あるくみるきく_瀬戸内シーカヤック日記

瀬戸内を中心とした、『旅するシーカヤック』の記録

『芸予ブルー』_テーマカラー of 印象派_”瀬戸内シーカヤック日記”

瀬戸内シーカヤック日記: ロードスターで冬の山陰へノープランの旅を堪能_須佐神社、持田屋旅館、味屋七海、亀の湯、三瓶蕎麦木の香

2019年02月10日 | 旅するシーカヤック
ここ数年、冬には雨や荒れた日が多く、シーカヤックを楽しむことができない週末も多い感じ。
でも、俺にはシーカヤック以外の楽しみも沢山あるので、せっかくの機会を活かして、普段できない旅を楽しむのも乙なもの。

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今週末も、天気は今一つの予報。
ネットで宿を探すものの、なかなか思うような宿が見つからない。
『なんだか良い宿が空いてないんだ』と妻に言うと、『今週末は3連休だからじゃない?』

『え、そうなの。。。』
俺の勤めている会社は、基本が土日休みなので祭日と言う概念を忘れがちなのだが、確かに言われてみると3連休で宿を予約している人が多いようである。

じゃあ、と言う訳で、時々お世話になっている宿を検索すると、『おー、ここは空いているよ。 せっかくだから、予定がなければ、一緒にドライブ旅に行かないか?』
『うん、いいよ』

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2019年2月9日(土) 朝食を食べ、家を出る。
今日のクルマは、スタッドレスを履いたロードスター。

アテンザワゴンは、普段使いすることはなく、シーカヤック旅メインなので、冬でもノーマルタイヤ。
俺の冬のクルマ旅は、ロードスターと決まっている。

雪の降る中国山地を越え、まずは出雲の羽根屋さんへ。

開店15分前に到着し、しばしお店で待たせていただく。


開店が近づくと、多くの人が並び始める。
『やはりここは人気店だなあ』

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時間となり、席に着くと、蕎麦を注文。
俺は天ざる蕎麦、妻は三色割後。

久しぶりとなる、羽根屋さんの美味しい蕎麦をいただき、『ごちそうさまでした』

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ここからの旅のテーマは、せっかくなのでこれまで行ったことがない場所を開拓しようという、ノープランの旅。
まずは、ネットで見つけたパワースポットへ。

須佐神社。

数年前にテレビで紹介されてから、人気になったスポットということがだ、さすがに雪のちらつく冬は、それほど多くの人は訪れていない。

曇天の小雨ではあるが、社の裏の巨木群は、さすがの迫力と空気感であった。


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続いて、近くの立久恵峡へ。

ロードスターを止めて、しばし川沿いを散策。

晴れていれば絶景だと思われる、珍しい景色を眺める。

風は強いものの、ひと気もなく、静かな景勝地。

ここは、また良い季節に再訪したいものである。

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その後は、前から気になっていながら一度も行けていなかった、塩ヶ平温泉。

思ったより浴槽は小さかったが、人は少なく、黄金色のお湯が絶品である。
途中からは、先に入っておられた方に話しかけた。

『ここは、そんなに混み合わないんですか?』
『そう、だいたい一人か二人くらいで、すいとるよ。 ここは穴場じゃねえ』

『こっちの方の温泉は、いろいろと行っとるん?』
『趣味がシーカヤックなので、年に何度か島根半島に漕ぎに行って、その帰りに温泉に入るのが楽しみなんですよ』
その話をすると、その方がシーカヤックに興味があるとのことだったので、しばし四方山話を楽しんだ。

この温泉も、大変気に入った。 『これから時々通うことにしよう』

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ここからは、平田に向かい、ゴビウスへ。

ここも、今回が初めての訪問。

これまであまり関心がなかったのだが、来てみると500円の入場料で、かなり充実した展示を楽しむことができるので驚いた。

やはり、食わず嫌いせずに、いろいろと訪問してみないと行けないなあ。


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宿に向かう直前、生姜糖のお店へ。

この季節限定の、生姜の砂糖漬けを買いに来たのだが、残っていたのは一箱だけ。
『これ下さい』
と言う訳で、ギリギリセーフであった。

『買うことができて、よかったなあ』

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5時になると、今日のお宿、持田屋さんへ。

子供達が小さい頃から、何度も通っている定宿の一つ。
『今回もお世話になります』

今日の夕食は、宿にお願いしておいた味屋七海さんへ。

このボリュームと質で、なんと一人1,300円也。

驚愕の、コストパフォーマンスである。

まずはビールで妻と乾杯! 『お疲れ様でした』

お店の女将さんは、俺が以前来たことを覚えておられた。 嬉しいじゃあないか!

この季節ならではという、ふなの刺身も追加でお願いした。

『ふなの刺身って、どんなんですか?』
『こっちじゃあ、この時期の定番ですよ。 夏は泥臭いけど、冬のふなはクセもなくて、美味しいよ。 何より、ふなは生きたままスーパーなんかで1日や2日は生きてるから、滋養にはええんじゃあないかね』
『じゃあ、一つお願いします』

生姜を添えて食べると、コリコリとしてこれはこれで冬の山陰の滋味である。

『ご馳走様でした。 また日本海に遊びに来たら、寄りますよ』
『お待ちしてます』

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2019年2月10日(日) 朝起きると、パンとコーヒーで朝食を済ませ、宿を辞す。
『お世話になりました。 また、暖かくなったらお邪魔しますので、よろしくお願いします』
『はい、待っていますよ』

まずは、稲佐の浜へ。

ここで、宿の女将さんに教えていただいたように砂をいただき、出雲大社へ。

まだ雪がちらつく8時なので、人は少なく、静かに参拝できる。

正面からお参りするのは、初めてである。

冬の出雲大社は、これまた独特の澄んだ空気感。











ここは、他にはない独特の空気感を持つ、すごいパワースポットであることを、改めて実感。

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8時半過ぎには、スターバックスへ。

ここでは、コーヒーを買うとともに、この店でしか手に入らないマグカップを、妻と一緒に購入した。
『これでまた一つ、思い出のマグカップが増えたねえ』

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次に向かうは、三瓶温泉。

途中のダムで、一休み。

今日も目的地は、三瓶温泉の亀の湯さん。

入浴料は、一人300円也。

他に誰もおらず、貸切状態。

ここの張り紙が、なかなか興味深い。

それにしても、加温されていないお湯の温度は低く、さすがに長時間入るのは厳しそうだったので、早めに退散。
『ここは、夏にぜひ再訪したいお湯だなあ』

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すぐに次の温泉、三瓶荘さんに移動して、温かい温泉でのんびりまったり。

11時になると、お腹も減ってきたので、これまた初めて訪問する三瓶蕎麦屋さんへ。

木の香さん。

二人とも、ざるとろろ蕎麦をお願いした。
美味しい蕎麦茶をいただきながら、しばし待つ。

『ご馳走様でした』

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帰路では、これまで行ったことがない展望台に立ち寄ってみたり、

廃線になった三江線の踏切を見学したり、

お気に入りのヨーグルトやプリンのある、高原安瀬平乳業さんに立ち寄ってお土産を購入したり。

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今回は、できるだけこれまで立ち寄ったことがないスポットを訪問することをテーマにし、いきあたりばったりのノープランのドライブ旅を、妻と一緒に楽しんだ。
まだまだ、知らない良い場所があるんだなあ!

生涯不良の旅するサラリーマン・シーカヤッカー。
さて、来週はどこ行こう?

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