※RPTDの検索からこのサイトに辿り着いたチュールベリン国民の方々には大変恐縮ですが、本ページは、当該動画を元に新たなRPTD世界を自分たちで作ってみようという試みの報告を記すページとなります。 チュールベリンの物語の二次創作を期待して来られた方のお力にはなれないかと存じます。申し訳ありません。それでもよろしければどうぞご覧になって行ってください。
・RPTDとは?
R(ole)P(lay)T(ag)D(iplomacy)の略称。
平たく言うと、キャラになりきりながら、ディプロマシーというとっても時間のかかる裏切り合いのボードゲームをプレイするという企画。
本家本元はこちらの動画。
サークル内に熱烈なファンがおり、「じゃあ自分らでやってみようぜ!」と開催の運びとなった。
・参加者紹介(敬称略)
へくとぱ:クズな幼女が好きな自称魔法幼女。
紫なまこ:人外フェチの怪獣メイカー。
リーフ:TRPGから来た女。植物が好き。
ざわちん:TRPGから来た男。バイオレンスが好き。
NaOH:卒業できぬ山の民。
オト:通称カス。ボードゲーム店経営。
ヒミコ:青森からの刺客。
クロ:バイトと課題に呪われた男。
ぺこ:MTGのお強いOB。
なゆた:キャラのお強い1回生。
あん:本企画の提唱者。RPTDの大ファン。
03:本当に仕事に呪われてしまった愛妻・娘家
どりー:ソツロンと戦う4回生煽り厨
モリノ:ソツロンは倒せる4回生お嬢様部
シゲヨシ:GM。RPは分かる。TDは分からない。
オスマン:GM。TDは分かる。RPは分からない。
・トレーラー
アストライア連合国。 現代ヨーロッパに地形の似て、その歴史の非なる国。 その連合国には、個性溢れる領地と、魔法と、差別があった。
魔法は、この国を導く光であった。魔法により雨は降り嵐は収まり、病気は流行らず雪は溶けた。魔法により繁栄は約束されていた。一方、魔法を使えるものは多くはなかった。故に、それが権力となった。
亜人は、この国の陰にいつもいた。多数派ではない。そのため、ヒューマンよりも下に見られることが多かった。一方、ヒューマンにない能力を持つ者もいた。そして、ヒューマンと同じく心を持っていた。
そして、この国のどれもが、決定的な力は持たなかった。故に、各領の個性は生かされていた。
※【魔法】
この国には満ちています。ただ、儀式や魔道具が主で、個人単位で使える者は多くはないです。領主の皆様には、使える人もいるかもしれません。
※【亜人】
およそファンタジーにいそうなものはいます。ポピュラーなのは獣人類。
「領主の皆様方、本日はようこそお集まりくださいました!!! ご存知でしょうがアストライア連合国宰相のライカです!!!直接は初めまして!! さて、本日皆様方をお呼びした用件ですが、お察しの方もおられましょうから単刀直入に!! 現国王、ギライアス陛下はこの度御歳により退位されることをお決めになりました…… そこで!皆様の中から!この国を治める王を決めようと!!こうしてお呼びしたわけです!!」
「この連合国の繊細なパワーバランスは皆様よくお分かりでしょう!!そこで!!こちらの商品をご用意しました! ハイどーん!!!」
「 トラクエ領より出土した超古代文明遊戯(オーパーツ)……人呼んで「ディプロマシー」!!! こちら自由学問都市ネオ・アルク監修の下、不正・暴力・不履行・暴動等一切禁じられた儀式魔術として成立しておりますのでご安心ください! このゲームの勝敗によってこの国の王に相応しいお方を決めて頂きます!! 血の流れぬ戦争によって!この国を統べるに相応しき強者を決定すべく!こちらのゲームを行います! (なおこちらのゲームですが、放映魔術discordにより全国民に生中継されますのでご了承ください) それでは手元の説明書……もとい契約書をご覧ください!!」
・各領設定
・(伊)聖地マイア
