とアリスの仲直りシナリオを組む事になるとは……御釈迦様でも思うめぇ。

参加していただいた方々、有り難う御座いました。

それにだけは触れないほうがいい byゴンタ

2007年11月18日 20時27分36秒 | TRPG関連
『鮫島』という都市伝説を知っていますか。
…いやいや、知らないならそのままのほうがいいんです。あの話だけは知らないほうがいい…。

そんな感じのデモンパです。

デモンパラサイト小坂シリーズ第95話(都市伝説シリーズ第4弾)
『フカジマ』

真相に迫るPCたち

日森篤(クレイモア/朱雀)
小坂の現人神。今回の敵は神クラスです。

フランシス・ウェスト(ヴォージェ/東京)
コメリカのジャーナリスト。今回の敵は何だかトラウマ(元ネタ的に)

朝峰燈馬(アルバレスト/00doll)
小坂が誇る先生の助手。今回、探偵っぽいです。

佐藤唯(アルバレスト/mono)
探偵の人。燈馬とどちらか優秀かは言ってはいけません(燈馬的に)

犬次郎(バルディッシュ/急須屋)
北斗神犬の人。いや、犬だけど。犬脈を活かした情報収集が強力です。

キャサリン・バネット(ファランクス/k)
コメリカからやってきた女教師。武器を持つと豹変しますよ。

それを阻止せんとする悪党共(嘘

小柴龍介(ドラグーン・ドラグーン・ヴァンブレイス)

千呪印十二神将・戌。性格は真面目に見えるけど、根は不真面目って雛代が言ってた。人をからかうのはけっこう好き。
いろいろあって中土井と気まずい。

中土井勘衛門(ヴォージェ・ヴォージェ・ウォーコイト)

千呪印十二神将・丑。性格は悪ぶって見えるけど、何だかんだでいい人。でも、ヴィシャス化はしちゃってるからやりすぎることも多かったり。
ツンデレ。

雛代魅華(ブリガンダイン・ウォーコイト・ウォーコイト)

千呪印十二神将・未。性格は控えめ。名前はミケ。実は千呪印とか日森より現人神っぽい直感能力を持っている。その能力【神修正】はGMが認める限り、判定を成功させる。
…まあ、重要な場面で発動しないのはお約束。


小坂某所

千呪印と中土井・雛代が話している。小柴はまだ戻ってきていないらしい。

小柴はまだ戻ってきていないのかと言う中土井に、一人なので長引いているようですと答える千呪印。
何か言いたそうな中土井。雛代はそこで突然、休暇をもらえないかと切り出す。
その言葉を予想していたかのように了承する千呪印。そして、二人から見つめられる中土井。中土井も休暇をもらえないかと言う。

「誰が私を守ってくれるんでしょうねぇ」と言いつつ嬉しそうな千呪印。
セラフィム

千呪印サイドに潜入調査をしている工作員、瓜ヶ崎がジョーさんの元にやってきて、千呪印サイドで大きい動きがあったことを告げる。

どうやら小柴・中土井・雛代の三人の幹部が揃って(少なくとも中土井・雛代はいっしょに)行動しているようである。

これは何事だろうか、ということでセラフィムメンバーに(特に探偵のお二人に)調査をお願いするジョーさん。

燈馬は情報屋の元に向かい、小柴の動向を調べることに。どうやら、毎年小柴はこの時期になると東都方面のある場所に向かうようである。ただし、一昨年までは他の二人(雛代・中土井)も一緒だったようだが。

その雛代・中土井の後を、能力を使用し変装した上で尾行する唯。鈍い中土井は全く気づかないが。雛代は気づいているようで、唯のほうを見て会釈を返してくる。
さすがにまずいので尾行は断念。

瓜ヶ崎さんの情報によって、小柴の行き先にフカジマと単語が含まれていたことがわかる。幾人かのPCはその単語に聞き覚えがある。
フカジマというのはネット上で話題にしてはいけない言葉としてまことしやかに語られる言葉である。まあ、それ自体が壮大な釣りなのだが(鮫島事件のようなものだと思ってくださいな)

