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カリスマ来た!!これで勝つる!! by急須屋

2008年10月29日 01時19分29秒 | TRPG関連
某所。 薄暗い部屋にたたずむ二つの影。
「また、あの年がきました。 分かっていますね?」
「はい、またあなた様のお力を・・・」
「しかし、近頃は見合った力を持つものはいない。 今年こそはふさわしい人間が現れるといいのだけれど」
「はい、今年こそは必ず。」

小坂市。 ここは日々カリスマをつむ女生徒が集う東片学園。
生徒達は年に一度のカリスマを修める旅行、修格旅行の話題で花を咲かせている。
その東片学園のお嬢様、紅麗美も旅行にさほど興味はないが、本来はフランスやらイギリスへ行く旅行という程度は聞いていた。

しかし、今年は違った。 七年に一度長原地方(長野県のあたり)にある神社、諏磨大社にて狩りが行われ、その狩りによって大いなるカリスマが与えられると言うのだ。 
カリスマを狩る神事、それはこう呼ばれている。
「狩諏磨神事」と。

           雲上に光が満ちた。
遠くで人の声が聞こえてくる。 格を求め、多くの人が集まり始めたのだろうか。
    ここはカリスマのない人間が立ち入ることのできない世界。
      場違いな「あーうー」と言う声。 夥しい数の柱。
       カリスマはそこにいた。 ずっとその場にいた。
           一人の人間と共に。
デモンパラサイト小坂シリーズ第250話
「あゝ吸血鬼よカリスマの地に」
(日本の愉快なカリスマ)


紅麗美(ファランクス・カラドボルグ/ゴンタ)
小坂のカリスマを束ねるお嬢様。 今回ついにカリスマの真髄を垣間見ることに。 やったね!!

風森 篤子(クレイモア・バルディッシュ/朱雀)
風神様に仕える現人神。 風の神の癖に空気を読まない上司に苦労している様子。

横太郎(ドラグーン・ガントレット/00doll)
風神様の御遣いの雀。 御柱の影響か口調に心なしかカリスマが。 ただ「これで勝つる!!」とか「確定的に明らか」とか駄目なカリスマっぽいけど。

〆張 八策(モリオン・ブリガンダイン/GHTTA)
常に放浪している白イタチ。 今回は祭りを聞きつけて現れたようで。 6レベルだけど起源種相手に大奮闘。

バスに乗って長原地方へ行く麗美ら東片学園の生徒達。 そしてついでについてくる横太郎。 なんだか最近御柱から警報が鳴り始めて長原の方へ今にも飛び立とうとしているようなので一度故郷に帰ってみることに。
そして諏磨大社に到着。 あたりを見ると参加者に多くの悪魔憑きがまぎれていることに気づく。 その中には〆張やらついでに神格を学びにきた隆太と本当になぜかいる虎千代とかも。
参加者いわくここの行事は行われた後、なにかしらの力で記憶を消去されるため毎回詳しい神事の内容は知らされていないとか。

そうしてにぎわうところに現れる一人の少女。
風森「私がこの神事を勤めさせていただく風森です。」
そういいながら彼女は手に持っていた袋を放り投げ、破裂させる。 そうすると振ってくるのは大量の蛙、蛙、蛙。
風森「それでは狩諏磨神事その壱、蛙狩りの始まりです。」
蛙を狩って本殿に捧げれば良いということで蛙狩りを始める一同。

しかし、約一名だけはそれを冷めた目で見ていた。
麗美「このようなお遊びで、カリスマが手に入るとは思わないわ。」
そういって蛙を狩りまくってるほかの参加者やどこぞの⑨な子を尻目に数匹だけ狩るお嬢様。 そして風森は彼女にカリスマの片鱗を見る。
風森「彼女なら、ひょっとしたら・・・」

本殿に蛙をささげると、突然周囲が結界で覆われる。 そして目の前には異様な帽子をかぶった少女が。
風森「ただいまを持ちまして狩諏磨神事その弐、東風森 蛙子(けろこ)様と力比べをしていただきます。」
蛙子「あらあら、そんなに私の仲間を狩ってくれちゃって。 この恨みを晴らすためにも、あなたたちを祟らせてもらうわ。 ・・・おや、あなたは気づいてたみたいね。 この神事のからくりに。」
麗美「ふん、当然よ。 目先の情報に流されて目的を忘れるような愚か者はカリスマたる資格はないわ。」
蛙子「その通り。 じゃあ次はあなたがカリスマたる力を持つのかためさせてもらうわ!!」
そういって少女は巨大な蛙となる。

彼女はドラグーン起源種「ミシャグジ」であり、<巨大化第二形態>が常時能力として適用され、さらに蛙の呪いで狩った数に応じてダメージが増える仕様になっている。 しかし衝動がたまっていない状態では、ただ録に回避ができないだけの存在で一同にあしらわれる。

蛙子「ふぅ。 なかなかの力を持つものだったわね。 あなたなら、この真のカリスマを使いこなせるかもしれないようね。」

そして麗美は真のカリスマを手に入れる。
風森「それでは狩諏磨神事最終段階、わが諏磨大社の神、八百坂 神奈様にカリスマを見せ、真のカリスマを持つにふさわしいものか見極めさせていただきます。」
麗美「なるほど。 これが真のカリスマというものね。 そう、この力があれば神など造作もないわ。」

そして麗美達は本殿の側の湖を渡り、神奈と対峙する。
神奈「私が、ここ狩諏大社の神、八百坂神奈よ。 へぇ、あなたが今年の適格者ね。 確かになかなかのカリスマを持っているわね。 しかし、このカリスマを前に保っていられるかしら?」
そういって彼女は<創世の魔眼>を使用。 エナジー200点相当の「カリスマ」を作る。(笑)
麗美「愚かね。 その様なただ見せびらかすだけのカリスマなど即座に吹き飛ばして見せるわ。」

そして戦闘に。 彼女はクレインクイン起源種<タケミナカタ>。
先手を取った麗美がカリスマを放ち<カリスマモード>を使用。 霧があたりを覆い紅い月が昇る。
麗美「こんなに月が紅いのだから・・・本気を見せてあげるわ。」
そう、このカリスマを手に入れた自分には目の前のカリスマなど一ひねり。 そう思っていた。 しかし・・・
相手のカリスマは健在であった。 しかもさしたる損害を与えられていない状態で。
麗美「ふん、あなたのカリスマは少々手ごわそうね。」
神奈「愚かな。 これはただあなたが自らのカリスマに溺れただけに過ぎない。 ほら、自分の顔を見てみなさい。」
麗美「あら?どういうことかしら・・・?」
そういって湖に自分の顔を映してみると

いまにもゆっくりしそうなおぜうさまのかおが

麗美「ぷぇ~」
神奈「カリスマとは己の内のみに持つものではない。 天、地、人よりもたらされる三つのカリスマによって真のカリスマが生み出される。 しかしあなたは天の恵みのみをあてにし、地のカリスマを軽んじた。 そのため今のあなたは地のカリスマが離れた無残な状態。 そう、<バカリスマ>とでも言うのが相応しいわね。」
麗美(慌てて顔を元に戻しつつ)「ふっ、さすがは真のカリスマ。 一筋縄ではいかないようね。 ならばこの戦いで完璧に使いこなして見せるわ!!」
こうしてお嬢様のカリスマを自らのものにする儀式が始まった。

そして戦うこと数ターン
風森「もういい加減にはしゃぐのやめてくださいよ。 殴ります。」
神奈「ぐっ、ファンブル!?」
麗美「これこそ、土着の吸血鬼である私がすでに持っていた力、地のカリスマ。 ようやく私の思うままに操れるようになってきたわね。」
神奈「なんの、振りなおしてクリティカル!!」
麗美「さすがは天の神。 まだ天のカリスマは残っていたようね。 しかし・・・」
風森「振りなおします。 あ、クリティカル。」
麗美「そう、これが仲間を信じる心。 人のカリスマよ。」

そんな良くわかんないセリフを吐きつつ、全員暴走しながらも撃破。
神奈「見事だわ・・・あなたをカリスマを持つに相応しい者と認めましょう。」
風森「気が済みましたか? まったく、後片付け誰がすると思ってるんです?」
神奈「はい、調子に乗りすぎました。 ごめんなさい。」

その後、暴走が切れて倒れた麗美が目を覚ますとそこは帰りのバスの中だった。
アレは夢だったのだろうか? いや違う。 彼女は自らの内に確かに感じ取った。 己だけでなく、全ての力を信じる本当のカリスマを・・・

そんなシナリオでした。 まぁアレだ、カリスマなんて持つもんじゃねぇ。

World made from WILL 第3.5話その3  By安綱

2008年10月28日 00時07分30秒 | TRPG関連
そして三日目の朝である。
窓の外を見た美森は言った。
美森「あれ、門のところでエイミーさんと誰かがにらみ合ってるよ?」
部屋に来たイコは言った。
イコ「これからイヤなことが起こるのです。」