古くより宗教と魔術的儀式によってこの国土を治めて来た者たちの領。 信仰の力と龍脈の支配によって、アストライアは絶対の繁栄を約束されてきた。 政治的な発言力も強く、指導者の立場にある者は魔術の才がある。 大地神レーネイにその身を捧げる教皇がこの地の領主を兼ねる。
・(仏)イゲーテ元老院
土地の支配を基盤に政財で的立場を築いてきた貴族たち。 この領の出身者はアストライア王となることが多く、ギライアスもここの出である。 一方で現在は新興勢力に追われ、発言力は削られる一方である。 本参加者を決める際も貴族同士の凄惨な椅子取りゲームがあったとか。
・(澳)アステロ財政特区
貨幣制度が整備に伴い力を増してきた諸財閥の支配する区。 実質的な支配者はアストライア中央銀行頭取である。 芸術活動にも理解を示し、パトロンとなる者も存在する。 上二つの領とは財政面で持ちつ持たれつの関係である。
・(露)要塞メロペコメト
連合国の北限は魔物の巣食う平原に区切られている。 この防衛線を保ち続けることにより、独自の発言権を持つに至ったのが軍閥である。 実際に命を握られている他の領からは口出しできず、また有事には頼みの綱とされる存在である。 実力主義の傾向が強く、功さえ評価されれば身分を問わず出世できる。
・(独)ライノー職工組合
アストライア政府より特別に活動認可を受けた職人連合(ギルド)。 大小官民を問わず、国内に流通する工芸品の大半はこの領の生産物である。 ここの流通がストップすると生産業は立ち往かないとされる。 職人気質で、一人前と認められるには何より技術が必要である。
・(英)魔術学問都市ネオ・アルク
ゲーム盤の地形の大半と一致するアストライアであったが、Eng海峡なるものはなかった。 ……数代前までは。魔術を教会から持ち出し、純粋な探求のみを目指した学園の創始者。 彼による魔術実験は予期せぬ結果を……つまり大陸移動を起こし、アルクは島となった。 その底知れぬ技術力により、歴代学園長は王政に一定の発言力を有することとなった。
・(土)トラクエ自治領
辺境の地であるトラクエへの税関では、「命の保証はない」旨の同意書を書かされる。 この地は未だ探索され尽くさぬ異界への玄関口であり、亜人、魔獣、異世界人、様々なものが入り混じっている。 当然領主にも力が、何物にも脅かされぬ絶対的な力が求められた。 自治領の名、それは自ら治めるのを臆した貴族らによる暫定措置の名残である。
・キャラ紹介
リズリット・L・ヴィスタ
年齢:24
性別:女
種族:ヒューマン
地域:聖地マイア
職業・地位など:教皇
性格:温厚にして慈悲深い
趣味:神に祈りを捧げる
サンプルボイス 「神に祈りを捧げましょう。神は皆を見守っています」 「世界に遍く神の慈悲を……」 「家畜風情が神の御心を乱してはなりません。天罰が下りますよ?」
その他設定など 大地の神の加護を想わせる亜麻色のしなやかで美しい髪、豊穣をもたらす透き通る空のように澄んだ青い瞳、天の御遣いのような白い肌、麗しい顔には常に微笑みを湛える聖女。かつて低い位からその魔法の才と手腕で異例の出世を果たした女性。性格も慈悲深く、まさに理想の女教皇。しかし彼女が教会に来ると、そこには妙な緊張感が走るらしい。 アストライア屈指の魔法の使い手であり、教会で使う儀式魔法以外にも様々な実用魔法を習得している。 教会の教義では亜人を「人未満、家畜」と扱っているため、亜人に対しての当たりは人一倍厳しい。
この国では教皇を名前で呼ぶことは禁じられていおり、皆彼女を「女教皇(プリエステス)」と呼ぶ。それは国王ですらも例外ではない。
ルペンテテ
年齢【16歳】
性別【男】
種族【亜人】
地域【聖地マイア】
職業・地位など【神の化身】
性格 【へたれ】
趣味 【観光本の収集、食べ歩き】
サンプルボイス 「大地母神レーネイ様が産み出された奇跡、それが私である。人の子よ、神の恩寵を信じ健やかに慎ましく生きるがいい……」 「ごめんなさい教皇様ー!俺何にも聞いてないからー!何にも言ってないからー!何でもするから許してー!あっ死んだ」
