この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

捻くれ者と金環日食。

2012-05-21 22:30:02 | 日常
 本記事はいつにも増して内容が捻くれています。
 捻くれた記事など読む気になれないという方は最初から読まない方が良いと思います。
 まぁもしかしたら、あんまりいつもと変わらんじゃん、と思う人の方が多いかもしれませんが。笑。

 
 今日は金環日食でしたね。
 九州北部ではほとんど見れませんでしたよ。
 皆さんのところではどうだったでしょうか?
 楽しみにしていたけど、見れなかった、という方は残念でした。

 自分はぶっちゃけあんまり興味がなかったです。
 昨日の時点では、明日が金環日食かぁぐらいに思っていただけで、当然日食用のグラスも購入したりはしませんでした(そもそも時間帯が時間帯なので、わざわざ直接グラスで観ようという気にならなかったんです)。

 で、朝起きたら、テレビは各局どの番組も金環日食の特集ばかりですよ(テレ東を除く)。
 まぁそこまでは仕方ないかな、と思いました。
 特別な興味がなかったというだけで、特集を見るのも嫌だった、というわけではないので。
 しかし、某バラエティ番組で、、、ま、いっか、目覚ましテレビで、寝ぼけ眼のSMAPがスペシャルゲストとして呼ばれ、金環日食をバックに歌を歌う、と聞くに至って、もういい、って完全に萎えてしまいました(実際に歌は聞いてません。チャンネルを変えたので。)。
 
 ゴメン、こんなことを言うと不快に思う人もいるかもしれないけど、金環日食って、そんなに無理やり盛り上げないといけないものなのかな?
 無理やり盛り上げないと盛り上がらないものなのであれば、金環日食って実はそんなに大したものじゃないんじゃないの?

 金環日食が綺麗なものだということを否定するつもりはさらさらないです。
 金環日食を見て、感動した!という人がいれば、その感動は本物なんだと思います。
 
 でも、金環日食と同程度に綺麗なものや感動するものは、日常生活で目にする風景の中に、普通にあると思うけどな。
 そういった日常の何気ないものを見て綺麗だと思い、感動をして、そしてなおかつ金環日食を見て綺麗だと思い、感動するというなら、わかるよ。

 でも日常の何気ないものは無視し、でも金環日食は○○年ぶりだとテレビが言ってるから見ることにする、っていう人がいたら、それって何なの?って言いたくなります。
 
 空にある星はもちろん綺麗だけど、泥土に一輪の花が健気に咲いていても、充分綺麗だと思うけどなぁ。
 
 ま、今述べたことは捻くれ者の戯言なのであまり気にしないでいいです。
 6/6の金星の太陽面通過のときは晴れたらいいですね。
 まぁこれも朝早いみたいなのであまり見る気はしないのですが。。。


ps.ざっとミクシィの日記を見回ったところ、やたら日食を裸眼で見た(それで目が痛くなった)という人がいました。
 何なんだろうなぁ、その人たち。
 金環日食にほとんど興味がない自分にも太陽を直接見てはいけない、っていうのは常識なのに。
 そういう人たちって金環日食に興味があるというより、単純にイベントに参加したい、馬鹿騒ぎをしたい、流行に乗り遅れたくない、っていうだけなんだろうなぁ。
 勝手に太陽を直接見て失明すればいい、って言いたいところだけど、一応忠告しておきます。
 太陽を直接見ると、失明の可能性もあります。それはサングラスをしても同様です。通常サングラスは太陽を直視するようには出来てません。
 これだけ言ってもたぶん無駄なんだろうなぁ…。
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もはやRECでも何でもないじゃん!!『REC/レック3 ジェネシス』。

2012-05-20 20:42:22 | 新作映画
 パコ・プラサ監督、『REC/レック3 ジェネシス』、5/20、ユナイテッド・シネマ キャナルシティ13にて鑑賞。2012年19本目。