そのような眉唾話が出てきたことに違和感を感じつつ、一応調べてみることに。その結果、人間サイドの情報では都市伝説的なものしか見当たらなかったが、動物サイドから思わぬ情報が。
犬次郎がしゃべるリスのパッドから紹介してもらった、徹鋼山の犬の長老“海のリヒャク”の言うことによると、フカジマというのは実際にあった島で、人間たちはその島で起こったことがあまりにも忌まわしいため、隠してきたのだろうと言う。
何があったのか聞く犬次郎だがリヒャクは一言。

リヒャク「まだ、そのときではない…」

…こいつは本当に適当なことを。

おそらく、小柴が行った東都の町から、そのフカジマに行けるんだろうと、一同は一路東都へ。
到着した町で情報を集めたところ、人間からは小柴が小船を借りて沖に出て行ったことが、動物からはフカジマの位置が判明する。早速フカジマに行ってみることに。

特に何もなく到着する一同。その島は四方の岸が断崖となっており、島に上陸することが困難である。しかし、小柴が乗って来たと思われる船が停留していることから、この島に小柴がいるであろうと思った一同は悪魔憑きの能力を活かして上陸を果たす。しばらく島を進むと村と思われる場所が見えてくるのだが、人の気配は全くなく、建物も傷ついていたり風化が進んでいたり。
ここは無人島なのか、寧ろここで小柴は何をしようとしているんだと思っていると。突如、前方に、いや、横からも、後ろからも人影が…。
その人影はおそらくここの村民なのだろかと思わせる格好をしているのだが、全体的に人とは違う気配である。どう対応すべきか困るPCに突如襲い掛かってくる村民たち。そのままやられるわけにはいかないので変身し、戦うPCたち。攻撃能力はなかなかであるが、そのほかはそれほどでもない相手だったので軽く撃退することができたのだが、倒したはずの村人は再び立ち上がり(【復活】使用)攻撃をかけてくる。PCたちは思わぬ痛手を負いつつ一応退ける。
撃破された村人は身体の各所が土くれとなって崩れだし、島に溶け込んでいく。

この島で何が起こっているのか理解できないPCたち。そんな中、遠くの方で炊煙が上がっているのを発見し、そちらに行ってみることに。

着いた場所は村の家の中でも一回り大きな屋敷である。

日森「…誰かいるんでしょうか。もしかして小柴さんが?」

小柴「また来たか…。飯くらいゆっくり食べたいんだ…が…?」

そこにはエプロンに三角巾姿の小柴が。時が止まる。

日森「何してるんですか!?こんなところで!!」
小柴「飯を作っているんだが。…いけないかな、実家で飯を作っては?」

収拾がつかないので、家に入って飯でも食べながら落ち着いて話をすることに。どうやら、フカジマは小柴の故郷のようで、この家は彼の生家らしい。よく周りを見てみると、彼の家族のものと思われる写真があったり。

この島がどうなっているのかの説明を求めるPCたちに小柴は、ここまで来られては仕方がないと語りだす。

小柴「この島は俺の故郷なんだ。…もう滅びた場所だけどね。」
日森「…滅びた?それは一体、…どういうことなんですか?」
小柴「26年前にね、この島に村人は飲み込まれたんだよ。…俺と中土井、雛ちゃ…ゲフンゲフン…雛代さんを除いてね。」
日森「いや、そこは雛ちゃんでも別に気にしませんよ。」

小柴が語るところによると、この島には昔から竜神様と呼ばれる神様が封じられており(ちょうど以前出てきた山神のようなもの)、26年前にその封印が解けてしまい、村人たちは竜神そのものであるこのフカジマに取り込まれてしまったそうである。
そして、定期的にその活動を再開しようとするフカジマを鎮めるため、小柴はここに来ていたらしい。
フカジマは龍神の遣いと呼ばれる、取り込んだものの姿・能力を持った土くれ人形を作り出す力を持っており、先ほど出現した人の形をしたものはそれであるらしい。
小柴は島に上陸して龍神の遣いをフカジマに出させ、それを撃破し続けることで無理やりフカジマを消耗させ、その活動を抑えようとしているのである。

小柴が作った料理やら、大きなクーラーボックスから取り出したタフガイなどを食べたり、飲んだりしつつその話を聞くPCたち。
一息ついたところで小柴は身支度を整え、立ち上がる。

小柴「さて、話はここまでだな。これは俺の義務、けじめのようなものだ。君たちには関係のないし、危険も多い。さあ、今のうちに帰るんだ。」
日森「そう言われましてもね。」
犬次郎「けじめと言ったな。どういうことだ?」