(恭介「ところでその耳は直についているんですか?」
イコ「これは自前なのです。」
恭介「なんだ、中身はトンデモ機械じゃないのか。」)

朝の行動選択。
PC1 図書館へ
PC2 池へ
PC3 ベルさがし
PC4 門のところへ
PC5 温泉へ

(PLら「あれ、アニーの下になんかいる。ってリオン来てるし!」
エリィがMAPに居るのを見て。
PLら「どっからわいて出たオマエ!」)
などといった騒ぎもあったり。

恭介は図書館に本を返しに行くと、そこにはアニーともう一人、本を抱えた見知らぬ女性の姿があった。
恭介「そちらの方は?」
リオン「・・・佐倉恭介。あなたが来る事もこの本に書かれていた事。」
彼女があらゆる“秘密”を知る力を持つ魔王リオン=グンタであると知り、鍵のありかを聞くが、ここの中にあるとしか教えてもらえなかった。
恭介が別の気になっている事を聞こうとすると、リオンの本からメモが滑り落ちた。
リオン「あなたの知りたいことは、そこに記されています。」
(データ的には秘密公爵のメモを購入しています。)
メモには、恭介が知りたかった事、これから起こると言われていたイヤな事、の中身が書いてあった。
孤立無援で裏界の大軍勢に囲まれる未来、このまま表界に帰れない未来、冥魔に滅ぼされる未来。そのような様々な未来が記されていた。
リオン「それは起こりうる未来。しかし未だ定まらぬ先の話です。未来がどう変わるのか、それはあなた方の意志の問題。けどそれも全て、やがてこの本に記される。」
恭介「つまり、まだ僕らの未来は決まっていないんですね。…少し安心しました。」
そして恭介は彼女らとしばし話し、また別の本を借りていった。

隼人は池にフォルネーに話を聞きに来た。
何か用かと聞く魔王パトリシアはほぼ眼中に無く、そのフォルネーも泳ぎに夢中で気付く様子が無い。
パトリシア「じゃあこれに乗っていきな。」
取り出されたのは白鳥の形の足こぎボートオール付き。
仕方なく乗っていく隼人。
フォルネー「何か用かな?」
隼人「いろいろ聞きたいことがあります。」
フォルネー「何かな?」
きゅぷり。
隼人「鍵の話です。」
フォルネー「ああ、無くなっちゃった鍵の事ね。まあがんばって探してよ。」
きゅぷり。
隼人「おかしな話ですね。僕達はあなたの客人ですから、ここから放り出されてしまったら貴方も困るんじゃありませんか? それに・・・」
そう言って隼人はフォルネーに色々質問をはさみながら問い詰めていく。
その過程でこの魔王荘の創始者がフォルネーである事を聞きながら。
四魔貴族のうちアウナスだけ情報が出てこず不審な点や、何人かの魔王の不審な態度。鍵を盗んだ容疑者とフォルネーが会っていた事。きゅぷり。
最初はそれぞれ理由を挙げて反論していたが、やがて態度が変わっていく。
隼人「ですから、あなたは知っているんでしょう?」
フォルネー「ふーん、思ったより頭がいいんだ。じゃあはっきり聞こうか。あなたはどう思っているの、犯人について? もう分かってるんでしょう?」
隼人「まだ確証は持てていませんが。僕達を襲う理由のある魔王は誰かを考えました。
最大派閥の東方公国派の人ではない。裏界帝国側もする理由が無い。穏健派らしい森陣営も違う。となるとあなたがた四魔貴族しか残らないんですよ。なぜこんなことをしたんですか?」
フォルネー「それ、私に聞いてる?」
隼人「はい。」
フォルネー「さあ? 私は心の動きについては推測しか出来ないから。情報は知ってるけどね。」
隼人「そうですか、それで大体分かりました。」
きゅぷり。
(隼人PL「・・・GM、ひょっとして今足が冷たくなってきてませんか?」
GM「そうだね。濡れてるね。」
隼人PL「やっぱりあの音はそういうことかよ!」
GM「うん。船に穴開いてるね。」)
フォルネー「他に聞くことはある? 早くした方がいいと思うよ。」
隼人「では最後に一つだけ。あなたたちは何をしようとしているんですか?」
フォルネー「それは、秘密。」
隼人「・・・そうですか。では失礼します。」
フォルネー「泳いでいかないの?」
隼人「いきません(きっぱり)」
でも船は沈むので敏捷判定なんかしたり。
何とか岸に這い上がった隼人に声をかける者が居た。
パトリシア「それで、船は?」
隼人「・・・あ。」

(余談:GMが隼人の行動方針の所に誤ってハヤトと記してしまっていたことより
恭介PL「よし、これから池に行く事をハヤトると言いましょう。」

ヨハンPL「で、やっぱり魔王をオトすわけか?」
雛PL「魔王ならやっぱりアンゼロット博士が魔王図鑑を渡してくれるんですよ。そしてポケモンつかまえるっぽく落としに行く、と。」
隼人PL「何言ってんだこいつらは…」)

穂酒はベルを探して魔王荘内を探していました。
ぶつぶつと漢文的な何かを呟きながら。(探索する判定にファンブル)

鍵を探すという名目で温泉に突入したヨハンは、着替える場所をスルーし、浴場に足を踏み入れる。
(GM「えーと、入って見てみると着物が二人分ほどあるかな。」
ヨハン「見えない見えなーい。浴場に入ります。エロスはステータスです。」)
中にいたクロウ=セイルとフール=ムールにヨハンダイブを敢行するも、そのまま温泉の湯の中に閉じ込められてしまう。
それでもなんだかんだで鍵を隠した犯人の情報を得た。

門の前に行った雛の前では、エイミーと金髪ツーテールの女が睨み合っていた。
エイミーの背からは炎が、その女、パール=クールの背からは雷が噴出しており、まさに一触即発といった雰囲気であった。
(雛PL「まず最初に言っておく。みんな、さようなら。」(一同合掌))
雛「ふむ、あなたは?」
エイミー「関わらないほうがいいと思いますよ、この方は・・」
パール「駄メイドは口を慎みなさい! (雛を向いて)私はこの裏界一強くて賢くって何よりカワイイ、“東方公国の王女”パール=クールちゃんよ。」
雛「ああ、そうなのか。すまなかった、呼び出しに応じれなくて。」
(他PL一同+GMアチャーって顔をする)
パール「何の話? ちょっと本体に聞いてみようかしら。」
・・・しばし沈黙。そしてパールは鋭い目になって。
パール「ふーん、このパールちゃんじきじきの誘いをボイコットなんて、ずいぶんと度胸あるじゃない!?」
雛「ふむ、いや、それはだな。」
雛はがんばってパールを宥め、自分が契約したい旨を伝える。
雛「あんたは強い魔王なんだろう?」
パール「当然よ。このパールちゃんはベルなんかに負けない、裏界で最強の魔王なんだから!」
(ヨハンPL「あたいったら最強、ですねわかります。」)
雛「確かに俺の体は混ざり物だらけだ。しかし、裏界最強のアンタなら、この全てを押し流して俺に力を与えられるだろう?」
パール「パールちゃんの力を借りられるほどアンタは強いのかしら?」
雛「試してみるか? もしできればアンタに従ってもいい。」
パール「従ってもいい、じゃない。従いなさい!」
パール=クールの指に稲妻が灯り、人を隷属させる雷が雛を襲う。雛はそのまま倒れ伏してしまう。
パールは雛を踏みつけ言う。
パール「なーんだだらしない。口では偉そうでも人間なんてしょせんこんなものじゃない。」
エイミー「お客様になんてことを!」
パール「何?パールちゃんとやろうっていうの?上等!」
だがそこで、パールの足が掴まれる感触があった。
雛「悪いが、体は屈しても、心までは支配されない!」
パール「ふーん、思ったより根性あるじゃない。気に入った。最高の力、与えてあげる。」
そう言って耳に付けていた鈴を雛に渡した。
パール「これが契約の証。持って行きなさい。それと・・」
彼女の口が楽しそうに歪む。
パール「俺なんて言葉使いは私の奴隷としてカワイくないわ。あなたはこれから、自分のことを“ひな☆ちゃん”と呼びなさい。決定! じゃあね。」
そう言って立ち去っていった。
エイミーもそそくさと立ち去り、後には驚愕に打ちのめされた雛だけが残ったのだった・・・