 日曜日は『REC』シリーズの最新作『REC/レック3 ジェネシス』(以下『REC3』)を観てきました。
 最初の予定ではこの日、ティム・バートン監督の最新作『ダーク・シャドウ』を観るつもりでした。
 『REC3』も観たいな、とは思っていたんですけど、ゴールデン・ウィークに『テイク・シェルター』を観損ねたことが後々のスケジュールに響いて、公開日に『ダーク・シャドウ』を観ると、『REC3』を観られない可能性もありました。
 それが、『ダーク・シャドウ』を後回しにして『REC3』を先に観ることにしたのにはいくつか理由があります。

 一つ目、シリーズの一作目と二作目を観ていたので、三作目も観ないと気分的に落ち着かないものがあったから。毒食わばサラダまで、って言いますからね。

 二つ目、鑑賞料金が¥1000だったから。
 通常、映画の鑑賞料金は当日で¥1800です。日本で公開される九割方の映画はそうだと言ってよいでしょう。
 配給会社が何を思って鑑賞料金を¥1000にしたのか、その思惑は量りかねるのですが、その大盤振る舞いには応えないといけないかな、と思ったのです。
 もし、¥1800払わなければいけなかったとしたら、まず観なかったでしょうね。

 三つ目、実はこれが一番大きい理由なのかもしれませんが、「『REC3』の公開が楽しみ!」と言っていた友人が直前になって「監督が代わったので観るかどうか迷ってる」と言い出したんです。
 元来捻くれ者なので、彼が観ないというのであれば、せめて自分が観なければいけない、という義務感めいたものに駆られました。
 ちなみに、監督が代わった、というのは間違いで、正確には一作目と二作目がジャウマ・バラゲロとパコ・プラサの共同監督だったのが、本作をパコ・プラサが、四作目をジャウマ・バラゲロが単独で監督することになったんです。

 さて、いろいろ考えた末に観に行った『REC3』なのですが、感想を言うと、ひじょ~~~~に微妙でしたね。

 POVという撮影方式があります。
 直訳すると主観ショットのことであり、簡単にいうと、登場人物の一人が撮影カメラを持っていて、そのカメラで撮影されたフィルムを、観客である我々が検証する形で鑑賞する映画のことです。
 代表的な映画は『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』や『パラノーマル・アクティヴィティ』などがあります。

 POV映画の長所は何といっても通常の映画にはない臨場感がある、ってことでしょうか。あと撮影が比較的容易だ、ってことも挙げられるでしょうね。
 逆に短所は(素人がカメラを持っているという設定なので)画面がやたらブレる、そしてもう一つは上映時間が九十分なら九十分、カメラを持つ人物が、何があろうとカメラを手放さない、その不自然さが拭い切れない、ということです。
 
 自分がこれまで観たPOV映画で最も高度な撮影テクニックが用いられていると思ったのはモンスター・パニック映画の『クローバー・フィールド』です。
 この作品では、カメラで撮影するのはパーティ会場でたまたまカメラを手渡された一人の素人カメラマンなのですが、モンスターに襲われようと、ビルからビルに飛び移ろうと、彼は本当に何があろうとひたすら撮影を続けるんですよね。
 映画自体はそれなりに迫力があったんですけど、その不自然さゆえにあまり作品に乗ることが出来ませんでした。

 『REC』の第一作はこの不自然さが感じられないように作られていました。
 撮影するのがプロのテレビカメラマンだった、というのもありますが、それ以外にも工夫が見られて好感が持てました。

 続く第二作は、何とかPOV方式を維持しようという涙ぐましい努力も窺えたんですが、途中で撮影しているカメラが切り替わるので、はっきりいって不自然でした。
 ただ、努力していること自体は評価してあげたいな、と思いました。

 そして第三作である『REC3』なのですが、驚いたことにPOV方式をあっさり放棄してました。
 監督であるジャウマ・バラゲロとパコ・プラサの二人にはそれほどPOVに強いこだわりはなかったみたいです。
 『REC』というのは「RECORD」の略だと思っていたので、POVじゃない『REC』は『REC』じゃないと思うんだけどな…。