二つの頭を持つ白蛇の亜人。 司祭服を纏い、常に教典と思しき本を携えている。 民衆の大地母神レーネイへの信仰をより強固にするため"神の化身"と謳われ教会によって代々"改造"及び"飼育"されている亜人の一族、その内の一体。 多くの兄弟と共に飼育されていたが女教皇の目に留まり、特別に教育を施され雑用係として彼女に仕えている。 なにかあれば彼女に切り捨てられるかもしれない立場は彼の心を長きにわたって蝕み、その結果俗にいうヘタレ…慎重な性格になってしまった。 魔法によって後光を出す事ができる。他の魔法は使えない。
ヴィオレット・ド・ロメール
年齢【21】
性別【女】
種族【ヒューマン】
地域【イゲーテ元老院】
職業・地位など【貴族】
性格 【冷徹、強がり】
趣味 【読書、人間観察】
サンプルボイス 「馴れ合いなんて必要ないわ。あるのは信用に足るか足らないか、それだけよ。」 「使えるものは全て使う。そして不可能を可能に変えてみせる。」
その他設定など(あれば) イゲーテ元老院現院長の娘。 魔法の才があり、特に闇魔法を得意とする。 人の上に立つものという自覚から、常に自分を律して振る舞っており、他人とあまり深く関わろうとしない。 ロメール家は代々元老院で重要な役職を任される由緒ある家系であり、ヴァイオレットも次期院長として幼少の頃から様々な教育を受けてきた。 しかし、元老院の発言力も弱まりつつあり、ロメール家も名門とはいえ、力を弱めつつあった。そこで、元老院の力を再び強めようと、元老院の中から王候補を出そうという動きとなった。元老院から王候補を出す際には様々な派閥に分かれ、内乱の危機になった。しかし、人脈、策略、魔術…自分の持つ力を駆使して他の候補たちを蹴落とし、王候補にのしあがった。 ギライアスとは親戚関係にあり、その点も王候補になる一助となった。 しかし、ヴァイオレットは家とは関係なく、王国の現状をこの目で見て、汚職にまみれた、差別に溢れたこの国を自らの手で変えたいという思いを抱いている。
ゲッデル・ド・フェレーナ
年齢【68】
性別【男】
種族【ヒューマン】
地域【イゲーテ元老院】
職業・地位など【執事】【教育役】
性格 【厳格、しかし優しさも持つ】
趣味 【ガーデニング】
サンプルボイス 「力あるものは、常に弱者に気を配らねばならないのです。いいですね?」 「たしかに亜人は私たちとは異なる見た目、生き方をしています。しかし、それのどこに問題がありましょう?皆、この王国に住まう『民』なのです」 「ヴィオレット様、あまり無理をなさらないよう。お身体を壊されては元も子もありません」
その他設定など(あれば) ロメール家に使える執事であり、ヴィオレットの幼少期の教育係。彼女に貴族とは何か、どう振る舞うべきかを叩き込んだ。貴族は民を守り、救わなければならないと考えている。そのため、亜人に対して決して友好的ではないものの、差別は決して行わない。そのため、一部貴族からは嫌われているが、ゲッデルはむしろその貴族たちを軽蔑している。 お家事情などよりはむしろ、ヴィオレット自身が抱いている思いを尊重しており、彼女の力になりたいと常々考えている。 ただ、彼女が自らを律している点は少し心配しており、彼女の体調を常に気にかけている。 魔法も得意ではないものの、ある程度は使うことができる
キタ・ワルポール
年齢【中年】
性別【女】
種族【人間】
地域【アステロ財政特区出身】
職業・地位など【アストライア中央銀行頭取】
性格 【冷静】
趣味 【茶、酒】
サンプルボイス 「金は万能ではありませんが、万能に最も近いものです。私とこの街はそう信じています」
その他設定など
裕福な銀行家の生まれ。幼少より商才に長け、男子が生まれなかったこともあり女性でありながら家督を継ぐ。バブルに乗じて膨大な財を成すも、崩壊後に破綻寸前の地獄を味わう。金融恐慌の中、曲者揃いの財界を説き伏せ中央銀行の設立に尽力し、ついに財政特区の主導者となる。 あくまで財政特区の独立維持と、国政への影響力拡大を狙った出席と言われているが…………?
