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09年春季TRPG会 第七回報告

2009年03月26日 22時30分39秒 | TRPG会の連絡・報告
春のR会も今日で最後でした

アリアンロッドシナリオ
“全ては神々の為せる業”

参加PC(LV2)
PC1
ティスラ・バルベータ  PL GHETTA
ウォーリアシーフ ヴァーナ
狼のヴァーナで茶髪茶色の目のお姉さん。でも今回は・・・。
口数少なながらも冷静に状況を判断できる人。
でもさすがに今回のような状況には戸惑っていた模様

PC2
デロア・T・ファング  PL シゲ
メイジサモナー ヒューリン
相棒のコウモリであるそんまそと共に放浪している男。
だがそんまその様子が今日はおかしい。
突然喋り始めた相棒には戸惑っていた模様

PC3
ユキラ=アイマス  PL mk2
アコライトウォーリア ネヴァーフ
シルヴァのおもりをシグに押し付け逃げ回っていた神官。
実家に仕送りをするなど働いてはいたようだ。
しかしシルヴァからは逃げられず戸惑っていた(むしろ諦めた)模様

PC4
ツヴァイク=キルス  PL ミドリ
シーフレンジャー ヴァーナ
冒険者を止めて山で動物を捕まえていた兎のヴァーナ。
ティスラが死んだのは自分のせいだと思い、怯えていた。
彼女が生きていると知って戸惑っていた模様

なんというか、メイン4クラスの割合が多いパーティでした。
シーフ二人はどちらも《バタフライダンス》《インタラプト》を取っていました。GMけっこう涙目。


ティスラは瘴気を放つ馬の姿をした妖魔グローウェルとの戦いで
命を失ってしまう。
しかし、天空の神ダグデモアの力によって蘇る。
光に包まれた彼女。薄れ行く意識の中、彼女は神の声を聞く。

「すまん、間違えてしもうた」

ティスラ「え、ちょ・・」
そのまま彼女は意識を失っていった。

さて、放浪しているデロアは機械の街カナンに辿り着いた。
しかし、ある時相棒のそんまその様子がおかしい。
突然ふらふらと飛んでいってしまう。
あわてて追いかけるデロア。
その先には、気を失ったそんまそと、周りに落ちている
グレートソードなどの持ち主不明の装備品。
とりあえずそんまそを起こすデロア
デロア「大丈夫か、そんまそ」
しかし、喋れないはずのコウモリそんまそはこう答えた。
そんまそ?「違う、私の名前はティスラ=バルベータよ。」

そのしばらく前。神官ユキラは上司のシルヴァにふんじばられていた。
ユキラ「何をするんですか、そういうのはシグさんの役目でしょう!」
しかしシルヴァは取り合わずこう言い放った。
シルヴァ「と、いうわけで神さまから依頼があるのよ。」
ユキラ「頭沸いてませんか?」
・・・
シルヴァ「とにかく、神託にあったティスラってヴァーナの子を連れてきて欲しいのよ。あ、あとカナンで誘拐事件が起きてるからそっちもよろしく。」
そう言ってさっさと転送石で帰ってしまうシルヴァ。
ユキラは泣く泣くカナンを目指す事になった。

同じ頃、ツヴァイク=キルスはおおいに怯えていた。
自分のせいで死んでしまったかつての仲間ティスラが生きているらしいと聞いたからだ。
ツヴァイク「どうしよう、きっと俺に復讐しに来るに違いない…、ああ、どうすればいいんだ!」
とりあえずふとんに篭って震えていたが、それではどうしようもないと気付く。しかもよく考えれば彼女は確かに埋葬したはずという事も思い出し、とりあえず真偽を確かめようと、彼女がいるというカナンへ向かうのだった。

そして、神さまをぶん殴ってやると怒りつつもどうしようもないのでまず情報を集めようとしたティスラ、そんまそがそんまそじゃないならそんまそはどこに行ってしまったのかと憤り調べる事にしたデロア、「あなたは神殿を信じますか?」と道行くツヴァイクに協力を強要したユキラ、勢いでユキラに引き摺られたツヴァイクの四名はカナンの神殿で出会い、すったもんだのあげくにギルドを結成した。
ギルドの登録係の前でギルド名を話し合っていたら、その議論中に出たフレーズを登録係の人が聞いてそのまま登録してしまった。
(PL的には、萌えヒロイン作成チャートを振って決めた(笑))
ギルド名:「真面目に暴走超特急」

その後、街を調べて、ティスラの姿をした何者かを見つけるも逃げられてしまう。
デロア「行け、そんまそ!」
ティスラ「だから私はそんまそなんて名前じゃないわ。」
デロア「じゃあ・・・ティスラ・そんまそ・バルベータ?」
ティスラ「…勝手に人のミドルネームを増やさないで。」

色々な調査の結果、夜街に出現するという妖魔の姿を追っていくと
街のある場所の地下にあった邪神の神殿に辿り着いた。
頭を垂れないと襲い掛かってくる邪神像や
空けると箱の近く「以外」が爆発する罠など
様々な仕掛けを潜り抜け、奥に辿り着く。
そこに待っていたのは、かつてティスラを殺した妖魔グローウェルだった。
正確には、ティスラの姿をしたグローウェルと、グローウェルの姿をした、操られたそんまそがそこに居た。

グローウェルはそんまそに乗りながら《ヴァイタルフォース》+《ブランディッシュ》で猛攻をかけてくるも、2発の《インタラプト》や《ガーディアン》でしのぎ、ティスラのグレートソードは容赦なくティスラの身体をのっとったグローウェルに叩きつけられる。
激しい戦いの末、グローウェルは倒され、元の姿に(こいつがやった範囲で)もどさせられた後きっちりとどめを刺されました。
こうしてカナンの街の脅威は取り除かれたのでした。
あ、ティスラはちゃんと元の身体に戻れましたよ、よかったね。



GM的には、神さまの「すまん、間違えてしもうた。」が最大のネタでした。
PLのみんなにはけっこうウケてもらったのでよかったですw

春のR会は今回で終わりですが、今年はこれからが本番です。
まだまだ様々な形で活動していきますので、ぜひご参加ください。
コメント
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World made from WILL 第4話その3  By安綱

2009年03月18日 03時16分59秒 | TRPG関連
※注意 これはその3です。先にその2をご覧ください。




PL視点での出来事

隼人PL「こちらの行動カウント、シルバーレインで炎の魔物を攻撃。」
GM「魔防ジャッジはファンブル。侵魔怨殺でダメージを返す。」
隼人PL「…倒れます。」
穂酒PL「生死判定の目標値は幾つになりますか?」
隼人PL「もろもろつっこんで、上限も削ればプラーナの3Dで
8振れば生きてる。」
ころころ
一同「ちょーーー!!!」
出目は、1、1、1。
GM「これは・・・どうしようもないな。」
雛PL「本当に君らしい出目だな。」
ヨハンPL「あちゃー…」