 で、POVの代わりにパコ・プラサが本作の売りにするべく用意したのが何とギャグ。
 ゾンビ対策用に礼拝堂に置いてあった聖騎士の鎧が有効なのではと考えた花婿と友人が鎧を身に着けて外に出たら、鎧は単に重いだけだったというオチや、「これは『スポンジ・ボブ』じゃなく、『スポンジ・ジョン』なんだ、著作権の関係で…」と呟きながらゾンビにがぶりと噛まれる着ぐるみの男や、「今日は私の晴れの日なんだから!」と叫びながらいきなりゾンビにカンフーをぶちかます花嫁など、所々にギャグが盛り込まれてるんです。

 確かに全く笑えないってわけではないのですが、でもギャグを盛り込むなら盛り込むで『ブレイン・デッド』並みに突き抜けていないと、ギャグがどこまでも中途半端な感が否めません。

 あとは、監督は悲恋を結末に用意してるんですが、自分の目から見ると、単純に花婿の決断が鈍いだけにしか思えなくて、、、まぁネタバレになるのでこれ以上詳しいことは言いませんが、やっぱり中途半端でしたね。

 と、何やかやケチをつけましたが、鑑賞料金が¥1000ならこれで充分かな、っていう気がしないでもないです。
 これからも配給会社には作品の出来や規模によっては鑑賞料金を下げて欲しいと思います。


 お気に入り度は★★☆、お薦め度は★(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
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みんなの友達!!キャンディマン♪

2012-05-19 22:09:43 | 旧作映画
 いきなりですが、嘘です。
 何が嘘かって、まるで『アンパンマン』の登場キャラクターの名前のようですが、1992年製作のホラー映画のタイトルなんですよ、『キャンディマン』というのは。

 なぜ今ごろそんな昔のホラー映画を取り上げることにしたかというと、ツタヤの3枚三千円のコーナーにDVDが置いてあったから。
 一枚三千円とか、四千円とかじゃ手が出ないけど、一枚当たり千円ですからね、ソッコーで買うことにしました。
 などと書くと既に購入済みのようですけど、あくまで買うことにしただけであって、そのときは懐具合が寂しかったこともあってまだ買ってないんですけどね。笑。
 給料が出たら購入するつもりなんですが、それまで在庫が残っているでしょうか?

 何だか買う気があるのかないのか自分でもわからなくなってきましたが(おぃ)、ホラー映画の中で『キャンディマン』が好きっていうのは本当です。
 これまでそれなりの数のホラー映画を見てきましたが、好きなホラー映画を十本挙げろ、と言われたら、確実にその十本の中に入りますね。

 ちなみに残り九本は、『エンゼル・ハート』(北条司の漫画に非ず)、『スケルトン・キー』、『マーターズ』、『リンク』(エリザベス・シュー主演の方です)、、、う~ん、四つしか思い浮かばない。
 残り五つは宿題ってことで。笑。

 ともかく、ホラー映画と言えど、やたら殺人鬼が人を殺しまくるだけの映画は好きじゃないですね。人を殺すにしてもきちんとした理由がないと。
 そういった意味では上述の五作品には意味なく殺される人はいません。
 やっぱりたまたま曰くのある湖に来ていたから殺される、っていうのはちょっとね。笑。

 さて、『キャンディマン』は怖いホラー映画です。
 では、キャンディマンというキャラクターが怖いのか?
 それがちょっと違うんですよね。

 ゾンビ映画というジャンルがあります。つまりゾンビが出てくる映画のことですが。
 ゾンビ映画はゾンビの恐ろしさを描いた映画かというとそうじゃない。
 ゾンビ映画の恐ろしさは、ゾンビが襲ってくるような終末世界でありながら、人種差別や自分一人だけ助かろうとする身勝手さ、不信、不和など、そういった人間の愚かさを描いている点にあると思います。
 だいたいこれまで見てきたゾンビ映画は七割か、八割方そうでしたし、今話題のテレビドラマ『ウォーキング・デッド』もそんな感じです。
 逆に言えば人間の愚かさを描くために、ゾンビが襲い来る世界を構築した、とも言えるんじゃないでしょうか。