得たもの
東方の鈴、パールの機嫌回復、一同の笑い
失ったもの
人として大事な何か、俺っ娘という立ち位置

(余談:パール@GM「最高の力、与えてあげる。」
雛PL「DA☆MA☆RE」(一同爆笑)
GM「タイミングが、ひでえ」(笑いながら)
隼人PL「ざんねん、ひなのぼうけんはここでおわってしまった。」)

そして三日目昼。
PC1 池へ
PC2 庭園へ
PC3 迷ってる(まだベル探す)
PC4 なぜかいるエリィのところへ
PC5 穂酒を探す

穂酒を探していた恭介が池の方に行くと、マルコが池で首だけ出して体を動かしていた。
マルコが溺れそうになっていると勘違いした恭介は、錬金術で作ったアームで彼女を持ち上げて怒られる。
彼女はここで訓練をしていただけだと言う。
(恭介PL「あざとく溺れる訓練ですか?」
GM「違うって(笑)」)
マルコから穂酒があらぬ方へ行ったと聞いた恭介はそちらへ向かう事にした。

隼人は庭園にいるイコの所へ行き、朝の発言の真意を問いただす。
なにやらニンジンをかじっていたイコは、「何もたべていないのです」などと言いながらも、予言のことを答える。
少なくとも裏界にいる間の話だ、という説明でとりあえずは引き下がった。

穂酒はベルを探してさまよっている内に、倉庫まで来てしまう。
そこにはGがカサカサと歩いていた。
穂酒は話しかけようとするが、そこにヨハンが来たためとりあえず止める。
ヨハンは穂酒に犯人が見つかった事を知らせて去っていく。
(ヨハンPL「と見せかけて!倉庫のモーリーとロナが居る所に行きます!」
一同「いややめとけ。」
GM「だが通す。」)
ヨハンが去ると、穂酒はベルに話しかける。
ベル側は残念ながら昨日の詩人についての手がかりは持っていなかったが、
穂酒が仲間の一人が詩人の事を知っているという事を口に出すとベルの表情が変わり、
詩人について何か分かったら知らせて欲しい、と言って穂酒にデフォルメされたベルの形をした物を手渡した。これを使ったらベルと連絡が取れるとの事だ。
穂酒「了解した。何か分かったら知らせよう。」
ベル「絶対よ。」
そういってベルは去っていった。
ベルが去り、穂酒が帰ろうとした時、悲鳴が聞こえてきた。
聞こえた方に穂酒が駆けつけると、そこにはヨハンが倒れていた。

・・・その数分前。
ヨハン「と見せかけて、ここだっ!」
そう言ってヨハンは倉庫裏に突撃をかけた。
中では、フリフリのかわいい衣装に身を包んだロナとモーリーの姿が・・・
モーリー「またお前か!!」
叫び声と共に二筋の閃光が煌めき・・・
ヨハンの意識は、ここで途切れている。

(穂酒PL「ヨハンは本当にフリーダムだなw」)

そして食堂に残っていた雛の所に、“魔騎士”エリィ=コルドンが入ってくる。
エリィ「ふむ、この魔王荘の住人は相当シャイなのだな。我輩の言に恥ずかしがらずとも良いものを。っと、ふむ。そこの君?」
雛「・・・何だ?」
エリィ「君からは、心の折れた弱い人の匂いがするな。安心したまえ。我輩は弱きものの味方だ。弱きを助け、強きをくじく。それこそ美学だよ。」
雛「アンタも魔王なのか? なら、俺(いや、ひな☆ちゃん)と契約する気は無いか?」
エリィ「話してみたまえ。君の悩みは、間もなく失せ消えてしまうさ。」
そして二人はしばらくかみ合わぬ会話をし、雛はやがてエリィの話をえんえんと聞く羽目になった。
エリィ「ふむ、君はなかなか見所がある。君にはこれをあげよう。我輩の教え、活用する事だ。では、アディオス!」
そう言って風のように消えていくエリィ。
その後に残ったのは、なにやらぶつぶつつぶやく雛の姿。
雛「いや、戦いには美しさが必要とか、名乗りとか、格好よさとかそんなこと・・・」

手に入れたもの
魔騎士の外套、エリィの満足、特殊能力を使うとかっこいい台詞を吐かないといけない性質。
失ったもの
人間として大事な何か。
失ってしまいそうな大事なもの
羞恥心。

3日目夕方 クライマックスフェイズ。
5人は今回の事件の犯人の部屋の前に立っていた。
恭介「美森ちゃん、危なくなるから基地に入っていて。」
美森「恭介は大丈夫なの?」
恭介は笑って。
恭介「大丈夫だよ、任せておいて。」
美森「なら、いいんだけど…」
そして一行は足を踏み入れた。魔王“魔龍”ブンブン=ヌーの部屋へ。
ヌー「こんな時間に何用じゃ?」
隼人「もうわかっているでしょう? なぜ、こんなことをしたんですか?」
ヌー「フォルネーは人間を利用すると言っておったが、わらわはそんなものは信用できぬ。だから試したのよ、その知恵を。」
ヨハン「それで、こんなことをしたというわけか。」
雛「貴様は許すわけには行かない!」
そう言って雛は鱗に覆われた腕を見せる。
ヌー「ほう、その腕は・・」
(ヨハンPL「その腕は・・・あざとすぎる。」
GM「そう、あざとい・・って違うわ!」)
ヌー「古の龍の呪い。それがあることを考えると、やはり幻影の離反が苛立たしい事よ。」
雛「そんなことはいい、覚悟しろ!」
ヌー「次は力を試させてもらおうかの。」
ヌーがそう言うと景色は一変し、床から粘液状の怪物が何匹も姿を現した。
一体は大きく、人の手足のようなものが生えている。
そして、その全てに何か刻印のようなものがある。
ヌー「これらは元は冥魔。わらわの力で蘇らせた者供よ」
5人が身構えるそのすぐ上の空間が罅割れ、見覚えのある炎の魔物が姿を現した。
「サクラキョウスケ! オマエサエコロセバ!!」
そう叫び襲い掛かってくる。
ヌー「ふむ、余計なものが増えたようじゃがまあいいわ。この仕掛け、乗り越えれるかの?」
その言葉と同時に、粘液も活動を開始した。

燃え盛る爪を持った魔物は、他には目もくれず、恭介を狙って来る。
魔物「シネ! オマエサエシネバ、アタシハトリモドセル!!」
恭介「その程度で殺すだって? 笑わせないでくれよ。攻撃ってのはこうやるんだ!」
残像さえ残るほどの動きで攻撃を易々と躱し、魔物に負けず劣らず禍々しい四本の刃で変則的な攻撃を加える恭介。
その表情は、これまでの恭介とは全く違う、残酷さと悦楽に歪んだ顔をしていた。
穂酒「む?恭介、何か雰囲気が違わないか?」
恭介「そんなことありませんよ、先輩。ただ楽しいだけです。」
穂酒「楽しい…だと?」

雛は謎の手足粘液に対して《秘密公爵の告げ口》を使用する。
「攻撃するなら相手のスタンド能力を見極めないとな。俺いや、ひな☆ちゃんは命ずる。契約の元にかの者の力を知らしめよ!」
隼人「ん、なんか今変な事口走ってませんでしたか、雛さん?」

戦いは苛烈であった。
一見恭介優勢のようにに見えた戦況も、しかし炎の魔物のダメージを受けながらの捨て身の一撃がクロスカウンター気味に恭介に直撃(炎の魔物の侵魔怨殺)。さらにそれだけでは止まらず、状態異常を食らってなお破壊力を上げる炎の魔物の爪が倒れた恭介に襲い掛かる。
穂酒「やらせるわけにはいかない!なにか恨みがあるなら、それをこちらにぶつけて来い!」
魔物「アタシハトリモドサナキャイケナイノダ!ジャマヲ、スルナァァァ!!!!」
(GM「えーと、BSが4つとアレが乗って、38+13×4で90から・・・101点物理。」
PL一同「何だそのダメージ量! てか90位をコンスタントに出すな(悲鳴)!」
GM「てか穂酒よく立ってられるよな・・・」)

・・・ちょっとやりすぎた気がしないでもない。
あらゆる意味で。

それでも、しょせん元冥魔と乱入しただけの炎の魔物に連携などあるはずも無く、やがて隼人の放ったシルバーレインがトドメとなり、炎の魔物は怨嗟の声を上げながら炎に包まれ消えていった。
恭介「なんだ、もうおしまいなの?つまらないなぁ。」
穂酒「・・・・・・」