GM『えーと、死の淵で漂う君に声がする。』
声「死にたくない?」
隼人「その声は。」
声「助かりたい?」
隼人「・・・ええ、これで死んでしまうのは、非常に心残りですね。」
声「もう戻れない。それでもいい?」
隼人「……ええ、構いません。やってください、ロナさん。」
声「わかった。」
GM『すると、隼人の身体が光に包まれて消える。
   んで、隼人は魔王アラク・ロナの落とし子になった。』
隼人PL『了解』


教授のマシーンの中。炎の魔物を囲み、一行は集まっていた。
穂酒は街の人や美森を近づけさせないようにしており、ここにはいない。
その部屋にいるのは、恭介、雛、ヨハン、教授、そして炎の魔物。
炎の魔物からはもはや炎は噴き出しておらず、肌は無残に罅割れている。
それは戦闘による傷跡ではない。もちろん傷はあるが、それ以上に
この魔物は、自分自身の力で自らを傷付けていたのだ。
それも限界に達したのだろう。もはや立ち上がることすら叶わない。
恭介「雛さん、起こしてくれ。こいつにはまだ、聞きたいことがある。」
「わかった。」
しかし、突然雛の脳裏に声が響く。
声「ご主人様の命令です。・・・全力で、殺してください。」
「・・・判った。」
雛は突如回復魔法を中断し、桃剣を構えて魔物の首に突きたてようとする。
ヨハン「やめろ!」
ヨハンがとっさに飛び掛かる。
「邪魔をするな!」
それは、一瞬の出来事だった。
雛が刃を振り下ろす。ヨハンが銃を引き抜く。
雛の竜眼が光り、ヨハンを縛る。ヨハンの瞳が輝き、雛を睨みすえる。
邪竜の呪いの眼と、眼光で相手を縛る《サイコバインド》の異能が交錯する。
まばたき一つの差。雛の桃剣は、ヨハンの銃で弾き飛ばされた。
「・・・?」
恭介「雛さん、裏切るってのか・・・?」
「俺(ひな☆ちゃん)は、何をしていたんだ?」
ヨハン「覚えてないのか?」
「ああ、いや・・・大丈夫だ。今度こそ。」
恭介「・・・」
今度こそ雛は癒しの力を放つ。
そして、魔物は徐に眼を開ける。
魔物「サクラ、キョウスケ・・!!」
憎憎しげな視線で恭介を睨む魔物。しかし、もはや腕一本を
動かす事すら叶わない。
恭介「いろいろ聞きたいことがある。が、ともかくまず隼人の事だ。」
魔物「アノ男? コロシタ。」
恭介「違う、その後だ。どこへやった?」
魔物「シラナイ、邪魔ダカラコロシタダケ。」
ヨハン「お前がアウナスなのか?」
魔物「ワタシハ、アウナス。チガウ。ワタシハアウナス、違ウ、アウナス、
チガウ、アウナス、ワタシハ・・・」
恭介「駄目だな、壊れかけてやがる。」
教授「それで、その子はどうするつもりですの? 正直ここに置いておくのは
危険だと思いましてよ。」
恭介「そうだな、ここに置いといてまた美森が狙われても面倒だ。」
ちゃきりと、箒を構える恭介。そこには普段の困ったような笑顔は無い。
戦闘のために他全てを切り捨てるための思考《戦闘用人格》。
その顔が告げていた。こいつを、殺すのだと。
ヨハン「待て、こいつは何者なのか、せめて、それをはっきりさせてからでも遅くは無いだろう?」

「アウナス、確か隼人が追っていた魔王の名だろう? ひょっとしたら・・・希望か。いや、よしておこう。あいつは死んだんだ。」
ヨハン「まだわからないだろう。」
恭介「いや。そうでなくてもこいつは危険だ。とどめをささないと、美森がまた狙われるかもしれない。」
「まず、こいつが何者かを調べてみよう。」
《秘密公爵の告げ口》を使用し、リオン・グンタを呼び出す雛。
リオン「この本によれば・・・おかしい。この者の情報は何者かに隠されています。しかし、確実に判る事はあります。この子は、魔王の力《変化の印》によって姿を歪められています。そして、落とし子であるということ。それは魔王から力を得た存在。・・・・この娘は元は、人間です。」
ヨハン「人間、なのか・・・」
「なるほど。俺はやはりこいつを殺すのは反対だな。こいつはあのアウナスと繋がりがある。何らかの手がかりになるだろう。それに・・・殺すのは忍びない。」
恭介「なんだ、同情か?」
「同情? いや、違うね。俺はこんなに力のあるアウナスってやつと契約したくなったのさ。その手がかりとしてこいつは必要そうだ。…まあもちろん同情もあるがな。」
ヨハン「どうする、恭介さんよ? まあ、まずはそのおっかねえ顔を元にもどしてくれないか?」
恭介「・・・・・・」
恭介の腕から力が抜け、表情が変わる。
恭介「いいでしょう。・・・拘束するならきょうじゅさんにお願いして下さい。僕はもう錬金の力は使えませんから。」
そのまま部屋を去る恭介。
扉を開けるとそこには穂酒が壁に背を預け、腕を組んで立っている。
穂酒「すまんな、みんなで無理を言ったかもしれん。」
恭介「・・・」
恭介は何も言わず、部屋を出て行った。

「やはり、殺すべきだったかもしれないな。」
ヨハン「まあな、殺される可能性も少なくはなかったかもな。」
「いや、まあそうだ。しかしそれ以上に隼人を殺したやつを庇ってしまうなんてな…。 ヨハン、何かジョークを言ってくれよ。人を笑わせるのは得意だろ?」
ヨハン「それじゃあ・・・」
異能者の変身能力を起動し。
ヨハン「はーい、私スク水ひなちゃん。カワイイでしょ?」
雛は顔を引きつらせながらも笑う。ヨハンも姿を戻して笑った。
二人とも泣いていた。
ヨハン「いつ死ぬかなんてわからないんだがな。」
「まあ、彼の来世に祝福があらん事を。」
しばし眼を瞑る。
ヨハン「でも、俺たちはまだ死ねない。目的があるからな。」
「そうだな…。 もう寝よう。」
ヨハン「おやすみ。」


そして、隼人はある戦いの様子を見続けていた。
眼下で戦っているのは、炎の軍、戦士の軍、龍の軍、そして海魔の軍。
対するは、裏界帝国の主力軍。
隼人「いいんですか、加勢しなくて?」
??「必要ない」
隼人の隣に立っている女、今はもう彼の主でもある魔王アラク=ロナは一言で切って捨てた。
隼人「ここは、いったい何なんですか?」
ロナ「目指していた場所。ここが、そう。」
眼下に広がるは大陸。裏界の海に囲まれ、魔物も恐れて近づく事の無かった大地。それは母たる蛇の住まう場所。
―――眠れる龍の島。
隼人「貴方たちの目的は、一体何なんですか?」
???「そうだね、その答えもここにある。」
声がする。現れたのは青髪の女。
“海の魔女王”フォルネー=ルシウス
フォルネー「私たちの目的の全てがここから始まる。さあ、行こう。この世界の終わりと、始まりへ。」

To be continued...