 じゃあ『キャンディマン』はどこが怖いかというと、ヒロインのヘレンが、キャンディマンによって精神的に追い詰められていく点です。
 単純に人を殺すだけのキャラクターはそれこそホラー映画史上、枚挙に暇がないと思いますが、これほど精神的な攻撃をかけてくるキャラクターってちょっと他には思いつかないですからね。

 などと語っていますが、ストーリーの細部はかなりぼんやりしてるんですけどね。笑。
 何しろ鑑賞したのは二十年近く前ですから。
 来週末あたり、見直したいと思っています。
 ツタヤに在庫が残っていれば、ね!
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タトゥーとモラル。

2012-05-18 23:29:50 | 戯言
 橋本徹大阪市長が大阪市職員にタトゥーの有無を問うアンケートを実施し、さらに「入れ墨をしたい奴は民間(企業)に行け!!」と檄を飛ばしたそうだ。

 はっきりいってタトゥーなんてものはバカのすることだと思う。
 以前あるハリウッド女優が自らの身体に恋人の名前のタトゥーを彫り、破局後、そのタトゥーをレーザー除去した話を聞いて、何だ、それは?高度に自虐的な一種のギャグか何かか?と思ったものだ。
 だいたいあっさり除去できるものであれば、どれほどタトゥーを彫ったところで永遠の愛の誓ったことにはならないだろう。
 
 最近ではファッションでタトゥーを入れることが流行っているらしい。
 自分に言わせればそれもバカらしいことだ。
 ファッションなんて所詮は流行りものに過ぎないのに、それで高い金を払って、痛い思いをして、タトゥーをするなんて頭がどうかしているとしか思えない。
 
 繰り返すが、タトゥーなんてものはバカのすることだ。

 しかしながら人は、他人に迷惑を掛けない限り、自己責任でバカをするのは全くの自由だ。
 それがどんなに他人の目から見て無価値で無意味なことであったとしても、それを止める権利は誰も有さない。

 確かに役所に行って、窓口に座っている男が顔中にタトゥーを施していたら、そりゃ自分だって回れ右をして、別の列に並ぶだろう。
 だが、普段目に触れないところにタトゥーを入れたところで、誰に迷惑がかかるというのか。
 せいぜい慰安旅行に行った際、一緒に風呂に入れない、それぐらいだろう。

 職務遂行能力がないとか、職務に怠慢だったとかいうならともかく、なぜタトゥーを入れていることぐらいで職場を移動させられなければならないのか?
 タトゥーを入れていることは職務に怠慢であることよりも有害なことなのか?

 タトゥーを入れている人間を放逐することによって職場の意識が向上する、意思の統一が図れるというのであれば、いっそのこと大阪市職員の女性はピアス、マニキュア、髪染め、すべて禁止、男性の髪型は七三分けか五分刈りのみにしてはどうだろう。
 そしたら大阪市職員はこれ以上ないというぐらい一致団結して物事に対処できるだろう。
 何と素敵なことだろうか。

 今回の件に限らず、橋本徹大阪市長のやり方には危惧を覚えずにはいられない。
 他人の意見に耳を貸さない人間が政の長でいることは非常に危険だと思う。

 だが時代の流れは確実に彼に来ている。
 遠からず彼は国政に乗り出し、やがて総理大臣になるであろう。

 自分はタトゥーに全く価値も魅力も見いだせない人間ではあるが、橋本徹が総理大臣になった日本で、国民にタトゥーをする自由が保障されていることを切に願わずにはいられない。
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似てる、、、よね?

2012-05-17 21:43:16 | 新作映画
 映画『タイタンの戦い』と『インモータルズ』がストーリー的にごっちゃになってしまう、ということは先日の記事で書きましたが、実は似たようなことは大体毎年あります。

 一昨年だったかな、『ザ・ロード』と『ザ・ウォーカー』という映画を公開前のしばらくの間、同じ作品だと思ってました。
 どちらも荒廃した近未来の世界を主人公の男がひたすら南に向かって歩き続ける、というお話なんです。
 もちろん中身は全然違うんですけどね。
 前者はコーマック・マッカーシー原作の重厚な作品で、後者はデンゼル・ワシントン主演のアクションを重視した作品です。
 でもタイトルも似通ってるし、一時的に同じ作品だと勘違いしたとしても仕方のないことですよね?そーでもない?自分がそそっかしいだけ?