雛「あの魔物も消えて、こいつらもじき倒せる。もうこれ以上戦っても仕方ないんじゃないのか?」
ヌー「“戦いは最後までわからない”そう言うのは人間だったはず。せいぜい最後まで戦い抜いて見せるがよいの。」
戦いは続き、やがて手足粘液(サンプルボスのよどみの沼)も体力を少しづつ削られて、動かなくなった。
隼人「これで終わりですね。」
ヌー「所詮は冥魔の残骸、使えなかったかの。せめて糧になるがよいわ。」
ヌーが指を鳴らすと、無数の死者の腕が現れて粘液を冥府へと引き摺り込んでいった。
粘液の色も褪せ、明らかにプラーナを吸い尽くされていったのが分かる。
隼人「これで満足ですか?」
ヌー「詰まらぬ座興ではあれど、まあ及第点。こんなものはもうどうでもいい、持っていくがよい。」
再び指が打ち鳴らされ、部屋が元に戻ると、そこには箱に入った鍵があった。
ヌー「もはや用事も無いであろ?さっさと出て行くがよいわ。」
5人はめいめい去っていく。
その時、穂酒は恭介に声をかけた。
穂酒「恭介、後で少し話がある。」
恭介「あ、はい。わかりました先輩。」
最後に、雛はヌーに言葉を放つ。
雛「俺(いや、ひな☆ちゃん)は今はこんな体で力も無い。だが、いつか力を付けてお前を倒してやる!」
ヌー「せいぜいやってみるがよいわ。やれるものならの。」

(NGシーンA 戦闘中
雛PL「じゃあこの行動でヌーに話しかけます。」
恭介PL「こっちHP1なんですが・・・」
雛PL「・・・(PLが恭介に合掌しながら)ヌーに声をかけます。」
―――雛とヌーの会話―――
雛PL「・・・と、いうのをオートアクションでやって、メジャーで恭介を回復します。」
GM「オートなのかよw メジャーでやれw」)

(NGシーンB 戦闘終了時
雛PL「次はお前ダー!」(ヌーを指差して)
GM「えーと、やるの?」
隼人PL「時戻し。今の発言の時を戻します。」)

(NGシーンC 雛最後の言葉
雛「今はこんな体で・・・」
恭介PL「こんな痛々しい体で。」
ヨハンPL「スク水に尻尾に痛い一人称に決め台詞・・・」
恭介PL「わかった!侵魔召還師って要はイタコだけど、実は“痛子”と書いてイタコだったんだよ!」
GM「いやおちつけw」)


その4へ→

人間追い込まれるのも必要です by mono

2008年10月25日 04時35分23秒 | TRPG関連
だからって追い込まれすぎてシナリオがノート一頁なのはどうかと思うんだ

デモンパラサイト 小坂シリーズ第241話「暗夜行路」

参加PC

文楽座 瑠璃(ウォーコイト/ドラグーン PL:ゴンタ)

古村 雪美(カラドボルク/モリオン PL:安綱)

瀬戸江 咲(PL:急須屋)

刃字忌(PL:ミドリ)

山蝉 輝鉄(PL:GHETTA)


把握できてないPCがいっぱいなんだぜ(面子を聞いた時のGM談


まとめ

どーやらセラフィムで保護していた事もある御堂ありさの経歴に不審な点が見られる様である。いろいろあるとアレなので至急確認するよーに。ちなみに恵理は捜査から外れており、梨本一人らしい

調べてみたらどーも綺麗すぎる経歴。あまりにも一時期より前が真っ白。ファイルの作成日時が生まれた頃からある時期まで同じ

どうやら以前に調べた人が二人ほどいた模様。一人はジョーさん。後でバレると事なのでなにがしさんの電脳神で枝を消しておく

もう一本を辿っていくと…おや?南米をサーバを経由して…コメリカ?ヤバい香りがするぜ。ん?ヴァージニア州ラングレー?…これ、CIAじゃないか?(殴

PC達は真面目に「前回のように」社員寮でありさを捕まえて話を直接聞こうという案を練りますが、あんな事があったのもあって警備は強化されており、めんどうくさいから会社に直接会いに行こうという事に

PMC流星では応対担当のエドガー・ディケンズという男が瑠璃と我慢比べ(いつまでまじめな口調で話せるか)軍配が上がったのはエドガー。でも柄では無いらしいですよ。どうやら日本支社長自らお仕事らしい。そーいう人らしく、書類に印鑑ついてくれなくて困ると彼は愚痴ります。社の方に顔を出す日を聞いて面々は撤退します

情報屋曰く、“疾風エド”こと御堂ありさは最近の仕事で中東の「イヲク」に行っていたらしい。流星に所属したのは二年前の事であり、それまではフリーランスだったとの事。それ以前は中東やアフガンなどを渡り歩いているが、どの戦場でもコメリカ軍の姿があったとかなかったとか(もっとも、カネになる紛争地帯には大抵の場合コメリカ軍が出張っていそうだが

PC達は社に顔を出した彼女を詰問するものの、この業界で綺麗な経歴も何もないと突っぱねられます。

CIAに狙われているのではないかとPC達は警戒しますが御堂ありさは警備に出た後、同乗していた女性社員を残して消息を絶ちます。流星は直ちに捜索に入りますが、どうやら彼女が睡眠薬のようなもので眠らされていた事が判明します

PC達は倉庫にてありさと数人を発見。煙幕弾で阻止しようとする外の面子を無視して倉庫のドアを車で吹き飛ばし強襲をかける事になります

PC達が予想外の流れで見事に戦闘回避の方向で調査を進めていたので(自覚は無かったでしょうが)男達…もといCIAの哀れな工作員はてんで弱かったのであっという間に蹴散らされます。ありさは突然の襲撃に混乱してPC達を攻撃しますがマイティバインドのみで攻撃を結局受けなかったので戦闘を中止しました

彼女の語るところによると彼女は政府の実験体であり、一佐とはロット違いで年下。要求性能を満たしていなかった彼女は記憶を操作されて社会に出されましたがその後傭兵として紛争地を渡り歩き、頭角を現したため政府に雇われたのです。既に彼女は自身の出生について知っていますが(実験体はそのほとんどがいわゆる試験管ベイビーです)払いがいいので満足しているとの事。更に、公安十三課課長、安働なる人物は実際には存在せず、現在では彼女が「中の人」をやっているとも

つまるところ、今回彼女はCIAを「ひっかける」作戦に従事していたのである

あっけらかんとした彼女が結果的には手伝ってもらった事になると礼を言うがPC達は呆れつつ撤収する

マスターシーン。PC達が去った直後、一佐登場。一佐は彼女を拘束して詰問します。彼女はあっさりと自身が佐藤優次暗殺の実行者である事を認め、ただし、その家族は違うと明言します。しかしながら一切の証拠はなく、一佐は彼女を解放しました

…すぐ近くの塀の陰に、梨本が居るのには二人とも気付いてはいなかったのです…

小坂最大の危機(著作権的な意味で)   by急須屋

2008年10月23日 16時55分31秒 | TRPG関連
遅れました。 あんまり詳しく書きすぎるとアレなのでさらっといきます。

デモンパラサイト小坂シリーズ第233話
『哀れなる黒き奴隷』
文楽座 瑠璃(ウォーコイト・ドラグーン/ゴンタ)
色々な敵に狙われる文楽座家当主。 しかし今回狙われたのは自身ではなく・・・?

上條 樹(ウォーコイト・ヴァンブレイス・モリオン/朱雀)
今回たまたま時間が空いていた漫画家。 著作権に関しては小坂の中では一番詳しいと思う。

小坂市、文楽座家。 仕事もなくふてくされて北方地霊殿に挑む瑠璃。 順調にいけるかと思ったものの、5面ボスのお凛にやられてゲームオーバー。 そんな瑠璃のところに・・・
「なー。」とやってくるのは飼い猫刃字忌。 なんとなく&腹いせに刃字忌で遊ぶ瑠璃。 たまらず逃げ出す刃字忌。
・・・それが、瑠璃が刃字忌を見た最後だった。

数日後セラフィムに呼ばれる二人。 ジョーさん曰く食糧を輸送するトラックが何者かに襲われ、積んであった食料が奪われたらしい。 手口から察するに野生の動物が悪魔憑きになったものと思われるので調べて欲しいとのこと。
すぐ終わる簡単な事件。 その時はそう思われていた。 しかし、調べるにつれて驚愕の事実が待っていたのだった。
犯人と思われる存在はゴンから聞くことができた。 その存在とは、小坂の地下に潜むネズミの集団で、ボスの名を・・・仮に・・・三木さんとしよう。 そいつがネズミを引き連れて襲わせたようだ。 小坂やばい。 まじでやばい。
さらに、再び事件が起きたので現場に向かう二人。 現場に着くと、そこには見るもはばかられるような恐ろしいネズミ、そしてそのネズミの乗り物代わりとなっている・・・刃字忌の姿が。
刃字忌「うわーん、たすけてよー。」