-----------------------------------------------------------------
第四話が終わり、次第に佳境に入ってきました。
隼人は死亡し、次回以降はPCではありません。
もちろん隼人が死んだせいもありますが、実は隼人PLが
遠くへと行ってしまうため、キャンペーンを離脱しなければ
ならなくなったからでもあります。
出会いがあったら、別れの可能性も同時に潜んでいます。
悲しいですが、彼と過ごした時間は楽しいものだったと思います。
今まで、本当にありがとう。


・・・ああ、PLは死んでませんよ、念のため。
後、何時ものごとく参加者各位による指摘は歓迎します。
コメント (1)
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World made from WILL 第4話その2  By安綱

2009年03月17日 23時20分28秒 | TRPG関連
4ヶ月ほど間が開いてしまいましたが続きです。
出会いもあれば、別れもまた・・・ある。


コワントロ周辺概略図
――――――――――――――――――――――――――――――
                      森森森森森森森森
   丘                  森森森森森森森森  
  丘丘       川川川川川川川川川川川川川川川川川川川
          川            森森森森森森森
       川川川 川            森森森森森森
      川     川  街          森森森森
   川川川       川
  川           川       沼沼沼
 川             川     沼沼 沼沼
川               川     沼沼沼沼
――――――――――――――――――――――――――――――


後二日で裏界帝国の軍勢がやって来ると知った一行は、少しでも情報を集めるため、逃げる経路になりそうな歌う森の調査をすることにした。

二日目前半の行動
恭介穂酒隼人は森へ偵察に
は裏蟲対策に街で工作
(雛PL「街で魔王級の兵器を探しまーす」
GMと穂酒PL「だからないって」)
ヨハン 女の子とキャッキャウフフしながら見張り
(GM「・・・。」)

森へ向かった三人(with美森)。
森は見たこともないような異様な植生が競い合うように蔓延っていた。
しかし、辺りをいくら見回しても、魔物の影どころか蟲の姿さえ見当たらない。
隼人「妙ですね、生き物のいた痕跡はあるのに姿は全く見当たりません。」
穂酒「森の奥や森の外へ向かった痕はあるようだな。
   もしかして、地震でも来るのだろうか?」
恭介「どちらかというと、来るのは軍隊でしょう?」
穂酒「虫の知らせ、というやつか。」
しばらく探索していると、一行は二匹の魔物の姿を見つける。
どうやら偵察に来ているらしい。
隠れて様子を伺い、そいつらの会話から東方公国軍が森の中に居て、裏界帝国軍に
奇襲を仕掛けるらしい事が分かった。穂酒はこいつらに見覚えがあるような気が
したが思い出せず、悩んだ末結局安全策を採りそいつらを見送った。

(PLの雑談:パール様はどこにいるのかについて
最後尾でふんぞり返っている? それとも最前線を独走してる?)

一方雛は街の人と協力して裏蟲対策の大網を張っていた。
見張りと合わせて、また蟲が出たらすぐに判るような仕掛けを作っていた。
雛「気休めかもしれないが、無いよりはいいだろう。」
ミレーナ「そうですね。それに、体を動かしているうちは不安も紛れますから。」

同時刻、ヨハン。アイリーン、ルクサンドと三人で見張りをしていた。
ヨハン「ここはどういう施設なんだい、アイリーンちゃん?」
ルクサンド「こっちは集会所、あっちは教会だな。」
アイリーン「何日も居てそんなこともまだ覚えていませんの?」
ヨハン「そんなつれないこと言わずにさ、仲良くしようぜアイリーンちゅあーん?」

見張りを・・・していた・・・??

(ヨハンPL「GM、アイリーンちゃんの好感度とか見えませんか?」
GM「見えません。てかありません。」)

だが、そんなふざけた様子を見せてもなお鋭い彼の感覚は感じ取っていた。
裏界帝国の方角の遠くに見える丘。そこに集まる数多くの魔物達の姿を。
ヨハン「あれは・・・魔物の軍団か?」
アイリーン「なんですって!! ルクサンド、なんとかしなさい!!」
ルクサンド「無茶言わんでくださいよ…」

合流して、今後どうするかでしばらく話し合う一行。
森の方角へも逃げられないと判り、作戦を練り直す事に。
裏界帝国軍と東方公国軍の共倒れを狙う、
帝国側に奇襲用意ありの警告を流す、などといった案が出るがまとまらず。
丁度入ったきょうじゅからの通信で、きょうじゅが3日後に到着するという
話を聞いた。
(教授「急にいなくなったせいで、補足するのに時間がかかりましたのよ。」)
結局逃走することを考えて、経路を探るために南の沼を調べる組と
そして集まっているという魔物の様子を探るために丘を調べる組の
2グループに分けて調査することになった。

丘 ヨハン・隼人
沼 残り三人+美森

丘に向かった二人は、「落石」という名の悪路(トラップ)を乗り越えて進む。
丘の上には陣地のようなものが出来ていた。どうやら裏界帝国の軍勢がここに
陣を張ったらしい。
魔物の話す言葉を盗み聞きして。
・総攻撃は二日後
・一部の魔物が抜け駆けして街に攻めてくるかも
・裏界帝国にもベル親派とルーを求める派の2種類が存在すること
・どうみても身長50M以上の、投石器を持った巨人がいること
などが判ったが、危険を恐れてそれ以上は踏み込まずに帰っていった。

(隼人PL「どちらかがおとりになって潜入するか?」
雛PL「ヨハンおとりやろうぜw!」
ヨハンPL「残念だな、もし隼人が女だったら、『お願いねヨハン(ハート)』
とか言ってヨハンをおとりにするところだったのにw」
一同「実に残念だww」