ミナミ・サンノック
年齢【21】
性別【男】
種族【人間】
地域【アステロ財政特区】
職業・地位など【ハドトゥリーマイン銀行アシュ支店長代理】
性格 【野心家】
趣味 【旅行】
サンプルボイス 「まいど!調子どないでっか!」 「うちにどーんとお任せ下さい!!!」
アステロ財政特区には様々な金が集まるが、口座の秘匿性が高い個人銀行には不透明な資金の信託が多い。 アステロ財政特区にある個人銀行「ハドトゥリーマイン銀行」頭取の長子として生まれた彼は12歳の頃からそのような汚い金と、それを扱う魑魅魍魎の相手をしてきた。若さゆえの大胆さで様々な資金を次から次へと受け入れる一方、裏工作によってその一部を永遠に閉じ込め、ハドトゥリーマイン銀行は莫大な飛躍を遂げることになる。
それに目をつけたワルポールの補佐役として、今回は特別にゲームへ駆り出された。野心家ではあるが純真さも持ち合わせており、ワルポールが国王即位の際にはアストライアのため様々な財政政策を提案するつもりでいる。もちろんその結果として彼の懐が潤うことは間違いないが。
スネグーラチカ・マロースヴナ・ヤーガ
年齢【秘密】(外見上は若く見える)
性別【女】
種族【吸血鬼と魔法使いのハーフ】
地域【要塞メロペコメト・サンクトペテルブルク出身】
職業・地位など【メロペコメト軍閥連合主席】
性格 【不遜にして傲岸、しかしそれを隠すだけの技量を持つ】
趣味 【気に入らない部下を凍らせて遊ぶこと・気に入った部下の血液を飲むこと】
サンプルボイス 「要塞の役に立つならば、悪魔でも喜んで迎えましょう。害を成すなら、愚か者の新しい氷像が増えるだけです」 「鏖殺なさい、シィーラ。敵の血が一滴残らず流れ落ちるまで」
設定 要塞メロペコメト軍閥内でも、伝統を重んじる騎兵閥、改革派の砲兵閥、サイレントマジョリティの歩兵閥、忌み嫌われるが多大なる功績を挙げている亜人閥の内部争いが存在する。【氷血】の異名を持つスネグーラチカは偉大なる雪の魔法使いの家系と成り上がりの吸血鬼の家系の間に生まれたが故に、様々な閥を取り纏めることに長け、その才と非情さで今の地位についた。 実力がある者であればどんな出自や身分でも取り立てる懐の深さがある一方で、過ちを犯した者や自らに歯向かった者へはどこまでも残忍である。唯一、養子であるシィーラにのみ心を許している。 要塞内での地位を固めた今、彼女は今や要塞の力を更に強大にする策を練っている。
シィーラ・ネグーラナ・ヤーガ
年齢 14歳
性別 女 種族 人間
地域 サンクトペテルブルク?
職業 スネグーラチカの側近
性格 無口無表情不愛想な少女だがスネグラーチカに関することだと度々感情を荒げる。
趣味 短剣の手入れ
設定 孤児で死にかけていたところをスネグーラチカに助けてもらい、依存や狂信じみた忠誠を誓っている。幼少期から戦闘漬けの毎日を送っていたため戦闘力、統率力などは高いが、人生の大半を要塞の中で過ごしているため一般常識には疎い。 雪のような銀髪と真紅の瞳を持ち、要塞の人間の一部から『悪魔』と称されている。 スネグーラチカの目的を叶えるためならば手段を選ばず、どんな手を使ってでも任務を遂行しようとする。
サンプルボイス 「私はスネグーラチカ様の剣であり盾。仇なす者は誰であろうと殺します」 「スネグーラチカ様の望みが私の望み。私の生きる意味はスネグーラチカ様に生涯を捧げること。それが私の全てです」
ジャチ・ボウ・ギャグ
年齢【36】
性別【男】
種族【人間】
地域【ライノー】
職業・地位など【領主】
性格 【温厚】
趣味 【花の手入れ】
サンプルボイス 「安心しろ」「優しくないと言われたことがない」「あなたに花を贈ろう」
その他設定など(あれば) ライノーの産業発展のために、人間では補えない範囲の能力に期待して様々な種の亜人の受け入れをした。亜人の能力の活用に成功し、工芸品は繊細さを増し、道具や武器は頑丈さを手に入れ、急速にライノーが発展した。もたらされた富からなる好景気は、ライノー住民を熱狂させ、アストライア全土から移住希望者が絶えない。しかし、国内には、作業風景はもちろん、市場や学校にまで常に風景に亜人が混じることで忌避感を抱く者や、亜人と上手く融合できなかったせいで職を失した半端な技術や生産能力を持つ職人達が集い行う抗議活動は日々広がりを見せている。 国外からは、亜人に近しい言動について元々注視される存在であったが、この度王になった際には、『アストライア全土での亜人の受け入れを行う』というスローガンを掲げたことで波紋を呼んでいる。