そしてそのまま彼らは逃げていく。 後を追うものの見失ってしまい、やつらの味とを突き止めることに。
そうしてアジトを探していると、イーグル四号隆太と出会う。しかし彼はなぜか傷を負っている。 隆太曰く謎の金髪の女にイーグル部隊をのっとられたらしい。 そう、まるで瑠璃のような人形を使う金髪の女に。 アリスさん頑張ってるぅ。

その問題は後で解決するとしてひとまず刃字忌を取り戻すことにする二人。 隆太からアジトの場所を聞き、向かうことに。 暗い下水道の中を進んでいくと、突然光に照らされる。
三木(仮)「やあ、ぼくのランドに良く来てくれたね。 まずは入場料払ってね。 さもないと、起訴しちゃうよ♪」
もういいよ、こんなやつほっとけないよ。 戦闘に。
敵は三木さんに操られた刃字忌。 三木さんはその上で踊ってるだけ。
刃字忌は小坂の中でもかなりの高火力、そして高い回避性能を誇る厄介な相手。 しかし・・・
瑠璃「自分&人形で<獣の瞳>。 回避不可ね。」
上條「その攻撃は<復讐の剣>。 跳ね返す。」
カウンターコンビに儚くも散ったのでした。
そして逃げようとした三木さん(仮)を瑠璃のカーミラが食べちゃって、三木さん(仮)はめでたく文楽座の一員となってしまいました。

これでデウス・エクス・マキナフラグ:請求書が来て小坂市の財政破綻。が生まれたよ。 みんな気をつけようね。

にむと 知らなかったもの By margarine

2008年10月21日 21時16分30秒 | 今日の活動報告(昼/放課後/その他)
珍しく昼休みに出現してしてました。今日はニムトをやりました。といっても僕が知ってるニムトとは別物でした。名は赤にむとというそうです。ルールはニムトとかなりかぶってるので理解しやすかったですけど、かなり怖いゲームです。牛さんが牛さんが牛さんが… 時間がたつたびに場が真っ赤に染まってゆく… 
普通のニムトみたいにとらないように逃げ続けているわけにもいないのではらはらです。 また近日中に出現する予定です またやりたい 

久々に赤ニムト   By安綱

2008年10月21日 03時11分57秒 | 今日の活動報告(昼/放課後/その他)
きょうのにっき

ひるやすみにあかとみどりのうしをおいました。
うしからにげきれるとおもったらきがついたらひとりだけまいなすてんでした。
ぶろぐをかけといわれました。どうせきょうかくからちょうどいいだろっていわれました。
これをこうめいのわなっていうんだとおもいます、まる。





と、これで終わるのもどうかと思うので。
全体的に赤いカードが多めだったですが、案外マイナスカードが固まらずにばらけたせいで早めに逃げたのが仇となって-2点で負けになってしまいました。
ニムトとは違って赤ニムトは長考するゲームですね。

World made from WILL 第3.5話その2  By安綱

2008年10月21日 00時23分38秒 | TRPG関連
その1にも加筆があるので未読の方はそちらからどうぞ。
ではその2です。

2日目。
美森が恭介の様子がどこか違うのに首をかしげていると、そこにエイミーがやってくる。
エイミー「お早うございます。お目覚めはいかがですか?」
隼人「ええ、悪くないです。」
エイミー「ところで、鍵を見かけませんでしたか? 白い小さな鍵なのですけど。」
首を振る一同
エイミー「それがないと、入ることはできても出られません。あなたがたもです。」
そしてエイミーは、この魔王荘のシステムを説明した。

1:ここにいられる存在は二種類。『住人』と『客人』である。
2:『住人』は魔王の分体であり、ある程度以下の能力に制限される。姿も変えられない
3:『客人』は『住人』が認めた者のみ対象で、設定された滞在時間中のみ『客人』の資格を得る
4:どちらでもないものはここから排除される。

エイミー「あなた方は三日間の滞在予定ですから、四日目の朝までに鍵が見つからないと、ここから放り出されてしまいますわ。」
ここから放り出されたらどこに飛ばされるか分からない、むしろ生きていけるか分からないと危機感を抱いた一行は、鍵の捜索などを開始した。

(ヨハンPL「そういえば、どうしてリオンはベール=ゼファーと一緒に居るんかね? やっぱりリオンは腐女子だから蠅に惹かれるんかね、腐ってる同士w」
GM「まあリオンはルー=サイファーの愛人っぽいのに何でかは知らないけどw その発想はなかったw」)

(GM「そういえばえーっと、穂酒探した人いる?」
隼人PL「知ってそうな恭介に聞きますけど?」
恭介PL「何してたか知られたくないから黙ってます」
穂酒PL「まじかw出たいシーンあるのにw」)


2日目朝フェイズ 各人の行動
1 離れのアゼルに色々聞きに行く
2 穂酒を起こしに。
3 寝てる
4 フールムールの所へ。
5 また倉庫に侵入


恭介は美森とは別行動で離れの怪しい黒いドームに行き、“荒廃の魔王”アゼル=イヴリスに話を聞いた。・・・プラーナを削りながら。
アゼル「この力があるせいで、私はここから出られない。けれど、外の様子が分からないわけじゃないから。」
しばし質問と返答を重ね。
恭介「ところでその帯、研究対象として興味があるんですけど、一本くれません?」
アゼル「・・これを外したら、危ないから。」
恭介「どう危ないんです?」
帯をめくる。
(GM「プラーナが・・1点削れた)
恭介「わ、分かりました。それじゃあ無理ですね。」

(恭介PL「このドームの素材が気になってるんですが。」
GM「えーと、どっちかというと有機的に見えるかな。アゼルの巻いてる帯と同じものだね。」
恭介PL「なるほど。」)

分かった事 鍵を持ってそうな話をしてたのは、クロウ、アニー、フール。
ジルベルトは彼女の部下だけど、最近勝手に動いてる
アゼルがやりたい事は温泉に入ること。でも出ちゃ駄目って言われてる。

失ったもの
プラーナ2点

(ヨハンPL「こいつって、よいではないかよいではないかできそうだな。
恭介はやってみる気はないかw?」
恭介PL「無理です、死にますw」
GM「よいではないかも命懸けだなw」)


隼人は穂酒を起こしに行くとするが、どこにいったらいいかわからなかった。
雛の機転で、《秘密公爵の告げ口》により穂酒の居場所を調べた。
(こんな事のために召還されるとは思いませんでした。けどそれも、この本に書いてある通り。:リオン=グンタ談)
血を流して倒れてる穂酒。(経験がフィードバックされてます。)
隼人が起こして事情を話すと、穂酒は「それは一大事だ!」と叫び、走っていってしまった。
隼人「ちょっと!?」

(GM「隼人が敏捷20に成功したらこのシーンで行動していいですよ。早く見つかったってことで」
隼人PL「無理だって・・あ、クリティカルして成功!」
GM「あ、そう。まあもともといるはずだったしなあ。」)


なので穂酒のシーン。
(GM:PCは行動が出来ると喜んだけど、よく考えたら起こすのに隼人の一行動使ってるから、結局一回減ってるんだよね。まあいいか。)
昨日会った魔王カミーユ=カイムンのところに走っていった。
丁度魔王荘から立ち去ろうとしていた所に追いついた穂酒。
カイムン「おや、君は昨日の。」
穂酒「聞きたいことがある。」
そう言って昨日見た新聞を取り出した。
穂酒「あの事件だが、やったのはお前だろう。ならば、責任を取らなければならないのではないか?」
カイムン「ふむ、だがここで話している自分とあれは別人だ。だからボクに言われてもどうしようもないな。」
穂酒「しかし、あれはお前でもあるのだろう?ならばお前に責任があるはずだ。」
カイムン「ボクにも色々なボクが居る。分体同士で知識を共有しているわけではないのでね。
責任、と言うならボクからその分体にそう言っている者が居た、と言っておこう。それくらいしかできないが?」
穂酒「・・・む、仕方がない。それとだ、ここで鍵が無くなったそうだ。知らないか?」
カイムン「さあ? ここの事はここの人の方が良く知っているだろう。ボクは知らないな。」
穂酒「そうか、分かった。」
カイムン「では失礼するよ。」
そう言って去っていくカミーユ=カイムン。
そしてそばにいたファルファロウに今日の新聞を渡される。
ファル「取れたての新聞、読んでってやー」
そこにはこんな記事が。
『グウェイガルド北最前線。冥魔王群確認!?』
『パールさまご乱心!? アークデーモン1大隊消失か?』
(隼人PL「これ、グンの字は誤字ですかね?」
恭介PL「さあ・・?」)