ベル親派魔物「噂ではルー様は力を失って幼女になってるって話だぜ。」
ルー親派魔物「まさか。あの毅然としたルー様が幼女になってチョココロネ
食ってるなんて馬鹿な話があるわけないだろw」
ベ魔物「そうだよなー」(二人して笑)
GM「それがあるんだけどなw」)

沼にむかった四人は、沼、というより瘴気の渦を目の当たりにした。
入っていけば鍵の力で保護されているはずの自分たちでさえ生命力を奪われる、ましてや一般人が入ったらひとたまりもなく死んでいくであろう。
一行は、そんな死の沼の中心に燃え盛る炎を見つける。
炎の周りには何匹かの魔物が儀式をしているようだ。
(魔物識別判定)
雛「あいつらは儀式によって天候を操る力を持つ、アウナス配下の魔物だ!」
(ヨハンPL「かっこいい演出はしないの?ひなちゃんのりかいこうざー、か。」
雛PL「だまされんぞ、これは必殺技じゃねえw」
GM「こいつらは天候を変える能力を持っています。具体的に言うと
《冷たい雨》とか《酸の霧》とか《極寒の吹雪》とかに」
穂酒PL「それはやべえ」
恭介PL「要するに全部トラップにあるやつですね。」)
どう考えても危険だと判断し、倒そうとする一行。
魔物「ゲゲゲ、何ダキサマラ! オレタチガあうなす様ノ配下ダト
知ッテノコトカ!?」
穂酒「ああ、お前たちの好きにはさせない!」
というわけで戦闘に。
沼に体力を奪われ、イフリートの放つ炎のブレスに手を焼きつつも撃破する。
雛「これで何とかなったな。」
穂酒「ああ、アウナスが帰ってくる前に帰るとしよう。」

アウナスの配下と交戦したため、魔物が攻めてくる前に先に街を出た方が
良さそうだという結論に達した一行は、しばし休息をとり、街人に準備をさせた後
夜闇に紛れて(とはいえ裏界に夜も昼も無いのだが。)街を出る事にした。
穂酒「それで、構わないか? さすがに街までは手が回らない。」
ミレーナ「そうね、正直未練はあるわ。けれど、まだ生きている人がいる。
放っておくわけにはいかないわ。」
ヨハン「そうだな、人が居れば街はまた作れる。」
穂酒「しかし、死んだ人は弔ってやらないとな。」
ミレーナ「簡単にだけど、お墓はあるわ。手だけ合わせてあげて。」

(その裏で自然回復ジャッジして、雛がファンブルしてポーション使う
はめになったり、そのポーションでもファンブルしてポーション使い切ったり。
ヨハン「どうした? これがほしいのか?」
雛「いや、俺(いや、ひな☆ちゃん)はそんなこと思ってないぞ。」
ヨハン「ひなちゃん?やっぱ無理してキャラ作っちゃダメだぜ?」
雛PL「力のためには仕方ないんだ(絶叫)」)


一行が動き出した後、裏界帝国陣地
魔物「ベル様、大変です!」
ベル「何があったのかしら?」
魔物「街の人間どもが動き始めてます。街を捨てて逃げる気のようです!」
ベル「全軍に伝えなさい、すぐに動くわよ!」

東方公国軍陣地
パールバトラー「パール様!」
パール「何、そんなにあわてて?」
バトラー「裏界帝国軍、急に動き出しました!」
パール「ちょっと、どういうことよ! 予定よりも早いじゃない!!
こっちもすぐに動きなさい!!」
バトラー「了解いたしました!」

そして強大な魔王は、蒼き月の輝きの下で合い間見える。
ベル「あらパールじゃない。わざわざこんな所まで来てご飯漁りとは、
東方公国の王女も落ちたものね」
パール「何ですって! …ふん、こんな美味しいもの、ベルなんかには
勿体ないじゃない。このパールちゃんがじきじきに有効活用してあげるって
いうんだからおとなしく渡しなさいよ。」
ベル「そういわれて易々と渡すわけないじゃない、ほんっと頭悪いわね」
パール「ムキー! 言わせておけば! パールちゃんの本気、思い知りない!!
全軍、突撃!!」
ベル「フフフ、あいかわらず乗せられやすいわね。こちらも進軍。私達の目的を忘れないように!」

何柱もの魔王が姿を現し、対峙する。

アニー「久し振りですね、リオン・グンタ。知恵を司る魔王として、雌雄を決しないといけないと思っていましたよ。」
リオン「・・・アニー・ハポリュウ。貴方が東方公国側にいることも、この書物に書いてある通り。」
アニー「参ります。」

イコ「これからイヤなことが起こるのです。すごく、すごく起こるのです。」

エイミー「あらあら、大変ですね。プラーナ増幅開始。イフリートさんたち、
進軍してくださいな。我らが主のために存分に腕を振るっておあげなさい。」

グラーシャ「戦なのら。楽しい楽しい殺し合いのはじまりなのら。」

そして、無数の魔物たちが動き始めた。
レッサーデーモン、イフリート、魔獣戦士、魔王女の兎、パールバトラー、
ネフィリム、魔の落とし子、ミノタウロスetc。
天は空飛ぶ魔物の黒で染め上げられ、地は無数の魔獣が埋め尽くし、
河も海も怪魚や海魔のひしめく死地となった。
数え切れないほどの魔物が蠢く混沌の坩堝に、一行は突入していく。
明日を迎えるために。自分たちの居た世界へ、再び帰るその日のために。

・・・そして、死闘が始まった。


クライマックスフェイズは、17×22という巨大なMAP上で行われました。
しかも1sqの移動に2歩分かかるため、実質的な距離はさらに広いです。
1ラウンドは一日。休む暇も無い激闘が繰り広げられました。
いくつかある勝利条件のうち、一行の選んだ方針はMAP外、目指す蒼の門のある方角への脱出。
しかし、裏界帝国軍は町の住民(セッション中はなぜか人民と呼ばれていた)
のプラーナを狙い、東方公国軍は裏界帝国軍を殲滅せんと殺到する。
三つ巴で始まった戦いは、しかし時と共に予想外の方向へと進み始める。
切欠は些細な事だった。
“誘惑者”エイミーの指揮しているイフリート軍団の動きが突然おかしくなり、
暴走し始める。それと時を同じくして、裏界帝国軍の中から、
炎の軍団、戦士の軍団、龍の軍団が造反し、南西にいた海魔の軍団に向けて
移動を開始する。
ベル「どういうこと、エイミー?!」
エイミー「すみません、なぜか配下の一部が勝手に動き始めてしまって…」
ベル「これは・・・ふうん、そういうこと。すぐに部隊をそっちに…」
パール「ふーん、よそ身なんてしてていいの?」
言葉と共に飛来する強烈な閃光。
ベル「クッ、アンタに構ってる暇は無いっていうのに! 仕方ないわね。アゼル、お願い。」
アゼル「うん、ベル。拘束、開放!」
パール「援軍ですって!」
荒廃の力が発動し、敵も味方も、等しくプラーナが吸われていく。
???「おおむね予定通り、ですね。」