沈黙する小柴

小柴「…ふぅ、全く面倒な人たちだ。しかし、日森君。君には知っていて欲しいことかもな、千呪印様という人がどういう人か。」
日森「あの人が事件に関係があったんですか?」

小柴は再び座り語り始める。まだ平和だった頃とそれが突然の終わりを迎えたときの話を。

24年前フカジマに晃覇冥宗という所から、一人の退魔僧がやってきた。その男の名は千呪院。退魔僧としての実力もあるようだが、何よりその口の上手さと、人柄は村民の心を掴んだ。
特に当時16歳だった小柴・中土井・雛代の三人は彼のことを兄のように慕っていたのである。

実はこの千呪院という男には課せられた使命があった。それは、2年後に行われる、フカジマの竜神の儀式に捧げられる供物である少女、雛代魅華(ひなしろみけ)の監視である。しかし、千呪院は島民たちと触れ合ううちに別の方法があるのではないかと模索するようになる。
…全員の力を、それこそ島民たちと晃覇冥宗全員の力を合わせれば、もしかしたら皆が救われるかもしれない。99を助けるために、1を捨てるようなことをしなくてもいいかもしれない…と。

26年前、封印の儀式の前日、千呪院は島民の前で一世一代の演説を行う。それによって島民の意思は、団結してフカジマを無理やりにでも封印する、雛代を生贄として犠牲にしたりしないということで固まった。
しかし、それは島民だけの意思。晃覇冥宗の上層部は島民からのその提案を真っ向から否定した(たしかに確実性を取る判断ともいえるが、その多くは失敗による自分の地位の失墜を怖れたものであった)

千呪院も得意の弁舌を奮って、晃覇冥宗を説き伏せようとする。たしかに一部の僧はその意見に賛同したが、所詮は一介の退魔僧の言葉である。全てを動かすことはできなかった(これが千呪印の権力への執着の起源かもしれない)

痺れを切らした晃覇冥宗の上層部は、強硬策に出る。島民側から雛代を誘拐し、封印の儀式を完遂してしまおうと試みる。しかし、これは事前に察知され、島民側と晃覇冥宗の前面衝突が始まる。

そして、そのとき流れた血によって、フカジマはゆっくりと目を覚ます。
倒れたものは誰にも気づかれず、島に取り込まれていき、皆がそのことに気づいたときにはもうすでに取り返しはつかず…。

島民・共に戦ってくれた退魔僧によって逃がされた小柴たちと千呪印は、村に伝わる神器によってなんとか仮の封印を行い、フカジマ事件は一応の終結を見せる。

小柴「…と、まあ、そういうわけです。少ししゃべりすぎましたね。…久しぶりに知ってる顔を見たせいかもしれません。…いえ、よく考えたら、ここ数日寧ろ知った顔とばかり戦っていたんですね。 さて、わかったでしょう。これは私たちがまいた種なんですよ。さあ、帰りなさい。」

「そう言われて、帰れるわけもないでしょう。見たところ一人のようですし。」
犬次郎「…そうだな。」

小柴「…はぁ、言っても聞きませんよね。島に食われたりはしないでくださいよ。」

小柴が言うには、いつもならあと一回ぐらいの襲撃だろうということである。というわけで準備を始めるPCたち。キャサリンは小柴から、家の家紋付きの斧を頂いてました(小柴の家は代々竜神を守る防人の家らしいです)

小柴は別の地点に向かい、遣いの出現を待つPCたち。
すると、PCたちを囲むように竜神の使いが現れる。その多くは一般人のようだが、前方に立つ人影からは強者の気配を感じる。
よく見ると先ほど、小柴の家の中、写真で見た顔。…小柴の父である。

小柴父はドラグーン9Lv、【麻痺毛針】で防御行動を封じた上で、周りの遣いたちが攻撃をかけてくる。しかも、倒したままではターン終了時に【復活】して、より強力になってくるため、PCたちは倒した相手にとどめをさしつつ戦う。