 タイトルが似通っているといえば、去年は『スリーデイズ』と『4デイズ』という二作品が同じ日に公開されたんですよ。
 さらに冗談みたいな話ですが、この二作品が公開された翌週には、『5デイズ』という作品まで公開されました。
 たまたま似通ったタイトルの三作品がほぼ同時期に公開される、なんて偶然があるわけはないですから、おそらくは各配給会社が示し合せた末の結果なんでしょうけれど、果たしてそんなことをして何のメリットがあるんでしょうね?
 まったく意味不明です。

 意味不明な同日公開といえば、先月は、テイラー・キッチュ主演の『バトルシップ』と『ジョン・カーター』が同じ日に公開されましたね。
 元々あまり惹かれるものがない二作品だったのですが、同日公開ということで、観る気が完全に失せました。
 だって、この二作がどちらもヒットして悪しき慣例となり、今後、同じ主演俳優、もしくは同じ映画監督の二作品が同じ日に公開されるようになったら、迷惑もいいところですから。
 『ジョン・カーター』だけでもコケたみたいで、よかったです。
 これからは配給会社も意味不明な同日公開をやめてくれるでしょう(たぶん)。

 さて、実は今年公開される映画にもどっちがどっちなんだか、よくわからない映画があります。
 それは『ザ・レッジ 12時の死刑台』『崖っぷちの男』の二作品です。
 何だ、タイトルは全然似てないな、と思うなかれ。
 原題はそれぞれ『The Ledge』と『MAN ON A LEDGE』なんです。直訳すると『崖っぷち』と『崖っぷちに立つ男』って意味になるでしょうか。
 もちろん主役はどちらもビルから飛び降りようとする男で、さらにどちらも衝撃的な結末が待ち受けるらしいです。
 これは、さすがに似てる、といっても間違ってないし、最初同一の作品だと自分が勘違いしてたとしてもそそっかしいってわけではないですよね?

 まぁもちろん内容は全く違うらしくて、一方は不条理なスリラー、もう一方はノンストップアクションサスペンスらしいのですが、、、どっちも観に行くって人、どれぐらいいるんだろ?
 少なくとも自分は(観に行くとしても)一方だけで充分です。
 さて、観るとしたら、どっちを観ようかな…。
 
 
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『虹色ほたる~永遠の夏休み~』、瞠目すべき絵の美しさ!!

2012-05-16 22:42:35 | 新作映画
 川口雅幸原作、宇田鋼之介監督、『虹色ほたる~永遠の夏休み~』、5/15、ワーナー・マイカル・シネマズ筑紫野での試写会にて鑑賞。2012年19本目。


 今年に入ってから二回目の試写会。
 三ヶ月に一度と考えればまぁまぁのペースかな。
 試写会って思いがけず傑作に出会えることもあるから侮れない。

 近年のスタジオジブリの作品を観てガッカリするのは、その意味不明なストーリー展開もさることながら、驚くほど手抜きの作画レベルだったりします(『ココリコ坂から』は未見だけどね)。
 ジブリって日本で一番潤沢な資金の元でアニメを作れるスタジオのはずなのに、どうしてあんな手抜きの絵で監督はGOサインを出せちゃうんだろ?
 『ハウルの動く城』なんてモブシーン(群衆)は、人の顔がほとんどカカシにしか見えませんでしたよ。

 いやいや、ジブリの作画は充分綺麗でしょ!!っていう人がいたら、例えば『マイマイ新子と千年の魔法』でも見て欲しい。全然比べ物にならないぐらいあっちの方が美しいから。