はフールムールの部屋を訪ねていた。
部屋には魔法陣が敷かれ、準備は整っていた。
フール「ふむ、来たか。では、始めるとしよう。」
雛が魔法陣の中心に立って念じると、雛の目の前にあの時死んだ三人のかつての仲間の姿が浮かんできた。
雛「ブレス! ガーランド! ロディア婆さん!」
ブレス「雛か、久しぶりだな。」
ロディア「雛は生き残ったか。それは良かったのう。」
雛「でも、何も無しに生き残れたわけじゃない。俺は復讐する事だけを求めて今日まで生きてきたんだ。それに…」
そう言って肌の鱗を見せる雛。
ロディア「それは呪いじゃな。おそらく術者を倒すまでは解けぬじゃろう。
わしが生きていれば…すまんのう。」
雛は涙を流しながら
雛「いや、こうして会えるだけでも十分だ……
とも言えないか。新しいパーティは出来た。けれど、やっぱり不安なんだ。みんなには、ずっと側に居て欲しいんだ!」
その言葉に、しかし三人は笑った。普段は無口だったガーランドも、どこか表情が柔らかく見える。
ブレス「バカだなあ、そんな事当たり前じゃないか。たとえ死んだって、皆仲間じゃないか。」
雛はますます涙を溢す。
雛「・・・ありがとう。」
ロディア「じゃがの、雛よ。お前さんはわしらと違って生きておる。
わしらのために人生を捧げる必要は無いぞ。雛の人生じゃからな、雛の生きたいように生きるがええ。」
雛「そんな事、考えた事もなかった。ありがとう・・」
そう言おうとして雛は気が付いた。三人の姿が薄れ始めている事に
ロディア「もう、お別れの時間じゃな。」
ブレス「じゃあな、雛。たとえ死んだって、みんな君の側にいるよ。」
ガーランドも優しい顔で頷く。
雛「待ってくれブレス、俺、俺、あんたの事が・・・!」
その言葉を言い終えるその一瞬前。三人の姿は、見えなくなった。
雛「・・・好きだった。」
終に届ける事の出来なかった言葉は、しかし確かに伝わっているだろう。
三人は常に、雛の側にいるのだから。
雛「そう言えば、女らしい格好もしてなかったな。」
思い出したかのように口に出す。
一時の静寂が包む。
「・・・ふむ、終わったようだな。」 フールが声を掛けた。
雛「ああ、世話になった。そういえば、代償を払っていなかったな。」
フール「私は何もやっていないよ。ただ機会を与えただけさ。」
雛「そうか…。心遣い感謝する。」
フール「いき給え。もうここに用はないだろう?」
雛「ああ、ありがとう。それでは。」
そう言って、雛は部屋を後にした。


(シーン裏。雛が肌の鱗を見せた時
恭介PL「え、あの水着を見せるんじゃないんですか?w」
 (一同爆笑)
雛PL「見せねえよ!w」
シーン中にも雛PLが笑って言葉が続けられなかった場面があったり。
みんな他PLのシーン裏でネタ吐きすぎだ(笑))


ヨハンは、倉庫にお宝を探しに来ていた。
ヨハン「おっかしいな、初めて来たはずなのに何かデジャヴが・・裏は、何かまずい気がする。よし、正面突破だ!」
そして扉を開けると。そこは既知感のするファンシーな部屋が・・・
ヨハン「これは!」
背中に気配。そこにはここにいない(他の所に居た)はずのモーリーの姿が!
モーリー「・・・裏口に来たから、と入り口を正面に移してみればこれか(怒)!」
それが、ヨハンの見た最後の光景だったのです・・・
また記憶を失ってしまったとさ(笑)。

(一同「またかよw」
GM「ピンポイントでやってくれるなあw」)

そして昼フェイズ、の前にPCの昼食タイム。《調理》によるポーションの配分をし、雛の料理でまた倒れる隼人。
えーと、GMは何もしてませんよ。なんで倒れてるの君?

昼フェイズの各人の行動
1図書館のアニーに聞きに行く
2行動オワタ\(^o^)/
3Gことベル探し
4なんか温泉側にいた詩人の所へ
5なぜか管理人室へ


恭介は美森を連れて図書館のアニーの元へ訪ねていく。
そこの中は予想以上に広く、様々な本が納められていた。
思わず恭介はふらふら吸い寄せられるように錬金術関連の本の所へ行き、読みあさっていく。
美森は、やっぱりという顔で別の棚に行った。
しばらくして、司書もかねているアニーが話しかけてきた。
恭介「ここの本、すごいですね! あんな昔の絶版書がこんないい保存状態で!」
アニー「ええ、何しろ出版当時からここにありますから。それで、その為にここへ来たのですか?」
問われて用件を思い出す恭介。
鍵の話をしてみると、モーリーがそれらしい物を倉庫にしまったという話が聞けた。
また、色々な知識の話で気が合うと感じた恭介とまんざらでもないアニーはしばらく話をして、魔王荘内の派閥
(東方公国派、裏界帝国派(モーリーのみ)、森派(歌う森に領土がある面々)、四魔貴族、中立派)の話や
四魔貴族の納める領土である魔王殿、魔海、龍の山、そして火術要塞という場所があるという話を聞いた。

やがて大量の本を借りていった恭介が去ると、イコがアニーに言葉をかける。
イコ「良かったのですか? 人間にあんなことまで教えてしまって?」
アニー「問題ありません。彼らが表界に戻れるときはすなわち我らが表界を手に入れたとき。
それに、たかだか人間5人に何が出来るというのです?」


穂酒はベルを探し、温泉の側で発見した。
声をかけると茂みに引っ張り込まれる。
静かにしろと促され、ベルが視線を向けた先には雛と謎の詩人の姿が。


不審者の調査をエイミーに頼まれた雛。
温泉外の塀の側でゴソゴソしている詩人に雛は声を掛けた。
雛「また会ったな。そこで何をしている?」
詩人は振り向いていわく。
詩人「おや、こんなところで会おうとは。これも運命なのでしょうか。」
雛「のぞきとは、いい趣味してるな。」
詩人「いえいえ、人間の目にはただののぞきと見えるかもしれませんが、ここは魔王の世界。
人間のような生殖本能はありません。一見無意味に見える行動にも、複雑な利害関係があるのですよ。私のこれも調査の一貫です。」
雛「とてもそうは見えないが、な!」
そう言ってまた《秘密公爵の告げ口》を使おうとする雛だったが、詩人はそれを見て、いけませんねと言ってそのリンクを断ち切る。雛は竜眼で対抗するが、結局分からないままになってしまった。
(こいつはエネミー能力『不可知』持ってます。なに、冥魔専用だって? 別にエミュレイターにあってもいいよねー。)
雛「しかし、好きにはさせられないな。」
そう言って《誘惑者の奉仕》を使いエイミーを呼び出す雛。
さすがにたじろいで逃げる詩人。エイミーが追っかけていき、様子を見ていた穂酒も含めた二人で追いかけたが逃げられてしまう。
雛「ふむ、仕方ない。あとはこの温泉の主人に・・・」
そう言いかけた雛は、温泉の塀の中から二人を見る鋭い視線に気が付いた。
“温泉女王”クロウ=セイル「さっきから騒がしいと思ったら、変質者が二人も居るね。」
穂酒「ふむ、誰の事だ?」
クロウ「キミたちのことよ!!」
そう言って大量の水の奔流を放つクロウ。
二人は押し流されていった。
穂酒「私は変質者だったのかー(フェードアウト)」

様子を見ていたベルは呟く。
ベル「おかしいわね。あんな魔王は私は知らない。けれど、ここに入れるほどの力を持った存在なんて他には・・・?」


ヨハンは管理人室へ行き、鍵を調べる…かと思いきやいきなりレビュアータを起こそうとし始める。
レヴィ「うにゅー、あと5年・・・ムニャムニャ・・」
やっぱり寝ぼけて抱きつかれるヨハン。
筋力ジャッジの結果差分÷2で15点も食らってしまう。
けどもやっぱり彼女も知らないっぽいでした。
さらに言えば、誰でも鍵を持ち出せそうに思えてきました。

(ヨハンPL「これがほんとのポキン活動。骨が折れる的な意味で。」)


そして夕方フェイズ。
1倉庫
2ヌーの所に聞きに行く
3空き部屋へ
4森派の面々の会議へ押しかける
5倉庫


恭介とヨハン(と美森)は情報を元に倉庫に侵入しようとした。
ヨハンはなんかデジャヴがするので、表裏同時に開けようとする。
不運な方(幸運ジャッジの低い方)が引っかかるはずが、低かった恭介は鍵を開けれなかったのでことなきを得た。
(よく考えたら進入した時点で二人ともバレるからリスク2倍なだけな気もするけど結果オーライ)
そして初めてなのに慣れた手つきで(笑)鍵開けに成功するヨハン。(クリティカルしたようです。)
中を調べると、お宝はあっても警備システムで持ち出せず。
最近入った宝が在ると思しき箱だけ調べて、鍵っぽいものを見つけるが、それには裏界帝国15番倉庫の鍵、としか書いていませんでした。
ここはハズレか、と倉庫を後にする二人。
ヨハンPL「と見せかけてハッハァ!!」
ちゃっかりその鍵は奪い取っていきました。
恭介「ヨハンさん、一体どこへ?」
ヨハン「んー?何のことかな?」