…小柴の父はキャサリンに斧で首を飛ばされました。キャサリン怖いよ、キャサリン。

一方その頃、小柴が向かった先では…

小柴「…最後に出てきたのは、三羽烏の一郎・次郎・三郎さんですか。お久しぶりです。」

肉弾・射撃・特殊のスペシャリストである三羽烏の猛攻に膝をつく小柴。
しかし、そこへ…

中土井「な~に、やっとんじゃお前。しっかりせぇや。」
雛代「大丈夫? 龍ちゃん。」
小柴「…何だ、中土井。わざわざ助けに来てくれたのか?」
中土井「ッッ!! ちゃ、ちゃうわ!!別にお前が心配できたとかやなくてやな…」
雛代「ごめんね、来るのが遅くなって。」


数時間後、フカジマはその活動を休止する。

小柴「セラフィムの皆さん、今回のことは本当にありがとうございました。正直…助かりましたよ。 ところで、この島のことは…」
日森 「わかっていますよ。他言無用…ということですね。」

日森にとっては相容れることができない千呪印たちであるが、向こうにもそんな今を創った過去があるわけで…

少し彼らを見る目が変わったのかもしれない(…え、最近もうすでになぁなぁだろって? いや、もっともで

あと、マジ上げんの遅くてごめんなさい。このシナリオやったの11月だよ。そして、今は5月の半ば~。

異世界か、行って見たくないと言えば嘘になるかな。       Byむっくどりる

2007年11月16日 19時09分20秒 | TRPG関連
■概要
 残念ながら当日16日は昼休みに参加していないので、その報告はできませぬ。まぁ、最近滞っているから誰も気にしないかもだが・・・。逆に記述しておくのは放課後に行ったセッションレポート。ちまちま行っていたSRSシステムを用いたセッションですが、新しく発売されたサプリメントに上級クラスが追加されたのでキャンペーンを行おうという話になりその第一話をオリジナルシナリオとして行いました。事前の予定調節やら当日の部屋探しで色々とあわただしかったわけですが、何とか無事終了しました。

■セッションレポート
 キャンペーンコンセプトは「悪の組織(弱小)」「異世界」「あいんへりある」の三つで、ハンドアウトも其れに合わせて「何も知らない一般人」「怪人」「戦闘員」にしてみました。なかなか面白いキャラクターができたと思います。

1、中野晃太(ウィザード2/ソーサラー1/ホワイトメイジ1)
 何も知らない一般人だったが、ある日喋る魔道書を手に入れて其れに操られるがままに奇天烈な道へ踏み出すことになったキャラクター。パーソナルクエストで世界制服が出ているが、これは魔道書の目的。天然系で魔道書の言うことを素直に受け入れる感じで良心派。攻撃方法も魔道書を敵にかざすだけで勝手に魔道書が攻撃してくれる感じ。データ的にはバランスよく作られており、特化はしていないが居るとパーティーの戦力は必ず上がるタイプ。成長先はアークウィザードか?イデアルソーサラーか?

2、ラーズグリース(ヴァルキリー2/スカウト1/ガンスリンガー1)
 組織の計画立案者でありながら計画破壊者。彼女の立てる計画は必ず失敗するとか。パーソナルクエストで自由を得るというのがあり、いつかは組織を出て行きたいと考えているけど(残念だけどコレ、キャンペーンなのよね・・・)。改造主のはずの首領にぜんぜんなついておらず、首領たじたじ。攻撃方法は今はレールキャノン。将来的にはもっと強力なWARSを装備でだぶるうぇぽんするらしい。データ的にはff最強と歌われるヴァルキリーとGaia最強候補と歌われるガンスリンガーの組み合わせでパーティー主力アタッカー。このまま成長していけば強力な装備でぶいぶい言えそう(もう死語かな)。

3、十羅刹女毘藍婆(エレメンタラー3/エイリアス1)
 戦闘員をすべる戦闘隊長で、雑用はすべて部下に押し付けるちょっとやさぐれた子。というのもパーソナルクエストで十羅シリーズから追放されたためである(十羅シリーズの子はオヴァーランダーというクラスを入れている詳細はPLに聞いてくれ)。攻撃方法はエレメンタルオーブなる2d6のダメージを出すアイテム(ダイナマイトじゃなかったのか?!)とかレイピアとか、攻撃イメージの話題は出なかったはず。データ的には大器晩成型らしい。天羅WARから沢山の契約を取ってダメージを伸ばすつもりらしい。更に、エラッタがないのがおかしいくらいの攻撃力をたたき出すドラゴンのクラスになるそうだ。