 それにもちろん本作もね。
 ほとんど事前に情報を仕入れずに試写会に臨んだんですが、絵の美しさには目を瞠りました。
 背景が、すべてのシーン、すべてのカットでまるでポストカードのように美しいんです。
 どんだけ気合を入れて描き込んでるねん!っていいたくなるぐらいの緻密さ、美麗さでしたね。
 それを観るためだけにお金を払う価値は充分あると思いますよ。

 ただ、背景に比べると人物が若干平べったく描かれていて、最初の内は少し抵抗があるかな。
 でも悪いってわけではないんです。どちらかというと味があるとさえ言っていい。
 おそらく、美麗な背景に溶け込ませたくなくて、あえて人物は平べったく描かれてるんだと思います。
 背景と人物が同じ調子で描かれていたら、その良さが半減されると監督は考えたんじゃないかな。

 ストーリーは、父親を事故で無くした現代っ子の少年が鉄砲水に流されて、三十年前の世界にたどり着き、そこで一人の少女と出会う、、、というぶっちゃけありがちなタイムスリップもの。途中サプライズはあるんですが、奇を衒った内容ではありません。
 でもそれでいいと思います。
 あまり話をひねり過ぎて筋が通らなくなるよりも、こういうオーソドックスなお話の方が素直に感動しやすいですから。

 この先、大作映画の公開が控えてますが、その前に一息つく意味でも、本作のような佳作を観に行かれては如何でしょうか。
 癒されると思いますよ。


 お気に入り度は★★★★、お薦め度は★★★★(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
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眠気に負けないために…。

2012-05-15 23:34:11 | グルメ・おやつ
 最近悲惨な交通事故が立て続けに起こっていますね。
 京都の祇園の事故が最初だったかな(それ以前ももちろん交通事故は絶えたことはないのだけれど)、あれからほとんど連鎖的に事故が起こっているような気がします。
 
 なぜ事故が起こるのか、もしくは起きたのか、一概には言えないと思いますが、一つ言えるのは、事故の加害者はボーっとしていたか、眠りに落ちていたか、どちらかだということです。
 意識が正常な状態で事故が起きるわけがないですから。

 ここだけの話、自分も眠気にはずいぶんと悩まされてきました。昔からずーっと。眠っても眠っても眠いんです。
 学生時代は現代社会の時間なんてうつらうつらを通り越して、すごい勢いで上半身をローリングさせてましたからね。
 後ろの席の奴にはえらい迷惑を掛けました。
 社会人になってもその体質は変わらず、会議中もうつらうつらするのはしょっちゅうで、上司にこっぴどく叱られてましたよ。
 ほんと、いつ居眠り運転で事故を起こしても不思議はなかったです。

 でも今は大丈夫です。
 なぜかというと秘密兵器があるから。
 それは何かというと明治の『XYLISH ハイパークール』。


   


 いろいろ試してみましたが、これが眠気には一番効くと思います。
 このガムを購入するようになってからは、会議中に舟をこぐこともなくなりました。

 先日、さらにスゴイものをコンビニで発見しました。
 それは『XYLISH ハイパークール 超ワイルド』。


   


 何かもう見た目がすでに相当やばそうです。
 さて、試食(試噛?)。
 

 ぐわっっっっ!!!

 すごすぎます。
 マジで、このガムを噛みながらなお居眠り運転が出来る奴がいたら会ってみたいです。

 一つ問題があるとしたら、『XYLISH ハイパークール 超ワイルド』、購入した店でしか見かけたことがないんですよね。CMを見た記憶もないし。
 まぁでも普通の『XYLISH ハイパークール』でも充分眠気には効きますけどね。
 もし眠気に悩まされてる人がいたら、一度試してみてください。
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映画『ポテチ』、監督の思いは伝わってくるものの…。

2012-05-14 22:41:52 | 新作映画
 伊坂幸太郎原作、中村義洋監督、濱田岳主演、『ポテチ』、5/12、中洲大洋劇場にて鑑賞。2012年18本目。