リッカルド・ベーデカー
年齢 【28】
性別 【男】
種族 【人間】
地域 【ライノー】
職業・地位など 【秘書官】
性格 【純粋】
趣味 【鍛冶】
サンプルボイス 「旦那の為なら不肖リッカルド、どこまでも着いていきます!」 「こうやって鉄打ってると心が落ち着くんだよな...」
その他設定など(あれば) ライノーの一鍛冶師であったリッカルドは亜人の中には人間が持っていないような能力を持っている者もいるのにも関わらず、職人の中に亜人が殆どいない事に違和感を覚えており、亜人と人間が等しい価値のある存在として扱われる世になる事を密かに願っていた。 そんな中、ジャチによる亜人の受け入れが始まる。願っているだけで今までに何も行動しようとして来なかったリッカルドはジャチの行動に感銘を受けて突発的に鍛冶師を辞め、それからはジャチを支え続けている。
ホワード・グローダ
年齢【17】
性別【女】
種族【カエルの亜人】
地域【ネオ・アルク】
職業・地位など【アルク魔法学園生徒、現学園長の娘】
性格 【好奇心旺盛(魔法に関して)、まっすぐ】
趣味 【新たな魔法の開発】
サンプルボイス 「いつか、妾の、妾だけの魔法を作り上げてみせるのじゃ!」
他設定
現学園長の遅めに生まれた一人娘であり、とてもかわいがられ育てられた。幼いころから魔法を学ぶ最高の環境にあり、すくすくと魔法一直線に育つ。カエルの亜人の一族はもともと他の族よりも魔力を多く持っており、それにともない魔法の力を使うのに長けているものが多い。それを鑑みてもグローダの魔法の扱いは飛びぬけて高かった。グローダはまだ見ぬ魔法を作り出すという目標に向け、大きくなっても楽しいというその一心でまっすぐに魔法に向き合ってきた。 一方で実力に重きが置かれ、それが権力に直結するこの国において、学園長の娘の成績がよい、ということは親のおかげを疑われるということだった。「どうせ親の権力なんだろ」そう言われることもしばしば。そしてそれは教師からも同じことだった。魔法以外への興味が低いグローダは教師からも煙たがられる存在だった。 本人は、というと、他人のことはそこまで気にすることもなく、とはいえ自分の力を認められないことにはもやもやを抱いていた。そして、魔法の相談をする相手がいないことがさみしかった。 学園代表選別試験、グローダの試験結果は今までのどの試験の結果より良かった。今までしてきたことの成果を皆に知らしめる結果となった。そして、その結果に学園の教師長であるエイクンファラルド・ミリアルドの心は動いた。課外のグローダの姿を見て、その力が本物であることを知った。彼はグローダのよき理解者、そしてほぼ個人的な先生となった。それからというもの、グローダと先生には信頼関係がはぐくまれた。
エイクンファラルド・ミリアルド
年齢【174】
性別【男】
種族【ハーフエルフ】
地域【魔術学問都市ネオ・アルク】
出身【イゲーテ元老院】
職業・地位など【アルク魔法学園・教師長】
性格 【穏健に見えるが根は負けず嫌い】
趣味 【魔導理論書の執筆】
サンプルボイス 「自信を持ちなさい、グローダ。私が認めているのは貴女の血筋ではありません。貴女自身の実力です。」
その他設定など(あれば)
魔術学問都市ネオ・アルクの中枢たるアルク魔法学園の教師長を務めるハーフエルフの男性。 外見は青年だが、学生時代を含めると150年近く学園に所属している。 5代前の学園長は同期生であり、それ以降の学園長は皆彼の教え子である。 穏健な言動とは対照的に高い向上心と上昇志向を持つ。 自身の不憫な出自故に、個としての実力を重んじ家柄や血族による優遇を嫌う。