 物語的には現在の世界では組織の成長が見込めないと判断した首領が異世界に旅立つことで現状を打開しようとした。その際に個人情報を垂れ流している馬鹿な研究員が行っていた異世界に旅立つことができるアイテムの研究成果をぱくって異世界に旅立つ。ちなみに、研究員の所属している研究所はとあるコンビニの下に建っていた。

 ポイントポイントで面白い事や凡ミスがあったのでここに付しておく(基本的にセッション参加者にしかわからないネタ故に、読者には分らない事もあるかもしれんが其処は参加者に聞いて補完してほしい。)。まず、面白いこと。中野の魔道書の設定からすぺくたー(悪役)っぽい言動をする上に首領と友達で物語がスムーズに進んだ。ラーズグリースは出目の影響で追跡中に見つかりそうになったり、あまり情報収集ができなかった(さすが計画破壊者)。コンビニでの侵入時にはポーション(FF7の絵柄が描かれてるやつ)を買う際に通路を通せんぼして店員の邪魔をしまくる毘藍婆の姿。後はコンビニで盗みをしようとしていた人を戦闘員が逆にかつ上げした挙句、トラップがないか男探知させる(酷い)。ボスはアイテムを使って自分をか●しまくって沢山増やしたものの毘藍婆がカウントダウンしつつ其処等辺の物を投げつけたり、ラーズグリースに打ち抜かれまくったり、中野に恐ろしい魔道書を見せ付けられたのであっさりと落ちる。凡ミスとしては常備化ポイントと財産ポイントという2種類の財産がルール的に存在するのだが、後者のポイントはそのセッション内で解決されるものなのだが、前者は今後の話でも購入したものが使えるポイントである。そして、私はシナリオ中にポーションを配置した。コレはFF設定に合わせて100点のライフが回復するアイテムであり、SRSシステムではライフが100点を超えるのはレベルが30を超えるくらいである。そんな物を常備化ポイントを渡して購入させてしまったので、今後のキャンペーンではPCがコレをずっと所持することになる(涙。

 アフタープレイのボーナスポイント配布だが、良いロールプレイをした人、他人を助けた人、セッションの進行を助けた人に振り分けられる。ちなみにこれは多数決で決定され、決められない人はダイスでランダムに対象を選ぶ。しかし、前者二人が俺(NPC)ってどうよ?ちなみにセッションの進行を助けたのはラーズグリースのここぞとばかりの情報収集成功を褒め称えて送られた。

 最後に参加したPLの皆さん(てーしおさん、ミドリ君、GHETTA君)お疲れ様です。首領に対してはお手柔らかに。又、他の場所でGMをしていた皆さんもお疲れ様でした。

今日も今日とて byGHETTA

2007年11月14日 23時16分44秒 | TRPG関連
えー、毎回恒例のデモンパラサイトで御座います。

デモンパラサイト小坂シリーズ第九十三話
『空から何かが降ってきた  ~釣二受難編 其の一~』

小坂上空にて、セラフィムの輸送機が一機、セラフィム日本本部に向けて移動していたところ、巨大な(六メートル近く)鳥を中心とした鳥の一団と遭遇。
乗組員の一人が
「どーせあいつらヴィシャスかエネミーに決まっているぜ。俺が打ち落としてやる」

……そして打ち落とされるセラフィム輸送機。

鳥1「辻風様、お怪我はありませんでしたか?」
辻風「うむ、此の程度で怪我などしよう筈が無いわ」
副長グリフォン「おや?御持ちしておられました卵は何処に?」
辻風「……おぅ……」


参加した頂いた方々

日林 進(ファランクス・ウォーコイト/急須屋)
「釣二なんて居ない。彼れは此方を惑わす為の偽情報である」と言って憚らない御人。色々と思惑があり、奔走していました。
危険だからと赤ん坊を攻撃する人。

文楽座 瑠璃(ウォーコイト・ドラグーン/ゴンタ)
ついにネット上での宿敵を見つけたか?色々頑張る文楽座家長女。
赤ん坊を攻撃したいけどしない人。

上条 樹(ウォーコイト・ヴァンブレイス/朱雀)
ヴァンブレイスを手に入れ、結構防御能力が高まってきた漫画家。実は既婚。
家族を想い赤ん坊を攻撃しない人。

朝峰 燈馬(アルバレスト/00doll)
未確認飛行生命体を探し続ける探偵其の一。純朴ですよ?
日林に従い赤ん坊を攻撃する人。

佐藤 唯(アルバレスト/mono)
そろそろ自由に動けるようになった探偵其の二。つまりはセラフィムからお仕事が飛んでくるだけなのだが……
流石に赤ん坊は攻撃しない人。