逃げ続ける一行は、一路西へと進んでいた。しかしそこにも魔物は現れる。
迫り来る数多のレッサーデーモンが闇の呪文を放てば、隼人や雛が
魔法の防壁で攻撃を弾き、ミノタウロスの豪腕をかわしたヨハンが
銃弾で巨体を打ち抜き、恭介の箒が肉を切り裂く。
ネフィリムの長距離投石が人民を狙えば穂酒が身を挺して庇い続ける。
そうしてなんとかきょうじゅと合流し、マシーンに街の人を収容して
急いで逃げようとするその前に、様子のおかしいイフリートの軍団が現れる。
いや、これはただのイフリートではない。
闇を切り裂くように、燃え滾る魔物の姿が浮かび上がる。
禍々しく伸びた長大な爪。丸みを帯びたタイトな人型のフォルムだが、
その全身は鮮血の様な赤に彩られ、その瞳は憎悪を燃え上がらせている。
こいつこそ、かつて幾度も一行の前に立ちはだかった炎の魔物に他ならない。
炎の魔物「サクラ、キョウスケ! アノオンナハイナイノカ!!
ニクイ、オマエラガ! オマエラサエイナケレバ!!」
隼人「こいつは!?」
恭介「またお前か。性懲りも無く俺に切り刻まれに来たのか?」
炎の魔物「ジャマハハイラセナイ!! キョウコソ、コロス!!」
叫び声を上げて月匣を展開する炎の魔物。
しかし、魔物の意に沿わず、展開された月匣の中には恭介と隼人の二人が
閉じ込められてしまう。
穂酒「恭介、隼人!!」
穂酒の叫び声も届かない。展開された月匣の中には入ることは叶わない。
隔離された空間で、命を懸けた闘いが始まった。
しかし、その外でも戦はまだ続いている。
残されたものたちは、ただ仲間の無事を祈りながら戦いを続けるしかなかった。

月匣内。
炎の魔物「ジャマモノガハイッテシマッタノカ!?」
隼人「恭介くんを殺させはしません!」
恭介「ちっ、隼人、ひ弱なくせに無理すんなよ。もともとコイツは僕の獲物だ!」
炎の魔物「シネエッ!!」
炎の魔物の双爪が恭介に襲いかかる。しかし、恭介の四刃が
攻撃を受け流し、魔物の身体を切り裂いていく。
傷口から噴出す炎が魔物の身体を染め、さらに勢いを増して燃え上がる。
隼人「《シルバーレイン》!!」
さらに魔法の雨弾が魔物の炎を打ち消していく。
炎の魔物「ジャマヲ、スルナアァァァアアァァァア!!!!」
恭介「隼人!!」
声を上げるも間に合わない。
魔物の身体から吹き上がる炎が瘴気と混ざり合い、猛烈な呪詛となって
隼人の体を貫く。
隼人「かはっ・・・」
呪いの炎に耐え切れず、全身を焼け焦げさせて倒れ伏す隼人。
《侵魔怨殺》。身に受けた傷を相手にもそのまま与える落とし子の切り札である。
恭介「隼人!」
傷は、深い。助かりそうな傷には思えない。
死んだ・・・? 恭介の頭にそんな言葉が過る。
恭介「てめえ・・・・!!!」
怒りに任せて四本の刃が荒れ狂う。
炎の魔物の爪が迎え撃ち、数号。
恭介の刃が魔物の身体を貫く。
炎の魔物「オマエサエ、オマエサエイナケレバ!!」
恭介「知るか、死ねよ!」
貫いた刃をぐるりと回す。魔物は絶叫し、眼に恨みを滾らせながら、倒れ伏した。
恭介は倒れた隼人を見る。・・・助からない。
月匣は解けても、奇しくも天候は《ダークネス》。
眼を凝らしても雛の姿は見えない。助け、られない。
倒れてもまだ動きのあった隼人の身体から力が失われる。
そして次の瞬間。隼人は、まるでそこには誰も居なかったかのように、
その場所から消失した。
どういうことか。恭介が考えても答えは出ない。
ただはっきりわかることがある。四季邑 隼人は、もう、いない。
恭介「お前にはまだ聞かなきゃならないことがある。」
そう言って、炎の魔物を肩に担ぐ。
ヨハン「おーい!」
雛「無事か?」
仲間達が駆け寄ってくる。
穂酒「ん? 隼人はどこだ?」
恭介「消えた……としか言い表せない。」
穂酒「消えた? どういう意味だ?!」
恭介「あいつと戦って、重傷を負って、消失した。死んだかもしれないが分からない。少なくともあそこにはもう何も無い。」
穂酒「そうか・・・」
沈痛な表情になる穂酒。他の皆も、表情は暗い。
雛「そいつは?」
恭介「こいつには、まだ聞くことがあるから、連れて行く。」
ヨハン「行こう。まずはここから脱出しないとな。」

その後一行は、魔物達をなんとか振り切り、逃亡する事に成功した。
ミレーナも、アイリーンも、ルクサンドも、そして街の人たちも、
コワントロの街で生きていた人は一人もかけることなく脱出した。
しかし、生き残った人の中に、四季邑隼人の姿は無かった・・・


To be continued Ending Phase…
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2009年春の第四回TRPG会報告

2009年03月06日 13時23分36秒 | TRPG会の連絡・報告
どうも。何気に初ブログのウッディです。
とりあえず自分がGMを勤めさせていただきました、SW2.0の報告をしたいと思います。

まず、SWといえばなんといってもパーティバランスが大事。前衛がいて、後衛がいて、スカウトがいて、レンジャーがいて、プリーストがいて、セージがいて、といった感じにですね。
ところが今回はキャラメイクする際に、お互いがどんなキャラにするのかを相談せずに作るという暴挙に出まして、その結果、奇跡的に前衛3、後衛3、スカウト、レンジャー、プリースト有というなかなかバランスの取れたパーティになりました。それでもセージがいなかったり、パーティ全員が亜人だったり(それも半分がルーンフォーク)と、なんだか妙なパーティではありましたが…