 歌手の長淵剛は東日本大震災から一か月後、自衛隊松島基地を慰問する前に自らに問いかけたそうだ。
 こんな非常時に歌を歌ってる場合か、と。
 そして自らに答えた。
 それでも自分には歌しかない、と。
 彼は松島基地で慰問ライブを開き、自衛隊員を始め、多くの人に勇気を与えた。

 被災地の人たちを励ますのに、どんな方法があるだろう?
 もちろん直接的に募金やボランティアという手段もあるだろうけれど、歌手であればその歌で、お笑い芸人であれば笑いで、スポーツ選手であれば自らのプレイで励ましたい、そう思うのはごく自然なことだろう。
 そして映画監督である中村義洋はこう思った。
 映画を作って、被災地の人たちを励ましたい。
 その思いは、68分という上映時間中、ひしひしとスクリーンから伝わってきた。
 そういった意味ではこの作品は成功している。

 ただし、純粋に一本の映画として観るとかなり、、、きびしいものがある。
 伊坂幸太郎と中村義洋のタッグは(主演の濱田岳と音楽の斉藤和義を加えればカルテットだが)、『アヒルと鴨のコインロッカー』、『フィッシュ・ストーリー』、『ゴールデン・スランバー』に続いてこれで4本目であるけれど、はっきりいって本作が一番出来が悪い。

 『アヒルと鴨のコインロッカー』を観たときは、よく伊坂幸太郎の作品の世界観を映像化したものだなと感心した。
 『フィッシュ・ストーリー』もよくあの短い原作を一本の映画に仕上げたものだな、と感心した。
 『ゴールデン・スランバー』は逆にあのむやみに長い原作をよくコンパクトにまとめたものだな、と感心した。
 『ポテチ』は、被災地の人たちを励ましたい、という思いこそ伝わってくるものの、作品的にはこれといって感心するところがなかった。
 例えばブラット・ピットが主演した『マネー・ボール』の試合のシーンはとても映画の撮影とは思えなかったのに比べ、『ポテチ』の試合のシーンは映画の撮影としか思えないぐらい不自然だった。
 観ていて悲しくなるぐらいだった。
 ぶっちゃけ本作を何の予備知識もない人が観に行ったら、なぜタイトルが「ポテチ」なのかすらわからないだろう。
 
 本作がなぜお粗末な出来になったのか、理由はいくつも推測できる。
 予算的、期間的、その他いろいろな問題があったのだろう。
 しかし、やはりだからといってつまらない映画を作っていい理由にはならないと思う。

 この『ポテチ』だけで、これまでの3本の感動を否定しようとは思わない。
 もし伊坂X中村コラボの第5作が製作されるとしたら間違いなく観に行くだろう。
 けれど、その第5作は、出来る限りの予算と、十分な準備期間を抑えた上で製作して欲しいと切に願わずにはいられない。


 お気に入り度は★、お薦め度は★(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
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妄想と盲信の果て、映画『テイク・シェルター』。

2012-05-13 21:57:06 | 新作映画
 マイケル・シャノン主演、ジェフ・ニコルズ監督、『テイク・シェルター』、5/12、Tジョイ博多にて鑑賞。2012年17本目。


 シネリーブル博多が閉館されると聞いたとき、これまでこのシネリーブル博多で観てきた、『キック・アス』や『ぼくのエリ』のようなミニシアター系の作品をもう福岡では観れなくなってしまう、と落胆したものでした。

 しかし今のところその危惧も杞憂だったみたいです。
 というのもシネリーブル博多が存続していればきっと上映していただろうなと思われる『宇宙人ポール』や『ダークフェアリー』、『ドライヴ』といったミニシアター系の作品をTジョイ博多で上映してくれるからです。
 これは正直ありがたい。

 しかしそうなると今度はTジョイ博多で上映されるミニシアター系の作品は全部観なくちゃいけないような、そんな強迫観念に捕らわれしまいます。
 『テイク・シェルター』もそんな作品の一つです。

 嵐が来る。それも天変地異と呼べるほどの嵐が…。
 そんな妄想に囚われた一人の男がいた。
 彼はやがてシェルターを作り始める。
 友人を失い、仕事をクビになり、妻に正気を疑われ、それでもすべてを投げ打って男はシェルターを完成させる。
 果たして嵐はやってくるのか?
 それともすべては男の妄想なのか?