東郷 征斗(ドラグーン/東 京)
そろそろセラフィムにとっての何でも屋化してきてはいないだろうか、ギャングリーダー。
普通に赤ん坊を攻撃しない人。


一方、イーグル部隊
隊長(五大四天王) 釣二
イーグル一号 貴里
イーグル二号 矢渡
イーグル三号 緋方
イーグル四号 隆太
イーグル五号 来雉


今日も今日とて釣二が外での一仕事を終え、戻ろうと歩いていると、其の頭にバスケットボール程の大きさを持つ卵が落ちてきて釣二に直撃。
大きなダメージを受けつつも釣二が其の卵を拾い上げると、卵にひびが入り、孵化してしまう。そして刷り込み。
もしかして面倒な事になったのではないだろうか、と考える釣二達だが、其れは雛鳥の泣き声(キリングハウル)によって証明されるのであった……

さて、セラフィムでは、一同に、小坂上空にて墜落させられた輸送機から撒かれ、小坂の何処かに落ちてしまったらしい物品(魔結晶やら共生武装やら)の回収を依頼される。
取り敢えず日林、燈馬、瑠璃チームと東郷、唯、上条チームに分かれて散策。
危うくモヒカン達に捕られそうだったりするのを防いで何とか回収するも、その際に何やら鳥達が怪しげな動きをしているのを目撃する。

場面変わって
雛鳥こと赤ん坊の泣き声、つまりキリングハウルやらソニックシャウトやらに大被害を受けるイーグル部隊。
イーグル部隊の一号から五号を全員召集し、赤ん坊について話し合おうとする釣二だが……
「これはこれは隊長殿。水でも御飲みになって落ち着いてはいかがです?」とコップに注いで酒を出す緋方。
「何やってんだ、バーカバーカ!育てりゃ良いじゃんか!バーカバーカ!」と叩いてくる来雉。
釣二、ぐったり。
もしかしたら墜落したセラフィムの輸送機から落ちたものかも知れないと、矢渡がセラフィムに盗聴器を仕掛ける事に。

矢渡り、セラフィムの上の階に入っている他の会社の社員を全員操って外に向かわせ、其の後で配達員に、「上の方々への荷物なのですが、お留守のようですので申し訳有りませんが預かってもらえませんか?」と、セラフィムに盗聴器入りのダンボ-ルを送り込む事に成功。

セラフィムに帰って来て回収したものをジョーさんに渡した後、色々と情報を交換すると、互いに鳥達が騒がしい事を再確認する。
何かあるのだろうか、と瑠璃が、一番怪しいR.O.Pに対してハッキングを仕掛けようとすると……
今回のコンピューターのお相手は貴里。何とか達成値を上回り、瑠璃がハッキングに成功する。
そして映し出されるイーグル部隊のデータ。
だが
日林「其れは奴らが情報撹乱の為に作り出した偽の情報だ」
とばっさり。
さらに其の時、日林は不意に部屋の隅に置かれたダンボールに気が付き、《酸の吐息》をダンボールに。盗聴器は消されてしまうも、酸の吐息により盗聴器があったという証拠まで消えてしまう。

釣二「何故こいつは盗聴器に気付いたんだろう?というか、ハッキングされてないか?」
貴里「問題ありません」
貴里はちょっと声を掛けられただけで、ハッキングされている事を忘れてしまったらしい。
情報、駄々漏れ。後で気付き、対処するも、イーグル部隊やら何やらの情報が漏洩した後だった……

さて、七甲山奥地にて、
辻風「てめぇら、卵のかたちぐれぇ覚えていねぇのか!?」
副長グリフォン「辻風様、どのような形でしたか?」
辻風「……俺もしらねぇ」
悩む鳥達。
辻風「ええい、面倒だ。何でも良いから卵を持ってきやがれ!」