グローダのことは、当初はその名声は学園長である親の七光によるものと考えており、魔術実技の成績以外では決して優等生とはいえない彼女を扱いの難しい問題児として煙たく思っていた。 しかし、国家の命運を握る『学園代表選抜試験』における彼女の活躍ぶりを目の当たりにし考えを改めるに至る。 今では彼女自身の才覚と実力を認め、国家の舵取りを任せる新リーダー候補として期待を寄せている。
それは175年前の物語。 イゲーテ元老院の名門ミリアルド家三男坊の若気の至りと、好奇心旺盛なエルフの娘の気まぐれが起こした一夜の戯れ。
婚外子であり正式な家門の一員ではないため、エルフの集落で母親に育てられる。 しかし、混血故に300年程度の寿命しか持たぬエイクンファラルドは悠久の時を生きるエルフの集落での生活に馴染めず、アテにして訪れたミリアルド家には「認識はしているが認知はしていない」と追い返されてしまう。 自分自身の力で生き抜くしかないと覚悟を決めた彼は、押し付けるように渡された養育費と言う名の手切れ金を握りしめ、『世紀の大魔術』大陸移動で世界中を震撼させたアルクへと渡る。 そして、彼は一度は憎んだ混血故の寿命を活かし、彼にとって最多かつ最大のライバルである“人間”を押しのけ、ついには教師長の地位まで登りつめたのである。 彼が今以上の地位を得るために必要なこと、それは魔術学問都市ネオ・アルクそのものの地位を上げることである。
彼がミリアルド姓を名乗っているのは本家への当てつけに外ならない。 彼が学園で(それはひいては国家でも)出世を重ねることで、これまで無視を決めこんできた本家も彼の存在を無視しきれなくなってきたようだ。
サリエラ・トラクエ
年齢【217(見た目18)】
性別【女】
種族【エルフ】
地域【トラクエ自治領】
職業・地位など【領主】
性格 【冷徹…?】
趣味 【編み物】
サンプルボイス 「私は…なんとしてでもこの戦いで勝たねばならない。一族のためにも。」「寒い?エルフならこの程度なんともありませんのに…このマフラーでも使っていなさい」
遙か昔、トラクエ自治を退いた貴族の末裔。高貴な血筋のエルフ族に生まれた一族きっての(エルフ単位で)若き天才。トラクエ内で地の底だった地位からたゆまぬ努力と才能で領主の地位まで上りつめ、復権を果たした。トラクエ一族こそが真の支配階級であることを示すため、ディプロマシーでの勝利を目指す。根底にあるのは、幼い頃から教え込まれた、エルフこそが全種族で最も優れているという自負と、だからこそ自らが世界を治めなければならないという責任感。 …というやや差別的な考えがあったが、ルードをきっかけに他種族と交流していくうちに考えが変わりつつある。今回の戦いで、他国と広く交流することで内に生まれたこの『なにか』を見つけることも目標の一つ。
ルード
年齢【30くらい】
性別【男】
種族【オーク】
地域【トラクエ自治領】
職業・地位など【門番】
性格 【大人しい、素直】
趣味 【日向ぼっこ】
サンプルボイス 「許可のない者を通すことはできねぇな。領主様の言いつけだからな。」 「サリエラ様は今日もおっかねぇなあ......でもなんだか、最近雰囲気が変わった気もするんだよな......?」
その他設定など 元はぐれオーク。混沌としたトラクエの環境の中、親は死んでしまったのか捨てられたのか幼い頃から1人だった。最初は森の中でひっそり暮らしていたが、たまたま食料の奪い合いになった亜人を軽々倒せたことをきっかけに調子に乗ってしまう。好き放題暴れていたら危険なオークがいると噂になり領主サリエラにあっけなく討伐される。咄嗟の命乞いでなんとか助かりはしたが、以降はすっかり萎縮してしまった。一応そこそこ強いのでトラクエのお城で門番として働かせられている。しかし、元々生きるために生きていたような彼にとってお城での生活は新鮮で悪くなかった。最近は自分を拾ってくれた恩返しがしたいと思っている。サリエラのことは恐ろしいが尊敬もしている。
ライカ・ルーザス
年齢【29】
性別【女】
種族【ヒト】
地域【アステロ財政特区】
職業・地位など【宰相】
性格 【ハイテンション。賑やか。調子がいい。】
趣味 【ペット(蛇)のお世話】
サンプルボイス 「おはようございまあ"あ"す!!本日の外交を開始して下さい!!!」