雛は森勢力の会合らしき所(マルコ+シアース+レライキア(客人))へ行き、契約を求めてマルコに勝負を挑む。
マルコ「面白い話じゃけん、何で勝負するんじゃ?」
雛「じゃんけんだ!」(一同爆笑)
GM「オーケー了解w」

GMとガチでじゃんけんしました。立って距離を離してお互い気合を入れて。結果はチョキ×2→グーとチョキで雛が勝利をものにしました。

マルコ「ほう、人間も案外やるけん。分かった。力を与えるけん。」

そう言ってマルコが力を与え、なんと筋力が2も上がった!(雛はヒーラーです)
そして彼女には狼の尻尾っぽいものが生えました。
ご丁寧にちゃんと水着にも尻尾穴が(笑)
(雛PL「やっぱりこんなオチかよw」)
大丈夫。負けてたら犬耳でしたw
シアース「これは水着ドラゴンのバラード。今考えた。」


隼人はロナやフォルネーの情報では不安がある、と残る四魔貴族であるブンブン=ヌーの所に話を聞きに来ました。
ヌー「何者かえ?」
隼人「フォルネーさんに連れてこられた、四季邑隼人と言いますが。」
ヌー「・・入りや。」(ちょっと不機嫌な顔で)
ヌー「それで、何の用かえ?」
隼人「貴方もご存知でしょうが、この魔王荘の入り口の鍵が無くなった、という話があります。ご存知ありませんか?」
ヌー「知らぬな。」
隼人「そうですか。それと、四魔貴族のうち、アウナスという方だけがどれだけ調べても出てこないんですよ。そちらに関しては何か知りませんか?」
ヌー「そのような事、なぜわらわが教えねばならん?」
隼人「・・・答える気は無い、と。」
ヌー「いきなり来たかと思えば小うるさい童よな。フォルネーの客人でなければ食い殺してやるところよ。そうさの、どうしても知りたくば、わらわの眷属になるか?そうすれば教えてやらん事も無いがの?」
(ここでヌーに関する知力ジャッジを、なんとこの男、達成値51を叩き出しました。どれだけ知識あるんだよ。
恭介PL「ヌーマニアの称号を与えるべきですね!」
隼人PL「それはやめて。」)
ヌーに関する色んな事をなぜか知っていた隼人はそれを断りました。
そして交渉の末、ヌーの幻影と出会ったら倒す事を条件に多少の情報を得ました。
(ヨハンPL「つまり、お前を倒せば幻影も倒せるんだな! と言って突撃すればいいんだ!」
GM「ざんねん、はやとのぼうけんはここでおわってしまったw」)
さらに、最後にヌーの浮かべたほくそ笑みを隼人は知覚できず。
ヌーマニアの称号はおあずけとなった。
(隼人PL「要りませんって…」)

(シーン裏
GM「やっぱり隼人は年上趣味っぽいねえ。」
恭介PL「というか絶対ヌーって半ズボンな少年とか好きですよねぇ。」
雛PL「どう見てもショタコンだなw」
恭介PL「というか、隼人が魔王たちをオトしていけば解決じゃないですか?」
穂酒PL「分かった。四季邑のしきは色欲の色。つまり、四季邑の名前は色欲で落とした女で邑、ハーレムを作るという意味だったんだ!」
一同「な、なんだってー!!」(隼人PL除く)
隼人PL「みんなして何言ってるんですか。」)

そして穂酒のシーンへ・・・

穂酒は鍵を探して、前に来た空き部屋へとやって来ていた。
部屋を探してみても、鍵も、あのゴキブリの姿も見つからなかったが、代わりに穂酒の耳に聞こえてくる声があった。
それは隣室、会談室から漏れ聞こえてくる、本来知るはずの無い会話。
隣室ではエイミーと、穂酒は知らないがモーリーが話をしていた。
エイミー「それで、結局あの方はいかがなさっているのですか?」
モーリー「失った力の回復が思わしくないようだ。今はそちらに専念している。」
エイミー「やはりそうですか。今はどちらに?」
モーリー「裏界の外れに隠れておられる。おいたわしいことだ。けれど、当然在りし日の力を取り戻すために、策を練っていらっしゃる。そちらの計画の方はどうだ?」
エイミー「ええ、順調ですわ。今のところ、何も問題は起きていません。」
モーリー「そうか。良い話だ。」
そう言って二人は笑みを交わし合った。
それを聞いた穂酒は、しかし内容が良く分からないようだった。
穂酒「・・・どういうことだ?」

(GM「えーと、内容の意味が分かるか知力だね。」
穂酒PL「この子はその辺知らないです、きっと。だから振りません。」
GM「あー、了解」)
(そちらの計画の方は・・・の言葉のとき
恭介PL「明日からがんばります!」
GM「ちょw」
ヨハンPL「(と言って黒い笑みを浮かべる私)とか言うんだよきっと。」
隼人PL「かっこまで自分で言うのかいw」)

そして夜。皆は集まって情報を交換し合った。
恭介PL「お前の好きな死亡フラグは何なんだよー、とか。」
隼人PL「違います。」
・・・それはさておき。

隼人「それはそうとして、どういった方針で鍵を探していますか?」
おのおの方針を言う。
隼人「何というかですね、動機と言うものを考えてもいいのでは?」
恭介「確かにこの状況下であんな行動をするのは不自然ですね。つまり、私たちに良い感情を持っていない魔王の仕業か・・・」
隼人「直接手を出してこない理由があるのかもしれません。」
恭介「力が無い魔王の可能性も・・・」
ヨハン「少なくとも最大派閥ではなさそうだ。」
穂酒「では動機は何なのだ?」
様々な意見を交わした。だが一人だけは沈黙を保っていた。

(隼人「各派閥の動向が気になりますね。」
もろもろ数え上げた後
恭介PL「あとは隼人派に関してですが・・・」
隼人PL「ちょっと待て。隼人派ってなんだ」
恭介PL「そうか分かった。隼人は魔王じゃないから、隼人を入れたらそれでちょうど五大四魔貴族の完成ですよ!」(一同爆笑)
GM「おまえはなにをいっているんだww」
ヨハンPL「魔王をオトす男か。隼人はもっと接しにくい男だと思っていたが、どうやら違うようだな。」
隼人PL「みんな何を言っているんだww」)
(恭介PL「で、雛って呪い解くはずなのにどんどん増えていってません?」
穂酒PL「じゃあ雛がもし魔王になったら?」
恭介PL「きっと力の代わりに大切なものを失わせる魔王になりますよ。」
ヨハンPL「羞恥心とかw」)

・・・人のシーン裏のみならず、みんなで集まってるシーンでも皆そんなテンションでした。

(その3へ続く)
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いつも通りつっこみや感想は歓迎してます。

ちょいと遊んでみた byGHETTA

2008年10月16日 00時45分48秒 | TRPG関連
夜の小坂を見下ろせる山の中、よれよれの着流しを着、薄汚れた髪の毛を無造作に後ろで纏めた青年が現れる。
?「あー、叔父貴の言ってたのは此の街であってんだっけか?」
男はそういい、片手に持った杯を傾けて一口、酒を口に含むのだった……

デモンパラサイト小坂シリーズ第245話
『燃え尽きぬ命 騒ぎは止まらない』

参加者です。

文楽座 瑠璃(ウォーコイト・ドラグーン/ゴンタ)
ほいほい呼ばれてついて行ってしまった人。棒読みで「さらわれちゃったのよ、たすけてー」
関係の無い辺りから見下ろすのは良い事ですね。

日森 篤(クレイモア・バルディッシュ/朱雀)
何故かジョーさんの代わりにセラフィムに居た人。入ってきた人にいきなりシャワーを勧めるのは如何かと……
今回も巻き込まれてしまいましたとさ。

瀬戸江 咲(クロミカズラ・イツノオハバリ・クロミカズラ/急須屋)
猿渡家に来た事を少しずつ後悔しつつある御魚様。でも交わした杯は裏切れない。
次郎についてきてみたら、大変な事に。

楓茶 霖(モリオン・ヴァンブレイス/安綱)
最近《錬体変身》でやりたい放題な奇術師。というか、ただのイロモノ。
騒ぎがあったのでちょいと顔を出しに来ました。

キャサリン=バネット(ファランクス/K)
悪い事をしているらしいので怒りに来た教師。日本語って難しいよね。
でも《生体武器》を振り回して説教しようとしないで下さい。