襲われる鳥達。
当然イーグル部隊込み。

翌日、早朝から鳥達が騒がしい。何でも、卵を狙って襲い掛かってくるらしい。
さらに、鳥や野良犬、野良猫らにも襲い掛かり、卵は何処だ、と尋ねてくるものまで居るとの事を横太郎等から聞き、日が昇る前から皆を電話で起こして現場に向かわせるジョーさん。

ゴンらの縄張りに現れるグリフォン。
ゴンの舌におだてられ、辻風様の武勇伝を語り始める。つまり、時間稼ぎに引っ掛かる。
自分達が中部地方の三大山脈の一つを統べる鳥達の総大将の長男を主と崇めており、此のたび独立し、新たなねぐらを探して移動中だったことまで話し出す。

現場に着き、グリフォンをとっちめるPC達。
グリフォンを締め上げ、親分である辻風の居場所を吐かせる。
何やら姿を消す日林。

と、向こうで嵐が起こり、サンダーバードが現れる。興奮する瑠璃。
そのサンダーバードは来雉となり、PCらと同じようにグリフォンに主の場所を尋ねる。
何故辻風の場所を尋ねるのか、そう聞いてくるPCらに来雉は、釣二が卵を拾ってしまい、生まれてきた雛鳥の親を探している事を話す。
さらに、
来雉「あたしも子供が欲しいんだよ」
と背中に背負ったリュックサックの中に在る卵を示す来雉。
そして釣二を呼ぶ為に来雉は去ってゆく。

日林が帰って来て、暫くした後、釣二がドラゴン状態の隆太と共に現れる。
釣二の存在を全力で否定する日林。こっそりと涙を流す釣二。
背中に背負っていたはずのひな鳥は何時の間にか《練体変身》により釣二そっくりの様子の赤ん坊になっていた。
PCらを釣二の背中に乗せ、七甲山に向かう一同。

荒事にはならないだろうと隆太を帰し、辻風の元に。
辻風と対面し、釣二は赤ん坊を返そうとするも、泣き出した赤ん坊に《キリングハウル》を食らい、
辻風「爆弾じゃねえか!」
キレた辻風との戦闘。

赤ん坊は攻撃を食らうと《爆発器官》を使用し、そばにいる辻風に常に被害をもたらす仕組みになっており、戦術的には赤ん坊を含めて範囲攻撃をした方が良いが、感情的にできないPC達。
日林と燈馬は普通に攻撃しましたが。

如何しようも無く、戦闘に参加する釣二。
しかし、釣二の声のするところには一見何も見えない。
良く目を凝らすと、其処には一匹のスカイフィッシュが……

《幻影の矢》で80点越えのダメージをたたき出す釣二。
流石に辻風はやられてしまい、釣二が強いことを認め、さらに、赤ん坊の親である事を認める。
辻風「俺らの社会では育ての親が俺らの親だ。そして、強いものが親になるのが道理だ」

そして去ってゆく鳥達。中国地方の方で新しいねぐらを探すらしい。
それを見送りながら、釣二は背中の赤ん坊をあやすのであった……


という内容でした。
イーグル部隊は全員に味があって、良いですなぁ……
Dr.某(それがし)の実験体の宝石シリーズは仲悪い奴ばっかなので、正直うらやましいです。

参加していただいた方々、特に日林をしつつも釣二に始まりイーグル部隊の面々を演じてくださった急須屋さん、御疲れ様でした。

六甲祭 報告 byミドリ

2007年11月13日 04時20分49秒 | 定例会・公式行事報告
六甲祭無事終了しました。
今年は二日間でのべ80人近くの人にきていただくことができました。
また、今回で2度目となる2日目のゲーム大会では初戦は6二ムト、決勝はノイと昨年とは違う形でやらしていただいたのですが、参加者の方々のおかげもあり大変盛り上がり大成功といえるものになりました。体験会、ゲーム大会に参加してくれた皆様どうもありがとうございました。楽しんでいただけたのであれば幸いです。
個人的な意見ではありますが、体験会、ゲーム大会ともに来年以降も続けていけたらと思います。
意見、感想等ございましたらコメントの方にお願いします。今後の参考にさせていただきます。
興味が湧いた、他のゲームも遊んでみたいという方が居られましたら是非定例会にいらしてください。初心者大歓迎です。


ねこねこファンディスク4

当サークルはねこねこソフト様を応援しています。