その他設定など(あれば) 財務官としてギライアス王体制のもと登用される。その後、経済政策における成果を評価され現在の地位まで上り詰めた。 連日徹夜で国務に励むショートスリーパーであり、常に深夜テンション。 苦手なものは静まり返った雰囲気。 追い詰められるとアステロ訛りが出る。 近年は革新的な政策を打ち出し続けており、10年先の経済学に目覚めたとも長時間勤務で壊れたとも言われている。今のところアストライア財政は安定しており、少なくともただちに問題は無さそう。 アグ・リコラーン軍隊長とは、解読が難航しタライ回しにされたためやってきたディプロマシーの解析業務にて出会う。適当な理屈をつけてネオ・アルクかライノー辺りにでも押し付けようとする折、ダメ元で問い合わせた隣国オ・スマーンの軍からがあり、リコラーンから直接ディプロマシーの指南を受けた。その際の明朗で親身な指導に感銘を受け、以来「アグさん」と親しみを込めて呼んでいる。 マイアとは政治的なもの以外にもなにやら繋がりがあるようだが……
(アグ・リコラーン軍隊長:男性。オ・スマーン帝国(トルコはトルコであるのに)出身。ディプロマシー指南担当。)
・経過
ボイセでやっていた本家と異なり、チャット用アプリとしてDiscordを使用。
ディプロマシーの盤面はbackstabbrで管理しました。
勝利条件は通常と異なり(RPTDに則り)12国力。
期間は10/24~12/4、基本的に1日1回更新を目安とするものでした。
・結果
最終盤面です。テストやらも挟まり、多忙の末更新できなくなったので本家といい宿命なのか途中終了となりました。
見た目国力多いのはトラクエで、次いでアステロ、西欧諸国…と続きます。
大筋としては、アステロと組みメロペコメト・マイアを壊滅させたトラクエに対し、スチームローラ―を仕掛けるもののライノーに膠着させられたイゲーテ・ネオアルクというようなゲーム展開でした。
・感想
次やる際、あるいはやってみたい誰かの為にメモ程度。
・RPを重視したければそのインセンティブを入れなければディプロマシーに偏る。…だけならいいのだが、殺伐とした世界観はRPを期待して来た層により心的ダメージを負わせる危険性がある。特にディプロマシー経験者と初心者の認識の相違が顕著であった。
・上記点に関連し、プレイヤーの経験値の差で、ゲーム中の心の余裕に大きな差が見られた。プレイヤーは(RPの傾向よりも)各国の経験値で同レベルに揃えることが望ましいと示唆された。
・もっとRP重視でかき回したかったという声が見られた。
・逆にRPもできるディプロマシーとして楽しかったという声もある。主に経験者側から。
・1日1回の更新ができず、終わった方がよい状況でもだらだらと続く結果となった。
・原因として、テスト近くに始めたという問題はある
・間に合わない方が悪いとして更新を行うとか、参加者の忙しさなど様子を見て切り上げる判断も必要である。
・本家のボイセ(短時間)かつ全員同レベルの初心者という状況設定は完璧というほかない。
総評としては、ディプロマシーとしては成立する。
一方で、RP、ディプロマシー、どちらが好きな人も楽しめるようにと、境界を定めなかった。
そのことが裏目に出た。端的に言うと、ディプロマシーとしての割合が大半を占め、RP要素が少ないものとなった。
具体的には、口調や性格以外の部分。例えば、どのような戦略を取るか、どこの味方をするか、嘘をつくかなどに、キャラクター性の介入する要素が少なかった。
RP要素を入れるならば、事前にそれなりの前置きと、できれば対面による認識の共有をしておくことが望ましいと考えられる。
色々と改善点は考えられるので、参加者が集まるようならば次回を開催しても悪くはないかと考えている。
ということで、RPTD報告記事でした。
参加者の皆様は本当にお疲れ様でした!あと長々と読んでくださった方もお疲れさまです。
最後となりましたが、本家本元のチュールベリン関係者の皆様、また、設定を考えるにあたりご協力いただいた、へくとぱさん、ナケミンさん、戌亥さんに心よりの感謝の言葉を述べ、結びの言葉とさせてください。ありがとうございました。