さて、シナリオ本編に話を移します。今回のシナリオは、アルフォート王国の研究所から脱走した吹雪の妖精(スカディではありません。オリジナルです。)を連れ戻すというものでした。さて、ここで問題が発生します。ルーンフォークは「妖精が見えない」という特徴をもっています。今回のパーティの半分はルーンフォークです。ちなみにラスボスは件の吹雪の妖精です。  ………いったいどうなるんだろう
結局、プリーストが妖精にチャームをかけて連れ戻したので、ラスボスとの戦闘自体が発生しませんでした。
こうして一行は、道中のべ4人(ホース含む)ほど気絶者を出しながらも依頼を達成したのでした。

といったところで報告を終えたいと思います。

PLの皆様、お疲れ様でした。
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09年 春のTRPG回第二回報告 by急須屋

2009年03月05日 23時12分58秒 | TRPG会の連絡・報告
遅れました。 第二回の報告をさせていただきます。
ルールはダブルクロス、使用ステージはウィアードエイジでした。

人の出会いは突然に。 そして別れも突然に。 日は出会いと別れを繰り返して生きている。 いつか別れるのなら、悲しむと分かっているのなら出会わない方がいい。 そう思えてくる。 しかし人は誰かを求め歩き続ける。 出会いがあるからこそ、分かる喜びもあるからだ。 出会いがあるからこそ、人は未来を信じていられるからだ。 そしてたとえ別れたとしても、また会えるかもしれない。
いつか、きっと。
「いつかまた、この星の下で~Heavenly Stars~」

今回の参加メンツとキャラクターです。
ブルーノ・ファンファーニ(ノイマン・ブラックドッグ) PL:paranoia
中国に進出をたくらむマフィアのボス。 イタリア系ではあるがすでにイタリアは見限っている様子。 戦闘では拳銃片手に撃ちまくる。

紅 神代 風人(ハヌマーン・ハヌマーン) PL:ダムー
通称神風。 大日本帝国軍の情報部に所属する軍人。 第一に国益を重視し、国のために玉砕することもいとわない男。 高速移動で相手をかく乱し、刀や素手で戦う。

イル・ヴィグナーレ(ブラックドッグ・モルフェウス) PL:GHETTA
通称λ4。 かって、世界調律機構という組織が宇宙からの侵略者を排除するために作り上げた人型決戦兵器、その遺された一体。 今はオーパーツを研究するギル博士の下で自分と同じ古代の遺産を封印する役目を担っている。

ニトリ・ヴァーンスタイン(ハヌマーン・オルクス) PL:朱雀
通称超貴婦人弾頭。 世界の秘宝をこの手に入れるため、日夜セローナお嬢様と世界を飛び回る発明家。 しかしいつもお嬢様に振り回されてばかり。 それどもがんばるめげない子。 戦闘では謎のエネルギー物質(賢者の石)から作り出した巨大ロボで蹂躙する。
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2009年春のR会 第三回 報告

2009年03月05日 13時24分52秒 | TRPG会の連絡・報告
はい、二卓のうち一卓でGMをしたGHETTAです。使ったシステムはゲヘナ アナスタシスです。

ゲヘナ アナスタシス 単発シナリオ
「砂の城」

PLの方々です。

サン(堕天使/刀術士/男/あらこう)
界螺の強い支配域と凌渦の強い支配域の狭間にあるシンファーザの街からファーユへと修行に出てきた堕天使の刀術士。
故郷を出てから幾年かの月日が流れたとある日、ふと、任務でシンファーザの街へと戻る事となるのだった。

ニルーファル(銀糸の民/神語黒砂使い/女/ミドリ)
サンのサポート役として呼ばれた銀糸の民の神語黒砂使い。
この情報収集の苦手な面々の中で一人黙々と調査を進めた。

セルドゥク・ナムル(鹿の草食獣人/愧拳使い/男/朱雀)
人間の部分が多く、まるで人間に鹿の角だけが生えているような外見…………というか、セ○ト君。
これでも街の人と打ち解けるのは得意らしい。具体的には交渉術を覚えているぐらいには。


或る日、一同は上司に呼ばれ、シンファーザの街の支部長ヒルパが何らかの要因で死亡した為、次の支部長が決まるまで支部をまとめる為、至急向かってほしいと頼まれる。
シンファーザはサンの故郷であり、ヒルパはサンをファーユに行けるように取り計らってくれた人だった。少々楽天的なところのある人だったが、そうそう死んでしまうような人ではなかった。一体何があったのか?一同は途中で砂豚の集団を退治しつつシンファーザへと向かった。

シンファーザの街は界螺の影響下と凌渦の影響下の狭間にあり、街の中には双方の支部があり、街の支配権を巡って水面下で争っている場所であり、一同が着いた頃には凌渦の者達が幅を利かせていた。どうやら界螺の支部がまともに機能しておらず、民は凌渦の方へと頼っていたらしい。
取り敢えず支部の者から話を聞き、凌渦の支部にヒルパさんが死亡する二週間前にジョイラという、現凌渦支部長のカウガの娘が凌渦本部から派遣されている事を知る。どうやら、支部長の交代の手続き中らしい。
ジョイラはサンの幼馴染であり、互いに享受者を目指して切磋琢磨した仲である。しかし、明るかった筈のジョイラは今は「氷の女」と呼ばれるほどの冷たい性格になっているという。

ここからは各人が一週間ずつ行動してゆく。

まず、サンはジョイラに会いに行くことに。
何とか凌渦の中に入り、ジョイラと会うも、ジョイラは「自分の立場を理解しているの?昔とは違うの。貴方は界螺で、私は凌渦の者よ。分かったなら帰って」と冷たくサンをあしらう。

一方、ニルーファルは調査し、ヒルパが死亡する直前、なにやら何処からか仕入れてきた魔薬を調べていた事を知る。残念ながら、彼が調べていた魔薬を手に入れることは出来なかったが。
ナムルは街の見回りに精を出し、どうやら凌渦の方は交代の手続きの所為なのか、別の要因なのか、あまり見回りが行われておらず、街の治安があまり護られていない事を知る。それゆえ、積極的に見回りをする界螺の方へと信頼を寄せるように。

さて、続けての行動にて、サンは凌渦の本部へと行ったジョイラに何があったのか、凌渦の周辺にて聞き込みしてみることに。
分かった事は、凌渦での炎術の修行の合間に、ジョイラは神語も多少学ぼうとしていた事だった。しかし、神語を学び初めて暫くすると少しずつ明るかった性格が冷たくなってゆき、やがてジョイラは神語を学ぶのを止めてしまったという。