鈴木 恵理(ブリガンダイン/mono)
騒ぎになっているので、取り敢えず監視に来た警官。お疲れ様です。
でも鬼に人権は無い故に責任能力も無いんだってさ。


セラフィムにて、ジョーさんが少々席を外している間、日森が留守番をしていると、そこに現れる汚らしい風体の男。日森は開口一番
日森「シャワーがあるんので使って下さい」
男「おう、すまねぇな」
男はシャワールームへ。
暫くして小ざっぱりして現れる男。何のようです?と尋ねると、人を探しているのだという。
男「なんか、ちっこくて、頭に角が生えているやつなんだけどよ、しらねぇか?」
日森、翠夢の事だと分かり、一応文楽座家に居るかもしれないが、よく旅に出ているので今居るかは分からないと答える。其れを聞き、男は、わかった、と頷いてセラフィムから去るのだった。

久し振りに帰ってきた翠夢を連れて瑠璃が外を歩いていると、「おう、居た!」と、急に二人に近付いてくる、着流しをきた男が一人。
男「はっはっはっ、まじでちっちぇなぁ。まだ餓鬼じゃないか、嬢ちゃん」
と、翠夢を抱き上げ、振り回し、抱き寄せ、仕舞いには頬ずりまで始める始末。当然瑠璃から「何やってんのよ」と叩かれる。
悪い悪いといいながら翠夢を下ろす男。名を七座 遊逸(ななます ゆきとし)と名乗り、数少ない鬼の生き残りだという。何でも、小坂に未だ若い女の鬼の生き残りが居ると聞いて、嫁に出来ないかと思ってやってきたらしい。
七座「もう鬼なんて数えれるぐらいしかいねぇからなぁ……子供残すのも大変なんだぜ」
とか話しつつ、三人は文楽座家に移動。そして酒などを飲み交わしつつ、話をするのだが、そこで、
七座「なぁ、小坂には強い奴が多いんだよな?」
にぃ、と笑う七座。翠夢も瑠璃も理解したようで、三人はそのまま立ち上がり、何処かへと去ってゆく。

さて、その後、小坂の悪魔憑きの人々に送られてきた連絡によると、
『文楽座瑠璃は攫わしてもらった。返してほしくば、実力で奪い返してみるがいい 七甲山で待つ 七座』
との事。

一方その頃、Dr.某(それがし)の研究所から実験体が一つ、抜け出していた。名前を《サバイバル》。ロードナイトの持つ《凍結》の能力を生み出すための元となった生物であり、他の悪魔憑きに寄生し、その周囲の生物を凶暴化、そして短時間とはいえ、多少操作できるという能力を持っている。
当然そのようなものを放っておくことは出来ず、研究所からは処理のためにバイライトが繰り出されるのだった……

暫くして、七甲山にて
集まった大量の悪魔憑きたちの前に姿を現せる七座やら瑠璃やら。
瑠璃「きゃー、捕まっちゃったわー。助けてー」
あまりにも胡散臭い瑠璃の声。もっとも、斧を振り回して怒っているキャサリンや、何故か観戦している楓茶など、瑠璃を助けようなんて考えで来ているものなど殆ど居なかったのだが。
いざ、戦闘が始まろうという最中、其処に現れるバイライトとサバイバル。
先ずサバイバルは観客の中に居た丸求ちるに憑くも、バイライトの一撃によりちるが早々に再起不能に。今度はバイライトに憑いてしまう。

七座やら翠夢やらバイライトやらPCやらが乱れて戦闘を始め、最終的に七座に憑いたサバイバルが七座が倒された時に別の者に憑こうとした際、キャサリンによって倒されてしまう。

戦闘が終了し、後に残るはPC一同と、未だ未だ元気な翠夢と、《鬼神の生命》で起き上がってくる七座と、あとは倒れているバイライト。
結局倒れたバイライトを放っておくわけにも行かず、一同はバイライトをセラフィムに運ぶのであった……

なんだろう byひょっぽら

2008年10月14日 23時34分28秒 | 今日の活動報告(昼/放課後/その他)
もうすっかり秋ですね。いい感じです。
今日は雨なんて降ってくれちゃって。寒いです。
季節の変わり目ということで、
風邪なんて流行っちゃってるんじゃないでしょうか?
当然のごとく、自分も若干鼻がぐずぐずしてたりするんです。
寒いせいか頭痛も併発することが多くて
なかなかこの時期の風邪は大変ですよね。
みなさんの風邪が早く治りますように。

虎千代編、決着   by急須屋

2008年10月10日 01時36分36秒 | TRPG関連
~前回のあらすじ~
虎千代の父親、武を殺しさらには小坂も手に入れようとする央命。 彼の企みを止めるため虎千代たちは彼に挑むがあと少しのところで敗北する。 今にも止めをさそうとする彼に割って入った空。 そして虎千代たちはひとまず撤退するのであった。

デモンパラサイト小坂シリーズ第240話
「虚方位相伝 ver1.03」

寿 虎千代(ドラグーン・ファランクス/GHTTA)
父の敵の前に奮戦するも力及ばず負けてしまった小坂の希望。 もう後がない。 やるしかない。

佐藤 唯(アルバレスト/mono)
何か変な世界に巻き込まれ、暴走した挙句死にかけた不幸な人。 もうやだこの町。

葉原 秋人(ウォーコイト・カラドボルグ/K)
前回は大切な人を守りきれなかった少年。 今度こそは戦えるのか。 もうセーブはできないぞ。

空がかばってみんなは逃げることに成功したけれど、央命の手に落ちてしまった空。 早く行かなければ彼女の命が危ない。
逃げたところで力尽きて倒れていた所を虚坂のジョーさんと白iさんに助けられる。 彼らに聞いたところ位相の剣にはまだ真の力が眠っており、居名井のものだけがその力を引き出せるとのこと。

再びR.O.Cのところへ乗り込み、央命と合見える一同。 ちなみに空は簀巻きにされて転がってました。
戦うもダメージを与えられるのは虎千代のみで、かつ虎千代と秋人は暴走できず分が悪い状態。 そこで起きてきた空が助言を与える。
「居名井のものにはほんとの名前と別に虚の名前、仮名があるの。 それを唱えれば位相の剣の真の力が・・・」
といったところで落ちていく空。

ここでクイズの時間です。 虎千代の仮名は何でしょう?
ヒント:他の人たちの仮名
央命→王命
武→猛
空→天
まあ要は名前一字を読みが同じ別の字に変えればいいんですね。
虎千代「なぁ・・・もしかして・・・千代とかじゃないよな?」

はい、正解!!
その仮名を唱えると位相の剣の光が増し、真の力が解放された。 その力とは<全人類の位相点>。
その力でもって虎千代は相手の分身を吹き飛ばした。 そこへ唯が銃弾を叩き込み、秋人が主人公っぽい格好いい一撃を叩き込む!!
その攻撃で深手を負ったもののまだ倒れない央命。 彼は歩む道を間違えたのかもしれない。 しかし一度決めた以上彼なりに譲れない道であり、易々と退くわけにはいかない。 そして向きの違う道がぶつかった時、正しいのはどちらか。 それを決めるのは道の方向ではない。
その道を歩む人の力。 その道を貫き通すという意志の強さ。 そして支え、共にその道を歩いてくれる仲間たちの強さ。

そう、大事なのは向き(ベクトル)なんかじゃない。 強さ(絶対値)なんだ。

央命「俺の・・・負けだ。」
虎千代の一撃に倒れる央命。
こうして虚坂の、いや位相の平和は守られたのであった・・・

小坂に帰ってきた虎千代は夢を見た。 幼い頃父親と一緒に修行をしていた頃の夢を。
石を割ろうとして何度も練習していくうちに、ついに虎千代は石を割ることができるようになった。
「やったな。 虎千代。」
「お前には力がある。 その力でずっとお前の居場所、母さんの居場所、そしてみんなの居場所を守るんだぞ。」
虎千代「うん!!」
「あ、あとな、妹のことも頼んだぞ。 あれで結構寂しがり屋だから・・・」
といったところで目を覚ます虎千代。 すると頭上には要石。 なぜか空がついてきてもうしばらくここで居候するらしい。
虎千代の非日常はもうしばらく終わらないようだ。

明けの明星にて。 虚坂から帰ってきた秋人。 早速パソコンの前に座り自分の世界に帰るが、彼の表情は冴えない。 ずっと居た安息の空間。 しかし今は物足りなさを感じる。 そう、何かが足りない。 いや、今の自分が何を求めているのかはもう分かっている。
「お前も来るんだよ!!」そういって腕をつかまれたあの時。 あの時、初めて知った人のぬくもり。 三次元の感覚。
秋人「寿・・・虎千代か。」
そうつぶやいた彼の表情は少し真剣さをおびていた。

ねこねこファンディスク4

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