 ん~~~、正直微妙。
 だいたい天変地異と呼べるほどの、つまりは黙示録級の嵐が本当にやってきたら、個人で作ったシェルターなんて何の役にも立たないと思うしね。
 それでもいろいろ考えさせられるものはありましたよ。

 一言で言えば、信じることの難しさ、かな。
 正しいということを知っているのと信じているのとでは微妙に違うんだよね。
 知っているのであれば、無条件に行動を起こすことが出来る。
 でも、信じているっていうのだとどうしても二の足を踏んでしまう。
 特に信じる根拠が薄弱であればなおさら。
 何かを信じている自分を支えてくれる誰かが話はまた違うのだろうけれど。

 映画では嵐が来ると信じる主人公のカーティスの傍を妻のサマンサが最後まで離れないから、まだしも話としては救われるんだけど、フツーだったら離婚ものだよね、カーティスの常軌を逸した行動は。
 それが愛の力と呼べるものなのだろうけれど、だとしたら自分には愛を理解するのは難しいな。笑。

 そんな感じで考えさせられるという点においては観る意義はあったと思うけれど、千八百円払って劇場で観る価値があるかと聞かれたら、やっぱり微妙としかいいようがないです。
 あ、でも妄想に囚われる主人公を演じた、マイケル・シャノンの怪演は、『シャイニング』のジャック・ニコルソンばりに迫力がありましたよ。
 映画を観る際は役者の演技にも重点を置く、という人には必見の一本かもしれません。


 お気に入り度は★★☆、お薦め度は★☆(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
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今日は疲れた…。

2012-05-12 23:55:49 | 新作映画
 今日は映画を二本観てきました。
 最初の予定では中洲大洋で『ポテチ』を、キャナルシティ博多で『REC3』を観るはずでした。二つの映画館は比較的近いので、ハシゴをするのであればこの二本を観るのが都合がいいのです。

 が、先週体調不良で『テイクシェルター』を観損ねていたので、必然的に前売り券を購入している『テイク~』と『ポテチ』を観ることになりました(『REC3』は前売り券が発売されていない、、、というか鑑賞料金が当日で¥1000なんです。日ごろ映画は高い!!高すぎる!!とお嘆きの方には必見の一本といっていいでしょう。出来は知らんけど。)
 
 それで、休みというのに早起きして、『テイクシェルター』の一回目の上映を観るべく、朝の九時にTジョイ博多のチケット売り場に並び、「九時二十分の回の『テイクシェルター』を一枚」とチケットを購入しようとしたら、受付けのお姉さんが怪訝な顔をして言いました。
「『テイクシェルター』の第一回目の上映は十一時十五分からになっておりますが…」

 うわっ、やられた!!(自分自身に)

 どうも前日上映スケジュールをチェックした時、金曜日の分をチェックしちゃったみたいです。
 どうしようもなかったので、一時間を映画館のロビーで過ごし(十時になるまでは映画館以外はどこも閉まっている)、十時になってからのたのたと動き出しました。

 最初に向かったのは博多駅に隣接するバスセンターの七階にあるゲームセンター。今日はゲーセンには行かないつもりだったのに、、、我ながら意志が弱い。
 ここのゲーセンのUFOキャッチャーは設定が辛い、、、というか最近はどこもそうだけど。
 それでも一台だけ攻略法を見つけ、アホみたいに立て続けに缶入りのチョコレートを四つもゲットしました。


   


 でもこの後そのことを激しく後悔。
 今日の移動手段が基本歩き(&バス、電車)だということをころっと忘れてました。
 一缶だけなら大して重くないんだけど、四缶ともなるとそれなりに重い!
 しかも自分は普段そんなにチョコレートを食べる方じゃないのに。
 この四缶ものチョコレート、どうすりゃいいんだろうね?
 ともかく今日一日四缶のチョコレートを持ち歩いて、めっちゃ疲れました。。。
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