さて、ニルーファルは相も変わらず黙々と調査。この度は凌渦についての調査。どうやらジョイラはあまり部下によく思われておらず、カウガが何とか部下をなだめている状況らしい。
一方、ナムルはまたまた街の警護。不良君をおっぱらったり年老いたおばあさんの手伝いをしたりと街の好感度GET中。街の人々の凌渦に対する不満を聞く事に。

ここでイベント発生。サンとナムルが見回りをしていると、街の一角で騒動が。どうやらグールが何処からとも無く現れたらしい。
駆けつけた一同が軽く退治し、混乱の収拾をしていたところで漸くジョイラが現れる。そしてグールが既に退治され居る事を知り、「そう……」と言葉を残して去っていってしまう。

凌渦支部に帰ってきたジョイラはカウガから、「お前一人では辛くはないか?今回も界螺に先に手を打たれてしまったようだし、本部から誰か享受者を派遣してもらった方が良いのではないか?」と言われるも、それでは自分がこの街の支部長として力不足であると判断されると断る。それでは、と困ったカウガは口を開き、
「流れの享受者を雇ってみては如何だろうか?幸い、この近くに二人いるそうだしな……」

何故ジョイラが現れるのが遅れたのか、こっそりと調べたところ、どうやら凌渦の中では、まず問題が発生した場合、カウガに報告し、カウガがジョイラに連絡する、という仕組みになっている事、そして、今回、部下からカウガへの連絡は速やかに行われていたが、カウガからジョイラへの連絡が遅れていた事を知る。

翌週、再びジョイラに会おうと凌渦を尋ねるサン。最近凌渦に雇われたという、全身を包帯に巻いた銀糸の民と巨大な男の危ない様子に多少面食らいながらも、何とかジョイラと面会し、外の酒場で話す事に。
昔みたいに出来ないのか、と尋ねるサンに、飽く迄互いの立場を理解しろ、と立場にこだわるジョイラ。話は平行線を辿り、ジョイラが席を立とうとしたところで、サンはカウガが連絡を遅らせた話をする。思う当たる節があるらしく、考え込むジョイラ。
もしかしたら何かが起こっているのかもしれない、二人は協力し、互いの情報を交換する事に。

さて、ここで一同は本腰を入れて調査する事に。
結果、どうやらカウガがジョイラが支部長になるのを邪魔している事、そして、今回カウガが雇い入れた流れの享受者は元化唇の享受者であり、特殊な魔薬を使う事を知る。どうやら、ヒルパはこの享受者が民にばら撒いた魔薬を調べていて死亡したらしい。
この流れの享受者が主犯ではないか、もしそうだとしたらジョイラは非常に危険な状態にあるのではないか、と、一同は凌渦支部に乗り込む事に。

一同が駆けつけた時、凌渦支部では今にもジョイラに例の流れの享受者、ヴェグペー特製の、常人なら一発で廃人、享受者でも強い依存性の残る劇薬を打たれてしまう直前だった。駆け込んできた一同に、「あれ?もうばれちまったがや?」と首を傾げるヴェグペー。そして傍にいた巨大な男、ダラモアに声をかけ、一同は戦闘に。

魔薬を使って能力値を伸ばしつつ、幻鏡術で戦ってくるヴェグペーに一気に生命力を減らされ、(主にニルーファルが)一時危うい状態になりつつも、コンスタントに高いダメージを出すサンとナムルに削られ、三ターン目にヴェグペーは倒されてしまう。ダラモアはその後もその巨体で力任せに暴れ続けナムルを気絶させるも、少しずつ生命力を奪われ、やがて力尽きた。

動けないジョイラに駆け寄り、大丈夫かと抱き上げるサン。弱々しく目を開け、ありがとう、と答えるジョイラ。
そして、そんな二人の所に、《メッセージ》が届く。その送り主は、ジョイラ。
「サン、そっちは元気でやってる?私は元気だよ」
それは彼女が凌渦本部で過ごしていた時、サンに当てて送ったものだった。次から次へと届けられる言葉(因みに、半径10メートル内の全ての人は聞こえる)。
修行の事、周りの人の事、初めての任務での出来事…………やがて、最後の言葉となり
「やっぱり……私、サンの事が好き。長く離れてみて、漸く分かったの」
「もし、聞こえていたなら、答えて。私は何時まででも待っているから」
「それまで、私は独りで生きぬいてみせるから」
顔を真っ赤にするも、真っ直ぐサンを見つめるジョイラ。サンも少し硬直。しかし、やがてサンはジョイラへ向けて、言葉を発するのだった…………

やがて、月日が経ち、
サンはシンファーザの界螺支部長になる事になった。ナムルらも協力してくれるらしい。
その傍らには正式にシンファーザの凌渦支部長となったジョイラの姿。
その後、この街は界螺と凌渦が共同で一つの支部使い、街の治安を護る初めての街となるのだが、それはまた別の御話。
今回はこれにてお仕舞い。


という話でした。いやぁ、デレないツンキャラ(ちょっと虚勢張り)やったらちょっと対応外だったらしく、あらこうを少々困らせてしまったようです。まあ、誰も彼もがデレるとおもうなよ、という奴ですね。

PLの皆様、御疲れ様でした。
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20年度追いコン報告 byゴンタ

2009年03月02日 03時45分13秒 | 定例会・公式行事報告
2008年2月28日に20年度追い出しコンパが行われました。

…というわけで、追い出された対象である私、ゴンタが報告をさせていただきます。

本年度に追い出された部員は急須屋、朱雀、てーしお、むっく、安綱、そしてゴンタの計6人でございます。おそらく、全員ダブることもなく卒業できるのではないでしょうか、うれしいことです。

この学年は、大学に入ってからのものもいますが、全員がTRPGプレイヤーで、現在のサークル内でTRPGが盛んな流れを作った一因になっているのではないでしょうか?
それぞれ、核弾頭、PC1かつツッコミ、クール&ニヒル、BC兵器、ヒロイン魔王とロールの上での住み分けもなされており、このような方々と同じ学年で遊んでこれたことをうれしく思います。いや、本当に。

とかいうことを、卒業も近くなり考えることもあったのですが、後輩の子たちも私どもの学年がキャラわけのなされた一つのチームと考えていてくれたようで、それぞれに合わせたうれしい卒業プレゼントをくれました。

急くんには、みんなを率いる(どこか遠くへ)統率力を示すレッドのお面(ゲキレンジャー)と、ありがたい電波、もとい予言を書き込む白紙の本を。

朱雀くんには、その冷静な判断力を示すブルーのお面(ボウケンジャー)と、ツッコミに必須のピコハンを。

てーしおくんにはいつも頼りになる安定感を示すイエローのお面(ボウケンジャー)と、お約束のカレーを。

むっくんには敵か味方か危険なポジションを示すブラックのお面(ボウケンジャー)と、彼の代名詞のドリル(書籍)を。

ヤスくんには紅一点(?)のピンクのお面(ボウケンジャー)と、マジ狩る変身ステッキ(バールのような)を。

私、ゴンタには必要悪(いじったりする対象)としての存在を示す戦闘員マスクと、巨大化に必要な羊羹セット(もちろん芋羊羹も)を。

…ここまで手の込んだことをしてくれて本当にびっくりです。
とりあえず、急くんが少し浮いてるってことはわかりました(別次元的な意味で)

SF研での4年間は本当に楽しいものでした。これだけ楽しく過ごせて、しかも気持ち良く送り出してもらえる自分たちは本当に幸せだと思います。
今まで、お世話になった先輩、後輩、同輩の皆さん、ありがとうございました。そして、これからもよろしくお願いします!!



…まあ、実際、私なんかは院生になるだけなので、放課後とかよろしくです。
VISIONしたり、TRPGしたりしようぜぇとか言ってくるアレな奴をこれからもよろしくお願いしますです。
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ダブルクロスやります By朱雀

2009年03月01日 23時15分33秒 | TRPG会の連絡・報告
朱雀です。
以前告知したダブルクロスの単発シナリオについての続報です。
前回募集をかけたところ、2卓立ちそうな感じだったため、思い切って同じシナリオ2回やることになりました。
もちろん前半のシナリオに出た人はネタバレ厳禁な。
日程としては3/13(金)・15(月)の2日間でやろうと考えてます。
そこんとこを踏まえた上で、再度参加希望者を募ります。
参加希望者はどちらの日に参加したいかを明記してコメントしてください。
あと、どのハンドアウトを取りたいかも指定してくれると助かります。

以下ハンドアウト再掲。



昨日と同じ今日、今日と同じ明日、
世界は繰り返し時を刻み、変わらないように見えた。
だが、人々の知らないところで世界は大きく変貌していた――

ダブルクロス The 2nd Edition 「目覚める罪(仮)」

「ダブルクロス」――それは「裏切り」を意味する言葉。



ハンドアウトPC1 推奨カヴァー:高校生or 大学生 *UGN・FH関係のワークス取得不可

君はどこの組織にも属していない、いわゆるフリーランスのオーヴァードだ。
オーヴァードと言ってもその力を揮うのはごく稀で、街中で暴れ回るジャームに遭遇した時くらいのものだ。
あとは、たまに来る黒服の男たちを追い払う時くらいか。
一応、オーヴァードの組織があることは知ってる。でもそういうものに縛られる人生はまだ当分ごめんだ。
ある日、君は例によって黒服たちの誘いを『丁重に』お断りして一息ついていたところ、不意に現れた少女に声をかけられた。
「お兄さん、強いんですね」

シナリオロイス:蓮見 千穂  推奨感情 P:好奇心/N:不信感


ハンドアウトPC2 推奨カヴァー:UGNエージェント(チルドレン・支部長でも可)

君はUGN片宮市支部に所属するエージェントだ。
少なくとも支部の中では、君は最も有能な部類に入るし、それ相応の実戦経験も積んではいるつもりだ。
しかし、今回君に与えられた任務は、これまでのものとは少し趣が異なるものだった。
『先日この片宮市近辺で起こったオーヴァード殺害事件の捜査』、これはいい。
問題はその捜査を、よりによってあのFHと合同で行う、という通達があったことだ。
一体どういう風の吹き回しなのだろう?

シナリオロイス:霧谷 雄吾  推奨感情 P:尊敬/N:不安


ハンドアウトPC3 推奨カヴァー:FHエージェント(チルドレン・セルリーダーでも可)

今回の君の任務は、簡単に言うと『同胞殺しの犯人探し』だ。
こんな組織に所属している関係上、君にとって死というものは、仮にそれが仲間のものであっても比較的身近なものだ。
訓練の過程で淘汰された奴、敵との戦闘に破れた奴、力を制御しきれず始末された奴……。
数え上げればキリがないし、君自身いつそういうことになってもおかしくはない。
今回ともに任務にあたる神田 麻耶とは君がFHに所属して以来の長い付き合いになる。
果たして今回も2人揃って生還できるかどうか。
それこそ神様の気まぐれというやつ次第だろう。

シナリオロイス:神田 麻耶  推奨感情 P:連帯感/N:食傷


ハンドアウトPC4 推奨カヴァー:UGNチルドレン(エージェント・支部長でも可)

芹沢 環が何者かによって殺害されたと君が知らされたのは、彼女が行方不明になってから1週間ほど経ったある日のことだった。
彼女はかつて君が非常に世話になった先輩で、国内のUGNメンバーの中ではかなりの古参だと聞いている。
そんな彼女が殺害されたという一報は、君にとってもUGN自体にとっても、正に衝撃だった。
現場に手がかりになりそうなものはほとんど残されておらず、もちろん犯人の正体もわかってはいない。
この不明な点だらけの事件を象徴するかのように、犯人には『未知の部分』を意味するコードネームがつけられた。
“ナイトヘッド”と。

シナリオロイス:“ナイトヘッド”  推奨感情 P:執着/N:脅威



*レギュレーション*(若干追加)
・PCは4人固定。1人あたり経験点10点分までの成長を認める。
・Dロイス、FHキャラクター、コントラストサイドまでの追加データは使用可能。
 ただし、ステージは現代日本。それ以外のステージのデータは使用不可。
・Dロイスのデータはラディカルドライブで改定された後のものを使用。
 ただしラディカルドライブで追加されたものは取得不可。
・Dロイスを取得する場合は、初期ロイスとして取得する場合は経験点不要。
 ただし2つ目以降のDロイスは経験点を消費しての取得とする(初期ロイスでは取得できない)。
・キャラ作成時に経験点を残していた場合、シナリオ中に成長してもよい。
 ただしこの方法で新しく取得できるエフェクトは1つのみ(既に取得しているエフェクトのレベルを上昇させる分には制限なし)。
・いつものことながら、シナリオは割とガチでシリアスです。念のため。
・一応、頑張ってリプレイ化する予定……時間が許せば。


質問等あれば受け付けます。


なお、シナリオの内容は予告なく変更される場合があります(笑)

ちょっと公開する時間が遅くなってしまいました。ごめんなさい。
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